JP3069703B1 - 光分岐方法 - Google Patents

光分岐方法

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JP3069703B1
JP3069703B1 JP11333411A JP33341199A JP3069703B1 JP 3069703 B1 JP3069703 B1 JP 3069703B1 JP 11333411 A JP11333411 A JP 11333411A JP 33341199 A JP33341199 A JP 33341199A JP 3069703 B1 JP3069703 B1 JP 3069703B1
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Abstract

【要約】 【課題】 1本のレーザビームを簡単な構成の下で平行
かつ等しい光強度の複数ビームに分岐することができ、
しかもそのアライメントを容易に行うことができるよう
にする。 【解決手段】 この発明の光分岐方法は、互いに平行に
配置した光反射面1と光分岐面2とからなる一組を、レ
ーザビームL0の投射方向に対して傾けて配置し、レー
ザビームL0を後段側の光分岐面2の第1地点P1に投
射したときの透過ビームL1を第1ビームとするととも
にその第1地点P1での反射ビームを光反射面2で全反
射させて光分岐面2の第2地点P2に投射し、この投射
と反射を第N地点まで繰り返し行わせてN本の透過ビー
ムに分岐するとともに、光分岐面2の各地点での反射率
Riを次式(1) 【数1】で表される反射率とする、ことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザビームを
複数ビームに分岐する光分岐方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1本のレーザビームを複数ビームに分岐
し、その複数ビームを空間伝送し光通信に使用する場
合、受信強度を安定させるために大気のゆらぎを考慮
し、各ビームを数cm以上離して伝送する必要がある。
【0003】この場合、1本のレーザビームを、平行か
つ光強度の等しい複数のレーザビームに分岐するが、そ
の分岐方法には、(1)1本のハイパワーのレーザビー
ムを光学系で分岐する方法と、(2)複数のレーザ装置
を用いてそれぞれのレーザ装置からレーザビームを出射
する方法とがある。(2)の場合には、複数のレーザ装
置が必要となり、システム全体が大型化し、コストも高
いものとなる。また、それぞれのビームのアライメント
をとる必要があるため、調整が難しくなる。一方、
(1)の場合には、システムが簡単なのでアライメント
は容易となる。
【0004】そこで、(1)の分岐方法を採用した場
合、その分岐方法には、さらに光ファイバを用いる方法
と、ビームスプリッタ等の光学系を用いる方法とがあ
る。光ファイバを用いた場合、ファイバ出射端において
それぞれのビームにコリメート用の光学系が必要であ
り、各ビームのアライメント調整が必要となる。一方、
ビームスプリッタ等の光学系を用いた場合、分岐する前
の1本のレーザビームをコリメートしアライメント調整
をすることで、すべてのビームのアライメントが共通に
できるので、平行な複数ビームに分岐するのが比較的容
易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
な、(1)の方法であってかつビームスプリッタ等の光
学系を用いて複数ビームに分岐する場合であっても、使
用する光学系部品がなお多く存在し、構成が複雑なもの
となっており、しかも光強度を互いに等しく設定する必
要があるため、構成が複雑なことと相俟ってアライメン
トが困難で時間を要していた。
【0006】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
1本のレーザビームを簡単な構成の下で平行かつ等しい
光強度の複数ビームに分岐することができ、しかもその
アライメントを容易に行うことができる光分岐方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、レーザビームを複数ビー
ムに分岐する光分岐方法において、互いに平行な光反射
