JP3068030B2 - 信号報知表示灯の光源構造 - Google Patents

信号報知表示灯の光源構造

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JP3068030B2 JP9101684A JP10168497A JP3068030B2 JP 3068030 B2 JP3068030 B2 JP 3068030B2 JP 9101684 A JP9101684 A JP 9101684A JP 10168497 A JP10168497 A JP 10168497A JP 3068030 B2 JP3068030 B2 JP 3068030B2
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正和 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号報知表示灯
の光源構造に関し、より特定的には、LEDを用いた信
号報知表示灯の光源構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各色の光を信号光として放光する
ことによって信号の報知を行なう信号報知表示灯が知ら
れている。この信号報知表示灯は、たとえば、駐車場、
自動機械、ロボット、生産ラインなどに設置され、たと
えば、満車、材料の不足、ワーク詰まりなどのような各
種の状態を信号報知するために用いられる。図16は、
従来の信号報知表示灯を示した断面図である。この構造
は、たとえば、実開平4−108806号公報に開示さ
れている。図16を参照して、この従来例では、上下方
向に延びる筒状部のほぼ中央部を突出させて2つの反射
面112を構成している。そして、この2つの反射面1
12の上下に円周状に複数のLED111を配置してい
る。反射面112およびLED111は、縦方向のスリ
ット(図示せず)を有する拡散性レンズからなるグロー
ブ113によって覆われている。
【0003】このような構成を有する従来の信号報知表
示灯では、LED111からの光は反射面112によっ
て反射された後、拡散性レンズからなるグローブ113
を透過して周囲へ放光される。この拡散性レンズによっ
て、外部から見た場合、いずれの方向からも反射面11
2に相当するほぼ面状の光源が視認される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示した従来の信号報知表示灯では、反射面112はた
とえば樹脂材料にアルミニウムなどの金属をメッキする
ことによって形成される。このため、このメッキ処理に
費用がかかり、製品全体の価格が上昇してしまうという
問題点があった。また、図16に示した反射型の信号報
知表示灯では、反射面112によって反射される光の縦
方向の幅は、LED111の有効放射角(通常12°程
度)と同じであり、結局のところ、LED111を反射
しないで直接放光する場合と縦方向の有効放射角は同じ
である。このため、図16に示した従来の信号報知表示
灯では、光源の上下方向の視認性を向上させることは困
難であった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、メッキ処理を施す必要がな
いとともに上下方向の視認性を向上させることが可能な
信号報知表示灯の光源構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1における信号報
知表示灯の光源構造は、光源となる第1のLEDと、第
1の透明部材とを備えている。第1の透明部材は第1の
表面と第2の表面とを含んでいる。第1の表面は、第1
のLEDからの光線が入射するように配置されており、
階段状の複数の屈折面を有する。第2の表面は、第1の
表面を介して入射する第1のLEDからの光線を反射す
るための反射面を有する。上記請求項1の構成によれ
ば、第1のLEDの光線は、異なる媒質の境界面となる
階段状の屈折面で屈折して進み、その後第1の透明部材
中を進む光線はもう片側の反射面で横方向に反射され、
第1の透明部材中を進む光線は再び階段状の複数の屈折
面を透過して拡散される。このように、この請求項1に
よる信号報知表示灯の光源構造では、光の屈折特性およ
び反射特性を利用することによって、第1の透明部材に
屈折面と反射面との両方の機能を持たせることが可能と
なる。これにより、メッキ処理を施すことなく反射面を
得ることが可能となり、その結果、メッキ処理にかかる
費用を削減でき、製品全体のコストを低減することが可
