JP3069598U - 携帯電話機用アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用時は外部から発光源を視認できず、受
発信時に発光源の発光状態が外部から視認できる携帯電
話機用のアンテナを提供すること。 【解決手段】 上端に帽体３を突設したアンテナ２を電
話機本体Ａに取付けて成る携帯電話機のアンテナ２にお
いて、前記帽体３を無色透明又は有色透明、或は、透光
性のある合成樹脂により成形すると共に内部に受発信時
に点滅乃至は点灯するＬＥＤ2gを配設し、且つ、帽体３
の外面又は内面にハーフミラーめっき3bを施した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、受発信中はアンテナ上端において点滅乃至は点灯発光するようにし た携帯電話機用のアンテナに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近時、携帯電話機には、受発信時にアンテナを電話機本体から引き出すと、そ の上端のキャップ状部分（以下、キャップという）が点滅乃至は点灯発光するよ うにしたものが出現し、その需要が漸増している。

【０００３】 然し乍ら、従来の点滅発光型のキャップは透明な合成樹脂により成形されてい るため、アンテナの収納時に外部からキャップ内が視認されるので、趣味性に欠 け、体裁上も好ましいものではなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述のような従来技術に鑑み、受発信がない不使用時は外部からキ ャップ内部の発光源などを視認できず、受発信時にのみ発光源の発光状態が外部 から視認できる携帯電話機用のアンテナを提供することを、その課題とするもの である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、上端に帽体を 突設したアンテナを電話機本体に取付けて成る携帯電話機のアンテナにおいて、 前記帽体を無色透明又は有色透明、或は、透光性のある合成樹脂により成形する と共に内部に受発信時に点滅乃至は点灯するＬＥＤを配設し、且つ、帽体の外面 又は内面にハーフミラーめっきを施して成ることを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】 次ぎに、本考案の実施の形態例を図により説明する。図１は本考案アンテナの 一例の縦断正面図、図２は図１の本考案アンテナを装着した電話機本体の不使用 時の斜視図、図３は同じく受発信状態にあるときの斜視図である。

【０００７】 図において、Ａは携帯電話機本体、１は該電話機本体Ａに取付けたアンテナホ ルダで、アンテナ取付座1aと、その外周に設けたネジ1bを具備しており、このア ンテナホルダ１はネジ1bにより電話機本体Ａに取付けられるようになっている。 ２は外周を合成樹脂製カバー2aにより被覆した細い棒状のアンテナ本体で、上， 下部に導電性の金属カバー2b，2cが定着されていると共に、上部の金属カバー2b の上に、このアンテナ本体２の上端部と導通した導電性の帽体取付基部2dが設け られている。帽体取付基部2dは、その上に導電性のＬＥＤ取付座2eを設け、そこ に点滅ＩＣ回路2fを介してＬＥＤ2gを取付けてある。なお、2hはアンテナ本体２ の内側上部に配設したヘリカルアンテナ部で、後述する帽体３の内部に設けられ る。

【０００８】 ３は、前記アンテナ本体２の前記帽体取付基部2dに螺合定着した帽体下部3aに 、ネジ接合により着脱自在に取付けた無色透明又は有色透明の、或は、透光性の ある合成樹脂により形成の帽体（キャップ）で、ここでは外面にハーフミラーめ っき3bを施してある。前記帽体３は、透明又は半透明、即ち、透光性があれば、 有色又は無色の、例えば乳白色のような合成樹脂製でもよく、前記ハーフミラー メッキ3bが定着した後は、前記基部2dに取付けることにより、この帽体３の内部 にＬＥＤ取付座2e，点滅ＩＣ回路2f，ＬＥＤ2g及びアンテナ本体２の上部のヘリ カルアンテナ部2hが内装された状態となる。なお、ハーフミラーめっき3bは、帽 体３の内面に施してもよい。またハーフミラーめっきは、通常、アルミ蒸着法に より行うが、これ以外のめっき法によってもよい。

【０００９】 本考案アンテナは上記のように構成されるもので、携帯電話機の不使用時には 、図２に示すように、アンテナ本体２の上部の金属カバー2bがアンテナホルダ１ 内に収納されており、また、帽体３の内部はハーフミラーめっき3bにより外部か ら視認できないので、帽体３の外面はめっき色にしか見えないが、受発信時に内 部のＬＥＤ2gが点滅乃至は点灯すると、帽体３の内部でのＬＥＤ2gの発光状態が 外部から透けて視認でき、従来のアンテナのようにアンテナ内部が外部から常時 視認されないので、趣味性が高く、体裁上も極めて好ましい。

【００１０】 なお、上記例においては、アンテナを収納，引出できるようにした携帯電話機 におけるアンテナについて述べたが、本考案は電話機本体に帽体が出没できない ように固定的に取付けたアンテナにも適用される。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上述の通りであって、アンテナの上端部に発光体を内装した帽体を突 設するにあたり、帽体を無色透明又は有色透明など透光性の合成樹脂により成形 すると共に内部に受発信時に点滅するＬＥＤを配設し、且つ、帽体の表面にハー フミラーめっきを施したから、電話の受発信時のみに点滅，点灯発光するＬＥＤ を外部から視認できると共に、電話の不使用時には前記メッキ面のみが見えて帽 体内部は外部から見えないので、携帯電話機として、体裁上好ましく、趣味性も 高いものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案アンテナの一例の縦断正面図。

【図２】図１のアンテナを装着した電話機本体の不使用
時の斜視図。

【図３】電話機の受発信状態の斜視図。

【符号の説明】

Ａ 電話機本体 １ アンテナホルダ 1a アンテナ取付座 ２ アンテナ本体 2a 合成樹脂カバー 2b，2c 金属カバー 2d 帽体取付基部 2e ＬＥＤ取付座 2f 点滅ＩＣ回路 2g ＬＥＤ ３ 帽体 3b ハーフミラーめっき

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端に帽体を突設したアンテナを電話機
   本体に取付けて成る携帯電話機のアンテナにおいて、前
   記帽体を無色透明又は有色透明、或は、透光性のある合
   成樹脂により成形すると共に内部に受発信時に点滅乃至
   は点灯するＬＥＤを配設し、且つ、帽体の外面又は内面
   にハーフミラーめっきを施して成ることを特徴とする携
   帯電話器用アンテナ。