JP2002206990A - 波面収差測定方法及び投影露光装置 - Google Patents
波面収差測定方法及び投影露光装置Info
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- G03F7/70591—Testing optical components
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体素子製造用の露光装置において実際に
使用する状態での投影光学系の波面収差の測定が容易に
できる波面収差測定方法及びそれを用いた投影露光装置
を得ること。 【解決手段】 パターンを投影光学系を介して投影結像
する結像位置近傍に別のパターンを配置し、該パターン
とは別の位相パターンを通過した光束によって形成され
る像の光強度分布を測定する光強度分布測定手段を用
い、位相パターンを前記投影光学系の光軸と垂直な1方
向あるいは複数の方向に走査したとき、前記光強度分布
測定手段により前記走査と同期して得られる光強度分布
の変化から、前記投影光学系の波面収差を得ること
使用する状態での投影光学系の波面収差の測定が容易に
できる波面収差測定方法及びそれを用いた投影露光装置
を得ること。 【解決手段】 パターンを投影光学系を介して投影結像
する結像位置近傍に別のパターンを配置し、該パターン
とは別の位相パターンを通過した光束によって形成され
る像の光強度分布を測定する光強度分布測定手段を用
い、位相パターンを前記投影光学系の光軸と垂直な1方
向あるいは複数の方向に走査したとき、前記光強度分布
測定手段により前記走査と同期して得られる光強度分布
の変化から、前記投影光学系の波面収差を得ること
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を製造
する等のリソグラフィ工程で使用される、マスク上のパ
ターンを感光性の基板に転写する投影光学系等の波面収
差測定方法及びそれを用いた投影露光装置に関するもの
である。
する等のリソグラフィ工程で使用される、マスク上のパ
ターンを感光性の基板に転写する投影光学系等の波面収
差測定方法及びそれを用いた投影露光装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等をフォトリソグラフィ工程
で製造する際にレチクルやフォトマスク等(以下、レチ
クルと総称する)に形成された回路パターン等を感光剤
が塗布された半導体ウエハ(感光基板)等に転写する投
影露光装置が使用されている。この種の投影露光装置で
は、レチクル上のパターンを所定の倍率(縮小率)で正
確にウエハ上に転写することが要求されており、この要
求に応えるためには、結像性能のよい、収差を抑えた投
影光学系を用いることが重要である。特に近年、半導体
デバイスの一層の微細化要求により、光学系の通常の結
像性能を超えるパターンを転写する場合が多くなってき
ており、この結果、転写するパターンは、光学系の収差
により大きく影響されるようになってきている。一方
で、投影光学系には露光面積の拡大、高N.A.化が求め
られており、この要求は良好なる収差補正をより困難に
している。
で製造する際にレチクルやフォトマスク等(以下、レチ
クルと総称する)に形成された回路パターン等を感光剤
が塗布された半導体ウエハ(感光基板)等に転写する投
影露光装置が使用されている。この種の投影露光装置で
は、レチクル上のパターンを所定の倍率(縮小率)で正
確にウエハ上に転写することが要求されており、この要
求に応えるためには、結像性能のよい、収差を抑えた投
影光学系を用いることが重要である。特に近年、半導体
デバイスの一層の微細化要求により、光学系の通常の結
像性能を超えるパターンを転写する場合が多くなってき
ており、この結果、転写するパターンは、光学系の収差
により大きく影響されるようになってきている。一方
で、投影光学系には露光面積の拡大、高N.A.化が求め
られており、この要求は良好なる収差補正をより困難に
している。
【0003】こうした状況の中、投影露光装置に投影光
学系を搭載した状態、すなわち実際に露光に使用する状
態で、投影光学系の収差、特に波面収差を計測したいと
の要求が強くある。これにより、使用状態に則したより
精密なレンズ(光学系)の調整や、収差の受けにくいデ
バイスの設計が可能となる。このような要求に対し、従
来から、投影露光装置に搭載した状態で投影光学系の結
像性能を求める手段として、ナイフエッジやスリットな
どで像の強度分布を測定するやり方がある。また、バー
チャートなど特定の形状をしたパターンのコントラスト
を求めるやり方なども行われている。しかしながら、こ
れらの方法では波面収差を求めることまでは行なわれて
いない。また、波面収差を求める方法として干渉計を用
いる方法もあるが、これは投影光学系の製造段階での検
査装置として用いられるのが一般的であり、投影露光装
置に搭載するには技術的に、コスト的に壁が厚く、実用
には至っていない。
学系を搭載した状態、すなわち実際に露光に使用する状
態で、投影光学系の収差、特に波面収差を計測したいと
の要求が強くある。これにより、使用状態に則したより
精密なレンズ(光学系)の調整や、収差の受けにくいデ
バイスの設計が可能となる。このような要求に対し、従
来から、投影露光装置に搭載した状態で投影光学系の結
像性能を求める手段として、ナイフエッジやスリットな
どで像の強度分布を測定するやり方がある。また、バー
チャートなど特定の形状をしたパターンのコントラスト
を求めるやり方なども行われている。しかしながら、こ
