JP3067753B1 - タクシ―メ―タ - Google Patents

タクシ―メ―タ

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JP3067753B1
JP3067753B1 JP11003176A JP317699A JP3067753B1 JP 3067753 B1 JP3067753 B1 JP 3067753B1 JP 11003176 A JP11003176 A JP 11003176A JP 317699 A JP317699 A JP 317699A JP 3067753 B1 JP3067753 B1 JP 3067753B1
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tariff button
taxi meter
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邦夫 土井
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二葉計器株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 操作したタリフ釦の確認が容易なタクシーメ
ータを提供する。 【解決手段】 複数のタリフ釦10を夫々個別に照明す
る照明手段としての発光ダイオードを設け、発光ダイオ
ードの発光態様を、少なくとも発光色、光量、点滅のい
ずれか1つを切り換えて、ON操作したタリフ釦10に
対応するものと、そうでないものとに識別可能に切り換
え制御する制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タリフ釦の発光態
様を切り換えて、操作したタリフ釦とそうでないものと
を識別可能となしたタクシーメータに関する。
【0002】
【従来の技術】タクシーメータには、実車、空車、支払
などの各種タリフを選択するための複数のタリフ釦が設
けられ、乗務員がタリフ釦を操作すると、タクシーメー
タの前面パネルに設けた表示部に、操作したタリフ釦の
名称が標準運賃や固定料金などとともに表示されて、乗
務員及びタクシー利用者が、現在のタリフを確認できる
ように構成されている。また、乗務員がタリフ釦の機能
を確認できるように、タリフ釦自体或いはタリフ釦付近
にはタリフ釦の名称を記載した名称記載部が設けられ、
更に夜間におけるタリフ釦の誤操作を防止するため、タ
リフ釦や名称記載部をLEDや電球などの照明手段によ
り照らすように構成されている。また、タリフ釦を構成
する樹脂材料に着色を施して、釦の色でタリフ釦を確認
できるように構成したものもある。
【0003】一方、現在実施されているタリフ機能は、
タクシーメータに対する改造等を防止するため、極限ら
れたものであるが、将来的には、例えば身障者割引や高
齢者割引などのように利用者を考慮した料金体系や、曜
日によるタクシー利用者数の変動を考慮した料金体系な
どを設定するためのタリフ機能が付加されることが予想
され、それに応じてタリフ釦の個数も増大することが予
想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記名称記
載部は、基本的には、乗務員がタリフ釦を確認できるよ
うに設けたものなので、通常は、照明手段により常時照
明されているだけで、タリフ釦や名称記載部を見ただけ
では、どのタリフ釦を操作したかを確認できない。もっ
とも、表示部には、選択したタリフの名称が記載される
ので、表示部を見れば、どのタリフ釦を選択したかを確
認できるが、前述のように、タリフ機能の種類が増える
と、表示部の極限られたスペース内に多数のタリフ名を
表示するため、文字が小さくなって表示部に表示された
ものだけでは、操作したタリフ釦の確認が煩雑になるこ
とが容易に懸念される。また、タリフ釦と表示部に表示
するタリフの名称とは、基本的には、対応するもの同士
が接近するようにレイアウトされるが、タリフ機能の種
類が増えると接近してレイアウトできないことがあり、
操作したタリフ釦が適正なものか否かの確認に手間取る
