JP3067695B2 - 投影露光装置の検査方法 - Google Patents

投影露光装置の検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造等に用
いられる投影露光装置の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体素子を製造する際のリソグ
ラフィ工程には、レチクル上のパターンをウェハ上に縮
小転写する縮小投影光学系を備えた投影露光装置が使用
されている。通常、この投影光学系には収差が存在する
が、この収差量が大きい場合にはレチクル上の回路パタ
ーンはウェハ上に正確に転写されなくなり、製造された
半導体素子の特性劣化や動作不良の原因となる。これを
防止するためには、投影光学系の収差量を定量的に検出
し補正することが必要となる。
【0003】光学系に存在する収差のうち、コマ収差や
偏心によるコマ収差などの非対称収差は、ウェハ上に転
写されるパターンの空間像を非対称に変形させる。そこ
で、従来この非対称収差の検出は、実際にレチクル上の
パターンを投影光学系を介しウェハ上に転写し、そのウ
ェハ上のパターンの変形量を計測することによって、そ
のパターン転写に使用した投影光学系の非対称収差量を
検出していた。
【0004】非対称収差によるウェハ上の転写パターン
変形量の計測例をあげる。複数本の直線パターン、例え
ば図13(a)に示すような一定の太さの5本のライン
が一定間隔で並んだ検査用のパターンlを用い、投影光
学系によりレジストを塗布したウェハ上に転写してレジ
ストパターンを形成した場合、その投影光学系にコマ収
差が存在していれば、図13(b)に示すようにウェハ
上に転写されたパターンl’は非対称にゆがんでおり、
両端のラインl1’、l5’の幅w1’、w5’に寸法差が
生まれる(w1’−w5’≠0)。そこで、この幅w
1’、w5’を走査型電子顕微鏡(SEM)等を用いて計
測し、その寸法差|w1’−w5’|の大小で投影光学系
の収差を求め、その投影光学系の優劣を評価する方法が
採用されている。
【0005】また、非対称収差を計測する他の例が、特
開平5−217872号に開示されている。レジストを
塗布した基板上に、例えば図14(a)に示すような左
右対称に傾いたラインからなるパターン11と、図14
(b)に示すようなパターン11に対し傾いた左右対称
の形状のパターン12とを重ねて転写し、両パターンが
重なった像(図14(c)にハッチングにて示す。)を
形成する。そして、その中の2箇所のパターン、例えば
像13、14のみを対象として光スポットを照射し、所
定の方向の回折光を求めることにより寸法d1、d2を測
定する。そして、両者の寸法差|d1−d2|を検出して
非対称収差を求める方法である。この方法は、非対称収
差によるライン幅方向の微少な線幅変化量を、ラインの
長手方向に増幅変換して、さらに計測に使用するパター
ン(前記の例では2箇所)のみを抽出するので、光ビー
ム走査等の光学的手法によりd1、d2の寸法差を検出す
ることが出来るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した二つの従来技
術は、計測方法の違いはあるが、いずれもウェハ上の転
写パターンの変形量の大小を評価することで露光装置の
良悪を判定していただけに過ぎず、ウェハ上の転写パタ
ーンの変形を引き起こしている収差の要因分析は困難で
ある。そのため、従来の検査方法では、露光波長と同程
度の微細なパターンをウェハ上に転写する際に問題とな
るような、投影光学系の僅かな収差まで精度よく検知す
ることは困難である。さらに、光学系の収差量のデフォ
ーカス特性は定量的に評価されていないため、その露光
装置を使用する際の最適合焦条件での収差評価が適切に
行われない。また、収差の一般的な例として知られてい
る外向きコマ収差、内向きコマ収差、偏心コマ収差およ
び光軸の傾斜に伴うコマ収差等の、露光領域内における
分布および量などの定量化ができない。
【0007】そこで本発明の目的は、投影光学系の収差
検出精度を向上させることにより、投影光学系の性能向
上および投影露光装置の正確な良否判断を可能にするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、投影露光装置
