JP3068797B2 - プラズマディスプレイパネルの輝度制御方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの輝度制御方法

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JP3068797B2
JP3068797B2 JP9022331A JP2233197A JP3068797B2 JP 3068797 B2 JP3068797 B2 JP 3068797B2 JP 9022331 A JP9022331 A JP 9022331A JP 2233197 A JP2233197 A JP 2233197A JP 3068797 B2 JP3068797 B2 JP 3068797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビおよび広告表
示盤等の画像表示に用いるプラズマディスプレイパネル
の輝度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルにおいてT
V表示のために階調表示を行う方法としては、図11
(a)に示すように1フィールド、1/60秒の期間内
に発光輝度の重み付けをした複数のサブフィールドを構
成する方法が従来から用いられている。図に示す例は、
発光表示データの書き込み放電のための書き込み期間、
発光表示放電のための維持期間、維持放電を終了するた
めの消去期間で構成する8個のサブフィールド、sub
1、sub2…、sub8が1フィールド期間内に構成
されている。それぞれのサブフィールドの前記維持期間
の長さはそれぞれのサブフィールドの発光輝度の重みに
応じて異なっている。
【0003】例えば、sub1、sub2…、sub8
の発光輝度をそれぞれ20×B0、2 1×B0…、28×B0
(B0:基準輝度)に重み付けすると、これらの発光輝
度の組み合わせにより1フィールド期間において、28
=256階調の直線的な階調表示特性を持つ表示輝度の
制御が行える。また、前記重み付けを高くして、例え
ば、sub1、sub2…、sub8の発光輝度をそれ
ぞれA×20×B0、A×21×B0…、A×28×B0(B
0:基準輝度、A>1)に重み付けをA倍にすると、図
11(b)に示すように、これらの発光輝度の組み合わ
せにより1フィールド期間において、28=256階調
の直線的な階調表示特性を持つ前述のA倍の表示輝度の
制御が行える。このときの前記階調表示を行う方法とし
ての前記サブフィールドの構成は、図11(a)と比較
してわかるように、図11(b)では前記重み付けがA
倍になっているので、全てのサブフィールドの維持期間
がA倍に長くなっている。
【0004】しかし、TVの信号は1/2.2のγの特
性を持っているので、プラズマディスプレイパネルにお
いては、上述のような直線的な階調表示特性に対しγ=
2.2の逆γの補正を行い、正しい表示輝度が得られる
ように補正しなければならない。
【0005】以上の輝度制御方法を行う、従来装置の基
本構成を図12のブロック図に示す。この図において信
号入力は最大輝度M1の表示が得られる8ビット階調表
示部1を通して、一旦前述のように256階調の直線的
な階調表示特性を持たせ、さらにγ=2.2の補正の行
われる逆γ補正部2を通すことにより、最大輝度M1の
正しい表示輝度を出すための信号出力が得られる。
【0006】これをさらに詳しく説明するために、TV
の信号レベルとパネル表示輝度との関係を図13に示
す。図13に示すように、信号レベルとパネルの表示輝
度との関係は、先ず、図12の前記8ビット階調表示部
1により、鎖線で示す直線的なγ=1の関係となり、
さらに図12の前記逆γ補正部2により、実線の曲線
で示すγ=2.2の逆γ特性を持った曲線の関係に補正
される。この結果、信号レベルに対して最大輝度M1の
正しい表示輝度が得られるように成される。また、前記
図11(b)で示したように、重み付けをA倍にした場
合は、図13に示すように、横軸の信号レベルと縦軸の
