JP3069959B1 - テンター装置 - Google Patents
テンター装置Info
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- JP3069959B1 JP3069959B1 JP11215449A JP21544999A JP3069959B1 JP 3069959 B1 JP3069959 B1 JP 3069959B1 JP 11215449 A JP11215449 A JP 11215449A JP 21544999 A JP21544999 A JP 21544999A JP 3069959 B1 JP3069959 B1 JP 3069959B1
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- rail
- rails
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Abstract
を提供すること。 【課題】 【解決手段】 テンターレール2の一部に、それぞれテ
ンターレール2と同一の横断面形状を備える複数個のレ
ールブロック9を順次縦軸ピン10で軸支して屈折部を
形成し、屈折部の端部に位置するテンターレール2に一
端を固定して直線状態を保ち得る長尺の弾性体11を設
け、弾性体11の遊離部を各縦軸ピン10に設けた溝、
又は各レールブロック9に設けた透孔からなる挿通部1
2に挿通させることで、延伸率を変えるべくテンターレ
ール2,2の間隔を調節するとき、各レールブロック9
が長尺の弾性体11の曲率に応じて移動するため、把持
具3の走行方向に対する各レールブロック9の第1誘導
面4aの傾きが略均等となり、各レールブロック9は共
通の長尺の弾性体11で支えられるため、第2誘導面4
bの高さ位置も揃うため、把持具3の走行が安定する。
Description
きく設定可能としたテンター装置に関する。
ルム等からなる基材Wの側縁部を、その両側に臨むテン
ターレールa(図示するものは一側のテンターレールの
みを示す)の側面に設けた少なくとも第1誘導面b1 と
底面に設けた第2誘導面b2 とからなる誘導部bに案内
される各把持具cに把持させて移動させつつ、前記基材
Wを幅方向に延伸させるテンター装置は知られており、
しかも、該テンター装置において両テンターレールa,
aの間隔を調節することで延伸率を調節可能とすること
も知られている。
ー装置は、両テンターレールの一部に、それぞれテンタ
ーレールa,aと同一の横断面形状を備える複数個のレ
ールブロックdを順次軸支して屈折部eを形成している
に過ぎないため、基材の延伸率を変えるべくテンターレ
ールa,aの間隔を調節すると、各レールブロックdが
個々バラバラに動くため、各レールブロックdの側面に
設けた第1誘導面b1 の把持具cの進行方向に対する傾
き角度がばらばらとなりその修正が難しい。しかも、各
レールブロックdは、軸支部に設けた縦軸ピンfとレー
ルブロックdとの間に生じる隙間によって、第2誘導面
b2 の高さ位置が不揃いと成り勝ちである。これらによ
って従来のテンター装置では、前記誘導部bに案内され
て走行する把持具cの走行が不安定となり易いという不
具合がある。
明は、フィルムその他の基材の側縁部を、その両側に臨
ませたテンターレールに沿って走行する把持具に把持さ
せて移動させつつ、前記基材を幅方向に延伸させるテン
ター装置であって、該テンターレールは、少なくともそ
の側面に設けた平坦な第1誘導面と底面に設けた平坦な
第2誘導面とからなる把持具の誘導部を備え、且つ両テ
ンターレールの間隔を調節することで基材の延伸率を調
節可能としたテンター装置において、両テンターレール
の一部に、それぞれテンターレールと同一の横断面形状
を備える複数個のレールブロックの両端部を順次縦軸ピ
ンで軸支して形成した屈折部を設け、且つ該屈折部の一
側端部に位置するテンターレールに一端を固定して直線
状態に戻り得る長尺の帯板ばねを設け、該帯板ばねの遊
離部を、各レールブロックの縦軸ピンに設けたレールブ
ロックの配設方向に沿う挿通部に、帯板ばねの幅方向を
上下にして挿通させたことで、基材(フイルム等)の延
伸率を変えるべく長尺の帯板ばねの曲率を変えるとこれ
に応じて、各レールブロックの両側の縦軸ピンの位置が
変わる。これに伴って各レールブロックの位置が変わる
ため、各レールブロックの第1誘導面を、全体として該
帯板ばねの曲率方向に沿わせることができ、しかも、各
レールブロックは長尺の各レールブロックの幅方向には
撓わまない共通の帯板ばねに支えられるので、第2誘導
面の高さ位置も揃えることができるため、誘導部に沿っ
て走行する把持具の走行が安定し、基材に良好な延伸を
与えることができる。
の他の基材の側縁部を、その両側に臨ませたテンターレ
ールに沿って走行する把持具に把持させて移動させつ
つ、前記基材を幅方向に延伸させるテンター装置であっ
て、該テンターレールは、少なくともその側面に設けた
平坦な第1誘導面と底面に設けた平坦な第2誘導面とか
らなる把持具の誘導部を備え、且つ両テンターレールの
間隔を調節することで基材の延伸率を調節可能としたテ
