JP3068737B2 - 局部洗浄便座機構の操作装置 - Google Patents
局部洗浄便座機構の操作装置Info
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Description
便座及び便蓋と、局部洗浄、温風乾燥等の各機構を備え
た本体装置部を操作するための局部洗浄便座機構の操作
装置に関する。
燥等の局部洗浄に関する各機構を備えた局部洗浄便座装
置では、各機構を動作させるための操作装置が、本体ハ
ウジング上に又はリモコン形式で装備される。この種の
操作装置では、濡れた手で操作することを想定して、各
機構に対応したスイッチを、図4及び図5に示すよう
に、フィルム状の樹脂で覆っている。即ち、局部洗浄便
座装置は、図5に示すように、ハウジング1、便座2及
び便蓋(図示略)を主体に構成され、便座2には、電熱
線等による便座暖房機構が装備され、ハウジング1内に
は、肛門及びビデ洗浄用のノズル機構3、温風乾燥機構
4等が内蔵されている。
ング1が便器のサイドに延びた袖部1aに設けられてい
る。操作装置5は、ハウジング1内に配設された絶縁基
板6と、該絶縁基板6に実装されたスイッチ要素7と、
ハウジング1に形成された窓1bに遊嵌状態で保持され
て前記スイッチ要素7の直上に位置されるキートップ8
と、該キートップ8を上記窓1bに封入すべくハウジン
グ1の上面に接着等の手段で接合された樹脂9とから構
成されている。樹脂9は、操作装置5の操作面をなし、
操作パネル及び文字板を兼ねた操作銘板である。窓1b
を覆う樹脂9の文字部分9aは、所謂エンボス加工(膨
らみをもたせる加工)され、キートップ8を容易に押圧
できるようになっている。スイッチ要素7は、押圧され
たキートップ8に連動される可動部7aを有し、可動部
7aが突没されることでスイッチング作用する。更に、
絶縁基板6は図外の制御装置と接続され、局部洗浄便座
装置の各機構を操作可能に構成されている。
ップ8を押圧すると、可動部7aが連動してスイッチ要
素7を動作させ、対応する機構を操作できることにな
る。なお、操作面を構成する文字部分9aの文字「乾
燥」「温風」「洗浄」「停止」等は、長期使用による文
字消えを回避するため、樹脂9の裏面に印刷等の手段に
よって付与されている。このため樹脂9は透明素材が用
いられる。
浄便座装置は、便器の上面に配設されるものであるた
め、便器内を流れる汚水が便座2や袖部1aの操作面に
飛沫して付着し、大腸菌、ブドウ球菌等の細菌が繁殖す
ることが考えられ、とりわけ、操作面は、手、指が触れ
るところであるため、極めて不衛生であるとともに、使
用者には不清潔感を与えている。
平4−364821号公報には、清潔感が要求されるシ
ート或いはカバー類に、抗菌剤を混入させることが記載
されている。そこで、上述した操作装置の樹脂9に抗菌
剤を混入させることが考えられるが、樹脂9は強度確保
等のため比較的厚い部材であり、樹脂9の深層に混入さ
れた抗菌剤は、滅菌作用に関与せず、永久に無駄となっ
てしまう。
にだけ抗菌剤を混入した特別の樹脂層を形成することに
より、抗菌剤の無駄をなくし衛生的な環境を維持する局
部洗浄便座機構の操作装置の提供を目的とする。
された本体装置部と組合わされ、該本体装置部に装備さ
れた局部洗浄に関する各機構を操作する局部洗浄便座機
構の操作装置であって、ハウジングと、該ハウジング内
に保持された絶縁基板と、該絶縁基板上に実装された各
スイッチと、該各スイッチを表面側から操作可能に覆っ
た比較的柔らかいフィルム状のベース樹脂と、該ベース
樹脂の表面に、印刷、コーティング、塗布、蒸着、膜形
成のうちいずれか一つの手段により形成された透明性を
有しかつ該ベース樹脂より硬質の抗菌剤入り樹脂層とを
具備している。
たフィルム状のベース樹脂の表面に、印刷等の手段によ
り透明性を有する硬質の抗菌剤入り樹脂層を形成したの
で、操作面が清潔となり、衛生的に局部洗浄便座装置を
使用することができる。また、本発明の操作装置は、ベ
ース樹脂の表面近傍にだけ抗菌剤入り樹脂層を形成する
ものであるから、抗菌剤の無駄な使用がない。
内容を意味する文字をベース樹脂の表面に表示しても、
その表示面が硬質の抗菌剤入り樹脂層で保護されるの
