JP3069667U

JP3069667U - 足踏み運動器具

Info

Publication number: JP3069667U
Application number: JP1999009507U
Authority: JP
Inventors: 朝泉陳
Original assignee: 昌祐精密工業股▲分▼有限公司
Priority date: 1999-12-15
Filing date: 1999-12-15
Publication date: 2000-06-23
Anticipated expiration: 2005-12-15

Abstract

(57)【要約】【課題】足踏みをして身体的運動をすると同時に足底
より体の特性の変化を計り、その体の特性の変化の正確
なデータが得られる足踏み運動器具を提供する。【解決手段】この足踏み運動器具１００は、ベースフ
レーム１０と、連動構造体２０と、二個のペダル３０
と、センサユニット４０とを備え、ベースフレーム１０
に連動構造体２０が設けられ、その連動構造体２０によ
って二個のペダル３０を連動させてから一定の運動軌跡
上で往復運動を行わせる。各ペダル３０の裸足の足底が
踏み込む接触面３１にそれぞれセンサユニット４０が設
けられ、そのセンサユニット４０によって体の特性の変
化を計る。この足踏み運動器具１００によれば、空間を
占めずコストが増加することなく、体の特性の変化を正
確に計ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、足踏み運動器具に関し、特に、計量装置を有する足踏み運動器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

人体の特性を計ることができる多くの器材は、主に感触脈動または電流抵抗の原理によって測定の目的を達し、それによって、体の現在の状況を常に検知でき、自分の体力をより適当に調整できるものである。また、その装置は身体的な運動器材によく応用され、例えば手すりに感知構造が設けられ、手で握る方式または指で接点を押す方式で感触脈動または電流抵抗を伝導する目的を達成し、それによって、心拍数または体脂肪を検知または測定できる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述の測定方式は全て手で感知接点を押さなければならないので、計っている途中に手をゆるめたりきつく握っていなかったりする場合、感触脈動の途切れ途切れな状況の発生、または電流が伝導できない状況が形成されるなどの欠点があり、測定値が正確でなかったり判読された数値が誤った状況を形成したりする。また、上述の構造を足踏み運動器具に応用する場合、垂直ロッドの手すりを増設しなければならず、その手すりにセンサユニットが設けられるので、空間を占め、不必要なコストが増加する。

【０００４】したがって、本考案の主な目的は、足踏みをして身体的運動をすると同時に足底より体の特性の変化を計り、その体の特性の変化の正確なデータが得られる足踏み運動器具を提供することにある。本考案のもう一つの目的は、足踏み運動器具自身の元の構造下で体の特性の数値を測定し、空間を占めずコストの増加がない足踏み運動器具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案の請求項１記載の足踏み運動器具は、ベースフレームと、ベースフレームに設けられる連動構造体と、連動構造体により互いに連動して一定の運動軌跡上で往復運動を行い、裸足の足底で踏み込むための接触面を有する二個のペダルと、接触面に設けられ、体の特性の変化を計るセンサユニットとを備える。

【０００６】本考案の請求項２記載の足踏み運動器具は、請求項１記載の足踏み運動器具であって、センサユニットがマイクロプロセッサによってプロセス演算を実行し、その演算データを表示する。本考案の請求項３記載の足踏み運動器具は、請求項２記載の足踏み運動器具であって、センサユニットは二個の感応プレートを有し、その感応プレートが体の特性の変化を感知し、マイクロプロセッサによってプロセス演算を実行し、その演算データを表示する。

【０００７】本考案の請求項４記載の足踏み運動器具は、請求項３記載の足踏み運動器具であって、感応プレートは、裸足の足底で押されたときの感知作用を増加するためのコンタクト部を有する。本考案の請求項５記載の足踏み運動器具は、請求項３記載の足踏み運動器具であって、ベースフレームにディスプレイが設けられ、感応プレートで感知された信号がアナログデジタルトランス（Ａ／Ｄトランス）に伝送され、マイクロプロセッサが運算を行い、その演算データがディスプレイに表示される。

【０００８】本考案の請求項６記載の足踏み運動器具は、請求項５記載の足踏み運動器具であって、アナログデジタルトランスは、セレクトコントローラによって計る項目を選択し、信号の判読および変換を実行する。本考案の請求項７記載の足踏み運動器具は、請求項５記載の足踏み運動器具であって、ディスプレイは液晶ディスプレイ（以下、「液晶ディスプレイ」をＬＣＤという）である。