という問題が発生する。
【0005】一方、操作したタリフ釦やそれに対応する
名称記載部の照明だけを点灯することで、操作したタリ
フ釦とそうでないものとを識別できるように構成するこ
とも考えられるが、この様に構成した場合には、照明の
暗い車室において操作していないタリフ釦の識別が困難
になるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、操作したタリフ釦の確認
が容易なタクシーメータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に係
るタクシーメータは、複数のタリフ釦を夫々個別に照明
する照明手段を設け、前記照明手段の発光態様を、ON
操作したタリフ釦に対応するものと、そうでないものと
に識別可能に切り換え制御する制御手段を設けたタクシ
ーメータであって、前記各タリフ釦に対応させてタリフ
釦への手指の接近或いは接触を検出する検出手段を設
け、制御手段では、検出手段からの出力に基づいて、タ
リフ釦のON操作前において、手指を接近或いは接触さ
せたタリフ釦に対応する照明手段の発光態様を切り換え
ものである。このタクシーメータにおいては、タリフ
釦が照明手段により照明されるので、夜間においてもタ
リフ釦の操作性が低下することはない。但し、タリフ釦
の全数的な照明は、常時行ってもよいし、夜間のみ行っ
てもよい。また、このタクシーメータにおいては、タリ
フ釦をON操作することにより、該タリフ釦の発光態様
が、他のタリフ釦の発光態様と識別可能に切り換わるの
で、タクシー利用者及び乗務員は、タリフ釦の発光態様
に基づいて表示部に目をやることなく選択したタリフ釦
を容易に確認することが可能となる。更に、これから操
作しようとするタリフ釦に手指を接近或いは接触させる
ことで、該タリフ釦の発光態様が切り換わるので、乗務
員はタリフ釦の発光態様に基づいて、今操作しようとし
ているタリフ釦が所望のものであるか否かを確認できる
ので、タリフ釦の誤操作を防止できる。
【0008】請求項2記載のタクシーメータは、請求項
1記載のタクシーメータにおいて、前記照明手段の発光
態様を、少なくとも発光色、光量、点滅のいずれか1つ
を切り換えて識別可能となしたものである。照明手段の
発光態様としては、発光色、光量、点滅などを切り換え
ることが考えられる。しかし、点滅による場合には、タ
クシーメータが故障していると、タクシー利用者が勘違
いすることも考えられるので、発光色や光量を切り換え
ることが好ましく、また光量を切り換える場合には、暗
くなった方のタリフ釦が見難くなることが考えられるの
で、発光色を切り換えることがより好ましい。
【0009】請求項3記載のタクシーメータは、複数の
タリフ釦を夫々個別に照明する照明手段を設け、前記照
明手段の発光態様を、ON操作したタリフ釦に対応する
ものと、そうでないものとに識別可能に切り換え制御す
る制御手段を設けたタクシーメータであって、前記タリ
フ釦毎に異なる音信号を出力可能な出力手段を設け、発
光態様を切り換えたタリフ釦の名称を音信号で出力する
ものである。このタクシーメータにおいては、同じくタ
リフ釦が照明手段により照明されるので、夜間において
もタリフ釦の操作性が低下することはない。また、タリ
フ釦をON操作することにより該タリフ釦の発光態様が
他のタリフ釦の発光態様と識別可能に切り換わるので、
タクシー利用者及び乗務員は、タリフ釦の発光態様に基
づいて表示部に目をやることなく選択したタリフ釦を容
易に確認することが可能となる。更に、操作したタリフ
釦に対応する音信号が出力されるので、乗務員はこの音
信号を聞いて所望のタリフ釦を操作できたか否かを確認
することが可能となる。このため、タクシーメータ側へ
目を移すことなく、ブラインドタッチでタリフ釦を操作
しつつ、万一間違ってタリフ釦を操作した場合でも、そ
の間違いを確実に且つ速やかに修正できる。
【0010】請求項4記載のタクシーメータは、請求項
又は2記載のタクシーメータにおいて、前記タリフ釦
毎に異なる音信号を出力可能な出力手段を設け、発光態
様を切り換えたタリフ釦の名称を音信号で出力するもの