パネルの表示輝度との関係は、先ず、図12の前記8ビ
ット階調表示部1により、鎖線で示す直線的なγ=1
の関係となり、さらに図12の前記逆γ補正部2によ
り、実線の曲線で示すγ=2.2の逆γ特性を持った
曲線の関係に補正される。この結果、信号レベルに対し
て前記最大輝度M1のA倍である最大輝度M2の正しい表
示輝度が得られるように成される。
【0007】従来の一応用例として、前述の輝度制御方
法を実現するプラズマディスプレイとしての駆動回路お
よびパネルのブロック図を図14に示す。プラズマディ
スプレイパネルユニット100は、M列のデータ電極と
N行の対を成す走査電極・維持電極がマトリックス状に
構成されたAC型のプラズマディスプレイパネル101
と、前記M列のデータ電極を駆動するデータドライバー
102、前記N行の対を成す走査電極・維持電極を駆動
する走査・維持・消去ドライバー103とで構成されて
いる。
【0008】つぎに、このプラズマディスプレイパネル
ユニット100を駆動するための信号の流れを簡単に説
明する。入力信号の大きさをレベル調整部11で調整し
て8ビットのA/D変換部12に入力する。A/D変換
部12の出力は逆γ補正部13により前述のγ=2.2
の補正を行った後、フレームメモリー14に一旦蓄えら
れ、出力処理部15を経て前記データドライバー102
を駆動する。一方、入力信号から同期分離部16を通し
てタイミングパルス発生部17が駆動される。このタイ
ミングパルス発生部17は前記書き込み期間、維持期
間、消去期間のタイミングを設定すると共に、前記サブ
フィールドの発光輝度の重み付けに応じた維持期間の長
さを決めるタイミングを設定する。また前記タイミング
パルス発生部17の出力は前記A/D変換部12を制御
すると共に、メモリー制御部18、駆動タイミング発生
部19を制御する。この駆動タイミング発生部19の出
力は、前記走査・維持・消去ドライバー103を駆動す
ると共に、メモリー制御部18へも帰還される。メモリ
ー制御部18は前記タイミングパルス発生部17と駆動
タイミング発生部19の両出力信号に同期して、前記フ
レームメモリー14から出力処理部15を経てデータド
ライバー102を駆動するために、前記フレームメモリ
ー14の読みだし・書き込みの制御を行う。
【0009】この結果、図14に示す輝度制御の駆動回
路によりTVの信号レベルと前記プラズマディスプレイ
パネル101の表示輝度との関係は、図13の例えば曲
線に示すようになり、最大信号レベルLMに対して最
大輝度M1が得られる。または、前記タイミングパルス
発生部17により前記サブフィールドの発光輝度の重み
付けを高くして、維持期間の長さをA倍に長くなるよう
にすることにより、図13の例えば曲線に示すよう
に、最大信号レベルLMに対して最大輝度M1よりもA倍
高い最大輝度M2を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】課題について述べる前
に、プラズマディスプレイパネルの最大輝度について先
ず説明する。プラズマディスプレイパネルの最大輝度は
できるだけ高いことが望ましい。しかし、前記最大輝度
を高くすると、図13における曲線に対する曲線の
比較から明らかなように、信号レベルに対する全体の表
示輝度のレベルも高くなるが、同時に、パネルの電力が
増大してパネルの著しい温度上昇をひき起こし、限度を
越えれば、パネルが割れるという問題がある。そのた
め、パネルの電力を考慮し、パネルが割れない限度であ
るパネルの最大許容電力以下に最大輝度を設定しなけれ
ばならない。例えば、図13の最大輝度M1が前記パネ
ルの最大許容電力に対する最大輝度であるとすると、最
大輝度M2の設定は実現できない。
【0011】したがって、このような従来のプラズマデ
ィスプレイパネルの輝度制御方法では、上述のように、
最大輝度を、パネルが割れない限度である最大許容電力
以下の条件下に設定しなければならないので、さらに高
い表示輝度のプラズマディスプレイパネルを実現するこ