で、ベース樹脂に透明素材を使い、かつ、裏面印刷等の
文字消え対策を採る必要がないばかりか、抗菌剤入り樹
脂層が硬質であるため、ベース樹脂に柔らかい透明樹脂
を用いた場合に避けられない表面傷による曇りが解消さ
れ、外観品位を半永久的に保つことができる。ベース樹
脂が柔らかいことは、各スイッチを作動させる上で必要
な事項である。
イッチを覆ったフィルム状のベース樹脂の表面に、印刷
等の手段により透明性を有する抗菌剤入り樹脂層を形成
したので、操作面が清潔となり、極めて衛生的に局部洗
浄便座装置を使用することができる。
樹脂の表面近傍にだけ抗菌剤入り樹脂層を形成するもの
であるから、抗菌剤がベース樹脂の深層まで使用される
ことがなく、コストを下げることができる。
装置の一実施例を図1及び図2に基づいて詳細に説明す
る。なお、上記各図において、図4及び図5と共通の部
材には同一の符号を付す。図1は、図5の袖部1aにお
ける操作面の部分を抽出したものである。符号1a′は
袖部1aの上半部ハウジングを示し、上半部ハウジング
1a′の下側には、絶縁基板6を支持し、該絶縁基板6
に実装された各スイッチ要素7の可動部7aを上半部ハ
ウジング1a′の内壁に対面させた基板ホルダ11が配
設されている。基板ホルダ11は、上部材11aと下部
材11bとが重ね合わされたものである。上部材11a
と下部材11bとの間にはスプリング12が介在され、
上部材11aは、スプリング12の力によって上半部ハ
ウジング1a′の内壁に当接されている。絶縁基板6
は、上部材11aと下部材11bとの間に介在され、上
部材11aにビス13によって固定され、かつ、上部材
11aによって各スイッチ要素7も支持されている。そ
して、下部材11bは、例えば袖部1aの図外の下半部
ハウジングから突出されたボス14に固定されている。
面に相当する部分には、図2に拡大して示すように、本
発明による抗菌剤入り樹脂層15が表面に印刷等の手段
によって形成されたフィルム状のベース樹脂16が被覆
されている。ベース樹脂16は、比較的柔らかい材質を
有する例えばポエステム系樹脂を用い、接着等の手段に
よって上半部ハウジング1a′に被覆される。
属の一部を銀、銅若しくは亜鉛で置換して得られる金属
錯体を細かく粉砕した抗菌剤を混合した硬質の例えば紫
外線ポリエステル樹脂であり、ベース樹脂16に印刷さ
れている。また、抗菌剤入り樹脂層15は透明乃至半透
明或いはすりガラス状に表面が粗面加工されている。こ
れは、後述する文字表示のためのインク剤が透けて見え
るようにするためである。
は、アクリル系樹脂に同様の方法で抗菌性ゼオライトを
混合させてもよい。なお、ベース樹脂16の厚みは例え
ば、0.1〜0.3mmであり、抗菌剤入り樹脂層15
は0.1〜0.5μmである。また、抗菌剤入り樹脂層
15のベース樹脂16への被覆方法は、上記印刷以外に
も、コーティング、蒸着(吹き付け)、塗布、膜形成の
うちいずれか一つの手段を採用することができる。
ベース樹脂16は、操作パネル及び文字板を兼ねた操作
銘板として制作され、窓1bを覆い文字が印刷される文
字部分16aをエンボス加工されている。この文字部分
16aで窓1b内にスイッチ要素7の頭部を構成するキ
ートップ8を封入している。従って、ベース樹脂16
は、エンボス加工部分が変形し易くなり、キートップ8
の操作性を良好としている。
示するインク剤17が塗布され、表面から視認できるよ
うになっている。この文字表示は、窓1bに隣接して行
われる場合は、その隣接場所に対してなされる。以上の
ように構成された局部洗浄便座機構(本体装置部)の操
作装置は、文字部分16aを押圧すると、抗菌剤入り樹
脂層15及びベース樹脂16が凹み、キートップ8が押
し下げられて、可動部7aがスイッチ要素7内に没入さ
れる。これによりスイッチ要素7が作動し、対応した機
構を操作させることができる。
動部7aが全没する以上の押圧量が加えられても、上部
材11aが沈むだけで、絶縁基板6へ過大な応力がかか
るこることはない。また、直接に手、指が接触する抗菌
剤入り樹脂層15は、付着した細菌を滅菌、或いは除菌
する作用を果たし、操作装置の操作面は、常に清潔に保
たれ、これによる衛生上の効果は多大である。