能となる。また、LEDの有効放射角を有する光は反射
面によって反射された後、複数の屈折面によって上下方
向に屈折されるので、LEDの有効放射角よりも広い上
下方向の幅を有する光源を得ることができる。この結
果、平滑な反射面によって反射される従来の構造に比べ
て、上下方向の視認性を向上させることができる。
【0007】請求項2は、上記請求項1の構成におい
て、第1の透明部材によって反射された光線を拡散する
ための拡散性レンズをさらに備えるように構成する。そ
して、複数個の上記第1のLEDが、上記第1の表面に
対向するように、ほぼ直線状に所定の間隔を隔てて配置
されるように構成する。
【0008】また、請求項3は、上記第1の構成におい
て、第1の透明部材によって反射された光線を拡散する
ための拡散性レンズをさらに備えるように構成するとと
もに、第1の透明部材の第1および第2の表面をほぼ円
周状に設ける。さらに、複数個の第1のLEDが第1の
表面に対向するようにほぼ円周状に所定の間隔を隔てて
配置する。
【0009】また、請求項4は、上記請求項1の構成に
おいて、第1の透明部材によって反射された光線を拡散
するための拡散性レンズをさらに備えるように構成する
とともに、第1の透明部材の第1および第2の表面をほ
ぼ多角形状に設ける。さらに、複数個の第1のLEDを
第1の表面に対向するようにほぼ多角形状に所定の間隔
を隔てて配置する。
【0010】請求項5における信号報知表示灯の光源構
造は、光源となる第1および第2のLEDと、第1の透
明部材と、第2の透明部材とを備える。第1の透明部材
は第1の表面と第2の表面とを含み、第2の透明部材は
第3の表面と第4の表面とを含む。第1の表面は、第1
のLEDからの光線が入射するように配置された階段状
の複数の屈折面を有する。第2の表面は、第1の表面を
介して入射する第1のLEDからの光線を反射するため
の反射面を有する。第3の表面は、第2のLEDからの
光線が入射するように配置された階段状の複数の屈折面
を有する。また、第4の表面は、第3の表面を介して入
射する第2のLEDからの光線を反射するための反射面
を有する。第1の透明部材と第2の透明部材とは「く」
の字状に接続されている。第1のLEDは第2の透明部
材の第4の表面に、第2のLEDは第1の透明部材の第
2の表面にそれぞれ対向するように配置されている。第
1の透明部材の第2の表面は第2のLEDからの光線を
屈折するように配置されており、第2の透明部材の第4
の表面は第1のLEDからの光線を屈折するように配置
されている。このように請求項5による信号報知表示灯
の光源構造では、請求項1の場合と同様、異なる媒質の
境界面での光の屈折特性および反射特性を利用すること
によって、第1および第2の透明部材にそれぞれ屈折面
と反射面とを有するように構成する。これにより、従来
のように反射面にメッキ処理を施す必要がなくなり、そ
のメッキ処理に伴う費用を削減することができる。ま
た、第1および第2のLEDから放出される有効放射角
内の光は第1および第2の透明部材の屈折面によって複
数回屈折されるので、最終的には第1および第2のLE
Dの有効放射角よりも大きい放射角で縦方向に拡散され
る。このため、従来の反射面のみによってLEDからの
光を反射して放光していた場合に比べて、縦方向の光源
の幅を広げることができ、その結果、縦方向の視認性を
向上させることができる。さらに、この請求項5の構成
では、第1の透明部材と第2の透明部材とを「く」の字
状に接続するとともに、第1のLEDを第2の透明部材
の第4の表面に、第2のLEDを第1の透明部材の第2
の表面にそれぞれ対向するように配置することによっ
て、LEDが第1および第2の透明部材の内部に完全に
覆われた形にすることができ、そのため、美観がよくな
るとともに防塵の点でも優れるという特有の効果を奏す
る。
【0011】請求項6は、上記請求項5の構成におい
て、第1および第2の透明部材によって反射された光線
を拡散するための拡散性レンズをさらに備えるように構
成する。また、複数個の第1のLEDを第2の透明部材
の第4の表面に対向するように、ほぼ直線状に所定の間
隔を隔てて配置するとともに、複数個の第2のLEDを
第1の透明部材の第2の表面に対向するようにほぼ直線
状に所定の間隔を隔てて配置する。
【0012】請求項7は、上記請求項5の構成におい
て、第1および第2の透明部材によって反射された光線
を拡散するための拡散性レンズをさらに備えるように構
成するとともに、第1および第2の透明部材をほぼ円周
状に設ける。そして、複数個の第1のLEDを第2の透