ンター装置において、両テンターレールと両屈折部を構
成するレールブロックとは、その両側にそれぞれ把持部
を案内する前記誘導部を備え、各レールブロックは両誘
導部の中間位置で順次軸支し、且つ該屈折部の一側端部
に位置するテンターレールの両側下部に一端を固定し
て、長尺のピアノ線の集合体を設け、各ピアノ線の集合
体の遊離部を、各レールブロックの両側の誘導部の下面
位置に設けたレールブロックの配設方向に沿う挿通部に
挿通させたことで、各レールブロックは、剛性の高いピ
アノ線の集合体によって左右2か所で支えられるので、
第2誘導面の高さ位置をより正確に揃えることができ
る。
する。図で1はテンター装置を示し、該テンター装置1
は、フィルムその他の基材Wの両側に臨ませたテンター
レール2,2と、両テンターレール2,2に沿って走行
する把持具3とを備える。
行する部分をその両端で接続したループ状を呈し、各テ
ンターレール2,2は、少なくともテンターレール2の
側面に設けた第1誘導面4aとテンターレール2の底面
に設けた第2誘導面4bとからなる把持具3の誘導部4
を備え、各テンターレール2,2の両端には、スプロケ
ット5,5を備える。このスプロケット5、5間にチエ
ン6を張設して、該チエン6を両テンターレール2,2
の接近する側の相平行する部分を同方向に走行するよう
に駆動させ、、且つ各チエン6、6に多数の把持具3を
取付け、これに基材Wの両縁部を把持させて、該基材W
を両テンターレール2,2の一端(導入部A)からテン
ターレール2,2の中間に形成される延伸部Bを経て他
端(導出部C)から導出させる。
させるとき、把持具3の把持部3aと反対側が持ち上が
るのを防ぐため、該把持具3の把持部3aと反対側を押
さえる押え片7をテンターレール2に設けた。なお、図
示する把持具3は、基材Wの両縁部を把持するクリップ
としたが、これは基材Wの両縁部を突き刺すピンとして
も良い。
置、即ち導入部A、屈折部の前後位置並びに導出部C位
置に設けた両テンターレール2,2と螺合する螺杆を示
し、該螺杆8は両側のテンターレール2,2と螺合する
部分に互いに反対方向のねじが施されており、螺杆8を
その一端に設けた操作ハンドル8aで回動操作すること
で両テンターレール2,2の間隔を調節できる。
ンターレール2と同一の横断面形状を備える複数個のレ
ールブロック9を順次縦軸ピン10で軸支連結して前記
屈折部を形成させ、該屈折部の端部に位置するテンター
レール2に一端を固定して直線状態に戻り得る長尺の帯
板ばね11を設け、該長尺の帯板ばね11の遊離部を各
縦軸ピン10に設けたその配設方向に沿う挿通部12に
挿通させることで、前記螺杆8を操作して延伸率を変え
るべく、テンターレール2,2の間隔を調節すると、そ
の度合いに応じて長尺の帯板ばね11の曲率が変り、各
レールブロック9は、該長尺の帯板ばね11の曲率の変
化に応じて移動する。
9の前後から上下に重なる連結部9a,9aを突出さ
せ、該連結部9a,9aに設けた縦軸孔に前記縦軸ピン
10を挿着し、該縦軸ピン10の上下に刻設した該縦軸
ピン10の上縁又は下縁に連なる溝12aを前記挿通部
12とし、この上下の挿通部12に、それぞれ長尺の帯
板ばね11を、その幅方向を上下にして挿通させ、該縦
軸ピン10の上下面に当板13、13を当て、該縦軸ピ
ン10に当板13、13をボルト14で締め付け固定す
ることで、該帯板ばね11の上下方向の移動を阻止し、
該帯板ばね11の幅方向の端縁をレールブロック9の連
結部9a,9aの上下面に当接させるようにした。かく
するときは、基材(フイルム等)の延伸率を変えるべく
長尺の帯板ばねの曲率を変えるとこれに応じて、各レー
ルブロックの両側の縦軸ピンの位置が変わる。これに伴
って各レールブロックの位置が変わるため、各レールブ
ロックの第1誘導面を、全体として該帯板ばねの曲率方
向に沿わせることができ、しかも、各レールブロック9
は、幅方向には撓わまない共通の帯板ばねによって支え
られるため、第2誘導面4bの高さ位置を正確に揃える
ことができる。
は、剛性を高めるために、数枚を厚み方向に重ねて使用
する。この場合、数枚の帯板ばね同士は、屈折部の端部
に位置するテンターレール2への固定端のみで連結固定
し、その他の部分は単に重ねるのみとすることで、帯板
ばねが屈曲するとき、各帯板ばねは他の帯板ばねの影響
を受けないで曲るので、螺杆8を操作するとき大きな力
を必要としない。なお、上記実施の形態では、縦軸ピン
10の上下に挿通部12を設けたが、該挿通部12の一
方を省略してそのいずれか一方とすることもできる。こ
の場合省略した側は、縦軸ピン10の端面を連結部9a
と同一面とし当板13を該縦軸ピン10の端面と連結部
9aとに当接させて、連結部9aを当板13に支承させ
る。なお、上述する実施の形態では、縦軸ピン10を連
結部9a,9aの上下端面から突出させて縦軸ピン10
のみに挿通部12を設けたが、縦軸ピン10を連結部9
a,9aの上下面から突出させることなく、縦軸ピン1
0と連結部9a,9aの両方に挿通部12を設けるよう
にしても良い。
レール2,2と、屈折部を構成するレールブロック9を
前述した実施の形態と同様に、両側にそれぞれ把持具3
