JP3067963U - 鼻腔洗浄用具 - Google Patents

鼻腔洗浄用具

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JP3067963U JP1999000259U JP25999U JP3067963U JP 3067963 U JP3067963 U JP 3067963U JP 1999000259 U JP1999000259 U JP 1999000259U JP 25999 U JP25999 U JP 25999U JP 3067963 U JP3067963 U JP 3067963U
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保博 鳥住
一平 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液を用いて鼻腔を洗浄する鼻腔洗浄用具
において、鼻腔洗浄時に使用者が受ける不快感や負担感
を軽減して使い勝手を良好にする。 【解決手段】 鼻孔洗浄用具の容器10を、上部を開口
させて円筒形状をなす容器本体10aと、その上部開口
縁に一部をせり出して設ける突部10bとで形成する。
突部10bの先端面をあけて洗浄液吸入口11を設け
る。そして、使用時は、たとえば一方の鼻孔を指で塞い
で、容器10を持って傾け、他方の鼻孔に突部10aを
当てがい、洗浄液吸入口11から洗浄液を注ぎながら、
同時に鼻すすり動作を行って洗浄液と空気を一緒に鼻腔
内に吸入し、その鼻腔の気液攪拌洗浄を行い、気液混合
流を口腔内へ流れ出して、そこから異物とともに吐き出
す。また、軽く鼻をかんで鼻腔内に残った異物を排出す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 この考案は、風邪や花粉アレルギー等における 鼻症状の治療および予防のために、洗浄液を鼻孔から入れて、口または鼻孔から 出して鼻腔内を洗浄する鼻腔洗浄用具に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術とその課題】 風邪の予防に鼻腔洗浄は、うがい以上に重要で ある。さらに、花粉症などにおける鼻炎症状や汚染空気にさらされるドライバー や水泳後などにおける荒れた鼻粘膜のケアにも鼻腔洗浄の有用性が認識されてい る。それにもかかわらず、鼻腔洗浄があまり行われていないのは主として次のよ うな理由によるものと考えられる。
【0003】 鼻腔洗浄には大きく分けて二つの手段があり、一つは洗浄液を鼻から吸い込ん で口、または鼻から出す第1の手段である。(例えば:野村,アレルギーの臨床 ,Vol.7 No.9 1997参照) この手段は、うがいでは不可能な喉の奥上部すなわち鼻腔最奥部が洗える利点 を有する反面、洗浄時に強い不快感があるため敬遠され、ほとんど実行されてお らず、専用器具も市販されていないのが現状である。
【0004】 二つめの手段は、口呼吸或いは「アー」と発音して喉と口の通路を遮断した状 態で、洗浄液を鼻孔に注入し、もう片方の鼻孔から出す第2の手段である。(例 えば:切替・野村編,新耳鼻咽喉科学,南山堂,及び、例えば、実開平6−61 24号,実開昭58−112334号,実開昭59−182329号,実開昭6 2−166844号,実開平9−225026号公報参照) この手段は、洗浄液時の不快感は前者よりは少なく、医療現場でも行われてい る洗浄法であり、市販品も少なからずある。しかし本手段では、鼻腔の喉側奥部 が洗えないと言う欠点をもち、一方、鼻と口の通路を遮断するための操作や鼻腔 の洗浄液を鼻から排出する手段など操作に習塾が必要であることや、安価な市販 品がない等の課題があり、実行している人はあまり多くないのが現状である。医 療現場においても、生理食塩水の加温と器具のセッティングが面倒な割に医療保 険の査定が受けられない可能性が高いため敬遠されているのが実状であった。