明部材の第4の表面に対向するようにほぼ円周状に所定
の間隔を隔てて配置するとともに、複数個の第2のLE
Dを第1の透明部材の第2の表面に対向するようにほぼ
円周状に所定の間隔を隔てて配置する。
【0013】請求項8は、上記請求項5の構成におい
て、第1および第2の透明部材によって反射された光線
を拡散するための拡散性レンズをさらに備えるように構
成する。そして、第1および第2の透明部材をほぼ多角
形状に設けるとともに、複数の第1のLEDを第2の透
明部材の第4の表面に対向するようにほぼ多角形状に所
定の間隔を隔てて配置する。さらに、複数の第2のLE
Dを、第1の透明部材の第2の表面に対向するようにほ
ぼ多角形状に所定の間隔を隔てて配置する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による信号報知表示灯の光源構造を説明するため
の断面図であり、図2は図1に示した光源構造を有する
信号報知表示灯の全体構成を示す斜視図である。図3
は、図1に示した信号報知表示灯の光源構造の光線の拡
散状態を説明するための部分拡大図である。まず、図1
および図2を参照して、この実施の形態1による信号報
知表示灯の光源構造では、ケース3の内部に所定の間隔
を隔てて直線状にLED1が複数個配置されている。そ
のLED1からの光が入射するように、階段状の複数の
屈折面20〜28を有する屈折面2aと、1つの反射面
2bとを有する透明部材2が設置されている。透明部材
2は、空気(屈折率1)よりも大きい屈折率を有する材
料によって形成されており、好ましくは、アクリル樹脂
(屈折率1.49)、ポリカーボネート樹脂(屈折率
1.586)、および石英ガラス(屈折率1.458
9)などが適用可能である。
【0016】ケース3の開口部には縦方向のスリット
(図示せず)を有する拡散性レンズ4が嵌め込まれてい
る。この拡散性レンズ4によってLED1からの光が横
方向に拡散される。
【0017】上記のような構成を有する信号報知表示灯
の光の放光状態を図3を用いて説明する。通常、高輝度
タイプのLED1の有効放射角(A)は光軸を中心とし
て12°〜15°に設定されている。LED1を光源と
する光線は透明部材2に入射するとき、空気(屈折率
1)から透明部材2への入射となる。すなわち、屈折率
の低い媒質(空気)から屈折率の高い媒質(透明部材
2)への入射となるので、光線は複数の屈折面23、2
5および27において透過屈折する。次に、その屈折し
た光線は透明部材2から空気へ入射する。この場合、屈
折率の高い媒質(透明部材2)から屈折率の低い媒質
(空気)への入射となるので、入射角を臨界角よりも大
きい角度に設定することにより光線は境界面(反射面2
b)で全反射する。そして、その反射された光線は、今
度は臨界角より極めて小さい入射角で境界面に入射する
ように設定されているので、屈折面20、22および2
4で透過屈折する。この透過屈折された光線は、LED
1の有効放射角(A)よりも大きい放射角(B)を有
し、さらにこの光線は拡散性レンズ4を通して周囲に放
射される。
【0018】ここで、図3に示すア−イ−ウ−エを通る
光線について、イでの入射角dはウでの入射角aが臨界
角を少し超える角度に設定する。エでの入射角gは、L
ED1からの光線サ−シの妨げにならないように、か
つ、エを出た光線ができるだけ下方向へ屈折するように
設定する。また、サ−シ−ス−セを通る光線について
は、シでの入射角fは、スでの入射角cが臨界角を超え
る角度に設定する。また、スでの入射角cはセを出た光
線ができるだけ上方向へ屈折するように入射角cを大き
くとる。セでの入射角iは臨界角を超えない範囲で透過
屈折するように角度を設定する。なお、カ−キ−ク−ケ
を通る光線についても、キでの入射角eはクでの入射角
bが臨界角を超える角度に設定する。また、ケでの入射
角hは、セで屈折された後の光線とエで屈折された後の
光線とのほぼ中間に屈折光線が位置するような屈折を行
なうように設定する。
【0019】上記のように、実施の形態1による光源構
造では、複数の屈折面20〜28と1つの反射面2bと
を有する透明部材2を使用することによって、LED1
の有効放射角(A)よりも周囲に放光される上下方向の
放射角(B)を広げることができ、その結果、上下方向
の視認性を向上させることができる。また、実施の形態
1による光源構造では、光の屈折特性および反射特性を
利用することによって、透明部材2に屈折面と反射面と
の両方の機能を持たせることが可能となる。これによ
り、メッキ処理を施すことなく反射面を得ることが可能
となり、その結果、メッキ処理にかかる費用を削減で
