JP3069759B2 - 静電高電圧発生装置 - Google Patents

静電高電圧発生装置

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JP3069759B2
JP3069759B2 JP5205238A JP20523893A JP3069759B2 JP 3069759 B2 JP3069759 B2 JP 3069759B2 JP 5205238 A JP5205238 A JP 5205238A JP 20523893 A JP20523893 A JP 20523893A JP 3069759 B2 JP3069759 B2 JP 3069759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電高電圧発生装置に係
り、特に静電加速器の高電圧電極に静電圧を印加する静
電高電圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電高電圧発生装置とし
て、特開昭62−7378号公報に開示されたものがあ
る。この静電高電圧発生装置は、回転する円盤を備え、
該円盤の周縁には多数の導電性ペレットが所定の間隔で
固着されている。これらの導電性ペレットの周囲には、
第1、第2、第3、第4のインダクタが所定の間隔で配
置され、各インダクタに設けられた第1、第2、第3、
第4の導電性ローラが前記導電性ペレットに当接されて
いる。また、前記第1、第4のインダクタは接地側に、
第2、第3のインダクタは静電加速器の高電圧電極側に
それぞれ配置されている。
【0003】この静電高電圧発生装置で高電圧を発生さ
せる場合、先ず、円盤を回転させると共に、第1の導電
性ローラに正の電圧を印加して第1のローラに順次接触
する導電性ペレットに正電荷を誘起させる。この正電荷
は、導電性ペレットと共に円盤の回転方向に移動し、第
2の導電性ローラを介して前記高電圧電極に移送され
る。
【0004】一方、第1の導電性ローラに正電圧を印加
すると同時に、第3の導電性ローラに前記高電圧電極か
ら負電圧が印加するので、第3の導電性ローラを介して
導電性ペレットに負電荷が誘起される。この負電荷は、
導電性ペレットと共に円盤の回転方向に移動して、第4
の導電性ローラを介して接地される。従って、導電性ペ
レットを介して流れる電流は、導電性ペレットの移動方
向に対して反対方向に、即ち、接地側から高電圧電極側
に流れる。
【0005】前記静電高電圧発生装置の導電性ペレット
は、正電荷、負電荷を乗せて移動するので金属製部材で
形成される。また、前記第1乃至第4の導電性ローラ
は、金属製部材、又は導電性ゴムで形成されると共に、
前記導電性ペレットの移動に合わせて回転できるように
各インダクタに回転自在に支持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静電高電圧発生装置は、導電性ローラが導電性ペレット
の振れや、導電性ローラの回転中心に対する偏心によっ
て摩耗し、導電性ローラと導電性ペレットとに接点不良
が発生するという欠点がある。本発明は、このような事
情に鑑みてなされたもので、導電性ローラの摩耗による
導電性ローラと導電性ペレットとの接点不良を防止する
静電高電圧発生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、絶縁性部材で形成された円盤の周縁に多数
の導電性ペレットが所定間隔で固着された電荷搬送ユニ
ットと、該電荷搬送ユニットを回転させるモータと、回
転中の電荷搬送ユニットの導電性ペレットに正電荷を帯
電させる第1のインダクタと、導電性ペレットに帯電さ
れた前記正電荷を高電圧電極に移送する第2のインダク
タと、導電性ペレットに負電荷を帯電させる第3のイン
ダクタと、導電性ペレットに帯電された前記負電荷を接
地する第4のインダクタと、を備え、前記第1、第2、
第3、第4の各インダクタと導電性ペレットが、各イン
ダクタに回転自在に取り付けられた導電性ローラによっ
て接続された静電高電圧発生装置に於いて、前記導電性
ローラは、前記導電性ペレットに所定の押圧力で当接す
るように付勢部材を介して前記各インダクタに支持され
ていると共に、前記付勢部材には初期押圧力設定機構が
設けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、導電性ローラは、付勢部材の
付勢力によって導電性ペレットの振れや導電性ローラの
偏心に対応して移動しながら回転する。即ち、導電性ロ
ーラが使用により摩耗しても、導電性ローラは付勢部材
の付勢力によって導電性ペレットに押圧されるので、導
電性ローラと導電性ペレットとの接点不良を防止でき
る。また、前記付勢部材に初期押圧力設定機構を設ける
ことにより、導電性ローラと導電性ペレットに対する初
期押圧力を所定の値に設定できる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る静電高電
圧発生装置の好ましい実施例を詳説する。図1は本発明
に係る静電高電圧発生装置10の構造を示す斜視図であ
る。静電高電圧発生装置10は、下部に駆動モータ12
を備え、この駆動モータ12によって荷電搬送ユニット
14、16を矢印Y方向に回転させる。そして、駆動モ
ータ12の回転と同時に、後述する帯電用接地側インダ