れらの方法では波面収差を求めることまでは行なわれて
いない。また、波面収差を求める方法として干渉計を用
いる方法もあるが、これは投影光学系の製造段階での検
査装置として用いられるのが一般的であり、投影露光装
置に搭載するには技術的に、コスト的に壁が厚く、実用
には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体素子製造のリソ
グラフィーにおける投影光学系を、上述の、ナイフエッ
ジやスリットなどで像の強度分布を求める方法で、収差
計測するためには、強度分布測定のS/N比が、106
以上程度は必要とされ、非常に難易度が高い。また、バ
ーチャートを用いてコントラストを求めるやりかたで、
波面収差を求めるには、粗いピッチから解像限界を超え
るピッチまで非常に多数のバーチャートのコントラスト
を求める必要があり、バーチャートの制作上、そして測
定労力の点から実用的ではない。
グラフィーにおける投影光学系を、上述の、ナイフエッ
ジやスリットなどで像の強度分布を求める方法で、収差
計測するためには、強度分布測定のS/N比が、106
以上程度は必要とされ、非常に難易度が高い。また、バ
ーチャートを用いてコントラストを求めるやりかたで、
波面収差を求めるには、粗いピッチから解像限界を超え
るピッチまで非常に多数のバーチャートのコントラスト
を求める必要があり、バーチャートの制作上、そして測
定労力の点から実用的ではない。
【0005】一方、干渉計による波面収差測定方法で
は、プリズム、ミラー、レンズなどからなる干渉計と、
干渉計用のコヒーレンスの良い照明系とを、レチクルス
テージやウエハーステージの近傍に配置する必要があ
る。一般に、ウエハーステージやレチクルステージ近傍
の空間は限られており、干渉計やその照明系の大きさも
制約を受けることになる。また、発熱や振動などの面か
らも制約があり、実装上の難易度がたかい。さらに、近
年の露光波長の短波長化により、露光波長領域における
干渉計のためのコヒーレンスのよい光源は、存在しない
か、非常に高額である。このため干渉計方式の収差測定
装置を投影露光装置に搭載することは技術的にも困難な
点が多い。
は、プリズム、ミラー、レンズなどからなる干渉計と、
干渉計用のコヒーレンスの良い照明系とを、レチクルス
テージやウエハーステージの近傍に配置する必要があ
る。一般に、ウエハーステージやレチクルステージ近傍
の空間は限られており、干渉計やその照明系の大きさも
制約を受けることになる。また、発熱や振動などの面か
らも制約があり、実装上の難易度がたかい。さらに、近
年の露光波長の短波長化により、露光波長領域における
干渉計のためのコヒーレンスのよい光源は、存在しない
か、非常に高額である。このため干渉計方式の収差測定
装置を投影露光装置に搭載することは技術的にも困難な
点が多い。
【0006】本発明は、投影露光装置上で投影光学系の
結像性能、特に波面収差を容易に計測することができる
波面収差測定方法及びそれを用いた投影露光装置の提供
を目的とする。
結像性能、特に波面収差を容易に計測することができる
波面収差測定方法及びそれを用いた投影露光装置の提供
を目的とする。
【0007】この他、本発明は、レチクル上のパターン
をウエハ上に投影光学系によって投影する装置におい
て、実際の投影状態の基で投影光学系の波面収差を容易
に測定することができる波面収差測定方法及びそれを用
いた投影露光装置の提供を目的とする。
をウエハ上に投影光学系によって投影する装置におい
て、実際の投影状態の基で投影光学系の波面収差を容易
に測定することができる波面収差測定方法及びそれを用
いた投影露光装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の波面収
差測定方法は、パターンを投影結像する投影光学系の結
像位置近傍に位相パターンを配置し、該位相パターンを
前記投影光学系の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方
向に走査したとき前記位相パターンを通過した光束によ
って形成される像の光強度分布から、前記投影光学系の
波面収差を得ることを特徴としている。
差測定方法は、パターンを投影結像する投影光学系の結
像位置近傍に位相パターンを配置し、該位相パターンを
前記投影光学系の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方
向に走査したとき前記位相パターンを通過した光束によ
って形成される像の光強度分布から、前記投影光学系の
波面収差を得ることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記位相パターンは、少なくても2つの領域からな
り、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位相差πの
位相変化を受けることを特徴としている。
て、前記位相パターンは、少なくても2つの領域からな
り、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位相差πの
位相変化を受けることを特徴としている。
【0010】請求項3の発明の投影露光装置は、レクチ
ル上のパターンを投影光学系を介して感光性の基板上に
投影露光する投影露光装置において、所定パターンを前
記投影光学系を介して投影結像する際の結像位置近傍に
配置された位相型パターンと、前記所定パターンを前記
投影光学系を介して投影結像し前記位相型パターンを通
過した光束によって形成される像の光強度分布を測定す