である。このような構成すると、上記と同様に、操作し
たタリフ釦に対応する音信号が出力されるので、乗務員
はこの音信号を聞いて所望のタリフ釦を操作できたか否
かを確認することが可能となる。このため、タクシーメ
ータ側へ目を移すことなく、ブラインドタッチでタリフ
釦を操作しつつ、万一間違ってタリフ釦を操作した場合
でも、その間違いを確実に且つ速やかに修正できる。
【0011】請求項5記載のタクシーメータは、前記出
力手段では、音信号として、タリフ釦の名称を音声出力
するものである。音信号として、音程、音色、メロディ
などでタリフ釦を識別することも可能であるが、音声出
力させると訓練を受けることなく誰でもが即座に音信号
の意味を理解でき、しかも乗務員だけでなくタクシー利
用者も、適正なタリフ釦が操作されていることを容易に
確認できるので好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、タクシ
ーメータ1は、タリフ機能を選択するための複数のタリ
フスイッチ2と、タクシー料金や選択したタリフの名称
などを表示するための表示手段3と、複数のタリフ釦1
0(図2参照)を夫々個別に照明可能な照明手段として
の発光ダイオード4と、タクシー料金を演算するととも
に表示手段3や発光ダイオード4を制御する制御手段5
とを備えている。
【0013】図2に示すように、タクシーメータ1の前
面パネルにはタリフスイッチ2を操作するための複数の
タリフ釦10が設けられている。タリフ釦10は、タリ
フ機能との対応関係の変更が不要な基本タリフ釦10A
と、変更が可能な補助タリフ釦10Bとに大別される。
基本タリフ釦10Aとしては、使用頻度に応じてサイズ
を変更した、「空車」「実車」「支払」のタリフ釦と、
「高速」「迎車」のタリフ釦と、「呼出」「転送」「合
計」の3種類のタリフ釦が設けられている。この基本タ
リフ釦10Aは、前述したようにタリフ釦10とその機
能との対応関係を変更する必要がないので、釦の前面に
タリフ釦の名称をプリント或いは刻印した名称記載部1
0aが形成されている。これらの基本タリフ釦10Aの
サイズやレイアウトは任意に設定可能であるが、「空
車」「実車」「支払」はその使用頻度が高いので、でき
るだけ大きなサイズの釦を使用し、タクシーメータ1の
前面パネルの右上側に配置することが好ましい。また、
「高速」「迎車」「呼出」「転送」「合計」のタリフ釦
に関しては、その全てを基本タリフ釦10Aとして取り
扱う必要はなく、後述する補助タリフ釦10Bと同様に
扱ってもよい。また、必要であれば図例以外の基本タリ
フ釦10Aを設けることも可能である。
【0014】補助タリフ釦10Bとしては、基本タリフ
釦10Aよりもサイズの小さな8つの釦が、左右方向に
一定間隔おきに直列状に連設されている。これら8つの
補助タリフ釦10Bのうち、右側6つの補助タリフ釦1
0Bには「貸切」「予約」「早朝」「ワゴン」「障・
割」(身障者割引)「待」のタリフ機能が割当てられ、
左側2つの補助タリフ釦10Bにはタリフ機能が割当て
られておらず、これら2つの補助タリフ釦10Bに対し
ては新たなタリフ機能が割当て可能に構成されている。
8つの補助タリフ釦10Bに対応するタリフ機能は、タ
クシーメータ1の製造会社、タクシー会社、タクシー利
用者、運転手などの要求に応じて設定することになる
が、不正使用を防止するため公的機関の認定を受けたタ
クシーメータの製造会社などの特定の会社にて設定する
ことが好ましい。補助タリフ釦10Bの個数は、図例で
は8個設けたが、それ以外の個数設けることも可能であ
る。但し、補助タリフ機能を有しないタクシーメータに
対しても本発明を同様に適用できる。
【0015】前記8つの補助タリフ釦10Bの上側にお
いてタクシーメータ1の前面パネルには表示板11が着
脱可能に取付けられ、表示板11には各補助タリフ釦1
0Bに対応させてタリフ釦の名称をプリントした名称記
載部11aが設けられている。この表示板11は、左側
の封印具12によりタクシーメータ1とともに封印さ
れ、表示板11の交換による不正が防止されるように構
成されている。但し、封印具12とは別の封印具で表示