とにも限度があるという課題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイパネルの輝度制御方法は、このような問題点を解
決するために、1フィールド期間内に発光輝度の重み付
けをした複数のサブフィールドを設けたプラズマディス
プレイパネルの階調表示に、逆γ特性を持つ信号処理回
路を組み合わせた輝度制御方法であって、信号入力の信
号レベルを検出し、検出した値が或一定の値を越えたと
き、前記信号入力に対して前記発光輝度の重み付けが高
くなるように設定された階調表示部および前記逆γ特性
のγ値が高くなるように設定された逆γ補正部を選択す
るように切り換えて表示を行い、前記検出した値が前記
或一定の値以下になったとき、前記信号入力に対して
記発光輝度の重み付けが低くなるように設定された階調
表示部および前記逆γ特性のγ値が低くなるように設定
された逆γ補正部を選択するように切り換えて表示を行
うものである。
【0013】このような輝度制御方法とすることによ
り、プラズマディスプレイパネルの電力を増加させるこ
となく、最大信号レベルに対応する最大輝度を従来の輝
度制御方法による最大輝度以上に設定することが出来る
と共に、高い信号レベルに対応する表示輝度のみを強調
して高めることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明におけるプラズマディスプ
レイパネルの輝度制御方法の実施の形態の基本構成図を
図1に示す。
【0015】この図において信号入力の信号レベルを信
号レベル検出部3により検出し、前記信号レベルが或一
定の値としての検出信号レベルLD以下のとき、これを
検出して前記信号レベル検出部3はスイッチ(SW)4
をa側に入れる。このとき前記信号入力は最大輝度M3
が得られる8ビット階調表示部5で一旦256階調の直
線的な階調表示特性を持ち、その後逆γ補正部2でγ=
2.2の補正を行うことにより、最大輝度M3の正しい
表示輝度を出すための信号出力が得られる。
【0016】また、前記信号レベルが或一定の値として
の検出信号レベルLDを越えるとき、これを検出して前
記信号レベル検出部3はスイッチ(SW)4をb側に入
れる。このとき前記信号入力はピーク輝度Pが得られる
8ビット階調表示部6で、一旦、前述のように、256
階調の直線的な階調表示特性を持ち、その後逆γ補正部
7でγ=Kの補正を行うことにより、図2に示されるよ
うに、ピーク輝度Pの表示輝度を出すための信号出力が
得られる。
【0017】これをさらに詳しく説明すると、TVの信
号レベルとパネル表示輝度との関係を示す図2で、横軸
はプラズマディスプレイに入力される信号レベル、縦軸
は前記プラズマディスプレイの表示輝度であり、直線
、直線、曲線、曲線はそれぞれ信号レベルに対
する表示輝度の関係を表している。また、横軸には或一
定の信号レベルの値を検出信号レベルLDとして示され
ている。
【0018】また、プラズマディスプレイパネルにおい
てTV表示のために階調表示を行う方法は、従来から用
いられている、図11(a)、図11(b)のサブフィ
ールドの構成図のような方法であるので、本発明におい
てもそれらを用いるが、その説明は前述と重複するので
省略する。
【0019】つぎに、本発明におけるプラズマディスプ
レイパネルの輝度制御方法の実施態様を、図1、図2、
図11(a)、図11(b)を用いて、さらに詳しく説
明する。
【0020】図2に示すように、信号レベルとパネルの
表示輝度との関係は、信号レベルが或一定の値である検
出信号レベルLD以下のとき、これを検出して図1の信
号レベル検出部3はスイッチ(SW)4をa側に入れ、
8ビット階調表示部5により、鎖線で示す直線的なγ
=1の関係となり、さらに逆γ補正部2により実線の曲
線で示すγ=2.2の逆γ特性を持った曲線の関係に
補正される。この結果、信号レベルに対して最大輝度M
3の正しい表示輝度が得られるように成される。この最
大輝度M3はパネルの最大許容電力より少し下限に設定
されている。このときの階調表示を行うサブフィールド
の構成は図11(a)において最大輝度M3が得られる