き、製品全体のコストを低減することが可能となる。
【0020】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2による信号報知表示灯の光源構造を示した正面図
(a)および底面図(b)である。図5は、図4に示し
た構造に拡散性レンズからなるグロ−ブを付加した構造
を示した断面図(a)およびその光の放光状態を説明す
るための断面図(b)である。また、図6は図5に示し
た光源構造を適用した単層構造の信号報知表示灯を示し
た断面図であり、図7は3層構造の信号報知表示灯を示
した断面図(a)および外観斜視図(b)である。ま
ず、図4を参照して、この実施の形態2による光源構造
では、上述した実施の形態1と異なり、透明部材32を
ほぼ円周状に形成する。そして、そのような円周状の透
明部材32に対向するように、LED1も円周状に所定
の間隔を隔てて複数個配置する。
【0021】図4および図5を参照して、このような実
施の形態2による構造においても、上述した実施の形態
1による光源構造と同様、光の屈折特性および反射特性
を利用することによって、透明部材32に屈折面と反射
面との両方の機能を持たせることが可能となる。これに
より、メッキ処理を施すことなく反射面を得ることが可
能となり、その結果、メッキ処理にかかる費用を削減で
き、製品全体のコストを低減することが可能となる。ま
た、階段状の複数の屈折面と1つの反射面とを兼ね備え
た透明部材32によって、LED1の有効放射角(A)
よりも大きい放射角(B)で光を放光することが可能と
なる。これにより、上下方向の視認性を向上させること
ができる。また、図4および図5に示した光源構造を用
いれば、実施の形態1と異なり、360°のいずれの方
向においても上下方向の視認性を向上させることができ
る。
【0022】図6に示した応用例では、本体部35の上
部に縦方向のスリット(図示せず)を有する拡散性レン
ズからなるグローブ34が嵌め込まれており、そのグロ
ーブ34の内部にはほぼ円周状の透明部材32とそれに
対向するほぼ円周状の複数のLED1とが設置されてい
る。グローブ34の上面はカバー36によって覆われて
いる。
【0023】図7に示した応用例では、図6に示した応
用例と異なり、縦方向のスリットを有する拡散性レンズ
からなるグローブ34が3層構造に積層されている。こ
のように構成すれば、各層のLED1a、1bおよび1
cのそれぞれを異なった色のLEDによって構成するこ
とにより、3種類の信号を表示可能な信号報知表示灯と
して用いることができる。この場合も、複数の屈折面と
1つの反射面とを兼ね備えた透明部材32を用いること
によって、メッキ処理が不要になるとともに上下方向の
視認性を向上させることができる。
【0024】(実施の形態3)図8は、本発明の実施の
形態3による信号報知表示灯の内部構造を示した正面図
であり、図9は図8に示した信号報知表示灯の外観斜視
図である。また図10は図8に示した信号報知表示灯の
光の放光状態を説明するための断面図である。
【0025】まず、図8および図9を参照して、この実
施の形態3による信号報知表示灯の光源構造では、ケー
ス53内に「く」の字状の透明部材52が設置されてい
る。その透明部材52は、階段状の複数の屈折面70〜
77および85〜91を有する第1の表面52aと、1
つの反射面を有する第2の表面52bと、階段状の複数
の屈折面78〜84および92〜99を有する第3の表
面52cと、1つの反射面を有する第4の表面52dと
を備えている。
【0026】また、第4の表面52dと第2の表面52
bとに対向するようにそれぞれ第1のLED51と第2
のLED55とが配置されている。第1のLED51は
基板56に上向きに設置されており、第2のLED55
は基板57に下向きに設置されている。また、図9に示
すように、第1のLED51と第2のLED55とはそ
れぞれほぼ直線状に所定の間隔を隔てて複数個配置され
ている。また、透明部材52および第1のLED51な
らびに第2のLED55を覆うように縦方向のスリット
(図示せず)を有する拡散性レンズ54がケース53の
開口部に嵌め込まれている。
【0027】次に、図10を参照して、実施の形態3に
よる光源構造の光の放光状態について説明する。まず、
j〜oの入射角がすべて臨界角以上になるように第1の
LED51および第2のLED55と透明部材52とが
設置されている。これにより、第1のLED51からの
光は反射面52bによって全反射されるとともに、第2
のLED55からの光は第4の反射面52dによって全
