JP3069848B2 - 除電器の性能検査装置 - Google Patents
除電器の性能検査装置Info
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Description
各種の機器に設置されている除電器の性能を設置したま
まの状態で検査できる除電器の性能検査装置に関する。
に、除電器Aに対して一定の間隔(測定距離)dをおい
て帯電板Bを対向させ、この帯電板Bに直流高電圧を印
加すると、除電器Aが生成する正負のイオンが帯電板B
に到達して電流Iが流れるので、この電流Iを測定し、
その測定データから除電器Aの性能を推定している。
では、測定距離dは50mm、帯電板Bへの印加電圧は
DC−5KVで、流れる電流は0.1μA/cm以上の
性能を要求している。図2は、この指針に基づいて4種
類の除電器について測定した測定結果で、帯電板への印
加電圧5KVで約0.25μmの電流が流れていること
が分かる。
いない新品のときのものであり、除電器を長時間使用し
た場合、図3に示すように、有効除電電流は時間の経過
とともに減少する傾向にある。例えば、同図において除
電器Aの場合、新品のときには0.2μA/cm以上で
あったものが、1700時間で0.1μA/cm以下に
低下している。
の汚れにより大きく変化し、現場の状況等により性能劣
化の程度は大きく異なっており、除電器を一つ一つ個別
に検査しなければ、現時点での除電性能は正確に把握で
きない。
が機器に組み込まれている場合、設置されたままの状態
で除電器の性能を検査できる適切な検査装置が従来には
なく、除電器を機器から外して検査しなければならない
ことも多かったので、手間がかかることから、定期点検
等を怠り、除電性能が許容値以下に低下してしまってい
る除電器をそのまま継続使用するようなことがあった。
ままの状態で簡単に検査できる簡便な携帯型の性能検査
装置を提供することにある。
能検査装置は、プラス側及びマイナス側の帯電板を、携
帯できる本体ケース内において、プリント基板上に金属
箔により互いに離して形成し、該本体ケースの外面に、
プラス側及びマイナス側の帯電板にそれぞれ対向するプ
ラス側及びマイナス側の検出窓を設けている。また本体
ケース内に、高周波トランスと、この高周波トランスの
一次側に接続されて直流電源により発振する高周波発振
回路と、高周波トランスの二次側とプラス側帯電板との
間に接続されたプラス側倍電圧整流回路と、高周波トラ
ンスの二次側とマイナス側帯電板との間に接続されたマ
イナス側倍電圧整流回路と、プラス側帯電板に流れる電
流を検出するため該帯電板に接続されたプラス側電流検
出回路と、マイナス側帯電板に流れる電流を検出するた
め該帯電板に接続されたマイナス側電流検出回路とを内
蔵している。更に、プラス側電流検出回路の検出電流の
大きさを指示するプラス側インジケータ、及びマイナス
側電流検出回路の検出電流の大きさを指示するマイナス
側インジケータを本体ケースの外面に設けている。
高周波発振させて高周波の電圧としてから、高周波トラ
ンスで高周波の状態で昇圧し、更に倍電圧整流回路でプ
ラス・マイナスに分けて増幅するとともに、整流するの
で、低電圧の直流電源でも、また小型の高周波トランス
を用いても、プラス及びマイナスの高電圧が効率的に得
られる。そして、除電器からのイオンによりプラス側及
びマイナス側の帯電板に電流が流れて検出されると、そ
の電流の大きさがインジケータによりプラス・マイナス
別々に指示される。
ジケータとして発光ダイオードを用い、その発光色又は
明るさで電流の大きさを表示することができる。
に基づいて詳述する。
能検査装置の外観形状を示す。この装置は、片手で把持
できる大きさの本体ケース1内に、図10に示すような
電気回路と電源である電池を内蔵した単品構造で、携帯
できるようになっている。本体ケース1には、その前後
に貫通する円形孔であるプラス用とマイナス用の一対の
検出窓2・3が、左右に所定の間隔をおいて設けられ、
また本体ケース1の一側面には電源スイッチ4、他側面
には、プラス側及びマイナス側それぞれのインジケータ
となるプラス側発光ダイオード5及びマイナス側発光ダ
イオード6がそれぞれ設けられ、更に底面には、アース
用コネクタ7が設けられている。
ス用とマイナス用の検出窓2・3にそれぞれ対向して、
プラス側の帯電板8とマイナス側の帯電板9とが左右に
所定の間隔をおいて配置されている。すなわち、これら
帯電板8・9は、本体ケース1内において、図11に示
すように金属箔により同じプリント基板10上に互いに
離して形成されている。
する。この回路は、例えば9Vの電池を電源とし、その
電圧をプラス5Vとマイナス5Vに変換するDC−DC
コンバータ11と、高周波トランス12と、その一次側
に接続されてDC−DCコンバータ11からのプラス5
Vを電源として高周波発振する自励発振回路13と、高
周波トランス12の二次側に並列接続されてプラス直流
高電圧、マイナス直流高電圧をそれぞれ生成するプラス
側及びマイナス側の倍電圧整流回路14・15と、プラ
ス側帯電板8とマイナス側帯電板9にそれぞれ接続され
て、それぞれに流れる電流を検出し増幅するプラス側及
びマイナス側の電流検出回路16・17と、これら電流
検出回路16・17で検出された電流を規定値と比較す
るプラス側及びマイナス側の比較回路18・19と、そ
の比較結果の出力でプラス側発光ダイオード5及びマイ
ナス側発光ダイオード6をそれぞれ駆動するプラス側と
マイナス側のダイオード駆動回路20・21とで構成さ
れている。
14・15の出力端は、それぞれ電流制限抵抗22・2
3を介してプラス・マイナス別々に帯電板8・9に接続
され、電源スイッチ4をオンにすると、プラス側帯電板
8にはプラス直流高電圧、マイナス帯電板9にはマイナ
ス直流高電圧がそれぞれ印加される。
流検出回路16・17で検出された電流の大きさを、比
較回路18・19でそれぞれ3段階に分けて3色で色分
け表示するために、プラス側・マイナス側それぞれの発
光ダイオード5・6として、赤色ダイオードと緑色ダイ
オードとを組にしたものを使用している。すなわち、プ
ラス側・マイナス側それぞれにおいて、緑色ダイオード
のみが点灯して緑色の発光色となる場合と、赤色ダイオ
ードと緑色ダイオードの両方が点灯して橙色の発光色と
なる場合と、赤色ダイオードのみが点灯して赤色の発光
色となる場合の3段階に分けている。
ース1を持ってその検出窓2・3を図6に示すように除
電器Aの電極aに向け(検出窓2・3は貫通しているの