る光強度分布測定手段と、前記位相型パターンを前記投
影光学系の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方向に走
査する走査機構とを有し、前記走査機構による走査時に
前記光強度分布測定手段により得られる光強度分布か
ら、前記投影光学系の波面収差を得る波面収差測定装置
を設けたことを特徴としている。
ル上のパターンを投影光学系を介して感光性の基板上に
投影露光する投影露光装置において、所定パターンを前
記投影光学系を介して投影結像する際の結像位置近傍に
配置された位相型パターンと、前記所定パターンを前記
投影光学系を介して投影結像し前記位相型パターンを通
過した光束によって形成される像の光強度分布を測定す
る光強度分布測定手段と、前記位相型パターンを前記投
影光学系の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方向に走
査する走査機構とを有し、前記走査機構による走査時に
前記光強度分布測定手段により得られる光強度分布か
ら、前記投影光学系の波面収差を得る波面収差測定装置
を設けたことを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記位相パターンは、少なくても2つの領域からな
り、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位相差πの
位相変化を受けることを特徴としている。
て、前記位相パターンは、少なくても2つの領域からな
り、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位相差πの
位相変化を受けることを特徴としている。
【0012】請求項5の発明は請求項3の発明におい
て、更に前記投影光学系に対して、得られた波面収差を
是正するための手段を有することを特徴としている。
て、更に前記投影光学系に対して、得られた波面収差を
是正するための手段を有することを特徴としている。
【0013】請求項6の発明のデバイスの製造方法は、
請求項3又は4の投影露光装置を用いてレチクル面上の
パターンをウエハ面上に投影し、露光した後に該ウエハ
を現像処理工程を介してデバイスを製造していることを
特徴としている。
請求項3又は4の投影露光装置を用いてレチクル面上の
パターンをウエハ面上に投影し、露光した後に該ウエハ
を現像処理工程を介してデバイスを製造していることを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の波面収差測定方法
を用いた投影露光装置の実施形態1の要部概略図であ
る。
を用いた投影露光装置の実施形態1の要部概略図であ
る。
【0015】本実施形態の投影露光装置はレチクル上の
パターンをウエハにステップアンドリピート方式やステ
ップアンドスキャン方式によって投影露光し、該ウエハ
を現像処理工程を行ってIC、LSI、CCD、液晶パ
ネル等のデバイスを製造している。まず本実施形態にお
いて投影光学系の波面収差を測定するときの測定原理に
ついて説明する。
パターンをウエハにステップアンドリピート方式やステ
ップアンドスキャン方式によって投影露光し、該ウエハ
を現像処理工程を行ってIC、LSI、CCD、液晶パ
ネル等のデバイスを製造している。まず本実施形態にお
いて投影光学系の波面収差を測定するときの測定原理に
ついて説明する。
【0016】図1においては、レチクルやフォトマスク
(レチクル)上の転写用の第1のパターンを第1の照明
系による第1の照明条件で照明し、前記第1のパターン
を投影光学系10を介して形成される第1のパターンの
結像面上に配置した感光性の基板(ウエハ)上の露光領
域に投影露光する露光装置(投影露光装置)において、
前記レチクルやフォトマスク、あるいは別のレチクルや
フォトマスク上の第2のパターンを第2の照明系による
第2の照明条件で照明し、前記投影光学系10を介して
形成される前記第2のパターンの結像位置近傍に第3の
パターン17を配置し、さらに前記第3のパターン17
を通過した後の光束によって形成される光の強度を測定
する光強度分布測定装置(光強度分布測定手段)18を
配置した構成とし、前記第3のパターン17を前記投影
光学系10の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方向に
走査し、前記光強度分布測定装置18により前期走査と
同期して得られる光強度分布の変化から、前記投影光学
系10の波面収差を得ている。
(レチクル)上の転写用の第1のパターンを第1の照明
系による第1の照明条件で照明し、前記第1のパターン
を投影光学系10を介して形成される第1のパターンの
結像面上に配置した感光性の基板(ウエハ)上の露光領
域に投影露光する露光装置(投影露光装置)において、
前記レチクルやフォトマスク、あるいは別のレチクルや
フォトマスク上の第2のパターンを第2の照明系による
第2の照明条件で照明し、前記投影光学系10を介して
形成される前記第2のパターンの結像位置近傍に第3の
パターン17を配置し、さらに前記第3のパターン17
を通過した後の光束によって形成される光の強度を測定
する光強度分布測定装置(光強度分布測定手段)18を
配置した構成とし、前記第3のパターン17を前記投影
光学系10の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方向に
走査し、前記光強度分布測定装置18により前期走査と
同期して得られる光強度分布の変化から、前記投影光学
系10の波面収差を得ている。