5の層厚は、ベース樹脂16のほんの僅かであり、ベー
ス樹脂16全体に混入させるものでないため、抗菌剤の
使用量を節約して安価なコストで制作できるという本発
明の効果を併せもつ。また、上記操作装置は、各スイッ
チの内容を意味するインク剤17をベース樹脂16の表
面に印刷することができる。そして、このようにインク
剤17をベース樹脂16の表面に印刷しても、長期の使
用による傷は抗菌剤入り樹脂層15の僅かな深さに生じ
るだけで、インク剤17が消失されることはない。これ
は、同時にベース樹脂16として透明樹脂を用いる場合
に避けられない表面傷による曇りを回避でき、長期にわ
たってベース樹脂16の光沢を維持する効果がある。
おいても前実施例と共通の部材には同一の符号を付す。
この実施例は、各スイッチ要素7を実装した絶縁基板6
の上に直接に抗菌剤入り樹脂層15を形成したベース樹
脂16を接着等の手段によって接合したものである。絶
縁基板6は容器状の基板ホルダ11の底部に密着して嵌
挿されている。この場合、キートップ8は省略され、ベ
ース樹脂16は直接にスイッチ要素7の可動部7aの上
にも覆われている。勿論、スイッチ要素7とベース樹脂
16との間には、接着剤は介在されない。
の近くにリモコン形式で設置される操作装置に適し、前
実施例と同様に、操作装置の操作面は常に清潔に保たれ
る。
実施例を示す断面図である。
る。
である。
窓、6…絶縁基板、7…スイッチ要素、7a…可動部、
8…キートップ(頭部)、11…基板ホルダ、15…抗
菌剤入り樹脂層、16…ベース樹脂。
Claims (1)
- 【請求項1】便器上に設置された本体装置部と組合わさ
れ、該本体装置部に装備された局部洗浄に関する各機構
を操作する局部洗浄便座機構の操作装置であって、ハウ
ジングと、該ハウジング内に保持された絶縁基板と、該
絶縁基板上に実装された各スイッチと、該各スイッチを
表面側から操作可能に覆った比較的柔らかいフィルム状
のベース樹脂と、該ベース樹脂の表面に、印刷、コーテ
ィング、塗布、蒸着、膜形成のうちいずれか一つの手段
により形成された透明性を有しかつ該ベース樹脂より硬
質の抗菌剤入り樹脂層とを具備した局部洗浄便座機構の
操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5292198A JP3068737B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 局部洗浄便座機構の操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5292198A JP3068737B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 局部洗浄便座機構の操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139014A JPH07139014A (ja) | 1995-05-30 |
JP3068737B2 true JP3068737B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17778805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5292198A Expired - Fee Related JP3068737B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 局部洗浄便座機構の操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068737B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP5292198A patent/JP3068737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07139014A (ja) | 1995-05-30 |
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