【０００９】本考案の請求項８記載の足踏み運動器具は、する請求項１記載の足踏み運動器具であって、接触面に裸足の足底で踏むのに人体工学的に適した曲面が形成され、滑り防止部材がさらに設けられている。以上のように、本考案の足踏み運動器具は、ベースフレームに連動構造体が設けられ、それによって二個のペダルを連動させてから一定の運動軌跡上で往復運動を行わせる。各ペダルの裸足の足底が踏み込む接触面に、それぞれセンサユニットが設けられ、それによって体の特性の変化を計る。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１および図２に示すように、本考案の一実施例による足踏み運動器具１００にはベースフレーム１０があり、そのベースフレーム１０に連動構造体２０が設けられ、それによって、二つのペダル３０を一定の運動軌跡に連動させる。この足踏み運動器具は従来の器具であるので、ここで詳細な説明はしない。本実施例の主な改良ポイントとしては、各ペダル３０は、裸足の足底の接触面３１に人体工学に合った曲面を形成し、その接触面３１の前後段にそれぞれ滑り防止部材としてのコンケーブスロット３３が複数設けられている。

【００１１】また、ペダル３０の接触面３１にそれぞれセンサユニット４０が設けられ、そのセンサユニット４０は、二個の感応プレート４１を接触面３１上での予定された位置に前後に貼り付けている。すなわち、裸足の足底に対応する感知し易い位置に貼り付けるのが好ましい。さらに、感応プレート４１に少なくとも一つの突出したコンタクト部４１１が設けられ、それによって、裸足の足底で押したときの感知効果を増加できる。感応プレート４１が体の特性、例えば心拍数または体脂肪の変化を感知したあと、マイクロプロセッサ５０のプログラムで計算が行われ、データとして表示される。

【００１２】足踏み運動器具１００を使用する前にまず、セレクトコントローラ６０で計りたい心拍数または体脂肪を選択する。使用時には、各感応プレート４１によって感知された信号（脈動信号または電流抵抗信号）をアナログデジタルトランス（Ａ／Ｄトランス）７０に伝送し、それによって、信号の判読および変換を行い、続いてその変換された信号をマイクロプロセッサ５０に伝送してプログラム演算を実行し、その計算されたデータを数字でベースフレーム１０に設けられたＬＣＤ８０に表示し、それによって使用者に常に現在の状況を知らせる。

【００１３】また、本実施例の計量装置は、セレクトコントローラ６０に予め使用者の基本資料を入力しておき、マイクロプロセッサ５０で計られたデータを入力された値と整合演算して数値判読を実行し、データをＬＣＤ８０に表示するものであり、その表示されたデータは、体位の判定またはその他の基本演算値（例えば、時間、速度など）となる。

【００１４】それゆえ、本実施例の足踏み運動器具１００を使用する場合、使用者の裸足の足底が直接ペダル３０の各感応プレート４１を踏むことを利用し、ならびに使用者の足部を常にペダル３０と結び付けて使用することによって、跡切れなく常に脈動または電流抵抗を感知できるので、より正確に心拍数または体脂肪の変化を計る目的を達成し、それによって使用者自身の体力の適当な調整を常に実施できる。なお、上述の他にも手すりの設計のない運動器材に対して同様に体の特性を計る効果を提供できる。すなわち、空間を占めたりコストが増加したりすることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による足踏み運動器具の体の
特性を感知するプロセスを示すフロー図である。

【図２】本考案の一実施例による足踏み運動器具を示す
側面図である。

【符号の説明】

１０ベースフレーム２０連動構造体３０ペダル３１接触面４０センサユニット１００足踏み運動器具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベースフレームと、前記ベースフレームに設けられる連動構造体と、前記連動構造体と連動して一定の運動軌跡上で往復運動
を行い、足底で踏み込むための接触面を有する二個のペ
ダルと、前記接触面に設けられ、体の特性の変化を計るセンサユ
ニットと、を備えることを特徴とする足踏み運動器具。
【請求項２】前記センサユニットは、マイクロプロセ
ッサによってプロセス演算を実行し、その演算データを
表示することを特徴とする請求項１記載の足踏み運動器
具。
【請求項３】前記センサユニットは、二個の感応プレ
ートを有し、その感応プレートが体の特性の変化を感知
し、前記マイクロプロセッサによってプロセス演算を実
行し、その演算データを表示することを特徴とする請求
項２記載の足踏み運動器具。
【請求項４】前記感応プレートは、裸足の足底で押さ
れたときの感知作用を増加するためのコンタクト部を有
することを特徴とする請求項３記載の足踏み運動器具。
【請求項５】前記ベースフレームにディスプレイが設
けられ、前記感応プレートで感知された信号がアナログデジタル
トランスに伝送され、前記マイクロプロセッサが演算を
行い、その演算データが前記ディスプレイに表示される
ことを特徴とする請求項３記載の足踏み運動器具。
【請求項６】前記アナログデジタルトランスは、セレ
クトコントローラによって計る項目を選択し、信号の判
読および変換を実行することを特徴とする請求項５記載
の足踏み運動器具。
【請求項７】前記ディスプレイは、液晶ディスプレイ
であることを特徴とする請求項５記載の足踏み運動器
具。
【請求項８】前記接触面に裸足の足底で踏むのに人体
工学的に適した曲面が形成され、滑り防止部材がさらに
設けられていることを特徴とする請求項１記載の足踏み
運動器具。