【0017】ここで前記第3のパターン17は位相パタ
ーンである。
ーンである。
【0018】また、前記位相パターンは、図13に示す
ように少なくても2つの領域A、Bからなり、2つの領
域A、Bを光束が通過後の光束は相対位相差πの位相変
化を受ける。
ように少なくても2つの領域A、Bからなり、2つの領
域A、Bを光束が通過後の光束は相対位相差πの位相変
化を受ける。
【0019】本実施形態の波面収差測定手段は、Foucau
ltTest,Wire Test,Phase Modulation Test,Ronchi Te
st(たとえば、Daniel Malacara,"Optical Shop Testi
ng",John Wiley&Sons,Inc.231(1978)参照)などで行
なわれている原理に基礎を置いている。
ltTest,Wire Test,Phase Modulation Test,Ronchi Te
st(たとえば、Daniel Malacara,"Optical Shop Testi
ng",John Wiley&Sons,Inc.231(1978)参照)などで行
なわれている原理に基礎を置いている。
【0020】一般に、収差が無い理想的な投影光学系の
場合、点物体からでた光束は結像点一点に収束するが、
収差があると一点には収束しない。図2は、このような
結像面IPP上の結像点近傍の光束の様子を示したもの
で、光線Aが結像面IPP上の理想的な結像点IPから
はずれている場合を表わしている。図3は結像面IPP
上のこのような結像点近傍に第3のパターン17と、第
3のパターン17の光通過部を通過した光束の光強度分
布を測定する光強度分布測定装置18を配置した図であ
る。ここで投影光学系の光軸に垂直な平面IPPでの第
3のパターン17の位置を(u,v)、それから光強度
分布測定装置18の光強度測定面18aの座標系をxy
としている。また、光強度分布測定装置18の光強度測
定面18a上の位置は投影光学系の射出瞳上の位置と1
対1の対応がとれる程度に広がりを持っているものとす
る。これは、たとえば、光強度分布測定装置18を、あ
る程度、投影光学系の結像位置IPPから光軸方向に離
すこと等によって実現できる。図3では、光線Aが収差
のため、理想結像位置IPからずれ、第3のパターン1
7の不透過部で遮られていることを示している。この状
態で、第3のパターン17の光通過部を通過した光束の
光強度分布測定装置18の測定面18a上での光強度分
布は、光線Aに対応する部分ADが暗い光強度分布とな
る。
場合、点物体からでた光束は結像点一点に収束するが、
収差があると一点には収束しない。図2は、このような
結像面IPP上の結像点近傍の光束の様子を示したもの
で、光線Aが結像面IPP上の理想的な結像点IPから
はずれている場合を表わしている。図3は結像面IPP
上のこのような結像点近傍に第3のパターン17と、第
3のパターン17の光通過部を通過した光束の光強度分
布を測定する光強度分布測定装置18を配置した図であ
る。ここで投影光学系の光軸に垂直な平面IPPでの第
3のパターン17の位置を(u,v)、それから光強度
分布測定装置18の光強度測定面18aの座標系をxy
としている。また、光強度分布測定装置18の光強度測
定面18a上の位置は投影光学系の射出瞳上の位置と1
対1の対応がとれる程度に広がりを持っているものとす
る。これは、たとえば、光強度分布測定装置18を、あ
る程度、投影光学系の結像位置IPPから光軸方向に離
すこと等によって実現できる。図3では、光線Aが収差
のため、理想結像位置IPからずれ、第3のパターン1
7の不透過部で遮られていることを示している。この状
態で、第3のパターン17の光通過部を通過した光束の
光強度分布測定装置18の測定面18a上での光強度分
布は、光線Aに対応する部分ADが暗い光強度分布とな
る。
【0021】図11は図3の投影光学系の射出瞳、結像
面IPP、光強度分布測定面18aにおける波面と、光
線の関係を示した説明図である。又、Wは、パターン1
1から出射し投影光学系10により形成される結像光束
の波面で、射出瞳10aの中心を通る波面である。又、
Gは、参照球面である。又、IPPは、投影光学系10
の結像面である。又、18aは、光強度分布測定手段1
8の強度分布測定面である。又、O1は、投影光学系1
0の射出瞳の中心である。又、O2は、参照球面の中心
である。
面IPP、光強度分布測定面18aにおける波面と、光
線の関係を示した説明図である。又、Wは、パターン1
1から出射し投影光学系10により形成される結像光束
の波面で、射出瞳10aの中心を通る波面である。又、
Gは、参照球面である。又、IPPは、投影光学系10
の結像面である。又、18aは、光強度分布測定手段1
8の強度分布測定面である。又、O1は、投影光学系1
0の射出瞳の中心である。又、O2は、参照球面の中心
である。
【0022】更に、 P1:第1パターン11の結像光束が射出瞳面と交わる
点。
点。
【0023】P2:第1パターン11の結像光束が結像
面IPPと交わる点。
面IPPと交わる点。
【0024】P3:第1パターン11の結像光束が光強
度分布測定手段18の強度分布測定面18aと交わる
点。
度分布測定手段18の強度分布測定面18aと交わる
点。
【0025】Q0:第1パターン11の結像光束の最大
NA光束が参照球面Gと交わる点。
NA光束が参照球面Gと交わる点。
【0026】Q1:第1パターン11の結像光束が波面
Wと交わる点。
Wと交わる点。
【0027】Q2:第1パターン11の結像光束が参照
球面Gと交わる点。
球面Gと交わる点。
