JP3069899U - 愛玩動物用遊戯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 愛玩用動物のストレスを解消でき、安価でコ
ンパクトに収納できる愛玩動物用遊戯器を開発する。 【解決手段】 紙、ダンボールあるいはプラスチック等
のシート１を素材とし、該シートで正方形箱状や長方形
箱状等の矩形中空箱体Ｘ，Ｙを組み立て可能に形成し、
該箱体の一面または複数面に、それぞれ通行穴２を形成
し、該通行穴の周囲に、他の矩形中空箱体を連結する連
結部３ａ，３ｂを複数設け、他の箱体の一または複数個
と水平方向および垂直方向に連結することを特徴とする
愛玩動物用遊戯器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、愛玩動物用遊戯器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、猫、犬等の愛玩動物は、家庭で飼われており、運動不足のため、あるい は、単調な生活のため、ストレスが溜まり、一種のノイローゼ状態で毛が抜けた り、場合によっては胃潰瘍を患うこともある。

【０００３】 また、留守がちで充分な運動をさせることができない場合もあり、これらを解 消させる遊戯器の開発が期待されていた。しかし、近年の住宅は狭いため、不要 時にはコンパクトに収納でき、しかも、安価なものが望まれている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、上記の各要望を満足できる愛玩動物用遊戯器を開発する ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

その具体的な手段としては、紙、ダンボールあるいはプラスチック等のシート を素材とし、該シートで正方形箱状や長方形箱状等の矩形中空箱体を組み立て可 能に形成し、該箱体の一面または複数面に、それぞれ通行穴を形成し、該通行穴 の周囲に、他の矩形中空箱体を連結する連結部を複数設け、他の箱体の一または 複数個と水平方向および垂直方向に連結することを特徴とする愛玩動物用遊戯器 から構成されたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図１および図２に従って説明すると、先ず、正方形箱状 の中空箱体（Ｘ）について述べると、紙、ダンボール、プラスチック等のシート を素材とし、該シート（１）で矩形中空箱体を組み立て可能に形成し、該箱体の 一面または複数面に、それぞれ通行穴（２）を形成し、該通行穴の周囲に、他の 矩形中空箱体を連結する連結部（３ａ）（３ｂ）を複数設け、他の箱体の一また は複数個と水平方向および垂直方向に連結することを特徴とする愛玩動物用遊戯 器から構成されたものである。尚、（４）は、箱体を強固に形成するための補強 余片である。

【０００７】 また、この考案の他の実施の形態を図３および図４に従って説明すると、長方 形箱状の中空箱体（Ｙ）について述べると、紙、ダンボール、あるいはプラスチ ック等のシートを素材とし、該シート（１）で矩形中空箱体を組み立て可能に形 成し、該箱体の一面または複数面に、それぞれ通行穴（２）を形成し、該通行穴 （２）の周囲に、他の矩形中空箱体を連結する連結部（３ａ）（３ｂ）を複数設 け、他の箱体の一個または複数個と水平方向および垂直方向に連結することを特 徴とする愛玩動物用遊戯器から構成されたものである。尚、（４）は、箱体を強 固に形成するための補強余片である。

【０００８】 尚、通行穴（２）の形状は、図においては円形のものを示したが、楕円であっ ても、多角形であってもよく、愛玩動物が通過できる形状であれば特に限定はし ない。

【０００９】 さらに、連結部は、二種類あって、一方に全体の形状がコ字状の穴を有する連 結部（３ａ）と、突起状の凸部を形成した連結部（３ｂ）とがあり、これら連結 部（３ａ）（３ｂ）は、対の関係にあり、連結部（３ｂ）の突起状の凸部の両片 を折り曲げてコ字状に形成し、該コ字状に折り曲げた状態で、連結部（３ａ）の コ字状の穴に差し込み、差し込んだ後、突起状の凸部の両端を拡げて固定するも のである。

【００１０】 また、中空箱体（Ｘ），（Ｙ）は、補強のため、所定の箇所に余片（５ａ）を 設けており、該余片（５ａ）の中央に挿入溝（５ｂ）を設けており、該挿入溝の 中央部には小舌片（５ｃ）を設けており、前記余片（５ａ）と相対向する箇所に は、舌片（６ａ）を設け、該舌片の中央部には前記小舌片（５ｃ）を差し込む小 挿入溝（６ｂ）を設けている。

【００１１】 さらに、中空箱体（Ｘ），（Ｙ）の一縁部に、余片（７ａ）を設け、該余片に 挿入溝（７ｂ）を設け、該余片（７ａ）と対になる縁部には大舌片（８）を設け 、堅牢に固定するよう構成されている。

【００１２】 そして、これらの連結部（３）の具体的な手段は、上記手段に限定するもので はなく、補助的にガムテープ等で貼着してもよく、その手段は特定しないもので ある。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によると、組み立てられた筒体内を移動することにより、遊戯器とな り、また、複雑に組み立てることにより、さらに、気分転換になり、ストレス等 が溜まらず、また、簡単に組み立てたり、解けば、一枚のシートとなり、保管に 便利であり、また、順次、複数個を連結して組み立てることにより、飽きのこな い知育遊戯器となり、しかも、安価に製造できる等極めて有益なる効果を奏する ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示し、（ａ）は、この考
案の斜視図、（ｂ）は、この考案の展開図である。

【図２】この考案の他の実施例を示し、（ａ）は、この
考案の斜視図、（ｂ）は、この考案の展開図である。

【図３】この考案の連結部の組み立てた状態を示す一部
欠截斜視図である。

【図４】（ａ）、（ｂ）ともに、この考案の組み立てた
状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ シート ２ 通行穴 ３ａ 連結部 ３ｂ 連結部 ４ 補強余片 ５ａ 余片 ５ｂ 挿入溝 ５ｃ 小舌片 ６ａ 舌片 ６ｂ 小挿入溝 ７ａ 余片 ７ｂ 挿入溝 ８ 大舌片 Ｘ 正方形箱状の中空箱体 Ｙ 長方形箱状の中空箱体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙、ダンボールあるいはプラスチック等
   のシートを素材とし、該シートで正方形箱状や長方形箱
   状等の矩形中空箱体を組み立て可能に形成し、該箱体の
   一面または複数面に、それぞれ通行穴を形成し、該通行
   穴の周囲に、他の矩形中空箱体を連結する連結部を複数
   設け、他の箱体の一または複数個と水平方向および垂直
   方向に連結することを特徴とする愛玩動物用遊戯器。