の光学系の特性の検査方法において、周期的に同一形状
が並んで形成されている検査用パターンを有するマスク
を使用し、被検査対象である前記投影露光装置を介して
前記検査用パターンの像を感光性基板上に転写した後
に、前記感光性基板上に転写されたパターンのうち、少
なくとも両端部と中央部との合計3ヶ所の転写パターン
の寸法を検出する一連の工程を、ベストフォーカス状態
にて転写を行った場合と、デフォーカス状態にて転写を
行った場合とについてそれぞれ行って、前記光学系の特
性を調べることを特徴とする。これによって、デフォー
カス時に転写パターンの両端部の寸法差が変化してしま
う場合も考慮した上で、光学系の特性を定量的に求める
ことができる。
【0009】具体的には、前記転写パターンの両端部の
寸法差を、複数のフォーカス状態について求め、その平
均値を非対称収差量として前記光学系の特性を調べるこ
とができる。
【0010】また、前記マスクの露光領域内の複数箇所
に前記検査用パターンがそれぞれ形成されており、各箇
所において、転写パターンの寸法を検出するための前記
一連の工程をそれぞれ行って、少なくとも2方向の収差
量をそれぞれ検出し、該収差量を前記露光量域内で一様
なシフト成分と前記露光領域中心からの放射方向成分と
に分離することにより、光学系の非対称収差を光学系の
偏心によるコマ収差とその他のコマ収差とに分離して前
記光学系の特性を調べることができる。そうすると、投
影露光装置の非対称収差の量および方向の分布を露光領
域全域にわたって調べることができる。そして、内向き
コマ、外向きコマ、偏心のコマ収差に分類定量化するこ
とができる。
【0011】さらに、前記光学系の投影レンズを最大の
開口数に設定することが好ましい。
【0012】また、被検査対象である前記投影露光装置
のコヒーレンスファクターを0.5未満に設定すること
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照して説明する。
【0014】図1は投影露光装置の概略を示す正面図で
ある。この投影露光装置は、台1上に置かれた感光性基
板(ポジレジストが塗布されたウェハ)2に対し、図示
しない光源からレチクル(マスク)3および投影光学系
4を介して露光するものである。レチクル3には、図2
(a)に示すような検査用パターン、すなわち一定の太
さの複数(本実施形態では5本)の暗線(黒いライン)
L1、L2、L3、L4、L5が一定間隔(本実施形態では
ラインと同幅)で平行に並んだパターンLが形成されて
いる。
【0015】本実施形態の投影露光装置の検査方法は、
まず、露光光源として水銀ランプ等を用いi線(波長:
365nm)が照射され、レチクル3のパターンが投影
光学系4により縮小されて基板2に投影され、露光され
る。露光が完了すると、現像を行うことにより、縮小投
影された転写パターンL’が基板2上に形成される。こ
のとき、投影光学系4に収差が存在すると、レチクル3
のパターンが非対称変形された形状でパターン形成され
る。例えば、図2(a)に示すレチクル3上のパターン
Lが、図2(b)に示すような転写パターンL’に投影
される。この条件における変形量は、転写パターンのう
ち中央と左端と右端とのラインL1’、L3’、L5’の
幅W1、W3、W5を検出し、左端のラインL1’と右端の
ラインL5’との幅の差W1−W5を求めることによって
定量化できる。ライン幅検出方法は、前記した二つの従
来例のいずれかと同様な方法で構わない。なお、ここま
での工程は、前記第1の従来例と実質的に同様である
が、最適合焦点において投影(露光)が行われているの
で、この合焦状態(ベストフォーカス状態)における投
影系の収差が求められる。しかし、これだけの検査で
は、合焦点からずれたデフォーカス状態において投影系
によりいかなる変形が生じるかは不明であり、被検査対
である光学系の特性を十分認識したとは言えない。
【0016】そこで、本実施形態では、前記した合焦状
態(ベストフォーカス状態)における収差検出工程に加
えて、非合焦状態(デフォーカス状態)における収差検
出を行う。すなわち、投影光学系4を調整して僅かに合
焦点からずれた状態として、レチクル3および投影光学
系4を介して再度露光を行う。そして、現像を行った
後、ベストフォーカス時と同様に、転写パターンL’の
中央と左端と右端とのラインL1’、L3’、L5’の幅