【0005】 なお、洗浄液が鼻腔内に流入する際の不快感を軽減させる従来法として、噴霧 あるいは蒸気を利用する方法が存在する。しかし、このような方法は、確かに不 快感を著しく軽減することができるが、鼻腔洗浄効果を得るためには長時間の注 入もしくは吸入をしなければならず、かえって面倒であり実用的ではなく、むし ろ鼻腔の温熱療法など別の目的で使用されている。もし、不快感なく「鼻から吸 い込んで口や鼻から出す鼻腔洗浄」が可能な仕組みが見出されれば極めて有用で ある。また、それに使用する器具が「鼻と口の通路を遮断した状態で左右交互に 注入する鼻腔洗浄」にも共用できれば、量産化のメリットをもたらし、ユーザー には洗浄目的あるいは好みに応じて使い分けができて好都合となり、さらに低価 格化の恩恵も享受できる。同時に、器具の小型化および低コスト化が実現できる ならば、洗鼻薬の付属品として添付することも可能である。しかしながら現在の ところこのような鼻腔洗浄用具は実現しておらない。
【0006】 さらに、従来では、上述のように鼻腔洗浄時に、比較的多量の洗浄液を必要と するため、それを貯留する容器など用具全体が大型になり、構造も複雑化し、携 帯に不便でコスト高を招くという課題があった。
【0007】 本考案の目的は、洗浄液を用いて鼻腔を洗浄する鼻腔洗浄用具において、鼻腔 洗浄時に洗浄液によって使用者がうける不快感や負担感を軽減して使い勝手を良 好にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、洗浄液を鼻孔から吸入し口ま たは鼻孔から排出して鼻腔内を洗浄する鼻腔洗浄用具において、 洗浄液を貯留する上部を開放した容器に、洗浄時に鼻孔に当てがい洗浄液を鼻 腔内に空気とともに吸入する洗浄液吸入口を設けたことにより達成される。
【0009】 鼻腔洗浄時、鼻孔に容器10の突部10bを当てがい、容器10内の洗浄液を 、その洗浄液吸入口11から鼻腔内に空気とともに吸入し、鼻腔内で気液攪拌洗 浄を行う。
【0010】 上記目的は、請求項1において、前記容器の底部一側にノズルを設け、そのノ ズルの先端部に、前記洗浄液吸入口を設けるとともに、空気吸入孔を設けたこと により達成される。
【0011】 鼻腔洗浄時、鼻孔にノズル12の洗浄液吸入口11を当てがい、容器10内の 洗浄液を、空気吸入孔13から入り込む空気と一緒に洗浄液吸入口11から鼻腔 内に吸入し、鼻腔内で気液攪拌洗浄を行う。
【0012】 上記目的は、請求項2において、前記ノズルを、不使用時に前記容器の外側壁 に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時に傾けて用いる洗浄姿勢とに角度調整 可能としたことにより達成される。
【0013】 そして、不使用時は、ノズル12を保管姿勢に起立保管し、使用時は、ノズル 12を洗浄位置に傾けて用いる。
【0014】 上記目的は、請求項1において、前記容器の上部開口縁に切欠き凹部を設け、 そこに前記洗浄液吸入口を形成し、その洗浄液吸入口を両鼻孔に当てがうことの できる大きさとしたことにより達成される。
【0015】 鼻腔洗浄時、両鼻孔に洗浄液吸入口11を当てがい、容器10内の洗浄液を、 その洗浄液吸入口11から両鼻腔内に空気とともに吸入し、鼻腔内で気液攪拌洗 浄を行う。
【0016】 上記目的は、請求項1において前記容器内に、該容器の底部外方に先端側を突 出させたノズル導管を立設し、そのノズル導管の先端部に前記洗浄液吸入口を設 ける一方、該ノズル導管の末端部に、前記容器内の洗浄液面より常に上方位置に 設定して空気導入口を設けるとともに、同ノズル導管に、前記容器内でその底部 寄りに洗浄液導入孔を設けたことにより達成される。
【0017】 鼻腔洗浄時、鼻孔にノズル導管15の洗浄液吸入口11を当てがってから、ノ ズル導管15内に空気導入口16から空気を取り入れるとともに洗浄液導入孔1 7から洗浄液を導入し、気液混合流を洗浄液吸入口11から鼻腔内に吸入し、鼻 腔内で気液攪拌洗浄を行う。
【0018】 上記目的は、請求項1において前記容器の底部一側に、ノズルを不使用時に前 記容器の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時に横に倒して用いる洗 浄姿勢とに角度調整可能に設け、前記ノズルの先端部に洗浄液注ぎ口を設けると ともに、空気吸入孔を設ける一方、前記容器の上部開口縁の一部をせり出して突 部を形成し、その突部に前記洗浄液吸入口を設けたことにより達成される。