【0028】Q3:直線Q2O2が強度分布測定面18a
と交わる点。これは、無収差の場合第1パターン11の
結像光束が強度分布測定面18aと交わる点となる。
と交わる点。これは、無収差の場合第1パターン11の
結像光束が強度分布測定面18aと交わる点となる。
【0029】Q4:直線Q0O2が強度分布測定面18a
と交わる点。これは、無収差の場合第1パターン11の
最外結像光束が強度分布測定面18aと交わる点とな
る。
と交わる点。これは、無収差の場合第1パターン11の
最外結像光束が強度分布測定面18aと交わる点とな
る。
【0030】図4は図3で影の部分ADが光線Aおよび
その近傍の光線からなる光束に対応する部分である。図
4において、I0(u,v)は第3のパターン17の結
像面IPP上での位置が(u,v)の時の主光線に対応
する部分の光強度を、Ia(u,v)は第3のパターン
の位置が(u,v)の時の光線Aに対応する部分の光強
度をそれぞれ表わす。
その近傍の光線からなる光束に対応する部分である。図
4において、I0(u,v)は第3のパターン17の結
像面IPP上での位置が(u,v)の時の主光線に対応
する部分の光強度を、Ia(u,v)は第3のパターン
の位置が(u,v)の時の光線Aに対応する部分の光強
度をそれぞれ表わす。
【0031】図4からわかるように光線Aの光線収差を
(ε,η)とすると、第3のパターン17を(ε,η)
だけ移動すると、光線Aに対応する部分の光強度は、I
0(u,v)と等しい、すなわち Ia(u,v)=I0(u−ε,v−η)、 となる。したがって第3のパターン17の位置(u,
v)を移動させながら、光強度分布測定装置18の各点
における光強度の変化をプロットすると、図6に示すよ
うに光線収差に相当する量だけ位相のずれたパターンが
えられる。この位相ずれ量を求めることによって、光線
収差を決定できる。
(ε,η)とすると、第3のパターン17を(ε,η)
だけ移動すると、光線Aに対応する部分の光強度は、I
0(u,v)と等しい、すなわち Ia(u,v)=I0(u−ε,v−η)、 となる。したがって第3のパターン17の位置(u,
v)を移動させながら、光強度分布測定装置18の各点
における光強度の変化をプロットすると、図6に示すよ
うに光線収差に相当する量だけ位相のずれたパターンが
えられる。この位相ずれ量を求めることによって、光線
収差を決定できる。
【0032】本実施形態では第3のパターンとして、位
相型のパターンを用いているが、説明を簡単にする為に
次に参考として第3のパターン17として、図5で図示
の不透過基板に正方形の開口31aを設けた場合のパタ
ーン31を用いた場合について説明する。
相型のパターンを用いているが、説明を簡単にする為に
次に参考として第3のパターン17として、図5で図示
の不透過基板に正方形の開口31aを設けた場合のパタ
ーン31を用いた場合について説明する。
【0033】図6(a)は、u軸に対するプロット図で
u軸方向の光線収差量εだけプロット図の位相がずれて
いることを示している。図6(b)は、v軸に対するプ
ロット図で、v軸方向の光線収差量ηだけプロット図の
位相がずれていることを示している。ここで、光強度分
布測定装置18の光強度測定面18aの各点(x,y)
は、投影光学系10の射出瞳と1対1に対応するように
とっているから、光線収差(ε,η)は射出瞳上の点
(x,y)を通過した光線の収差とみなすことができ
る。
u軸方向の光線収差量εだけプロット図の位相がずれて
いることを示している。図6(b)は、v軸に対するプ
ロット図で、v軸方向の光線収差量ηだけプロット図の
位相がずれていることを示している。ここで、光強度分
布測定装置18の光強度測定面18aの各点(x,y)
は、投影光学系10の射出瞳と1対1に対応するように
とっているから、光線収差(ε,η)は射出瞳上の点
(x,y)を通過した光線の収差とみなすことができ
る。
【0034】以上、第2のパターン11が点物体とみな
せる場合について説明したが、第2のパターン11が、
投影光学系10のアイソプラナティック領域より小さい
物体であれば、点物体とみなせるほど微少なパターンで
ある必要はない。アイソプラナティック領域は収差が等
しいとみなせる領域だから、第2のパターン11の各点
からの同じ収差をもつ結像光束を重ねあわせたものが、
第2のパターンの像となる。したがって、これを第3の
パターン31で走査して得られるプロット図は、前述の
第2のパターンが点物体とみなせる場合のプロット図を
第2のパターン像の大きさの分だけ重ねあわせたパター
ンとなる。図7は、第2のパターンとしてアイソプラナ
ティック領域内の正方形開口とした場合の、結像点近傍
の光束の様子を示したものである。A'は光線Aに対応
する光束、P'は主光線に対応する光束である。アイソ
プラナティック領域であるから、両光束の断面は同じ大
きさの正方形であり、光束A'は、光線Aの収差(ε,
η)だけ、光束P'からずれたものである。ここで、I'
0(u,v)を第3のパターン17の位置が(u,v)
の時の主光線に対応する部分の光強度、およびI'
a(u,v)を光線Aに対応する部分の強度とすると、
図からわかるように、 I'a(u,v)=I'0(u−ε,v−η)、 となる。
せる場合について説明したが、第2のパターン11が、
投影光学系10のアイソプラナティック領域より小さい
物体であれば、点物体とみなせるほど微少なパターンで
ある必要はない。アイソプラナティック領域は収差が等
しいとみなせる領域だから、第2のパターン11の各点
からの同じ収差をもつ結像光束を重ねあわせたものが、
第2のパターンの像となる。したがって、これを第3の