W1、W3、W5を検出し、左端のラインL1’と右端のラ
インL5’との幅W1、W5に基づいて収差を示す値を求
める。以上の工程を、デフォーカス量を僅かに変えなが
ら繰り返し行う。その結果をプロットして図3、4に示
している。なお、合焦状態及びデフォーカス量を僅かに
変えながらの露光は同一基板上で行う。
【0017】図3において、左端のラインL1’の検出
幅W1と中央のラインL3’の検出幅W3と右端のライン
L5’の検出幅W5とをプロットした線を見ることによ
り、各デフォーカス量におけるパターンの非対称変形量
を直感的に評価することができる。さらに、図4に示す
ように(W1−W5)/(W1+W5)の値を求めると、非
対称変形量がより明確に認識できる。例えば、デフォー
カス量0μm(ベストフォーカス)では、像の非対称変
形はほとんどなく非対称収差なしと判断できるが、デフ
ォーカス量が約0.5μm以上では像の非対称変形が大
きく非対称収差ありと判断される。また、デフォーカス
量がマイナスの場合は、さらに像の非対称変形が大きく
非対称収差が大きいことが分かる。また、中央のライン
L3’の幅W3と左右のラインL1’、L5’の幅W1、W5
との寸法差から、近接効果の評価を行うことができる。
すなわち、中央のラインL3’を、露光範囲の中央付近
に形成される繰り返しパターンの一例とみなし、両端の
ラインL1’、L5’を、繰り返しパターンから離れて形
成される孤立パターンの一例とみなすと、図3のグラフ
から各デフォーカス条件の下で繰り返しパターンと孤立
パターンとの寸法差がどの程度になるのか評価可能であ
る。
【0018】そして、(W1−W5)/(W1+W5)の値
を、ベストフォーカス前後の一定のフォーカス範囲(例
えば本実施例では図4に示されている全範囲)にわたっ
て平均することにより、被検査対象の露光装置の投影光
学系の非対称収差量を示す値を得ることができる。もち
ろん、この値が小さいほど非対称収差の小さい高性能の
投影光学系および露光装置であるといえる。このよう
に、本実施形態では、様々なデフォーカス状態における
投影像の非対称性の観察を行うため、ある特定の条件
(ベストフォーカス状態)における観察だけでは知るこ
とのできない投影光学系の特性が求められる。従って、
従来よりもきめ細かく露光装置の性能評価を行うことが
できる。また、こうして求めた特性に基づいてこの光学
系の補正データを作成することができる。
【0019】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施形態では、縦縞状のパターン5に加え
て、横縞状のパターン6が用いられる(図5参照)。縦
縞状のパターン5だけを用いるとx方向の非対称収差量
が求められるが、本実施形態ではそれに加えて横縞状の
パターン6も用いてy方向の非対称収差量も求められ
る。
【0020】具体的には、この縦縞パターン5と横縞パ
ターン6とを1組として検査を行うため、図6に示す5
点A、B、C、D、E(中央および上下左右)に、それ
ぞれ縦縞状のパターン5と横縞状のパターン6(図5参
照)とが並置されているレチクル7を用いて露光を行
う。なお、縦縞状のパターン5と横縞状のパターン6と
は互いに影響を及ぼさない範囲で近接して配設されてい
る。このレチクル7を用いて露光し、現像を行った後、
転写された各ラインの幅の測定を行う。そして、投影光
学系4のベストフォーカス状態だけでなく、デフォーカ
ス状態においても露光、現像および測定を行う。その測
定結果に基づいて、縦縞状のパターン5については左端
のラインL1”の幅W1”と右端のラインL5”の幅W5”
とから(W1”−W5”)/(W1”+W5”)の値を求
め、横縞状のパターン6については上端のラインL6”
の幅W6”と下端のラインL10”の幅W10”とから(W
6”−W10”)/(W6”+W10”)の値を求め、図7、
8にそれぞれ示している。また、各点A、B、C、D、
Eにおける平均値を算出している。ここでは、ベストフ
ォーカス点とその前後2点ずつのデフォーカス点との合
計5点における平均値dv1、dv2、dv3、dv4、d
v5、dh1、dh2、dh3、dh4、dh5を求め、図
7、8中にそれぞれ点線で示している。
【0021】これによって、露光領域内の5点A、B、
C、D、Eにおける非対称収差量とその発生方向が求め
られ、非対称収差の生じる傾向がより詳細に分かる。具