面と光分岐面とを、レーザビームの投射方向に対して傾
けるとともに光反射面が前段側となるように配置し、レ
ーザビームを後段側の光分岐面の第1地点に投射したと
きの透過ビームを第1ビームとするとともにその第1地
点での反射ビームを前段側の光反射面で全反射させて光
分岐面の第2地点に投射し、この投射と反射を第N地点
まで繰り返し行わせてレーザビームをN本の透過ビーム
に分岐するとともに、光分岐面の第1地点から第N地点
までの各地点での反射率Riが次式(1)
【数1】で表される反射率となるように光分岐面に反射
率の分布を持たせた、ことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、レーザビ
ームを複数ビームに分岐する光分岐方法において、互い
に平行な光反射面と光分岐面とを、レーザビームの投射
方向に対して傾けるとともに光分岐面が前段側となるよ
うに配置し、レーザビームを前段側の光分岐面の第1地
点に投射したときの反射ビームを第1ビームとするとと
もにその第1地点での透過ビームを後段側の光反射面で
全反射させて光分岐面の第2地点に投射し、第2地点に
投射したときの透過ビームを第2ビームとするとともに
その第2地点での反射ビームを光反射面で全反射させて
光分岐面の第3地点に投射し、この第2地点以降の投射
と反射を第N地点まで繰り返し行わせてレーザビームを
N本のビームに分岐するとともに、光分岐面の第1地点
での反射率R1がR1=1/Nで表される反射率となる
ように、また、第2地点から第N地点までの各地点での
反射率Riが次式(2)
【数2】で表される反射率となるように光分岐面に反射
率の分布を持たせた、ことを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、上記光
反射面と光分岐面との組み合わせを二組、互いに離隔し
て、また互いに異なる向きに傾けて配置し、この二組で
レーザビームを分岐してビームを二次元に分布させる、
ことを特徴としている。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明は、上記し
た請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え
て、上記光反射面と光分岐面とはバルク光学材質で一体
に形成されている、ことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1はこの発明の光分岐方法の説明図であ
る。ここでは、1本のレーザビームL0を4本に分岐す
る場合について説明する。図に示すように、この発明の
光分岐方法では、ミラー(光反射面)1とビームスプリ
ッタ(光分岐面)2とからなる一組を、レーザビームL
0の投射方向に対して角度α(=π/2−θ)だけ傾
け、またミラー1が前段に、ビームスプリッタ2が後段
となるように、互いに平行に配置してある。
【0013】この一組のミラー1とビームスプリッタ2
に対して、先ずレーザビームL0を、後段側のビームス
プリッタ2の第1地点P1に直接投射する。このとき、
レーザビームL0は、前段のミラー1の外側を通過す
る。レーザビームL0は、第1地点に入射角θで入射
し、一部はビームスプリッタ2をそのまま透過して透過
ビームL1となり、残りは第1地点P1において、角度
θの方向に反射する。
【0014】この反射光はその後ミラー1で全反射し
て、ビームスプリッタ2の第2地点P2に投射され、そ
の第2地点P2に入射角θで入射し、第1地点P1での
場合と同様に、一部はビームスプリッタ2をそのまま透
過して透過ビームL2となり、残りは第2地点P2にお
いて、角度θの方向に反射する。
【0015】この反射光はその後ミラー1で全反射し
て、ビームスプリッタ2の第3地点P3に投射され、そ
の第3地点P3に入射角θで入射し、第1地点P1、第
2地点P2での場合と同様に、一部はビームスプリッタ
2をそのまま透過して透過ビームL3となり、残りは第
3地点P3において、角度θの方向に反射する。この反
射光はその後ミラー1で全反射して、ビームスプリッタ
2の第4地点P4に投射され、その第4地点P4に入射
角θで入射し、この第4地点P4では、そのすべてが透
過して透過ビームL4となる。
【0016】ここで、ミラー1とビームスプリッタ2と
の距離をdとすると、これらの透過ビームL1〜L4の