パターン31で走査して得られるプロット図は、前述の
第2のパターンが点物体とみなせる場合のプロット図を
第2のパターン像の大きさの分だけ重ねあわせたパター
ンとなる。図7は、第2のパターンとしてアイソプラナ
ティック領域内の正方形開口とした場合の、結像点近傍
の光束の様子を示したものである。A'は光線Aに対応
する光束、P'は主光線に対応する光束である。アイソ
プラナティック領域であるから、両光束の断面は同じ大
きさの正方形であり、光束A'は、光線Aの収差(ε,
η)だけ、光束P'からずれたものである。ここで、I'
0(u,v)を第3のパターン17の位置が(u,v)
の時の主光線に対応する部分の光強度、およびI'
a(u,v)を光線Aに対応する部分の強度とすると、
図からわかるように、 I'a(u,v)=I'0(u−ε,v−η)、 となる。
【0035】したがって第3のパターン31の位置
(u,v)を光軸と垂直方向に移動させながら、光強度
分布測定装置18の光強度測定面18aの各点における
光強度の変化をプロットすると、光線収差に相当する量
だけ位相のずれたパターンがえられる。この位相ずれ量
を求めることによって、光線収差を決定できる。ここ
で、第3のパターン31としては、図5で図示の不透過
基板に正方形の開口31aを設けた場合のパターンであ
る。図9(a)は、u軸に対するプロット図でu軸方向
の光線収差量εだけプロット図の位相がずれていること
を示している。図9(b)は、v軸に対するプロット図
で、v軸方向の光線収差量ηだけプロット図の位相がず
れていることを示している。
(u,v)を光軸と垂直方向に移動させながら、光強度
分布測定装置18の光強度測定面18aの各点における
光強度の変化をプロットすると、光線収差に相当する量
だけ位相のずれたパターンがえられる。この位相ずれ量
を求めることによって、光線収差を決定できる。ここ
で、第3のパターン31としては、図5で図示の不透過
基板に正方形の開口31aを設けた場合のパターンであ
る。図9(a)は、u軸に対するプロット図でu軸方向
の光線収差量εだけプロット図の位相がずれていること
を示している。図9(b)は、v軸に対するプロット図
で、v軸方向の光線収差量ηだけプロット図の位相がず
れていることを示している。
【0036】以上のようにして、第2のパターンがアイ
ソプラナティック領域内のパターンであれば、点物体と
みなせる場合と同じように、光線収差(ε,η)を求め
ることができる。
ソプラナティック領域内のパターンであれば、点物体と
みなせる場合と同じように、光線収差(ε,η)を求め
ることができる。
【0037】さらに、波面収差φと光線収差(ε,η)
の関係として、Rを結像光束が参照球面と交わる位置と
結像面で交わる位置との光路長とすると、
の関係として、Rを結像光束が参照球面と交わる位置と
結像面で交わる位置との光路長とすると、
【0038】
【数1】
【0039】
【数2】
【0040】の関係があることが知られており、この関
係から波面収差φを求めることができる。この関係につ
いては、たとえば、Max Borm,Emill Wolf,"Principle
s of Optics 6th Editon",Chapter V,1993,Pergamon
Press参照。
係から波面収差φを求めることができる。この関係につ
いては、たとえば、Max Borm,Emill Wolf,"Principle
s of Optics 6th Editon",Chapter V,1993,Pergamon
Press参照。
【0041】本実施形態では以上述べた測定原理を用い
て、投影露光装置用として実用化されているナイフエッ
ジやスリット、バーチャートなどによる結像性能測定装
置と同程度の規模で、波面収差測定方法を用いた投影露
光装置の構成を可能としている。
て、投影露光装置用として実用化されているナイフエッ
ジやスリット、バーチャートなどによる結像性能測定装
置と同程度の規模で、波面収差測定方法を用いた投影露
光装置の構成を可能としている。
【0042】次に本実施形態の波面収差測定方法を用い
た投影露光装置の具体例について図1に沿って説明す
る。
た投影露光装置の具体例について図1に沿って説明す
る。
【0043】図1は、本実施形態に係わる投影光学系1
0の結像性能を測定するための第2のパターン11、第
3のパターン17、光強度分布測定装置18とを設けた
投影露光装置の構成を示す。16は第2の照明系で第2
のパターン11を照明している。第2の照明系16はレ
チクルを照明する為の第1の照明系を兼ねている。第2
の照明系16から出射した光束は、第2のパターン11
が形成されたマスク12を通過し、投影光学系10によ
り、第2のパターン11を結像する。この第2のパター
ン11に基づく結像光束は、第2のパターン11の結像
位置又はその近傍に配置された位相型の第3のパターン
17を通過し、光強度分布検出装置18の測定面18a
に到達し、ここで光強度分布が測定される。第3のパタ
ーン17と、光強度分布測定装置18はウエハーステー
ジ14上に載置されているとともに、第2のパターン1
1の結像位置又はその近傍に位置合せされる。15はウ
エハーステージ14の駆動装置、13はウエハーチャッ
クである。19は第3のパターン17を光軸に水平(垂
直)な面内で走査するためのアクチュエーターを用いた
制御装置、20は光強度分布の信号処理装置である。
0の結像性能を測定するための第2のパターン11、第
3のパターン17、光強度分布測定装置18とを設けた
投影露光装置の構成を示す。16は第2の照明系で第2
のパターン11を照明している。第2の照明系16はレ
