JP3069048U - 生け簀の酸素供給装置 - Google Patents

生け簀の酸素供給装置

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JP3069048U
JP3069048U JP1999008769U JP876999U JP3069048U JP 3069048 U JP3069048 U JP 3069048U JP 1999008769 U JP1999008769 U JP 1999008769U JP 876999 U JP876999 U JP 876999U JP 3069048 U JP3069048 U JP 3069048U
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JP1999008769U
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English (en)
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王世澤
蔡宗信
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王 世澤
蔡 宗信
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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生け簀全体に酸素を行き渡らせると共に、酸
素不足を起こさせず、水質、景観、騒音に関しても良好
な状態とする生け簀の酸素供給装置とする。 【解決手段】 造霧室4は、複数の分水支管3から先に
取り付けた、水と空気を混合して噴霧する空間であり、
全体としてT字を転倒させた形状体とし、底部に底平面
安定板46を施し、一端を分水支管3に止め、管内の後
部に第1加圧ポイント42を有し、噴水導入片41によ
って、分水支管3からの水を加圧し、噴水導入片41が
盾となって水を斜め下へ押しだし、水が、管内前方の噴
出口45に設けた第2加圧ポイント43および噴水導入
片41を通過し、空気供給管5口に達した時に、空気を
吸入し、空気と水との混合物を、第1加圧ポイント42
と第2加圧ポイント43との間に配置した霧混合室内4
4にて霧状にした後に、噴出口45より生け簀内に送る
構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生け簀の酸素供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られているように、養殖池、内陸淡水養殖池あるいは室内養殖水槽 で見られる生け簀には、酸素供給装置が備えられている。従来の生け簀に設けら れている酸素供給装置には、大きく2つのタイプがある。一つは、水車の羽根車 を回転させて酸素を供給するもので、羽根が途切れることなく回転する。酸素の 供給は、羽根車が生け簀の水面を打って、気泡を作り、この気泡を水中に入れる という方法で実現されている。一方、もう一つは、ポンプで空気を水中に送る方 法である。これらの方法によって、水質が改善され、養殖魚が生きられるように なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の生け簀の酸素供給装置は、以下のような問題を有してい る。羽根車の回転を利用した方法の場合には、酸素の供給が水面の表層部にしか 及ばず、水底が酸素不足となり水温が高くなるという問題がある。また、ポンプ で空気を水中に送る方法の場合には、別に水を送るポンプも設けるため、ポンプ を複数用いることによる騒音の問題があり、さらにはポンプにより景観を妨げる 。また、羽根車を用いる方法、ポンプを用いる方法の両者とも、空気を直接水中 に差し入れる方法なので、時間が経つにつれて空気の温度が上がり、水温の上昇 が起きやすく、空気挿入効果が低下する。更に、空気濾過装置がないため、汚れ た空気を水中に入れることとなり、水質を汚すことになる。
【0004】 本考案は、上記の問題を改善すること、すなわち、全体に酸素を行き渡らせる と共に、酸素不足を起こさせず、水質、景観、騒音に関しても良好な状態とでき る、生け簀の酸素供給装置を提供することを、目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の生け簀の酸素供給装置は、汲み上げ ポンプと、分水管ヘッドと、造霧室とを備え、汲み上げポンプは、くみ取った水 を複数本の管から送るポンプとし、複数本の管は、くみ取った水を水質濾過漕に 送るための細い管と、くみ取った水に水圧をかけて、分水管ヘッドに送り排水す るための太い管とから構成し、分水管ヘッドは、複数の分水支管を連接するため の複数の接続管を有する構成とし、造霧室は、複数の分水支管から先に取り付け た、水と空気を混合して噴霧する空間であり、全体としてT字を転倒させた形状 体とし、底部に底平面安定板を施し、一端を分水支管に止め、管内の後部に第1 加圧ポイントを有し、その上面には斜め下に向かって設置された噴水導入片を有 し、噴水導入片によって、上から下に垂直に伸びた空気供給管口を所定の割合だ け塞ぐことにより、分水支管からの水を加圧し、噴水導入片が盾となって水を斜 め下へ押しだし、水が、管内前方の噴出口に設けた第2加圧ポイントおよび噴水 導入片を通過し、空気供給管口に達した時に、空気を吸入し、空気と水との混合 物を、第1加圧ポイントと第2加圧ポイントとの間に配置した霧混合室内にて霧 状にした後に、噴出口より生け簀内に送る構成とするようにしている。このため 、排水と同時に空気を吸い込み、空気と水とを混合状態とし、さらに、これを霧 状に送ることができる。