クタ18の導電性ローラ20から荷電搬送ユニット14
の絶縁円盤22の周縁に固着された導電性ペレット2
4、24…に正電荷を順次帯電させる。
【0010】前記正電荷は、回転移動する前記導電性ペ
レット24、24…によって順次搬送され、第1の荷電
搬送転路用インダクタ26の導電性ローラ28に受け取
られたのち、ケーブル30を介して第2の荷電搬送転路
用インダクタ32の導電性ローラ34から荷電搬送ユニ
ット16の絶縁円盤の36の周縁に固着された導電性ペ
レット38、38…に帯電される。導電性ペレット3
8、38…に帯電された前記正電荷は、回転移動する前
記導電性ペレット38、38…によって順次搬送されて
高電圧インダクタ40の導電性ローラ42に受け取られ
たのち、図示しない静電加速器の高電圧電極44に蓄え
られる。
【0011】また、高電圧電極44に設置した負電荷帯
電用インダクタ46の導電性ローラ48から荷電搬送ユ
ニット16の前記導電性ペレット38、38…に負電荷
を帯電させる。この負電荷は、回転移動する前記導電性
ペレット38、38…によって順次搬送されて、第3の
荷電搬送転路用インダクタ50の導電性ローラ52に受
け取られたのち、ケーブル54を介して第4の荷電搬送
転路用インダクタ56の導電性ローラ58から下段荷電
搬送ユニット14の導電性ペレット24、24…に帯電
される。導電性ペレット24、24…に帯電された前記
負電荷は、回転移動する前記導電性ペレット24、24
…によって順次搬送され、接地側集電用インダクタ60
の導電性ローラ62を介して接地される。
【0012】これによって、前記高電圧電極44には、
荷電搬送ユニット14、16で各々得られる高電圧Eの
倍電圧2Eが印加される。図2は前記各インダクタ1
8、26、32、40、46、50、56、60の第1
実施例を示す平面図、図3はその正面図である。尚、前
記インダクタ18、26、32、40、46、50、5
6、60は同一の構造を有しているので、本実施例では
帯電用接地側インダクタ18の構造のみを示し、他のイ
ンダクタ26、32、40、46、50、56、60に
ついてはその説明を省略する。
【0013】前記インダクタ18は下部に絶縁ベース6
4を有し、この絶縁ベース64上には、導電ベース66
が絶縁ワッシャ68、68を介してビス70、70によ
り固定されている。前記導電ベース66上にはピン72
が植設され、このピン72に軸受74を介して可動ベー
ス76が回動自在に取り付けられる。前記可動ベース7
6の略中央部にはローラ支持ピン78が植設され、この
ローラ支持ピン78には前述した導電性ローラ20が軸
受80と一対のフランジ82、82を介して回動自在に
支持されている。従って、前記導電性ローラ20は、可
動ベース76と共に前記ピン72を支点として時計回り
方向、及び反時計回り方向に回動自在となっている。
【0014】前記可動ベース76の図2中下端部にはピ
ン84が植設される。このピン84には、スプリング8
6の左端部が係止され、また、スプリング86の右端部
は前記導電ベース66上に植設されたピン88に係止さ
れている。これにより、前記可動ベース76は、スプリ
ング86の矢印P方向の付勢力によって反時計回り方向
に回動するように付勢されるので、前記導電性ローラ2
0は導電性ペレット24に所定の押圧力で当接される。
【0015】このように構成されたインダクタ18の第
1実施例によれば、前記導電性ローラ20は、スプリン
グ86の付勢力により導電性ペレット24、24…の振
れや、導電性ローラ20の偏心に対応してピン72を支
点として時計回り方向、又は、反時計回り方向に移動し
ながら回転する。即ち、導電性ペレット24、24…の
振れや、導電性ローラ20の偏心は、スプリング86の
付勢力によって吸収される。
【0016】これにより、第1実施例のインダクタ18
によれば、導電性ローラ20が使用により摩耗しても、
導電性ローラ20はスプリング86の付勢力で導電性ペ
レット24に押圧されているので、導電性ローラ20と
導電性ペレット24とに接触不良は発生しない。図4に
は、前記スプリング86による導電性ローラ20の導電
性ペレット24に対する初期押圧力設定機構が示され
る。
【0017】同図によれば、スプリング86の右端部を
ボルト90の頭部に固着し、そして、このボルト90を
導電ベース66上に立設されたナット部92のネジ孔9
4に締め込む。即ち、ボルト90の締め込み量を調節す
ることにより、スプリング86のバネ力を増減すること
ができるので、導電性ローラ20の導電性ペレット24
に対する初期押圧力を所定の値に設定できる。
【0018】図5は前記インダクタ18の第2実施例を
示す平面図、図6はその正面図であり、図2、図3で示
した第1実施例と同一、若しくは類似の部材については
同一の符号を付して説明する。前記インダクタ18の導
電ベース66上には、リニアベアリング96のガイドレ
ール98が荷電搬送ユニット14の径方向に向けて配設
される。前記リニアベアリング96上には、可動ベース
100がリニアベアリング96に沿って摺動移動可能に
配置される。前記可動ベース100の略中央部にはロー
ラ支持ピン78が植設され、このローラ支持ピン78に
は導電性ローラ20が軸受80と一対のフランジ82、
82を介して回動自在に支持されている。また、この可
動ベース100は、その両側の突出部102、102と