【0019】 鼻腔洗浄時は、たとえば第1の洗浄液吸入口20を鼻孔に当てがい、ノズル1 2を洗浄姿勢に倒した状態にしてその容器10内の洗浄液を洗浄液注ぎ口20か ら鼻腔内に注ぎ入れる。或いは、任意に選択し、鼻孔を洗浄液吸入口25に当て がい、容器10内の洗浄液を、洗浄液吸入口25から鼻腔内に空気とともに吸入 する使い方をすることもできる。
【0020】 上記目的は、請求項1において、前記容器の底部一側に、ノズルを不使用時に 前記容器の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時に横に倒して用いる 洗浄姿勢とに角度調整可能に設け、前記ノズルの先端部に洗浄液注ぎ口を設ける とともに、空気吸入孔を設ける一方、前記容器の上部開口縁に切欠き凹部を設け 、そこに両鼻孔に当てがうことのできる大きさの前記洗浄液吸入口を形成したこ とにより達成される。
【0021】 鼻腔洗浄時は、たとえば洗浄液注ぎ口20に鼻孔を当てがい、ノズル12を洗 浄位置に倒した状態にして容器10内の洗浄液を洗浄液注ぎ口20から鼻腔内に 注ぎ入れる。或いは、任意に選択し、両鼻孔を洗浄液吸入口25に当てがい、容 器10内の洗浄液を、洗浄液吸入口25から両鼻腔内に空気とともに吸入する使 い方をすることもできる。
【0022】
【考案の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、この考案の実施の形態に ついて説明する。
【0023】 図1に、この考案による鼻孔洗浄用具の一例を示す。図示洗浄用具は、図中符 号10で示す容器を備える。容器10は、たとえば樹脂製で、上部を開口させて 円筒形状につくる容器本体10aの上部開口縁に、その一部をせり出して突部1 0bを形成する。そして、その突部10bの先端面に洗浄液吸入口11をあけて 設けてなる。洗浄液としては、たとえば生理食塩水等を用いる。
【0024】 洗浄液吸入口11は、突部10bの先端面に限らず、たとえば図2に示すよう に、突部10bの上面などに設けるようにしてもよい。
【0025】 そして、使用時は、容器10内に、洗浄液を、たとえば10〜50cc程度入 れる。そうして、一方の鼻孔を指で塞いで、容器10を持って傾け、他方の鼻孔 に突部10bを当てがい、図3に示すように、洗浄液吸入口11から洗浄液を注 ぎながら、同時に鼻すすり動作を行って洗浄液と空気を一緒に鼻腔内へ吸入する 。そして、洗浄液が空気と混ざり合って鼻腔内を通り、そこで鼻腔の気液攪拌洗 浄を行う。
【0026】 ところで、この考案による鼻腔洗浄用具は、たとえば図4に示すように、容器 10の本体10a底部一側に、ノズル12を上向きに傾けて設ける構成とするこ ともできる。ノズル12は、その先端部12aを、たとえば図5に示すように略 円錐形状に形成し、その先端部12aに洗浄液吸入口11を設けるとともに、そ の洗浄液吸入口11と連通する空気吸入孔13を設ける構成とする。
【0027】 そして、使用時は、前述したように一方の鼻孔を指で塞いで、容器10を持っ て傾け、他方の鼻孔に洗浄液吸入口11を当てがい、図6に示すように、洗浄液 吸入口11から洗浄液を注ぎながら、同時に鼻すすり動作を行って、空気吸入孔 13から空気を取り入れ、洗浄液を空気と一緒に鼻腔内に吸入する。そうして、 洗浄液が空気と混ざり合って鼻腔内を通り、そこで鼻腔の気液攪拌洗浄を行う。
【0028】 なお、上述したノズル12は、不使用時に、図4中鎖線で示すように、容器1 0の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時実線で示すように傾けて用 いる洗浄姿勢とに、適宜公知手段にて角度調整可能に構成するとよい。
【0029】 また、この考案による鼻腔洗浄用具は、たとえば図7に示すように、容器10 の本体10aの上部開口縁に、切欠き凹部10cを設け、そこに洗浄液吸入口1 1を形成する構成とすることもできる。そして、洗浄液吸入口11は、容器本体 10aの径方向外向きに若干せり出して設け、両鼻孔に手前から当てがうことの できる大きさに形成してなる。
【0030】 そして、使用時は、両鼻孔に洗浄液吸入口11を当てがってから、図8に示す ように、容器内水面で鼻孔が塞がらないように洗浄液吸入口11から洗浄液を注 ぎながら、同時に鼻すすり動作を行って、両鼻孔から洗浄液と空気を一緒に鼻腔 内に吸入する。そうして、洗浄液が空気と混ざり合って鼻腔内を通り、そこで鼻 腔の気液攪拌洗浄を行う。