体的には、数式より、露光領域内の縦方向および横
方向に分解した偏心コマ収差を求めることができ、また
露光領域からの放射方向成分を算出する数式よりコマ
収差が求められる。
【0022】
【数1】
【0023】なお、図5に示す縦縞状のパターン5と横
縞状のパターン6とは重なってはいないが近接して設け
られているので、同一点に形成されたものとみなすこと
ができる。
【0024】次に、投影レンズの開口数(NA)を変え
ながら、図2に示すパターンLを用い、前記第1の実施
形態と同様な検査を行った。その結果を図9に示してい
る。これにより明らかなように、NAが大きいほど左端
のラインL1’の幅W1と右端のラインL5’の幅との差
が大きく、非対称収差の影響が顕著に表れている。従っ
て、このような方法で投影光学系の収差を求める場合、
微細な収差も正確に検出するために、より高いNAの投
影レンズでパターンを基板に露光することが望ましい。
【0025】また、投影レンズのNAは一定にして露光
機のコヒーレンスファクター(σ値)を変えながら、前
記第1の実施形態と同様な検査を行った。その結果を図
10に示している。さらに、σ値と(W1−W5)/(W
1+W5)の値との関係を図11に示している。これによ
り明らかなように、σ値が小さい方が左端のラインL
1’の幅W1と右端のラインL5’の幅W5との差が大き
く、非対称収差の影響が顕著に表れている。特に、σ値
が0.5以上になると(W1−W5)/(W1+W5)の値
が約0.01以下となっているが、現在実用的に使用可
能な測定器においては、(W1−W5)/(W1+W5)の
値が0.01より小さい場合、十分な計測再現性が得ら
れず、信頼性の高い計測を行うことができない。したが
って、前記のように偏心のコマ収差量を求めるために
は、露光機のσ値を0.5未満に設定することが望まし
い。
【0026】第2の実施形態では、図5に示す縦縞状の
パターン5と横縞状のパターン6とを用い、x方向とy
方向の非対称収差を式1〜3により露光領域内で一様な
シフト成分(x方向とy方向)と露光領域中心からの放
射方向成分、すなわち偏心コマ収差分およびコマ収差分
とに分けている。ただし、このようにx方向とy方向と
に限定する必要はない。
【0027】例えば、図12には第3の実施形態におい
て用いられる検査用パターン10が示されている。これ
は、45度の角度で傾斜したライン群8とそれに直交す
るライン群9とが近接して設けられたパターンである。
これを用いて、第2の実施形態と実質的に同じ方法で、
投影光学系および露光装置の検査を行うこともできる。
【0028】なお、投影光学系を含む露光装置の自体の
構成やレチクルおよび基板等の構成は図1に示す構成に
限られず、レチクル上のパターンを転写した空間像の非
対称な変形を計測できる構成であれば、本発明の方法で
特性検査を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、ベストフォーカス状態
のみならずデフォーカス状態の投影露光装置の光学系収
差も検出し、様々な状態における収差が高精度かつ定量
的に評価可能となる。これによって、投影露光装置の正
確な収差調整および良否判定が可能になる。
【0030】検査用パターンをマスクの露光領域内の複
数箇所に設け、それぞれについて転写パターンの寸法測
定を行うと、よりきめ細かな特性検査が行える。
【0031】また、収差検査時の光学系の開口数やコヒ
ーレンスファクターを最適な値に設定することにより、
収差検出の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検査対象となる投影露光装置の概略
を示す正面図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態において用い
られるレチクルの検査用パターンを示す平面図、(b)
は検査用パターンが感光性基板へ転写された転写パター
ンを示す平面図である。
【図3】光学系のフォーカス状態と転写パターンの中央
および左右両端のライン幅との関係を示す図である。
【図4】光学系のフォーカス状態と転写パターンの左右
両端のライン幅の差との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態において用いられるレ
チクルの検査用パターンを示す平面図である。