板11をタクシーメータ1に封印することも可能であ
る。
【0016】タクシーメータ1の前面パネルに後方に
は、図3〜図5に示すように、タリフスイッチ2を固定
したプリント基板13が配置され、前面パネルとプリン
ト基板13間にはタリフ釦10への操作力を効率良くタ
リフスイッチ2の操作部2aに伝達するための伝達部材
14が設けられている。この伝達部材14は、タリフ釦
10の後方に位置する受部14aと、受部14aを弾性
支持する支持アーム14bと、操作部2aを押圧する押
圧部14cとを有する、単位伝達部14A、14B、1
4Cをタリフ釦10に対応させてそれぞれ設けたもの
で、基本タリフ釦10Aのうちの「空車」「実車」「支
払」「高速」「迎車」に対応するものは単位伝達部14
Aで構成され、「呼出」「転送」「合計」に対応するも
のは単位伝達部14Bで構成され、また、補助タリフ釦
10Bに対応するものは単位伝達部14Cで構成されて
いる。但し、伝達部材14の単位伝達部14A、14
B、14Cは、タリフ釦10毎に別部材で構成してもよ
い。また、伝達部材14を省略してタリフ釦10で操作
部2aを直接的に操作することも可能である。
【0017】発光ダイオード4は、例えば「赤色」と
「緑色」の2種類の発光態様を取りうる発光ダイオード
で構成され、この発光ダイオード4は、基本タリフ釦1
0Aに関しては、その後方のプリント基板13上に組付
けられ、補助タリフ釦10Bに関しては、表示板11に
おける各タリフ釦の名称の後方のプリント基板13上に
組付けられている。より具体的には、図3に示すよう
に、「空車」「実車」「支払」「高速」「迎車」の基本
タリフ釦10Aの後方には2つの発光ダイオード4が夫
々設けられ、図4に示すように、「呼出」「転送」「合
計」の基本タリフ釦10Aの後方には1つの発光ダイオ
ード4が設けられ、図5に示すように、表示板11にお
ける各タリフ釦の名称の後方には1つの発光ダイオード
4が設けられている。但し、タリフ釦10に対応させて
設ける発光ダイオード4の個数は任意に設定可能である
し、発光色の異なる2種類の発光ダイオード4を用いる
ことも可能である。また、発光ダイオード4に代えて電
球などからなる照明手段を設けてもよい。
【0018】表示板11の後方に配置される発光ダイオ
ード4に関しては、隣接する発光ダイオード4間の距離
が短いことから、隣接する発光ダイオード4間に遮光板
15が設けられ、操作したタリフ釦10に対応するタリ
フの名称のみが照明されるよう構成され、補助タリフ釦
10Bは、この発光ダイオード4により表示板11のタ
リフ釦の名称とともに補助タリフ釦10B毎に個別に照
明される。尚、図2において基本タリフ釦10Aの名称
記載部10a及び表示板11の名称記載部11aには、
透光な背景に黒色でタリフ釦の名称をプリントしたが、
タリフ釦の名称を透光にし、背景を不透光にすること
で、タリフ釦の名称自体が発光するように構成すること
が好ましい。また、補助タリフ釦10Bの背後に発光ダ
イオードを別途設け、この発光ダイオードにより、補助
タリフ釦10Bを夫々個別に照明してもよい。この場合
には、補助タリフ釦10Bの背後に設ける発光ダイオー
ドとして、「赤色」と「緑色」の2種類の発光態様を取
りうる発光ダイオードを採用し、表示板11の背後の発
光ダイオード4は、2種類の発光態様を取りうるもので
もよいし、1種類の発光態様だけしか取れないものでも
よい。
【0019】表示手段3は、液晶ディスプレイからなる
表示部3aを備えた周知の構成のもので、制御手段5に
て演算して求めた標準運賃や固定料金を表示するととも
に、操作したタリフ釦10により選択されたタリフの名
称を表示するように構成されている。但し、表示手段3
としては、その一部又は全部をセグメント表示する表示
手段を用いてもよい。尚、符号16は、営業データを転
送するためのICカード用のスロットである。
【0020】このタクシーメータ1においては、タリフ
モードが設定されていない状態では、全ての発光ダイオ
ード4を「緑色」で発光させて、夜間等におけるタリフ
釦10の操作性が確保されるように構成されている。ま