反射される。このように、異なる媒質間の境界面におけ
る光の全反射特性を利用することによって、本発明で
は、第2の表面52bと第4の表面52dとにメッキ処
理を施すことなくこれらを反射面として利用することが
可能となる。それにより、メッキ処理による製造コスト
の上昇という不都合が生じず、安価な製品を提供するこ
とができる。
【0028】図10に示すタ−チ−ツ−テ−トを通る光
線については、タ,チ,ツの境界面では透過屈折し、テ
で全反射してトで再び透過屈折する。
【0029】また、ナ−ニ−ヌ−ネ−ノを通る光線につ
いては、ナ,ニ,ヌの境界面では透過屈折してネで全反
射してノで再び透過屈折する。
【0030】第2のLED55からの光も上記と同様の
経路をたどり、第2の表面52b、第1の表面52a、
第3の表面52cでは透過屈折し、その後、第4の表面
52dで全反射されて再び第3の表面52cで透過屈折
されて放光される。
【0031】このように、実施の形態3では、1回の全
反射と複数回の透過屈折とによって第1のLED51か
らの光と第2のLED55からの光とが拡散性レンズ5
4を介して放光されるので、第1のLED51の有効放
射角(A1)よりも大きい放射角(B1)で光が放光さ
れるとともに、第2のLED55の有効放射角(A2)
よりも大きい放射角(B2)で第2のLED55からの
光が外部に放射される。これにより、上下方向の光の幅
を大きくすることができ、上下方向の視認性を向上させ
ることができる。
【0032】また、この実施の形態3による構造では、
「く」の字状に曲がった透明部材52の内側に第1のL
ED51および第2のLED55を配置することができ
るので、美観もよく、防塵の点でも優れている。
【0033】(実施の形態4)図11は、本発明の実施
の形態4による信号報知表示灯の光源構造を示した正面
図(a)およびLED部分の底面図(b)である。ま
た、図12は、図11に示した光源構造に拡散性レンズ
からなるグローブを付加した場合の断面図(a)とその
放光状態を説明するための断面図(b)である。図13
は、図12に示した光源構造を含む積層構造の信号報知
表示灯の断面図(a)およびその外観斜視図(b)であ
る。図14は図11に示した光源構造を単層型の信号報
知表示灯に適用した場合の断面図(a)およびその外観
斜視図(b)である。
【0034】図11および図12を参照して、この実施
の形態4による信号報知表示灯の光源構造では、上述し
た実施の形態3による光源構造を円形タイプに変形した
ものである。具体的には、「く」の字状の透明部材62
を中空のほぼ円周状に形成するとともに、その透明部材
62の内部の上下にそれぞれ基板67と66とを設置す
る。そして、下部の基板66には第4の表面62dに対
向するように第1のLED61が上向きに所定の間隔を
隔ててほぼ円周状に複数個設置されている。また、上部
の基板67には第2の表面62bに対向するように第2
のLED65が下向きに円周状に所定の間隔を隔てて複
数個設置されている。
【0035】図11に示した光源構造をグローブ64で
覆った構造が図12に示される。図12を参照して、こ
のように「く」の字状に透明部材62を設置するととも
にそれに対応して第1のLED61と第2のLED65
とをほぼ円周状に設置することによっても、上述した実
施の形態3と同様、透明部材62の内面にメッキ処理を
施さなくても反射面として使用することができる。ま
た、第1のLED61の有効放射角(A1)よりも広い
放射角(B1)で光を放光することができるとともに、
第2のLED64の有効放射角(A2)よりも大きい放
射角(B2)で光を放光することができる。これによ
り、縦方向の視認性を向上させることができる。また、
この実施の形態4のようにほぼ円周状に透明部材62と
第1のLED61および第2のLED65とを設けるこ
とによって、360°のどの方向からの視線性も向上さ
せることができる。
【0036】また、この実施の形態4による光源構造を
図13に示すような3層構造の信号報知表示灯に適用す
れば、3層の各層の上下方向の視認性を向上させること
ができるとともに、反射面にメッキ処理を施すことが必
要でないので製造コストも3層分削減することができ
る。この図13に示した積層タイプの信号報知表示灯で
は、本体部68aに縦方向のスリットを有する拡散性レ
ンズからなるグローブ64が3層積層されており、各層
のグローブ64内には透明部材62が設置されている。
また、最上層のグローブ64上にはカバー69aが取付
けられている。
【0037】図14に示した応用例では、本体部68b
上に1層のみのグローブ64aが設置されており、その