を案内する誘導部4、4を備え、各レールブロック2、
2は両誘導部4、4の中間位置で順次軸支し、各レール
ブロック9の両側の誘導部4、4の下面位置にピアノ線
の集合体11を挿通する挿通部12を設けた。該挿通部
12は、レールブロック9の配設方向に沿う透孔とし
た。なお、その他の構成は上記した実施の形態と特に変
わるところはない。
は、基材の延伸率を変えるべく長尺の帯板ばねの曲率を
変えるとこれに応じて、各レールブロックの両側の縦軸
ピンの位置が変わり、これに伴って各レールブロックの
位置が変わるため、各レールブロックの第1誘導面を、
全体として該帯板ばねの曲率方向に沿わせることがで
き、しかも、各レールブロックは長尺の各レールブロッ
クの幅方向には撓わまない共通の帯板ばねに支えられる
ので、第2誘導面の高さ位置も揃えることができるた
め、誘導部に沿って走行する把持具の走行が安定し、基
材に良好な延伸を与えることができる。
各レールブロックは、剛性の高いピアノ線の集合体によ
って左右2か所で支えられるので、第2誘導面の高さ位
置をより正確に揃えることができる。
把持具 4 誘導部 8 螺杆 9
レールブロック 10 縦軸ピン 11 帯板ばね 12
挿通部
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルムその他の基材の側縁部を、その
両側に臨ませたテンターレールに沿って走行する把持具
に把持させて移動させつつ、前記基材を幅方向に延伸さ
せるテンター装置であって、該テンターレールは、少な
くともその側面に設けた平坦な第1誘導面と底面に設け
た平坦な第2誘導面とからなる把持具の誘導部を備え、
且つ両テンターレールの間隔を調節することで基材の延
伸率を調節可能としたテンター装置において、両テンタ
ーレールの一部に、それぞれテンターレールと同一の横
断面形状を備える複数個のレールブロックの両端部を順
次縦軸ピンで軸支して形成した屈折部を設け、且つ該屈
折部の一側端部に位置するテンターレールに一端を固定
して直線状態に戻り得る長尺の帯板ばねを設け、該帯板
ばねの遊離部を、各レールブロックの縦軸ピンに設けた
レールブロックの配設方向に沿う挿通部に、帯板ばねの
幅方向を上下にして挿通させたことを特徴とするテンタ
ー装置。 - 【請求項2】 フィルムその他の基材の側縁部を、その
両側に臨ませたテンターレールに沿って走行する把持具
に把持させて移動させつつ、前記基材を幅方向に延伸さ
せるテンター装置であって、該テンターレールは、少な
くともその側面に設けた平坦な第1誘導面と底面に設け
た平坦な第2誘導面とからなる把持具の誘導部を備え、
且つ両テンターレールの間隔を調節することで基材の延
伸率を調節可能としたテンター装置において、両テンタ
ーレールと両屈折部を構成するレールブロックとは、そ
の両側にそれぞれ把持部を案内する前記誘導部を備え、
各レールブロックは両誘導部の中間位置で順次軸支し、
且つ該屈折部の一側端部に位置するテンターレール両側
下部に一端を固定して、長尺のピアノ線の集合体を設
け、各ピアノ線の集合体の遊離部を、各レールブロック
の両側の誘導部の下面位置に設けたレールブロックの配
設方向に沿う挿通部に挿通させたことを特徴とするテン
ター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11215449A JP3069959B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | テンター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11215449A JP3069959B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | テンター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069959B1 true JP3069959B1 (ja) | 2000-07-24 |
JP2001038802A JP2001038802A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16672557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11215449A Expired - Fee Related JP3069959B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | テンター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069959B1 (ja) |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP11215449A patent/JP3069959B1/ja not_active Expired - Fee Related
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