た、タリフ釦10を操作してタリフスイッチ2がON状
態になると、表示部3aに操作したタリフ釦10のタリ
フの名称を表示するとともに、該タリフ釦10に対応す
る発光ダイオード4の発光色を「緑色」から「赤色」に
切り換える。つまり、表示部3aにおける表示内容は、
バックライトで照明されているので見易くなってはいる
が、タリフ釦10との距離が比較的大きいので、操作し
たタリフ釦10の確認を表示部3aにおける表示内容で
確認することは、乗務員にとって煩雑になることがあ
る。このため、発光ダイオード4の発光色を切り換え
て、基本タリフ釦10Aにおいてはタリフ釦10に形成
した名称記載部10aの発光色を、また補助タリフ釦1
0Bに関しては、補助タリフ釦10B及びそれに併設さ
せた表示板11の名称記載部11aの発光色を切り換え
ることで、視点を移動させることなく操作したタリフ釦
10を確認することが可能となる。また、タクシー利用
者にとっては、表示部3aの表示内容及び名称記載部1
0a、10bの発光色の何方でも、現在のタリフモード
を知ることが可能となる。
【0021】尚、本実施例では、発光ダイオード4の発
光色を「緑色」と「赤色」とに切り換えて、操作したタ
リフ釦10とそうでないものとを識別可能に構成した
が、異なる色に切り換えるようにしてもよいし、選択し
たタリフ釦10に対応する発光ダイオード4を点滅させ
たり、光量を大きくしたりすることで、操作したものと
そうでないものとを識別できるように構成してもよい。
更に、発光色を2色以上に切換可能に構成してもよい。
【0022】次に、前記タクシーメータ1の構成を部分
的に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実
施の形態と同一部材には同一符号を付してその詳細な説
明を省略する。 (1) 図6に示すタクシーメータ1Aのように、タリ
フ釦10或いはその付近に、手指を接触させたり、手指
を接近させたことを検出する検出手段20を夫々設け、
これら複数の検出手段20からの信号に基づいて、操作
しようとするタリフ釦10に対応する発光ダイオード4
の発光態様を切り換えてもよい。この場合には、タリフ
スイッチ2がON操作される前に、選択しようとするタ
リフ釦10を確認できるので、タリフ釦10の操作ミス
を防止する上で好ましい。
【0023】手指の接触を検出手段20により検出する
場合には、検出手段20としてタリフ釦10にタッチセ
ンサを設けて、タッチセンサからの出力に基づいて、タ
リフ釦20に手指が接触しているか否かを検出し、手指
が接触したタリフ釦10に対応する音信号を出力させる
ことになる。タッチセンサとしては、タリフ釦10に電
極板を設け、この電極板が手指の接触により接地されて
いるか否かを検出するように構成したタッチセンサを用
いてもよいし、1対の電極板を僅かな隙間をあけて設
け、タリフ釦10の操作時に、両電極板間に跨がって手
指が接触し、両電極板間の抵抗値が変化することを利用
して手指の接触を検出してもよい。但し、乗務員は手袋
をはめることが多いので、手袋をはめた状態でも、タリ
フ釦10に接触すれば作動するような、感圧式のタッチ
センサを設けることも好ましい。
【0024】また、手指の接近を検出手段20により検
出する場合には、検出手段20としてタリフ釦10やそ
の付近に非接触式のセンサを設けて、このセンサからの
出力に基づいて、タリフ釦10に手指が接近したか否か
を検出することになる。センサとしては、光センサや静
電容量センサや赤外線センサや超音波センサ等を用いる
ことが可能である。このように構成すると、手指をタリ
フ釦10に接近させるだけで該タリフ釦10に対応する
音信号が出力されるので、手振れなどにより、不用意に
タリフ釦10が押し操作されることを防止できる。しか
し、非接触式であるがゆえ、隣接する2つのセンサで手
指が検出されることも考えられるので、センサと手指と
の距離が10mm以下、好ましくは5mm以下になった
ときに、センサが作動するように構成したり、センサか
らの出力を比較して、より接近させた方のタリフ釦10
に対応する発光ダイオード4の発光態様を切り換えるこ
とが好ましい。また、1つのタリフ釦10に対して複数