ようにサブフィールドの維持期間の長さが設定されてい
る。
【0021】また、信号レベルが前記検出信号レベルL
Dを越えるとき、これを検出して図1の信号レベル検出
部3はスイッチ(SW)4をb側に入れ、8ビット階調
表示部6により、鎖線で示す直線的なγ=1の関係と
なり、さらに図1の逆γ補正部7により点線の曲線で
示すγ=Kの逆γ特性を持った曲線の関係に補正され
る。この結果、信号レベルに対してピーク輝度Pの表示
輝度が得られるように成される。このピーク輝度Pは前
記パネルの最大許容電力ないし、それより少し高い電力
に設定されている。このときの階調表示を行うサブフィ
ールドの構成は図11(b)においてピーク輝度が得ら
れるようにサブフィールドの維持期間の長さがA倍に設
定されている。このように、信号レベルが或一定の値で
ある前記検出信号レベルLDを越えると、発光輝度の重
み付けの低い階調表示を行うサブフィールドの構成であ
る図11(a)から発光輝度の重み付けの高い階調表示
を行うサブフィールドの構成である図11(b)に切り
換わると共に、γの値がγ=2.2からγの値が高いγ
=K(K>2.2)に切り換わる。その後、信号レベル
が、再び、前記検出信号レベルLD以下に戻ると、発光
輝度の重み付けの高い階調表示を行うサブフィールドの
構成である図11(b)から発光輝度の重み付けの低い
階調表示を行うサブフィールドの構成である図11
(a)に切り換わると共に、γの値がγ=Kからγ=
2.2に切り換わるように成す。Kの値は、曲線と曲
線が信号レベルのほぼ半値以下では、接近し、この半
値を越えると離れていくような値に設定されている。こ
のようにすることにより、信号レベルが前記検出信号レ
ベルLDを越えて曲線から曲線に切り換わったと
き、前記検出信号レベルLD以下の信号レベルに対する
表示輝度はあまり変化せず、前記検出信号レベルLDを
越える信号レベルに対する表示輝度が徐々に前記ピーク
輝度Pに到るように持ち上がる。したがって、前記信号
レベルを越える信号に対する表示輝度のみが強調される
ので、高輝度で、高コントラストの表示画像が得られる
ことになる。
【0022】本発明の輝度制御方法を実現するためのプ
ラズマディスプレイとしての駆動回路およびパネルのブ
ロック図を図3に示す。プラズマディスプレイパネルユ
ニット100は、M列のデータ電極D1、D2、D3…D
M-1、DMとN行の対を成す走査電極・維持電極SC1
SU1、SC2・SU2…SCN・SUnとがマトリックス
状に構成されたAC型のプラズマディスプレイパネル1
01、前記M列のデータ電極を駆動するデータドライバ
ー102及び前記N行の対を成す走査電極・維持電極を
駆動する走査・維持・消去ドライバー103で構成され
ている。
【0023】つぎに、このプラズマディスプレイパネル
ユニット100を駆動するための信号の流れを簡単に説
明する。入力信号の大きさをレベル調整部11で調整し
て8ビットのA/D変換部12に入力する。A/D変換
部12の出力は、逆γ補正部20によりγ=2.2また
はγ=Kの補正を行った後、フレームメモリー14に一
旦蓄えられ、出力処理部15を経て前記データドライバ
ー102を駆動する。一方、入力信号から同期分離部1
6を通してタイミングパルス発生部17が駆動される。
このタイミングパルス発生部17は前記書き込み期間、
維持期間、消去期間のタイミングを設定すると共に、前
記サブフィールドの発光輝度の重み付けに応じた維持期
間の長さを決めるタイミングを設定する。また前記タイ
ミングパルス発生部17の出力は前記A/D変換部12
を制御すると共に、メモリー制御部18、駆動タイミン
グ発生部19を制御する。この駆動タイミング発生部1
9の出力は、前記走査・維持・消去ドライバー103を
駆動すると共に、メモリー制御部18へも帰還される。
メモリー制御部18は前記タイミングパルス発生部17
と駆動タイミング発生部19の両出力信号に同期して、
前記フレームメモリー14から出力処理部15を経てデ
ータドライバー102を駆動するために、前記フレーム
メモリー14の読みだし・書き込みの制御を行う。さら