チクルを照明する為の第1の照明系を兼ねている。第2
の照明系16から出射した光束は、第2のパターン11
が形成されたマスク12を通過し、投影光学系10によ
り、第2のパターン11を結像する。この第2のパター
ン11に基づく結像光束は、第2のパターン11の結像
位置又はその近傍に配置された位相型の第3のパターン
17を通過し、光強度分布検出装置18の測定面18a
に到達し、ここで光強度分布が測定される。第3のパタ
ーン17と、光強度分布測定装置18はウエハーステー
ジ14上に載置されているとともに、第2のパターン1
1の結像位置又はその近傍に位置合せされる。15はウ
エハーステージ14の駆動装置、13はウエハーチャッ
クである。19は第3のパターン17を光軸に水平(垂
直)な面内で走査するためのアクチュエーターを用いた
制御装置、20は光強度分布の信号処理装置である。
【0044】第2の照明系16から出射する光束は、第
2のパターン11を通過した光束が投影光学系10の入
射瞳を充分に覆うものである。これは、例えば、第2の
照明系16をσ=1の照明系とすることによって実現さ
れる。
2のパターン11を通過した光束が投影光学系10の入
射瞳を充分に覆うものである。これは、例えば、第2の
照明系16をσ=1の照明系とすることによって実現さ
れる。
【0045】第2のパターン11は、投影光学系10の
アイソプラナティック領域より小さい物体とする。半導
体素子製造用の露光装置の投影系の場合、目安として画
面サイズの数%以内がアイソプラナティック領域とみな
される。したがって、6"マスクを用いる露光装置の場
合、第2のパターン11の大きさは、数ミリ以内が必要
である。
アイソプラナティック領域より小さい物体とする。半導
体素子製造用の露光装置の投影系の場合、目安として画
面サイズの数%以内がアイソプラナティック領域とみな
される。したがって、6"マスクを用いる露光装置の場
合、第2のパターン11の大きさは、数ミリ以内が必要
である。
【0046】図8は、第2のパターン11として矩形開
口を、マスク12上に10×10のマトリクス状に配置
した例である。このように、第2のパターン11を複数
個配置し、それぞれの結像位置で結像性能を測定するこ
とにより、光軸と垂直な面内での複数像点での結像性能
が計測できる。
口を、マスク12上に10×10のマトリクス状に配置
した例である。このように、第2のパターン11を複数
個配置し、それぞれの結像位置で結像性能を測定するこ
とにより、光軸と垂直な面内での複数像点での結像性能
が計測できる。
【0047】図10は、第3のパターン17と光強度分
布測定装置18の部分を拡大図示したものである。第3
のパターン17と光強度分布測定装置18は、ウエハー
ステージ14により第3のパターン17が第2のパター
ン11の結像位置又はその近傍となるように位置合せさ
れる。また、光強度分布測定装置18の光強度測定面1
8a上の位置は投影光学系10の射出瞳10a上の位置
と1対1の対応がとれる程度に広がりのある位置に配置
される。これは、たとえば、光強度分布測定装置18
を、ある程度、投影光学系10の結像位置から離すこと
によって実現できる。あるいは、瞳結像光学系を使用す
ることによっても実現できる。光強度分布検出装置18
は、例えば、2次元の固体撮像素子を用い各画素を受光
単位とすることによって、個々の受光単位が補足する光
束の断面積の合計が前記投影光学系10の瞳10a上に
おいて瞳の面積を充分に覆うように構成される。
布測定装置18の部分を拡大図示したものである。第3
のパターン17と光強度分布測定装置18は、ウエハー
ステージ14により第3のパターン17が第2のパター
ン11の結像位置又はその近傍となるように位置合せさ
れる。また、光強度分布測定装置18の光強度測定面1
8a上の位置は投影光学系10の射出瞳10a上の位置
と1対1の対応がとれる程度に広がりのある位置に配置
される。これは、たとえば、光強度分布測定装置18
を、ある程度、投影光学系10の結像位置から離すこと
によって実現できる。あるいは、瞳結像光学系を使用す
ることによっても実現できる。光強度分布検出装置18
は、例えば、2次元の固体撮像素子を用い各画素を受光
単位とすることによって、個々の受光単位が補足する光
束の断面積の合計が前記投影光学系10の瞳10a上に
おいて瞳の面積を充分に覆うように構成される。
【0048】本実施形態1では図1の第3のパターン1
7として、第2のパターン11の大きさや照明条件によ
って走査する光束の空間的コヒーレンシーが大きくなる
場合に好適な位相スリットのパターンを使用している。
7として、第2のパターン11の大きさや照明条件によ
って走査する光束の空間的コヒーレンシーが大きくなる
場合に好適な位相スリットのパターンを使用している。
【0049】空間的コヒーレンシーが大きい場合の光強
度分布の例を図12と図14に示す。
度分布の例を図12と図14に示す。
【0050】図12は、第2のパターン11を無限小の
点光源とし、第3のパターン17として、図5のよう
な、透過率が0と100の振幅型のパターン(開口スリ
ット)を使用した場合の光強度分布のシュミレーション
結果である。
点光源とし、第3のパターン17として、図5のよう
な、透過率が0と100の振幅型のパターン(開口スリ
ット)を使用した場合の光強度分布のシュミレーション
結果である。
【0051】第2のパターン11は点光源であるため、
点光源11から出た光束は空間的コヒーレンシーを有す
る。このため、第3のパターンとして振幅パターンを用
いたときには、パターン31の開口スリット31aを通