種類のセンサを設け、これら複数種類のセンサによる検
出結果に基づいて、発光ダイオード4の発光態様を切り
換えてもよい。
【0025】(2) 図7に示すタクシーメータ1Bの
ように、スピーカー21と音源22とを有する出力手段
23を設け、操作したタリフ釦10に対応する発光ダイ
オード4の発光態様を切り換えるとともに、該タリフ釦
10に対応する音信号を出力手段23から出力させるこ
とで、視覚と聴覚とで操作したタリフ釦10を確認した
り、タリフ釦10に視線を移動させることなく、ブライ
ンドタッチにより、操作したタリフ釦10を確認できる
ようにしてもよい。音源22では、音信号として、タリ
フ釦10毎に音程、音色、メロディなどの異なる音や、
タリフ釦10の機能を説明する合成音声、例えば「賃
走」「支払」「空車」等を出力するように構成されてい
る。特に、音声出力させる場合には、音を識別するため
の訓練を受けることなく、誰でもが即座に音信号の意味
を理解でき、しかも乗務員だけでなくタクシー利用者
も、適正なタリフ釦10が操作されていることを確認で
きるので好ましい。
【0026】また、前述のように検出手段20を設け、
手指をタリフ釦10に接触或いは接近させた状態で、該
タリフ釦10に対応する発光ダイオード4の発光態様を
切り換えるとともに音信号を出力させるようにしてもよ
い。但し、基本タリフ釦10Aにおいては、名称記載部
10aがタリフ釦10の押圧面に形成されるので、手指
を接触させたり接近させると、名称記載部10aの記載
内容が見づらくなるので、手指をタリフ釦10に接触或
いは接近させた状態で音信号を出力させ、タリフスイッ
チ2がON状態になったときに、発光ダイオード4の発
光態様を切り換えるように構成することが好ましい。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係るタクシーメータによれ
ば、タリフ釦が照明手段により照明されるので、夜間に
おいてもタリフ釦の操作性を十分に確保できる。しか
も、タリフ釦をON操作することにより、該タリフ釦の
発光態様が、他のタリフ釦の発光態様と識別可能に切り
換わるので、タクシー利用者及び乗務員は、タリフ釦の
発光態様に基づいて操作したタリフ釦を表示部に目をや
ることなく容易に確認することが可能となる。さらに、
これから操作しようとするタリフ釦に手指を接近或いは
接触させることで、該タリフ釦の発光態様が切り換わる
ので、乗務員は、タリフ釦の発光態様に基づいて、今操
作しようとしているタリフ釦が所望のものであるか否か
を確認でき、タリフ釦の誤操作を効果的に防止できる。
【0028】請求項2記載のように、照明手段の発光態
様としては、発光色、光量、点滅などを切り換えること
が考えられるが、点滅による場合には、タクシーメータ
が故障していると、タクシー利用者が勘違いすることも
考えられ、また光量を切り換える場合には、暗くなった
方のタリフ釦が見難くなることが考えられるので、発光
色を切り換えることがより好ましい。
【0029】請求項3に係るタクシーメータによれば、
タリフ釦が照明手段により照明されるので、夜間におい
てもタリフ釦の操作性を十分に確保できる。しかも、タ
リフ釦をON操作することにより、該タリフ釦の発光態
様が、他のタリフ釦の発光態様と識別可能に切り換わる
ので、タクシー利用者及び乗務員は、タリフ釦の発光態
様に基づいて操作したタリフ釦を表示部に目をやること
なく容易に確認することが可能となる。更に、操作した
タリフ釦に対応する音信号が出力されるので、乗務員は
この音信号を聞いて所望のタリフ釦を操作できたか否か
を確認することが可能となる。このため、タクシーメー
タ側へ目を移すことなく、ブラインドタッチでタリフ釦
を操作しつつ、万一間違ってタリフ釦を操作した場合で
も、その間違いを確実に且つ速やかに修正できる。
【0030】請求項4記載のように、タリフ釦毎に異な
る音信号を出力可能な出力手段を設け、発光態様を切り
換えたタリフ釦の名称を音信号で出力すると、操作した
タリフ釦に対応する音信号が出力されるので、乗務員は
この音信号を聞いて所望のタリフ釦を操作できたか否か