相互間の距離は、2dsinθとなり、この相互間の距
離は、受信強度を安定させるために大気のゆらぎを考慮
し、大気のコヒーレンス長以上離すようにする。また、
互いのレーザビームの干渉を考えると、各ビームの光路
差遅延2dcosθ/c(cは光速)は、レーザの時間
コヒーレンス長より長く設定する。
【0017】このようにして、レーザビームL0が平行
な4本の透過ビームL1〜L4に分岐されるとととも
に、この実施形態では、ビームスプリッタ2の第1地点
P1から第4地点P4までの各地点での反射率Riが次
式(3)
【数3】 で表される反射率となるようにビームスプリッタ2に反
射率の分布を持たせている。
【0018】すなわち、上記の式(3)から、第1地点
P1での反射率R1は3/4、第2地点P2での反射率
R2は2/3、第3地点P3での反射率R3は1/2、
第4地点P4での反射率R4は0となる。ここで、レー
ザビームL0の光強度をI0としたとき、透過ビームL
1〜L4の光強度I1〜I4は、次式(4)で与えら
れ、透過ビームL1〜L4の光強度はすべて1/4・I
0となって等しい強度となる。
【数4】
【0019】なお、上記の説明では、レーザビームL0
を4本に分岐する場合について説明したが、任意のN本
に分岐する場合も、上記と同様の手法で、ビームスプリ
ッタ2に反射率の分布を持たせることができ、したがっ
て、N本の透過ビームL1〜LNの光強度はすべて1/
N・I0となって等しい強度となる。
【0020】このように、この発明に係る実施形態で
は、互いに平行に配置したミラー1とビームスプリッタ
2とからなる一組を、レーザビームL0の投射方向に対
して傾けて配置し、レーザビームL0を後段側のビーム
スプリッタ2の第1地点P1に投射したときの透過ビー
ムL1を第1ビームとするとともにその第1地点P1で
の反射ビームを前段側のミラー1で全反射させてビーム
スプリッタ2の第2地点P2に投射し、この投射と反射
を第N地点まで繰り返し行わせてレーザビームをN本の
透過ビームに分岐するとともに、ビームスプリッタ2に
反射率の分布を持たせ、各地点での反射率Riを上記
(1)で表される反射率となるようにした。このため、
1本のレーザビームL0を簡単な構成の下で平行かつ等
しい光強度の複数ビームに分岐することができ、そのア
ライメントも容易に行うことができる。また、レーザビ
ーム分岐装置を低コストで製作することができる。
【0021】次に、この発明の光分岐方法の第2の実施
形態を図2を用いて説明する。
【0022】図2は図1に対してレーザビームの入射方
向が異なる場合の説明図である。図1では、レーザビー
ムL0の投射方向に対してミラー1が前段に、ビームス
プリッタ2が後段となるように配置したが、この図2で
は、レーザビームL0の投射方向に対してビームスプリ
ッタ102が前段に、ミラー101が後段となるように
配置している。
【0023】そして、この相違点に伴い、第2の実施形
態では、レーザビームL0をビームスプリッタ102の
第1地点P1に投射したときの反射ビームを第1ビーム
L101とするとともにその第1地点P1での透過ビー
ムを後段側のミラー101で全反射させてビームスプリ
ッタ102の第2地点P2に投射し、第2地点P2に投
射したときの透過ビームを第2ビームL102とすると
ともにその第2地点P2での反射ビームをミラー101
で全反射させてビームスプリッタ102の第3地点P3
に投射し、この第2地点P2以降の投射と反射を第4地
点P4まで繰り返し行わせてレーザビームL0を4本の
ビームに分岐している。
【0024】また、このビームスプリッタ102につい
ては、第1地点P1での反射率R1がR1=1/N=1
/4で表される反射率となるように、また、第2地点P
2から第N地点までの各地点での反射率Riが次式
(5)
【数5】 で表される反射率となるように、ビームスプリッタ10
2に反射率の分布を持たせている。
【0025】なお、この第2の実施形態の場合も、レー
ザビームL0は4本に限られることはなく、上記と同様
の手法で、ビームスプリッタ102に反射率の分布を持
たせることで、光強度がすべて等しい任意のN本に分岐
することができる。
【0026】また、上記図2の説明では、ミラー101
とビームスプリッタ102とを平行に配置するようにし
たが、このミラー101とビームスプリッタ102とに