【0031】 ところで、上述した例では、鼻腔内で気液を混合してその鼻腔を洗浄するが、 事前に気液混合し、その気液混合流を鼻孔から鼻腔内へ注ぎ込むように構成する こともできる。
【0032】 たとえば図9に示すように、容器10内に、容器本体10aの底部外方に先端 側を突出させてノズル導管15を立設する。ノズル導管15は、その末端部15 aに、空気導入口16を容器本体10a内で洗浄液面より常に上方位置に設定し て設け、容器本体10a内でその底部寄りに洗浄液導入孔17を設ける。一方、 略円錐状をなす先端部15bには、前述したと同様な洗浄液吸入口11を設ける 構成とする。
【0033】 そして、使用時は、前述したように一方の鼻孔を指で塞いで、他方の鼻孔にノ ズル導管15の洗浄液吸入口11を当てがってから、図11に示すように、洗浄 液吸入口11から洗浄液を注ぎながら、同時に鼻すすり動作を行って、空気導入 口16から空気を取り入れるとともに洗浄液導入孔17から洗浄液を吸入し、そ の気液混合流をノズル導管15を通して鼻腔内へ流し込む。そうして、この気液 混合流は鼻腔の気液攪拌洗浄を行う。
【0034】 なお、上述したノズル導管15は、その先端側を、不使用時に、図10中鎖線 で示すように、容器10の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時実線 で示すように傾けて用いる洗浄姿勢とに角度調整可能に構成するとよい。
【0035】 さて、この考案による鼻腔洗浄用具は、いろいろな鼻腔洗浄方法を任意に選択 して使用して鼻腔を洗浄できるように構成することもできる。
【0036】 たとえば図12(a)に示すように、容器10の本体10aの底部一側に、ノ ズル12を設ける。ノズル12は、前述のように略円錐形状の先端部12aに洗 浄液注ぎ口20を設ける。そして、不使用時に、図中鎖線で示すように、容器1 0の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢と、使用時は実線で示すように横に倒 して用いる洗浄姿勢とに角度調整可能に構成する。また、容器本体10aの上部 開口縁の一部をせり出して突部10bを形成し、その突部10bに洗浄液吸入口 25を設ける構成とする。
【0037】 そして、使用時は、たとえば前記図3で示したと同様な洗浄方法を選択して鼻 腔を洗浄する。つまり、一方の鼻孔を指で塞いで、他方の鼻孔に洗浄液吸入口2 5を当てがって容器内水面で鼻孔が塞がらないように洗浄液を注ぎながら、同時 に鼻すすり動作を行って、鼻孔から洗浄液と空気を一緒に鼻腔内に吸入し、その 鼻腔の気液攪拌洗浄を行う。
【0038】 また、異なる次の方法を選択して鼻腔を洗浄することもできる。つまり、洗浄 液注ぎ口20を一方の鼻孔に当てがい、ノズル12を洗浄位置に倒し、頭をかが めて、図13に示すように他方の鼻孔を下側にし、口呼吸または「アー」と発声 して鼻と口の通路を遮断した状態で、洗浄液注ぎ口20から洗浄液を鼻腔内へ注 ぎ込み、途中の鼻腔内で洗浄液がある程度溜まると、他方の鼻孔から異物ととも に流れ出る。こうして、左右の鼻孔に交互に洗浄液を注入して鼻腔洗浄を行う。
【0039】 また、この考案による鼻腔洗浄用具は、鼻腔洗浄方法を任意に選択して鼻腔を 洗浄できるように、たとえば図12(b)に示すように構成することもできる。
【0040】 つまり、図12(a)に示した場合と同様に、洗浄液注ぎ口20を有するノズ ル12を、不使用時に、図中鎖線で示すように、容器10の外側壁に沿って起立 保管する保管姿勢と、使用時は実線で示すように横に倒して用いる洗浄姿勢とに 角度調整可能に設ける。また、容器10の本体10aの上部開口縁に切欠き凹部 10cを設け、そこに前記図7の例における洗浄液吸入口11と同様に、両鼻孔 を当てがうことのできる大きさの洗浄液吸入口25を形成する。
【0041】 そして、使用時は、たとえば図7および図8に示した例と同様に、両鼻孔に洗 浄液吸入口25を当てがってから、その洗浄液吸入口から洗浄液を注ぎながら同 時に鼻すすり動作を行って、両鼻孔から洗浄液と空気を一緒に鼻腔内に吸入し、 鼻腔内を気液攪拌洗浄する。