を確認することが可能となる。このため、タクシーメー
タ側へ目を移すことなく、ブラインドタッチでタリフ釦
を操作しつつ、万一間違ってタリフ釦を操作した場合で
も、その間違いを確実に且つ速やかに修正できる。
【0031】請求項5記載のように、出力手段では、音
信号として、タリフ釦の名称を音声出力すると、訓練を
受けることなく誰でもが即座に音信号の意味を理解で
き、しかも乗務員だけでなくタクシー利用者も、適正な
タリフ釦が操作されていることを容易に確認できるので
好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タクシーメータの斜視図
【図2】 タクシーメータの制御系のブロック図
【図3】 大型の基本タリフ釦付近の斜視図
【図4】 小型の基本タリフ釦付近の斜視図
【図5】 補助タリフ釦付近の斜視図
【図6】 他の構成のタクシーメータの制御系のブロッ
ク図
【図7】 他の構成のタクシーメータの制御系のブロッ
ク図
【符号の説明】
1 タクシーメータ 2 タリフスイッ
チ 2a 操作部 3 表示手段 4 発光ダイオード 5 制御手段 10 タリフ釦 10A 基本タリフ釦 10B 補助タリフ釦 10a 名称記載部 11 表示板 11a 名称記載部 12 封印具 13 プリント基板 14 伝達部材 14a 受部 14b 支持アーム 14c 押圧部 14A 単位伝達部 14B 単位伝達部 14C 単位伝達部 15 遮光板 16 スロット 1A タクシーメータ 20 検出手段 1B タクシーメータ 21 スピーカー 22 音源 23 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/00 - 17/04 H01H 36/00 - 36/02 H01H 13/00 - 13/76 G09F 13/00 - 13/46 G06F 3/02 - 3/027 G06F 3/03 - 3/03 380 G06F 3/033 - 3/037 370 G09G 1/00 310 - 321 G09G 5/00 - 5/40 H03K 17/74 - 17/98 H01H 35/00 G09F 9/30 - 9/46 G09G 3/00 - 3/16 G09G 3/20 - 3/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタリフ釦を夫々個別に照明する照
    明手段を設け、 前記照明手段の発光態様を、ON操作したタリフ釦に対
    応するものと、そうでないものとに識別可能に切り換え
    制御する制御手段を設けたタクシーメータであって、前
    記各タリフ釦に対応させてタリフ釦への手指の接近或い
    は接触を検出する検出手段を設け、制御手段では、検出
    手段からの出力に基づいて、タリフ釦のON操作前にお
    いて、手指を接近或いは接触させたタリフ釦に対応する
    照明手段の発光態様を切り換えるタクシーメータ。
  2. 【請求項2】 前記照明手段の発光態様を、少なくとも
    発光色、光量、点滅のいずれか1つを切り換えて識別可
    能となした請求項記載のタクシーメータ。
  3. 【請求項3】 複数のタリフ釦を夫々個別に照明する照
    明手段を設け、 前記照明手段の発光態様を、ON操作したタリフ釦に対
    応するものと、そうでないものとに識別可能に切り換え
    制御する制御手段を設けたタクシーメータであって、
    記タリフ釦毎に異なる音信号を出力可能な出力手段を設
    け、発光態様を切り換えたタリフ釦の名称を音信号で出
    力するタクシーメータ。
  4. 【請求項4】 前記タリフ釦毎に異なる音信号を出力可
    能な出力手段を設け、発光態様を切り換えたタリフ釦の
    名称を音信号で出力する請求項1又は2記載のタクシー
    メータ。
  5. 【請求項5】 前記出力手段では、音信号として、タリ
    フ釦の名称を音声出力する請求項3又は4記載のタクシ
    ーメータ。
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