代えて、図3に示すように、ガラス等からなるバルク光
学材質103を用いるようにしてもよい。このバルク光
学材質103を用いる場合は、バルク光学材質103の
両面103a,103bを平行に加工し、その一方の面
103aを光反射面とし、他方の面103bを光分岐面
として使用する。ミラー101とビームスプリッタ10
2とを用いた場合と比較して、一体型のバルク光学材質
103を用いることで、その部品点数を半減させること
ができ、また平行のアライメントを極めて簡単に得るこ
とができる。
【0027】次に、この発明の光分岐方法の第3の実施
形態を図4を用いて説明する。
【0028】上記の図1、図2ではレーザビームL0を
一次元的に分岐させる方法について説明したが、ここで
はレーザビームL0を二次元的に分岐させる方法につい
て説明する。
【0029】図4はこの発明の光分岐方法によりレーザ
ビームを二次元に分岐させる場合の説明図である。レー
ザビームL0を二次元に分岐させるには、図に示すよう
に、先ず、ミラー11とビームスプリッタ12とからな
る一組C1と、ミラー21とビームスプリッタ22とか
らなる一組C2とを、レーザビームL0の投射方向に対
して互いに離隔して配置する。なお、何れの組C1,C
2においても、ミラー11,21を前段に、ビームスプ
リッタ12,22を後段に、それらを互いに平行に配置
する。そして、一方の組C1は、レーザビームL0の投
射方向とは直交する面に設けた垂直軸M1を中心にし
て、平面視(図中、X矢視)で所定角度βだけ回転させ
てセッティングする。また、他方の組C2は、レーザビ
ームL0の投射方向に平行な面内にそのレーザビームL
0の投射方向とは直交するように設けた軸M2を中心に
して、側面視(図中、Y矢視)で所定角度γだけ回転さ
せてセッティングする。
【0030】このような構成の下で、先ずレーザビーム
L0を一方の組C1のミラー11の外を通過させて直接
ビームスプリッタ12に投射し、上記した図1と同じ手
法で投射と反射を繰り返し、それによって4本の透過ビ
ームL11〜L14を得る。
【0031】続いて、この4本の透過ビームL11〜L
14を他方の組C2のミラー21の外を通過させて直接
ビームスプリッタ22に投射し、上記した図1と同じ手
法で投射と反射を繰り返し、それによって例えば1本の
透過ビームL11からは4本の透過ビームL111〜L
114が得られ、このようにして4行×4列で合計16
本の透過ビームが二次元で得られる。そして、ビームス
プリッタ21,22においてレーザビームが投射される
各地点での反射率は、図1の場合と同様に、上記した式
(3)で求まる反射率に設定されているので、これら1
6本の透過ビームL111等も、互いに平行でかつ等し
い光強度(1/16・I0)を有している。
【0032】したがって、1本のレーザビームL0を二
次元に分岐させる場合でも、簡単な構成の下で平行かつ
等しい光強度の複数ビームに分岐することができ、その
アライメントも、従来手法に比べて格段に容易にかつ短
時間で行うことができる。また、レーザビーム分岐装置
を低コストで製作することができる。
【0033】なお、上記の説明では、レーザビームL0
を4×4=16本に分岐する場合について説明したが、
同様にして任意の(N×N)本に分岐することもでき、
その場合の(N×N)本の透過ビームの光強度はすべて
{1/(N×N)}・I0となる。
【0034】このようにして得られる複数のレーザビー
ムは、例えば空間的にレーザビームを照射する空間光通
信の分野において、また光信号を等分配する必要がある
光通信の分野において、また空間的な位置決めが必要な
加工技術の分野において、さらには、空間的なマーカー
により物体の形状を認識する計測技術の分野において、
有効に活用することができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0036】請求項1および請求項2に記載の発明で
は、互いに平行に配置した光反射面と、所定の反射率分
布を持たせた光分岐面とからなる一組を用いて、レーザ
ビームを複数ビームに分岐するようにしたので、1本の
レーザビームを簡単な構成の下で平行かつ等しい光強度
の複数ビームに分岐することができ、そのアライメント
も容易に行うことができる。また、レーザビーム分岐装