グローブ64a内に図11に示したような光源構造が配
置されている。
【0038】(実施の形態5)図15は、本発明の実施
の形態5による信号報知表示灯の光源構造を示した断面
図(a)およびその底面図(b)である。図15を参照
して、この実施の形態5は、基本的には図12に示した
実施の形態4による構造と同様の構造を有している。し
かし、この実施の形態5では、第1のLED61と第2
のLED65とをそれぞれ二重の円周状に配置してい
る。このように構成すれば、実施の形態4の構造に比べ
て容易に輝度を向上させることができる。
【0039】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した実施の形態の説明ではな
く特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
る。たとえば、図4に示した実施の形態2および図11
に示した実施の形態4によるほぼ円周状の透明部材とL
EDの構造を、ほぼ多角形状に配置することによっても
同様の効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、製造コ
ストを低減できるとともに上下方向の視認性を向上させ
ることが可能な信号報知表示灯の光源構造を提供し得る
に至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による信号報知表示灯の
光源構造を示した断面図である。
【図2】図1に示した信号報知表示灯の全体構成を示し
た斜視図である。
【図3】図1に示した光源構造による光の放光状態を説
明するための部分拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態2による信号報知表示灯の
光源構造を示した正面図(a)およびその底面図(b)
である。
【図5】図4に示した光源構造をグローブ内に設置した
場合の断面図(a)およびその光の放光状態を説明する
ための断面図(b)である。
【図6】図5に示した実施の形態2による光源構造を適
用した単層型の信号報知表示灯を示した断面図である。
【図7】図5に示した実施の形態2による光源構造を適
用した積層型の信号報知表示灯を示した断面図(a)お
よび外観斜視図(b)である。
【図8】本発明の実施の形態3による信号報知表示灯の
光源構造を示した断面図である。
【図9】図8に示した信号報知表示灯の全体構成を示し
た斜視図である。
【図10】図8に示した光源構造による光の放光状態を
説明するための断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4による信号報知表示灯
の光源構造を示した正面図(a)およびその底面図
(b)である。
【図12】図11に示した光源構造をグローブ内に設置
した場合の断面図(a)およびその光の放光状態を説明
するための断面図(b)である。
【図13】図12に示した実施の形態4による光源構造
を適用した積層型の信号報知表示灯を示した断面図
(a)および外観斜視図(b)である。
【図14】図12に示した実施の形態4による光源構造
を適用した単層型の信号報知表示灯を示した断面図
(a)およびその外観斜視図(b)である。
【図15】本発明の実施の形態5による信号報知表示灯
の光源構造を示した断面図(a)およびその底面図
(b)である。
【図16】従来の反射型の信号報知表示灯の光源構造を
示した断面図である。
【符号の説明】 1:LED 2:透明部材 2a:第1の表面(屈折面) 2b:第2の表面(反射面) 3:ケース 4:拡散性レンズ 32:透明部材 51:第1のLED 52:透明部材 55:第2のLED 61:第1のLED 62:透明部材 65:第2のLED
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 2/00 G09F 13/00 - 13/46

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源となる第1のLEDと、 前記第1のLEDからの光線が入射するように配置され
    た階段状の複数の屈折面を有する第1の表面と、前記第
    1の表面を介して入射する前記第1のLEDからの光線
    を反射するための反射面を有する第2の表面とを含む第
    1の透明部材とを備えた、信号報知表示灯の光源構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の透明部材によって反射された