に信号レベル検出部21はA/D変換部12の出力の信
号レベルを監視し、前記検出信号レベルLDを検出して
タイミングパルス発生部17に前記サブフィールドの発
光輝度の重み付けに応じた維持期間の長さを決めるタイ
ミングの設定切り換えを行うと共に、逆γ補正部20で
のγ補正の設定切り換えを行う。
【0024】以上、図3に示す輝度制御の駆動回路によ
りTVの信号レベルと前記プラズマディスプレイパネル
101の表示輝度との関係は、信号レベルが検出信号レ
ベルLD以下のとき、図2中のγ=2.2の曲線 に示
すようになり、最大信号レベルLMに対して最大輝度M3
が得られる。また、信号レベルが前記検出信号レベルL
Dを越えるとき、図2中のγ=Kの曲線に示すように
なり、最大信号レベルLMに対して最大輝度M3よりも高
いピーク輝度を得ることができる。
【0025】ここでTVの一般的な入力信号の信号レベ
ルに関連させて上述の輝度制御方法を説明する。図4は
TVの入力信号の時間的な経過を示したもので、これに
みられるように、TVの入力信号には、比較的低い平均
信号レベルに対して、頻繁に現れる高信号レベルと時々
現れる最大信号レベルLMの信号とが不規則的にある。
この高信号レベルから最大信号レベルLMまでの信号の
出現率は平均的に高々数%程度である。したがって、前
記高輝度信号レベル付近の値を前記検出信号レベルLD
に設定することにより、本発明の輝度制御方法で説明し
たように、表示輝度を前記ピーク輝度にまで持ち上げて
も、総じて、パネルの電力増加は僅かであるので、これ
によりパネルが最大許容電力を越えないように抑制する
ことができる。
【0026】すなわち、パネルの最大許容電力に対応す
る最大輝度が420cd/m2の場合、従来例の説明で
述べたように、従来では最大輝度M1としてやはり42
0cd/m2しか得られないが、本発明においては、T
V信号において時々現れるピーク入力の出現率が10%
とすると、20cd/m2=200cd/m2×10%と
なるので、最大輝度M3を420cd/m2−20cd/
2=400cd/m2とすることによってピーク輝度は
400cd/m2+200cd/m2=600cd/m2
が得られる計算になる。実際、最大許容電力に対応する
輝度が420cd/m2である、640×480画素、
42インチ型のカラープラズマディスプレイにおいて最
大輝度400cd/m2、ピーク輝度600cd/m2
得られた。
【0027】次に本発明におけるプラズマディスプレイ
パネルの輝度制御方法の他の実施態様について説明す
る。図5にこの輝度制御方法の第二の実施態様の基本構
成図を示す。これは、図1に示す本発明の第一の実施態
様におけるプラズマディスプレイパネルの輝度制御方法
と大半同じであるので、ここでは、その変更点のみにつ
いて説明する。図1においては信号レベル検出部3によ
り、直接、スイッチ(SW)4を切り換えていたが、図
5においては信号レベル検出部3からの出力が遅延回路
8を経て、或時間遅れの後、スイッチ(SW)4を切り
換えるものである。図6に示すように、TVの入力信号
の時間的経過において検出信号レベルLDを越える信号
レベルが間欠的に連続した場合、図1のような基本構成
においては、図2の曲線から曲線、曲線から曲線
の切り換えがやはり間欠的に連続して行われるので、
表示画面上にフリッカーが現れる場合がある。したがっ
て、図5においては、信号レベル検出部3から遅延回路
8を通じてスイッチ(SW)4を切り換えるように成す
とき、信号レベルが検出信号レベルLDを越えたときと
前記検出信号レベルLD以下になったときの少なくとも
一方において、発光輝度の重み付けおよび逆γ特性のγ
値が切り換わるのに或時間遅れを生じるように成してい
る。これを実現するためには図3で示した駆動回路の信
号レベル検出部21に遅延回路22を内蔵してスイッチ
(SW)4の切り換えに或時間遅れを持たせ、前記信号
レベル検出部21から逆γ補正部20およびタイミング
パルス発生部17への出力に或時間遅れを生じさせれば
よい。これにより、フリッカーの生じない安定した表示
が得られる。