【0006】 また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の生け簀の酸素供給装置において 、分水管ヘッドの中央部にある接続管を、他の接続管より長くするようにしてい る。このため、複数の分水支管を接続管に取付けやすい。
【0007】 また、請求項3記載の考案は、請求項1または2記載の生け簀の酸素供給装置 において、造霧室の先に、さらに空気濾過供給器を備え、空気濾過供給器は、ブ イによって水面に浮き、ブイ上に、空気貯蔵室を設け、活性炭フィルター材を平 面に置き、その上に順番に、空気孔、フィルター網、上保護蓋、装飾物を設置す るようにしている。このため、新鮮な空気を水中に入れることができる。さらに 、外観も良い。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る生け簀の酸素供給装置の実施の形態について、図面に基づ いて説明する。
【0009】 図1に示すように、生け簀の酸素供給装置の汲み上げポンプは、生け簀外側岸 7に置くこともできるし、あるいは水中汲み上げポンプ11として水中に置くこ ともできる。汲み上げポンプは、吸水管12によって池の水を吸入し、ポンプ内 で圧力を加えて送り出す。そして、送り出す水の一部は、濾過漕送水管14によ って、水質濾過漕15へ送り出し、中のフィルター材を通過して生け簀(池或い は箱)内に流れ出る。これによって、水質を清潔を保つことが出来る。また、大 部分の水は、加圧され、放水管13を経て、分水管ヘッド2へ流れ、排水される 。
【0010】 分水管ヘッド2は、図2に示すように、後ろ側を放水管13にパッキンを加え たネジ紋22でしっかり締めているため、脱落または水漏れを防ぎ、圧力が減少 しないようになっている。前面の分水管蓋21には、幾本もの短い接続管として の外環接続管23が設置されている。外環接続管23は、分水管蓋21の外環に 短く設置されているため、装着時の操作が便利である。また、外環接続管23の 内部には、中心接続管24が設けられている。中心接続管24は、外環接続管2 3に比べて長い。このため、分水支管の着装時の操作が便利である。分水支管3 の管直径は全て同一としており、放水管13の直径を超えない。このため、分水 支管3の水圧は、放水管13から送られてきた水の水圧より高くなる。
【0011】 造霧室4は、分水支管3の末端に取り付けられている。造霧室4は、T字形を 反転させた形状で、中は円筒状になっている。管内は、斜め片の噴水導入片41 が設置され、この噴水導入片41によって、導入管の直径を僅かに小さくしてあ る。このため、水流を下に押し流し、更に空気供給管5の入口を3分の1程塞い でいる。なお、3分の1以外の割合を塞ぐようにしても良い。ここで、管内直径 にリング凸片の噴水導入片41を加えて元の内径幅を変えているため、管内径は 局部的に小さくなっており、ここを第1加圧ポイントである後加圧ポイント42 と呼び、噴出口45に近いところに設置したものを第2加圧ポイントである前加 圧ポイント43と呼ぶ。
【0012】 この両者42,43の間は、霧混合室44になっている。加圧された水が分水 支管3から急な勢いで流れ落ちて来る時、後加圧ポイント42がその水を受け止 めることになる。ただし、管内は縮小されているため、突然に水の流れが滞り、 水圧が更に高くなる。小さなポイントににぶつかった水は、流れが更に高まり、 この時空気供給管5の接続口を通過し、管内の空気を摩擦力によって吸い取り、 霧混合室44へ送られる。すると、空気と水の旋回による摩擦により水霧が発生 し、この旋回状態で、前加圧ポイント43に当たり、噴出口45に向かって溢れ 、水池の水中に出る。このようにして、新鮮な空気を水中に送り込み、且つ水底 にも行き渡り、何本かの分水支管3が広く分布しているため、水中全体に空気を 供給することができる。また、分水支管3の水霧の噴出により、静止している水 を動かし、自然な水の流れと酸素を含む活水が得られる。
【0013】 空気濾過供給器6は、空気中のゴミや臭いを取り除く他、ここに薬液を加える と、空気供給管5を通して造霧室4に達し、水中に補充される。空気濾過供給器 6は、下に向かって伸び、直接、空気供給管5に接続している。生け簀(池ある いは箱)の底と造霧室4は、90度の直角を形成し、空気濾過供給器6の底部に は、ブイ61が設置されている。ブイ61は、生け簀(池あるいは箱)の水面8 に浮く。ブイ61上には、円形筒が設置され、いわゆる空気貯蔵室62になって いる。この貯蔵室62は、中が2段に分かれ、下段の内径は小さく、中段には円 周上内に内リング台63が設置されている。このため、ここに活性炭フィルター 材64を置くことによって、空気中の悪臭を取り除くことができる。
【0014】 また、必要によっては、器内に薬液を入れ、各造霧室4で混合すると同時に交 換する。続く上段の円周上には、貫通した孔の空気孔65が空いている。この空 気孔65の内周には、円筒状のフィルター網66が設置してあり、大気中の塵埃 を先ずここで取り除くことができる。空気濾過供給器6をすべて組み立てた後、 最後に上保護蓋67をする。これにより、上から落ちる塵や雨水の進入を防ぐこ とができる。この上保護蓋67の更に上には、装飾物69を取り付けることによ って美観を添えることもできる。すべて組み立てた後、中心にある小さな孔に中 心固定軸68及びネジ68を取り付けることによって、空気濾過供給器6が完成 する。空気濾過供給器6は、生け簀外岸の地面にも設置することができる。この 時、空気供給管5は、空気供給器6の底部に取り付け、必要な各管の長さを生け 簀(池あるいは箱)の底のヘッドまで伸ばし、各造霧室4に接続することによっ て、清浄な空気を用いた造霧を製造できる。