【0042】 また、図12(a)の場合と同様にノズル12を洗浄姿勢に倒し、鼻と口の通 路を遮断した状態で、左右の鼻孔に交互に洗浄液を注入して図13に示すように 鼻腔洗浄を行う別の使い方をすることもできる。
【0043】
【発明の効果】 上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が得 られる。
【0044】 請求項1〜7に記載の発明によれば、洗浄液吸入口から洗浄液を鼻孔を通して 空気と一緒に鼻腔内に吸入し、洗浄液を空気と混ざり合わせて鼻腔の気液攪拌洗 浄を行う構成とするから、洗浄液のみで洗浄する従来と違って、空気混入分だけ 鼻腔壁に当たる液重も軽減され、また、それだけ洗浄液の鼻腔壁に対する接触時 間も短くなり、さらにその間に鼻腔内に流入する洗浄液自体の流量も少なくなり 、その結果、従来と比較して鼻孔洗浄時に使用者に与える不快感や負担感を著し く軽減することができる。これにより、風邪や花粉アレルギー等における鼻症状 の治療および予防のために重要とされる鼻孔洗浄を、気軽に行え、而も広く一般 に普及させることができる。
【0045】 また、そのように鼻腔洗浄時に、必要な洗浄液の流量を比較的少なくするため 、それを貯留する容器など用具全体の小型化や携帯化を実現させることもできる 。さらに、構造も簡略化されるため、それだけコストも低くすることができる。
【0046】 請求項3に記載の考案によれば、加えて、洗浄液を注ぐためのノズルを、不使 用時に起立保管する保管姿勢と、使用時傾けて用いる洗浄姿勢とに角度調整可能 とするため、保管を容易にすることができ、また、使い勝手をより良くすること ができる。
【0047】 請求項4に記載の考案によれば、加えて、鼻腔洗浄時、両鼻孔に洗浄液吸入口 を当てがって、両鼻孔から一度に洗浄液を空気とともに同時に吸入することがで き、それだけ鼻孔洗浄を手短に行うことができる。
【0048】 請求項5に記載の考案によれば、加えて、ノズル導管内に空気導入口から空気 を取り入れるとともに洗浄液導入孔から洗浄液を導入し、予め自動的に気液混合 流にして洗浄液吸入口から鼻腔内に吸入して気液攪拌洗浄を行うことから、それ だけ鼻腔洗浄を容易に行うことができる。
【0049】 請求項6および7に記載の考案によれば、加えて、洗浄液を空気とともに注入 する異なる洗浄液口を2つ設け、2つの鼻腔洗浄法を1つの用具で実現すること ができ、洗浄目的や好みに応じて使い分けができる。たとえば前述したように、 鼻から吸い込んで口や鼻から洗い流す洗浄方法だけでなく、鼻と口の通路を遮断 した状態で左右の鼻から交互に注入して洗い流す洗浄方法を、任意に選択して簡 単に使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による鼻腔洗浄用具の第1の実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】 その鼻腔洗浄用具における洗浄液吸入口の設
置位置の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】 その鼻腔洗浄用具の使用状態を示す縦断面図
である。
【図4】 この考案による鼻腔洗浄用具のノズルを設け
る第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】 そのノズル先端部の構造を示す部分斜視図で
ある。
【図6】 その鼻腔洗浄用具の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図7】 この考案による鼻腔洗浄用具の第3の実施の
形態を示す斜視図である。
【図8】 その鼻腔洗浄用具の使用状態を示す縦断面図
である。
【図9】 この考案による鼻腔洗浄用具のノズル導管を
設ける第4の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】 そのノズル導管の先端側を角度可変とする
実施の形態を説明する斜視図である。
【図11】 その第4の実施の形態の使用状態を示す説
明図である。
【図12】 (a)はこの考案による鼻腔洗浄用具の第
5の実施の形態を示す斜視図であり、(b)は第6の実
施の形態を示す斜視図である。
