JP3046240U - 携帯電話器のアクセサリー付アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別機能を有するアクセサリー本体を携帯電
話器本体から少し離れたアンテナの先端に配置すること
ができて、他の携帯電話器との識別を容易に行なうよう
にすることができる携帯電話器のアクセサリー付アンテ
ナの提供を課題とする。 【解決手段】 携帯電話器本体３０のアンテナ取付口
に、ロッドアンテナ１の基端部に形成されている係合部
が螺合している。ロッドアンテナ１の先端部には雄ネジ
部が形成されており、アクセサリー本体１０はこの雄ネ
ジ部に螺合している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話器のアクセサリー付アンテナに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、他人の携帯電話器と自分の携帯電話器との識別を目的として、人形 等のアクセサリーを携帯電話器に装着することは広く行なわれている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような人形等のアクセサリーを確実に装着できる場所とし ては、携帯電話器の手提紐取付部か手提紐自体かに限られており、このような手 提紐付近にアクセサリーが装着された携帯電話器が所有者から少し離れた場所に 複数個在る場合には、所有者がそのなかから自分の携帯電話器を識別することは 困難なこととなっていた。

【０００４】 本考案の目的は、識別機能を有するアクセサリー本体を携帯電話器本体から少 し離れたアンテナの先端に配置することができて、他の携帯電話器との識別を容 易に行なうようにすることができる携帯電話器のアクセサリー付アンテナを提供 することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

以上の目的を達成するために、本考案は携帯電話器のアンテナ取付口に装着可 能な係合部が基端部に形成され、先端部に雄ネジ部が形成されている伸縮自在な ロッドアンテナと、該ロッドアンテナの前記雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部が形 成された凹部を有するアクセサリー本体とからなることを特徴とするものである 。

【０００６】

【考案の実施の形態】 以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。

【０００７】 図１は本考案の一実施形態の構成を示す構成図である。図１において、１は伸 縮自在なロッドアンテナであり、ロッドアンテナ１の基端部には携帯電話器本体 のアンテナ取付口に装着可能な雄ネジ部を有する係合部２が形成されており、ロ ッドアンテナ１の先端部には雄ネジ部３が形成されている。１０，２０は共にア クセサリー本体である。また４０は、アクセサリー本体１０または２０がアンテ ナ１に装着されていない状態のとき、アンテナ１の雄ネジ部３を保護する目的で 、当該雄ネジ部３に装着する保護用のキャップである。

【０００８】 アクセサリー本体１０の断面図を図２に示す。図２に示したように、アクセサ リー本体１０の内部には、ロッドアンテナ１の雄ネジ部３と螺合する雌ネジ部１ １を有する凹部１２が形成されている。この凹部１２には、発光ダイオード（Ｌ ＥＤ）１３とダイオード部１４とからなる電波検出装置が配設されている。１５ は上面が電波検出装置に接触し、下面がコイルバネ１６に接触している円盤形状 の導電体である。このように、電波検出装置は導電体１５とコイルバネ１６を介 してロッドアンテナ１の先端部に接続されている。

【０００９】 電波検出装置の回路図を図３に示す。図３に示したように、この電波検出装置 の回路はＬＥＤ１３とダイオード１４ａ，１４ｂとからなる既に公知となってい る回路であり、この回路においては、ロッドアンテナ１から電波が発信されてい る状態、すなわち発信状態、通信状態および着信状態の応答電波発信時というロ ッドアンテナ１から電波が発信されている状態のときＬＥＤ１３が発光する。

【００１０】 以上のように構成された本実施形態を携帯電話器本体に装着する場合には、図 ４に示すように、ロッドアンテナ１の係合部２に形成されている雄ネジ部を携帯 電話器本体３０のアンテナ取付口３１の雌ネジ部と螺合させればよい。ここで、 ４はアンテナ取付口３１の上部に位置するロッドアンテナ１と携帯電話器本体３ ０との間に介装されるパッキングである。

【００１１】 以上のようにして本実施形態を装着した携帯電話器を図５に示す。図５におい て、図５（ａ）はロッドアンテナ１を伸ばした状態を示し、図５（ｂ）はロッド アンテナ１を縮めた状態を示している。

【００１２】 図５（ａ）および図５（ｂ）から明らかなように、本実施形態によれば、ロッ ドアンテナ１の先端という携帯電話器本体３０から少し離れた位置に識別機能を 有するアクセサリー本体１０が配設されることとなるために、本実施形態を装着 した携帯電話器を他の携帯電話器から識別することは容易となる。

【００１３】 また、本実施形態においては、着信状態の応答電波発信時においてアクセサリ ー本体１０内のＬＥＤ１３が発光するために、使用者が携帯電話器から少し離れ ていても自分の携帯電話器が着信状態になったことを容易に知ることができる。

【００１４】 さらに、ロッドアンテナ１とアクセサリー本体１０とは着脱自在に螺合してい るので、使用者は所望の形態のアクセサリー本体、例えば図１におけるアクセサ リー本体２０をアクセサリー本体１０に代えてロッドアンテナ１に容易に装着す ることができる。

【００１５】 なお、本実施形態においては、アクセサリー本体１０内に電波検出装置が配設 されているが、この電波検出装置を配設しなくても本考案の効果を得ることはで きる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、識別機能を有するアクセサリー本体を携 帯電話器本体から少し離れたアンテナの先端に配置することができて、他の携帯 電話器との識別を容易に行なうようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態の構成を示す構成図であ
る。

【図２】図１に示したアクセサリー本体の断面図であ
る。

【図３】電波検出装置の構成を示す回路図である。

【図４】図１に示した実施形態の使用方法の説明図であ
る。

【図５】図１に示した実施形態が装着された携帯電話器
の状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ ロッドアンテナ ２ 係合部 ３ 雄ネジ部 ４ パッキング １０，２０ アクセサリー本体 １１ 雌ネジ部 １２ 凹部 １３ 発光ダイオード（ＬＥＤ） １４ ダイオード部 １４ａ，１４ｂ ダイオード １５ 導電体 １６ コイルバネ ３０ 携帯電話器本体 ３１ アンテナ取付口 ４０ キャップ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯電話器のアンテナ取付口に装着可能な
   係合部が基端部に形成され、先端部に雄ネジ部が形成さ
   れている伸縮自在なロッドアンテナと、該ロッドアンテ
   ナの前記雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部が形成された凹
   部を有するアクセサリー本体とからなることを特徴とす
   る携帯電話器のアクセサリー付アンテナ。
2. 【請求項２】 前記アクセサリー本体には、発光素子と
   ダイオードとから構成され前記ロッドアンテナに接続さ
   れた電波検出装置が配設されていることを特徴とする請
   求項１に記載の携帯電話器のアクセサリー付アンテナ。
3. 【請求項３】 前記電波検出装置は、該電波検出装置に
   一面が接触する導電体と、当該導電体の他面に一端が接
   触し他端が前記ロッドアンテナの先端部に接触するコイ
   ルバネとを介して前記ロッドアンテナに接続しているこ
   とを特徴とする請求項２に記載の携帯電話器のアクセサ
   リー付アンテナ。