【0015】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、一つのポンプを使用するだけなので、コストの低減と エネルギーの節約ができる。また、分水支管によって生け簀全体に酸素を行き渡 らせることができる。さらに、生け簀内の水の流動速度を増強し、温度を下げる こともでき、酸素が蒸発することに起因する酸素欠乏を防止できる。これによっ て、水中の酸素含量を高め、即座に水中の有機物質を分解し、臭みや有毒な気体 を取り除き、黴感染及び疾病を防止する。また、新鮮な空気を補充する空気供給 管は、水中にあるので、空気は一度冷却された後、造霧室を経て噴出する。この ため、適度な温度で酸素を含んだ水となり、効果的である。
【0016】 さらに、薬液が必要な場合には、空気濾過供給器から入れ、空気供給管から各 造霧室へ送り、噴き出すので、生け簀全体に平均して広く行き渡る。簡単で速く 、また手間が省け、直接入れるので、効果的である。加えて、空気濾過器の外側 を装飾物の形状としているので、外観も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る生け簀の酸素供給装置の実施の形
態の側面図である。
【図2】図1の生け簀の酸素供給装置の重要部品の分解
図である。
【符号の説明】
12 吸水管 13 放水管 14 濾過漕送水管 15 水質濾過漕 2 分水管ヘッド 21 分水管蓋 22 放水管ネジ紋 23 外環接続管(接続管) 24 中心接続管(接続管) 3 分水支管 4 造霧室 41 噴水導入片 42 後加圧ポイント(第1加圧ポイント) 43 前加圧ポイント(第2加圧ポイント) 44 霧混合室 45 噴出口 46 底安定板(底平面安定板) 5 空気供給管 6 空気濾過供給器 61 ブイ 62 空気貯蔵室 63 内リング台 64 活性炭フィルター材 65 空気孔 66 フィルター網 67 上保護蓋 68 中心固定軸及びネジ 69 装飾物 7 生け簀外岸 8 水面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】汲み上げポンプと、分水管ヘッドと、造霧
    室とを備えた、生け簀の酸素供給装置において、 上記汲み上げポンプは、くみ取った水を複数本の管から
    送るポンプとし、上記複数本の管は、くみ取った水を水
    質濾過漕に送るための細い管と、くみ取った水に水圧を
    かけて、上記分水管ヘッドに送り排水するための太い管
    とから構成し、 上記分水管ヘッドは、複数の分水支管を連接するための
    複数の接続管を有する構成とし、 上記造霧室は、上記複数の分水支管から先に取り付け
    た、水と空気を混合して噴霧する空間であり、全体とし
    てT字を転倒させた形状体とし、底部に底平面安定板を
    施し、一端を上記分水支管に止め、管内の後部に第1加
    圧ポイントを有し、その上面には斜め下に向かって設置
    された噴水導入片を有し、上記噴水導入片によって、上
    から下に垂直に伸びた空気供給管口を所定の割合だけ塞
    ぐことにより、上記分水支管からの水を加圧し、上記噴
    水導入片が盾となって水を斜め下へ押しだし、水が、管
    内前方の噴出口に設けた第2加圧ポイントおよび上記噴
    水導入片を通過し、上記空気供給管口に達した時に、空
    気を吸入し、空気と水との混合物を、上記第1加圧ポイ
    ントと上記第2加圧ポイントとの間に配置した霧混合室
    内にて霧状にした後に、上記噴出口より生け簀内に送る
    構成としたことを、特徴とする生け簀の酸素供給装置。
  2. 【請求項2】前記分水管ヘッドの中央部にある前記接続
    管を、他の前記接続管より長くしたことを特徴とする請
    求項1記載の生け簀の酸素供給装置。
  3. 【請求項3】前記造霧室の先に、さらに空気濾過供給器
    を備え、上記空気濾過供給器は、ブイによって水面に浮
    き、上記ブイ上に、空気貯蔵室を設け、活性炭フィルタ
    ー材を平面に置き、その上に順番に、空気孔、フィルタ
    ー網、上保護蓋、装飾物を設置したことを特徴とする請
    求項1または2記載の生け簀の酸素供給装置。
JP1999008769U 1999-11-17 1999-11-17 生け簀の酸素供給装置 Expired - Lifetime JP3069048U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107279032A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 农恒铭 多功能水产养殖设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107279032A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 农恒铭 多功能水产养殖设备
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