    光線を拡散するための拡散性レンズをさらに備え、 複数個の前記第1のLEDが、前記第1の表面に対向す
    るようにほぼ直線状に所定の間隔を隔てて配置されてい
    る、請求項1に記載の信号報知表示灯の光源構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の透明部材によって反射された
    光線を拡散するための拡散性レンズをさらに備え、 前記第1の透明部材の第1および第2の表面はほぼ円周
    状に設けられており、 複数個の前記第1のLEDが、前記第1の表面に対向す
    るようにほぼ円周状に所定の間隔を隔てて配置されてい
    る、請求項1に記載の信号報知表示灯の光源構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の透明部材によって反射された
    光線を拡散するための拡散性レンズをさらに備え、 前記第1の透明部材の第1および第2の表面はほぼ多角
    形状に設けられており、 複数個の前記第1のLEDが、前記第1の表面に対向す
    るようにほぼ多角形状に所定の間隔を隔てて配置されて
    いる、請求項1に記載の信号報知表示灯の光源構造。
  5. 【請求項5】 光源となる第1および第2のLEDと、 前記第1のLEDからの光線が入射するように配置され
    た階段状の複数の屈折面を有する第1の表面と、前記第
    1の表面を介して入射する前記第1のLEDからの光線
    を反射するための反射面を有する第2の表面とを含む第
    1の透明部材と、 前記第2のLEDからの光線が入射するように配置され
    た階段状の複数の屈折面を有する第3の表面と、前記第
    3の表面を介して入射する前記第2のLEDからの光線
    を反射するための反射面を有する第4の表面とを含む第
    2の透明部材とを備え、 前記第1の透明部材と前記第2の透明部材とは、「く」
    の字状に接続されており、 前記第1のLEDは前記第2の透明部材の第4の表面
    に、前記第2のLEDは前記第1の透明部材の第2の表
    面に、それぞれ対向するように配置されており、 前記第1の透明部材の第2の表面は前記第2のLEDか
    らの光線を屈折するように配置されており、 前記第2の透明部材の第4の表面は前記第1のLEDか
    らの光線を屈折するように配置されている、信号報知表
    示灯の光源構造。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の透明部材によって
    反射された光線を拡散するための拡散性レンズをさらに
    備え、 複数個の前記第1のLEDが、前記第2の透明部材の第
    4の表面に対向するように、ほぼ直線状に所定の間隔を
    隔てて配置されており、 複数個の前記第2のLEDが、前記第1の透明部材の第
    2の表面に対向するように、ほぼ直線状に所定の間隔を
    隔てて配置されている、請求項5に記載の信号報知表示
    灯の光源構造。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の透明部材によって
    反射された光線を拡散するための拡散性レンズをさらに
    備え、 前記第1および第2の透明部材はほぼ円周状に設けられ
    ており、 複数個の前記第1のLEDが、前記第2の透明部材の第
    4の表面に対向するようにほぼ円周状に所定の間隔を隔
    てて配置されており、 複数個の前記第2のLEDが、前記第1の透明部材の第
    2の表面に対向するようにほぼ円周状に所定の間隔を隔
    てて配置されている、請求項5に記載の信号報知表示灯
    の光源構造。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の透明部材によって
    反射された光線を拡散するための拡散性レンズをさらに
    備え、 前記第1および第2の透明部材はほぼ多角形状に設けら
    れており、 複数の前記第1のLEDが、前記第2の透明部材の第4
    の表面に対向するように、ほぼ多角形状に所定の間隔を
    隔てて配置されており、 複数の前記第2のLEDが、前記第1の透明部材の第2
    の表面に対向するように、ほぼ多角形状に所定の間隔を
    隔てて配置されている、請求項5に記載の信号報知表示
    灯の光源構造。
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