で、前後どちら向きでもよい)、電源スイッチ4をオン
にする。この場合、アース用コネクタ7にアース線等を
接続してアースしておく。
が本体ケース1内のプラス・マイナスの帯電板8・9に
到達すると、これら帯電板8・9に除電器Aの除電電流
に応じた電流が流れ、電流検出回路16・17で検出さ
れて比較回路18・19で比較される。除電に必要な有
効除電電流0.1μA/cmを基準とすると、本例の場
合、0.1μA/cmを越えているときは緑色ダイオー
ドのみを点灯させて、緑色の発光色で除電性能が基準を
満たしていることを知らせ、約0.1μA/cmのとき
は赤色ダイオードと緑色ダイオードの両方を点灯させて
橙色の発光色で注意を促し、0.1μA/cm未満のと
きは赤色ダイオードのみ点灯させて赤色の発光色で警告
する。
発光色の異なる発光ダイオードを用い、発光色で電流の
大小を示したが、明るさの大小で示してもよく、液晶セ
グメントを多段階に配列したものや、アナログ式の電流
計等を用いてもよい。また、高周波トランス及びその一
次側の自励発振回路はプラス・マイナス別々のものを用
意してもよい。更に、図10の回路構成では、電流増幅
及び比較信号出力のためのオペアンプを使用したことか
ら、DC−DCコンバータ11を用いてプラス5Vとマ
イナス5Vの電圧を発生させているが、このような回路
構成に限られるものではない。
ラス側及びマイナス側の帯電板を、携帯できる本体ケー
ス内において、プリント基板上に金属箔により互いに離
して形成し、該本体ケースの外面に、前記プラス側及び
マイナス側の帯電板にそれぞれ対向するプラス側及びマ
イナス側の検出窓を設け、そして直流電源により高周波
発振させて高周波の電圧としてから、高周波トランスで
高周波の状態で昇圧し、更に倍電圧整流回路でプラス・
マイナスに分けて増幅するとともに、整流してプラス側
及びマイナス側の帯電板に印加するので、低電圧の直流
電源でも、また小型の高周波トランスを用いても、プラ
ス及びマイナスの高電圧が効率的に得られるので、小型
化して携帯型とすることができる。また、除電器の除電
電流の大きさをプラス・マイナス別々に指示することが
できる。
大小を、発光ダイオードの発光色又は明るさで視認しや
すく表示できる。
る。
である。
グラフである。
ト基板上に形成した例を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】プラス側及びマイナス側の帯電板を、携帯
できる本体ケース内において、プリント基板上に金属箔
により互いに離して形成し、 該本体ケースの外面に、前記プラス側及びマイナス側の
帯電板にそれぞれ対向するプラス側及びマイナス側の検
出窓を設け、 また本体ケース内に、高周波トランスと、この高周波ト
ランスの一次側に接続されて直流電源により発振する高
周波発振回路と、高周波トランスの二次側と前記プラス
側帯電板との間に接続されたプラス側倍電圧整流回路
と、高周波トランスの二次側と前記マイナス側帯電板と
の間に接続されたマイナス側倍電圧整流回路と、プラス
側帯電板に流れる電流を検出するため該帯電板に接続さ
れたプラス側電流検出回路と、マイナス側帯電板に流れ
る電流を検出するため該帯電板に接続されたマイナス側
電流検出回路とを内蔵し、 前記プラス側電流検出回路の検出電流の大きさを指示す
るプラス側インジケータ、及びマイナス側電流検出回路
の検出電流の大きさを指示するマイナス側インジケータ
を本体ケースの外面に設けたことを特徴とする、 除電器の性能検査装置。 - 【請求項2】プラス側インジケータ及びマイナス側イン
ジケータが発光ダイオードで、その発光色又は明るさで
電流の大きさを表示することを特徴とする、請求項1記
載の除電器の性能検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277154A JP3069848B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 除電器の性能検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277154A JP3069848B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 除電器の性能検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11118861A JPH11118861A (ja) | 1999-04-30 |
JP3069848B2 true JP3069848B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17579561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277154A Expired - Fee Related JP3069848B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 除電器の性能検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3069848B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4736215B2 (ja) * | 2001-03-27 | 2011-07-27 | 東レ株式会社 | 放電器の性能測定装置 |
JP4773395B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2011-09-14 | 春日電機株式会社 | 除電性能検知器 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9277154A patent/JP3069848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
田畠泰幸、八木新治著、「除電器の性能とその使用法」、安全工学、安全工学協会発行、1981年、Vol.20、No.6、p.362−367 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11118861A (ja) | 1999-04-30 |
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