【0028】次に本発明におけるプラズマディスプレイ
パネルの輝度制御方法のさらに別の実施態様について説
明する。図7にこの輝度制御方法の第三の実施態様とし
ての基本構成図を示す。この実施態様の場合は、本発明
におけるプラズマディスプレイパネルの輝度制御方法の
第一の実施態様とほとんどの点で同じであるので、ここ
では、その変更点のみについて説明する。図1において
は、一つの値の検出信号レベルLDを検出して信号レベ
ル検出部3によりスイッチ(SW)4を切り換えていた
が、図7においては、検出信号レベルを信号レベルLD
1,LD2の二値とし、そのため二つの信号レベル検出部
9,10を設け、信号レベルLD1を検出して信号レベル
検出部9によりスイッチ(SW)4をaからbに、信号
レベルLD2を検出して信号レベル検出部10によりスイ
ッチ(SW)4をbからaに切り換えるように成したも
のである。図8に示すようにTVの入力信号の時間的な
経過において検出信号レベルLD付近の信号レベルが長
時間続いた場合、図2の曲線から曲線、曲線から
曲線の切り換えにチャタリングが発生し、表示画面上
に表示輝度のチャタリングが現れる場合がある。したが
って、図7および信号レベルと表示輝度との関係である
図9に示すように、発光輝度の重み付けが高くなると共
に逆γ特性のγ値が高くなるように切り換わる検出信号
レベルLD1の値と、発光輝度の重み付けが低くなると共
に逆γ特性のγ値が低くなるように切り換わる検出信号
レベルLD2の値が異なった二値になるように成し、図9
の曲線から曲線、曲線から曲線への切り換えの
信号レベルを変えて、この切り換え転移点にヒステリシ
ス特性を持たせるように成している。これを実現するた
めには、図3で示した駆動回路の信号レベル検出部21
を二値検出(図示せず)とし、前記信号レベル検出部2
1から逆γ補正部20およびタイミングパルス発生部1
7への駆動にヒステリシス特性を持たせればよい。これ
により、チャタリングがなく表示の安定性が向上する。
【0029】以上、本発明の第一、第二、第三の各実施
態様についての説明では、階調表示を行うサブフィール
ドの構成を8サブフィールドの構成としたが、これ以外
のサブフィールド構成においても本発明が成り立つもの
である。また、サブフィールドの構成を一定としたが、
図2において曲線から曲線の特性に切り換わるとき
に、ピーク輝度を得るためにサブフィールド数を減らし
て維持期間を長くする方法も本発明の範囲である。さら
にまたγ=KのKの値は限定されるものではなく、また
図10に示すように、定数ではなく信号レベルの値によ
って異なる変数として設定しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
プラズマディスプレイパネルの輝度制御方法によれば、
一般的なTVの入力信号において、頻繁に現れる高信号
レベル以下の所定検出信号レベルに対しては、パネルの
最大許容電力に対応する最大輝度の表示までの階調表示
が可能になり、前記所定の検出信号レベルを越える信号
レベルに対しては、前記最大輝度を越えるピーク輝度の
階調表示が可能になるので、高輝度の画像表示が実現で
きる。さらに、前記検出信号レベルを越える信号に対す
る輝度のみがパネルの最大許容電力を越えるピーク輝度
に向かって持ち上げられるので、プラズマディスプレイ
パネルにおいて高輝度、高コントラストの高品質の画像
表示が出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施態様としてのプラズマディ
スプレイパネルの輝度制御方法を説明する基本構成図
【図2】同実施態様の信号レベルと表示輝度との関係を
示す図
【図3】同実施態様の一応用例としてのプラズマディス
プレイの駆動回路のブロック図
【図4】一般的なTV信号の時間的な経過を示す図
【図5】本発明の第二の実施態様としてのプラズマディ
スプレイパネルの輝度制御方法を説明する基本構成図
【図6】TV信号の時間的な経過の特別な例を示す図
【図7】本発明の第三の実施態様としてのプラズマディ
スプレイパネルの輝度制御方法を説明する基本構成図