置を低コストで製作することができる。
【0037】また、請求項3に記載の発明では、互いに
平行に配置した光反射面と、所定の反射率分布を持たせ
た光分岐面とからなる組を二組用いて、レーザビームを
分岐させるので、簡単な構成の下で平行かつ等しい光強
度の複数ビームに分岐することができるとともに、その
複数ビームを二次元に分岐させることができ、アライメ
ントも、従来手法に比べて格段に容易にかつ短時間で行
うことができる。また、二次元に分岐させるレーザビー
ム分岐装置を低コストで製作することができる。
【0038】また、請求項4に記載の発明では、光反射
面と光分岐面とに代えて、バルク光学材質を用いるよう
にしたので、部品点数を半減させることができ、また平
行のアライメントを極めて簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光分岐方法の説明図である。
【図2】この発明の第2の実施形態の説明図である。
【図3】バルク光学材質を用いる場合の説明図である。
【図4】この発明の第3の実施形態で、レーザビームを
二次元に分岐させる場合の説明図である。
【符号の説明】
1 ミラー(光反射面) 2 ビームスプリッタ(光分岐面) 11 ミラー(光反射面) 12 ビームスプリッタ(光分岐面) 21 ミラー 22 ビームスプリッタ 101 ミラー 102 ビームスプリッタ 103 バルク光学材質 103a 光反射面 103b 光分岐面 L0 レーザビーム L1〜L4 透過ビーム L11〜L14 透過ビーム L111〜L114 透過ビーム L101 反射ビーム(第1ビーム) L102〜L104 透過ビーム(第2〜第4ビー
ム)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを複数ビームに分岐する光
    分岐方法において、 互いに平行な光反射面と光分岐面とを、レーザビームの
    投射方向に対して傾けるとともに光反射面が前段側とな
    るように配置し、レーザビームを後段側の光分岐面の第
    1地点に投射したときの透過ビームを第1ビームとする
    とともにその第1地点での反射ビームを前段側の光反射
    面で全反射させて光分岐面の第2地点に投射し、この投
    射と反射を第N地点まで繰り返し行わせてレーザビーム
    をN本の透過ビームに分岐するとともに、光分岐面の第
    1地点から第N地点までの各地点での反射率Riが次式
    (1) 【数1】 で表される反射率となるように光分岐面に反射率の分布
    を持たせた、 ことを特徴とする光分岐方法。
  2. 【請求項2】 レーザビームを複数ビームに分岐する光
    分岐方法において、 互いに平行な光反射面と光分岐面とを、レーザビームの
    投射方向に対して傾けるとともに光分岐面が前段側とな
    るように配置し、レーザビームを前段側の光分岐面の第
    1地点に投射したときの反射ビームを第1ビームとする
    とともにその第1地点での透過ビームを後段側の光反射
    面で全反射させて光分岐面の第2地点に投射し、第2地
    点に投射したときの透過ビームを第2ビームとするとと
    もにその第2地点での反射ビームを光反射面で全反射さ
    せて光分岐面の第3地点に投射し、この第2地点以降の
    投射と反射を第N地点まで繰り返し行わせてレーザビー
    ムをN本のビームに分岐するとともに、光分岐面の第1
    地点での反射率R1がR1=1/Nで表される反射率と
    なるように、また、第2地点から第N地点までの各地点
    での反射率Riが次式(2) 【数2】 で表される反射率となるように光分岐面に反射率の分布
    を持たせた、 ことを特徴とする光分岐方法。
  3. 【請求項3】 上記光反射面と光分岐面との組み合わせ
    を二組、互いに離隔して、また互いに異なる向きに傾け
    て配置し、この二組でレーザビームを分岐してビームを
    二次元に分布させる、請求項1または2に記載の光分岐
    方法。
  4. 【請求項4】 上記光反射面と光分岐面とはバルク光学
    材質で一体に形成されている、請求項1から3の何れか
    に記載の光分岐方法。
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