導電ベース66上に固定された固定板104との間に配
置されたスプリング106、106によって荷電搬送ユ
ニット14の径方向(矢印P)に付勢されている。従っ
て、前記導電性ローラ20は、前記スプリング106、
106の付勢力によって導電性ペレット24に所定の押
圧力で当接される。
【0019】このように構成されたインダクタ18の第
2実施例によれば、前記導電性ローラ20は、スプリン
グ106、106の付勢力により導電性ペレット24、
24…の振れや、導電性ローラ20の偏心に対応してリ
ニアベアリング96に沿って、即ち、荷電搬送ユニット
14に対して進退移動しながら回転する。これにより、
導電性ペレット24、24…の振れや、導電性ローラ2
0の偏心は、スプリング106、106の付勢力によっ
て吸収される。
【0020】従って、第2実施例のインダクタ18によ
れば、第1実施例と同様に、導電性ローラ20が使用に
より摩耗しても、導電性ローラ20と導電性ペレット2
4とに接触不良は発生しない。また、本実施例で説明し
たインダクタ18を使用することにより、導電性ローラ
20の早期摩耗も防止できるので、静電高電圧発生装置
のメンテナンス作業工数を大幅に削減できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る静電高
電圧発生装置によれば、導電性ローラが使用により摩耗
しても、導電性ローラは付勢部材の付勢力で導電性ペレ
ットに押圧されているので、導電性ローラと導電性ペレ
ットとの接触不良を防止することができる。また、前記
付勢部材に初期押圧力設定機構を設けることにより、導
電性ローラと導電性ペレットに対する初期押圧力を所定
の値に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電高電圧発生装置の概略全体図
【図2】本発明に係る静電高電圧発生装置に適用された
インダクタの第1実施例を示す平面図
【図3】図2に示したインダクタの正面図
【図4】インダクタの初期押圧力調整機構の拡大図
【図5】本発明に係る静電高電圧発生装置に適用された
インダクタの第2実施例を示す平面図
【図6】図5に示したインダクタの正面図
【符号の説明】
10…静電高電圧発生装置 14、16…荷電搬送ユニット 18、26、32、40、46、50、56、60…イ
ンダクタ 20、28、34、42、48、52、58、62…導
電性ローラ 24…導電性ペレット 44…高電圧電極 64…絶縁ベース 66…導電ベース 72…ピン 76、100…可動ベース 86、106…スプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性部材で形成された円盤の周縁に多
    数の導電性ペレットが所定間隔で固着された電荷搬送ユ
    ニットと、該電荷搬送ユニットを回転させるモータと、
    回転中の電荷搬送ユニットの導電性ペレットに正電荷を
    帯電させる第1のインダクタと、導電性ペレットに帯電
    された前記正電荷を高電圧電極に移送する第2のインダ
    クタと、導電性ペレットに負電荷を帯電させる第3のイ
    ンダクタと、導電性ペレットに帯電された前記負電荷を
    接地する第4のインダクタと、を備え、前記第1、第
    2、第3、第4の各インダクタと導電性ペレットが、各
    インダクタに回転自在に取り付けられた導電性ローラに
    よって接続された静電高電圧発生装置に於いて、 前記導電性ローラは、前記導電性ペレットに所定の押圧
    力で当接するように付勢部材を介して前記各インダクタ
    に支持されていると共に、前記付勢部材には初期押圧力
    設定機構が設けられていることを特徴とする静電高電圧
    発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2456781C1 (ru) * 2010-12-27 2012-07-20 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Самарский государственный аэрокосмический университет имени академика С.П. Королева (национальный исследовательский университет)" (СГАУ) Циклический ускоритель пылевых заряженных частиц

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2456781C1 (ru) * 2010-12-27 2012-07-20 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Самарский государственный аэрокосмический университет имени академика С.П. Королева (национальный исследовательский университет)" (СГАУ) Циклический ускоритель пылевых заряженных частиц

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