【図8】TV信号の時間的な経過の他の特別な例を示す
【図9】本発明の第三の実施態様としてのプラズマディ
スプレイパネルの輝度制御方法を説明する基本構成図の
信号レベルと表示輝度との関係を示す図
【図10】本発明の第一の実施態様としてのプラズマデ
ィスプレイパネルの輝度制御方法を説明する基本構成図
の別の信号レベルと表示輝度との関係を示す図
【図11】プラズマディスプレイパネルの階調表示を行
う従来例のサブフィールドの構成図
【図12】従来のプラズマディスプレイパネルの輝度制
御方法を説明する基本構成のブロック図
【図13】従来の信号レベルと表示輝度との関係を示す
【図14】従来のプラズマディスプレイの駆動回路のブ
ロック図
【符号の説明】
1 8ビット階調表示(最大輝度M1)部 2 逆γ補正(γ=2.2)部 3 信号レベル検出部 4 スイッチ(SW) 5 8ビット階調表示(最大輝度M3)部 6 8ビット階調表示(ピーク輝度P)部 7 逆γ補正(γ=K)部 8 遅延回路 9 信号レベル検出部 10 信号レベル検出部 11 レベル調整部 12 A/D変換部 13 逆γ補正部 14 フレームメモリー 15 出力処理部 16 同期分離部 17 タイミングパルス発生部 18 メモリー制御部 19 駆動タイミング発生部 20 逆γ補正部 21 信号レベル検出部 22 遅延回路 100 プラズマディスプレイパネルユニット 101 プラズマディスプレイパネル 102 データドライバー 103 走査・維持・消去ドライバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇谷 敬夫 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 東 琢磨 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−142581(JP,A) 特開 平10−143109(JP,A) 特開 平3−135596(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フィールド期間内に発光輝度の重み付
    けをした複数のサブフィールドを設けたプラズマディス
    プレイパネルの階調表示に、逆γ特性を持つ信号処理回
    路を組み合わせた輝度制御方法であって、信号入力の信
    号レベルを検出し、検出した値が或一定の値を越えたと
    き、前記信号入力に対して前記発光輝度の重み付けが高
    くなるように設定された階調表示部および前記逆γ特性
    のγ値が高くなるように設定された逆γ補正部を選択す
    るように切り換えて表示を行い、前記検出した値が前記
    或一定の値以下になったとき、前記信号入力に対して
    記発光輝度の重み付けが低くなるように設定された階調
    表示部および前記逆γ特性のγ値が低くなるように設定
    された逆γ補正部を選択するように切り換えて表示を行
    プラズマディスプレイパネルの輝度制御方法。
  2. 【請求項2】 信号レベルが或一定の値を越えたときと
    前記或一定の値以下になったときの少なくとも一方にお
    いて、階調表示部および逆γ補正部を切り換えるのに
    時間遅れを生じるようになっている請求項1に記載のプ
    ラズマディスプレイパネルの輝度制御方法。
  3. 【請求項3】 発光輝度の重み付けが高くなるように設
    定された階調表示部および逆γ特性のγ値が高くなるよ
    うに設定された逆γ補正部を選択するように切り換える
    ときの信号レベルの或一定の値と、発光輝度の重み付け
    が低くなるように設定された階調表示部および逆γ特性
    のγ値が低くなるように設定された逆γ補正部を選択す
    るように切り換えるときの信号レベルの或一定の値
    異なった二値になっている請求項1又は請求項2に記載
    のプラズマディスプレイパネルの輝度制御方法。
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