【図13】 それらの実施の形態の使用状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 容器 10b 突部 10c 切欠き凹部 11・25 洗浄液吸入口 12 ノズル 13 空気吸入孔 15 ノズル導管 15a ノズル導管の末端部 15b ノズル導管の先端部 16 空気導入口 17 洗浄液導入口 20 洗浄液注ぎ口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月19日(1999.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を鼻孔から吸入し口または鼻孔か
    ら排出して鼻腔内を洗浄する鼻腔洗浄用具において、 洗浄液を貯留する上部を開放した容器に、洗浄時に鼻孔
    に当てがい洗浄液を鼻腔内に空気とともに吸入する洗浄
    液吸入口を設けたことを特徴とする鼻腔洗浄用具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記容器の底部一側
    にノズルを設け、そのノズルの先端部に、前記洗浄液吸
    入口を設けるとともに、空気吸入孔を設けたことを特徴
    とする鼻腔洗浄用具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ノズルを、不使
    用時に前記容器の外側壁に沿って起立保管する保管姿勢
    と、使用時に傾けて用いる洗浄姿勢とに角度調整可能と
    したことを特徴とする鼻腔洗浄用具。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記容器の上部開口
    縁に切欠き凹部を設け、そこに前記洗浄液吸入口を形成
    し、その洗浄液吸入口を両鼻孔に当てがうことのできる
    大きさとしたことを特徴とする鼻腔洗浄用具。
  5. 【請求項5】 請求項1において前記容器内に、該容器
    の底部外方に先端側を突出させたノズル導管を立設し、
    そのノズル導管の先端部に前記洗浄液吸入口を設ける一
    方、該ノズル導管の末端部に、前記容器内の洗浄液面よ
    り常に上方位置に設定して空気導入口を設けるととも
    に、同ノズル導管に、前記容器内でその底部寄りに洗浄
    液導入孔を設けたことを特徴とする鼻腔洗浄用具。
  6. 【請求項6】 請求項1において前記容器の底部一側
    に、ノズルを不使用時に前記容器の外側壁に沿って起立
    保管する保管姿勢と、使用時に横に倒して用いる洗浄姿
    勢とに角度調整可能に設け、前記ノズルの先端部に洗浄
    液注ぎ口を設けるとともに、空気吸入孔を設ける一方、
    前記容器の上部開口縁の一部をせり出して突部を形成
    し、その突部に前記洗浄液吸入口を設けたことを特徴と
    する鼻腔洗浄用具。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記容器の底部一側
    に、ノズルを不使用時に前記容器の外側壁に沿って起立
    保管する保管姿勢と、使用時に横に倒して用いる洗浄姿
    勢とに角度調整可能に設け、前記ノズルの先端部に洗浄
    液注ぎ口を設けるとともに、空気吸入孔を設ける一方、
    前記容器の上部開口縁に切欠き凹部を設け、そこに両鼻
    孔に当てがうことのできる大きさの前記洗浄液吸入口を
    形成したことを特徴とする鼻腔洗浄用具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005089695A1 (ja) * 2004-03-23 2005-09-29 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 鼻洗浄器

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WO2005089695A1 (ja) * 2004-03-23 2005-09-29 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 鼻洗浄器

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