【図6】レチクルの露光領域を示す平面図である。
【図7】第2の実施例における光学系のフォーカス状態
と縦縞状パターンの転写パターンの左右両端のライン幅
の差との関係を示す図である。
【図8】第2の実施例における光学系のフォーカス状態
と横縞状パターンの転写パターンの上下両端のライン幅
の差との関係を示す図である。
【図9】様々な開口数における光学系のフォーカス状態
と転写パターンの中央および左右両端のライン幅との関
係を示す図である。
【図10】様々なコヒーレンスファクターにおける光学
系のフォーカス状態と転写パターンの中央および左右両
端のライン幅との関係を示す図である。
【図11】コヒーレンスファクターと転写パターンの左
右両端のライン幅の差との関係を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態において用いられる
レチクルの検査用パターンを示す平面図である。
【図13】(a)は第1の従来例において用いられるレ
チクルの検査用パターンを示す平面図、(b)は検査用
パターンが感光性基板へ転写された転写パターンを示す
平面図である。
【図14】(a)は第2の従来例において用いられるレ
チクルの第1の検査用パターンを示す平面図、(b)は
第2の検査用パターンを示す平面図、(c)は重ね合わ
せて転写された転写パターンを示す平面図、(d)は寸
法測定状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 台 2 感光性基板(ウェハ) 3 レチクル(マスク) 4 投影光学系 5 縦縞状のパターン(検査用パターン) 6 横縞状のパターン(検査用パターン) 7 レチクル(マスク) 8、9 ライン群 L 検査用パターン L’ 転写パターン L1’ 左端のライン L3’ 中央のライン L5’ 右端のライン W1、W3、W5 ラインの幅 L1” 左端のライン L3” 中央のライン L5” 右端のライン W1”、W3”、W5” ラインの幅 L6” 上端のライン L10” 下端のライン W6”、W10” ラインの幅

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に同一形状が並んで形成されてい
    る検査用パターンを有するマスクを使用し、被検査対象
    である前記投影露光装置を介して前記検査用パターンの
    像を感光性基板上に転写した後に、前記感光性基板上に
    転写されたパターンのうち、少なくとも両端部と中央部
    との合計3ヶ所の転写パターンの寸法を検出する一連の
    工程を、ベストフォーカス状態にて転写を行った場合
    と、デフォーカス状態にて転写を行った場合とについて
    それぞれ行って、前記光学系の特性を調べる、投影露光
    装置の光学系の特性の検査方法であって、 前記転写パターンの両端部の寸法差を、複数のフォーカ
    ス状態について求め、その平均値を非対称収差量として
    前記光学系の特性を調べる ことを特徴とする投影露光装
    置の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記マスクの露光領域内の複数箇所に前
    記検査用パターンがそれぞれ形成されており、各箇所に
    おいて、転写パターンの寸法を検出するための前記一連
    の工程をそれぞれ行って、少なくとも2方向の収差量を
    それぞれ検出し、該収差量を前記露光量域内で一様なシ
    フト成分と前記露光領域中心からの放射方向成分とに分
    離することにより、光学系の非対称収差を光学系の偏心
    によるコマ収差とその他のコマ収差とに分離して前記光
    学系の特性を調べる請求項1に記載の投影露光装置の検
    査方法
  3. 【請求項3】 前記光学系の投影レンズを最大の開口数
    に設定する請求項1または2に記載の投影露光装置の検
    査方法。
  4. 【請求項4】 被検査対象である前記投影露光装置のコ
    ヒーレンスファクターを0.5未満に設定する請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の投影露光装置の検査方法。
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