過した光束は回折により広がる。これにより、図12の
ように、パターンの走査に対する光強度の変化は滑らか
に変化し、開口スリット31aの位置の決定が困難にな
っている。
点光源11から出た光束は空間的コヒーレンシーを有す
る。このため、第3のパターンとして振幅パターンを用
いたときには、パターン31の開口スリット31aを通
過した光束は回折により広がる。これにより、図12の
ように、パターンの走査に対する光強度の変化は滑らか
に変化し、開口スリット31aの位置の決定が困難にな
っている。
【0052】一方、図14は、図12と同じ照明条件
で、第3のパターンとして図14に示すような位相型パ
ターン17を使用した場合の光強度分布のシュミレーシ
ョン結果である。
で、第3のパターンとして図14に示すような位相型パ
ターン17を使用した場合の光強度分布のシュミレーシ
ョン結果である。
【0053】図13に示すように位相パターン17は領
域Aと領域Bの2つの領域からなり、位相パターン17
を透過した光は、領域Aと領域Bで相対位相差πがつく
ようになっている。このような位相パターン21は、領
域Aと領域Bの2つの領域の厚さを変えたり、領域Aと
領域Bの2つの領域の材質の屈折率を変化させることで
実現可能である。
域Aと領域Bの2つの領域からなり、位相パターン17
を透過した光は、領域Aと領域Bで相対位相差πがつく
ようになっている。このような位相パターン21は、領
域Aと領域Bの2つの領域の厚さを変えたり、領域Aと
領域Bの2つの領域の材質の屈折率を変化させることで
実現可能である。
【0054】位相パターン21の位置に対する光強度の
変化は、光束が位相パターン21の境界領域x1、x2
を通過する時に急激な強度減少が起こり、ピーク間の間
隔は位相パターンの領域Aのx方向の幅、|x1−x2
|に対応している。
変化は、光束が位相パターン21の境界領域x1、x2
を通過する時に急激な強度減少が起こり、ピーク間の間
隔は位相パターンの領域Aのx方向の幅、|x1−x2
|に対応している。
【0055】図10は第3のパターンとしての位相パタ
ーン17近傍の拡大図である。
ーン17近傍の拡大図である。
【0056】第3のパターンとして図13に示す位相パ
ターン17を適用して、図10に示すアクチュエータ1
9で、位相パターン17を理想結像点P0を通過するよ
うにx方向のマイナスからプラスに走査する。位相パタ
ーン17に到達してきた瞳の一領域通過してきた光束を
考えると、この光束が図13に示す位相パターン17の
x1とx2の境界領域以外を通過する時は、光束は同じ
位相変調を受けるので、そのまま、光強度分布測定装置
18で強度観察される。光強度分布測定装置18は、図
3のように、集交点IPに対して、いわゆるファーフィ
ールド領域に2次元センサー等の光強度分布測定面18
aが配置された構成になっており、光強度分布測定面
は、被検光学系10の射出瞳と一対一に対応させること
ができる。光強度分布測定装置18としては、光強度分
布測定面が、被検光学系10の瞳と共役関係となるよう
な、瞳共役光学系を有する構成としてもよい。一方、光
束が、位相パターン17の境界領域x1とx2を通過す
る場合は、領域Aと領域Bでπ異なる位相変化を受け
る。そして、相対位相差πで位相変調された光束は、お
互いに打ち消しあうように干渉し、強度が減少すること
になる。
ターン17を適用して、図10に示すアクチュエータ1
9で、位相パターン17を理想結像点P0を通過するよ
うにx方向のマイナスからプラスに走査する。位相パタ
ーン17に到達してきた瞳の一領域通過してきた光束を
考えると、この光束が図13に示す位相パターン17の
x1とx2の境界領域以外を通過する時は、光束は同じ
位相変調を受けるので、そのまま、光強度分布測定装置
18で強度観察される。光強度分布測定装置18は、図
3のように、集交点IPに対して、いわゆるファーフィ
ールド領域に2次元センサー等の光強度分布測定面18
aが配置された構成になっており、光強度分布測定面
は、被検光学系10の射出瞳と一対一に対応させること
ができる。光強度分布測定装置18としては、光強度分
布測定面が、被検光学系10の瞳と共役関係となるよう
な、瞳共役光学系を有する構成としてもよい。一方、光
束が、位相パターン17の境界領域x1とx2を通過す
る場合は、領域Aと領域Bでπ異なる位相変化を受け
る。そして、相対位相差πで位相変調された光束は、お
互いに打ち消しあうように干渉し、強度が減少すること
になる。
【0057】このように、第2のパターン11通過後の
光束が空間コヒーレンシーを有している場合でも、第3
のパターンとして、位相パターン17を使用することに
より、光強度分布が急峻な変化をするようにして、高精
度な収差計測を可能としている。
光束が空間コヒーレンシーを有している場合でも、第3
のパターンとして、位相パターン17を使用することに
より、光強度分布が急峻な変化をするようにして、高精
度な収差計測を可能としている。
【0058】以上のような状態で、位相型の第3のパタ
ーン17は、アクチュエータ19により光軸に垂直な平
面を走査する。この時の、第3のパターン17の位置に
対する光強度分布測定装置18の各受光単位の光強度変
化を光強度分布の信号処理装置20により、図3、4、
5、6で前述した原理に基づく信号処理をすることによ
り、光線収差(ε(x,y),η(x,y))が得られる。た
だし、(x,y)は、光強度分布測定装置18の測定面
上の位置座標であり、かつ投影光学系の射出瞳面の座標
でもある。さらに、このようにして得られた光線収差か
ら、前述の関係式、
ーン17は、アクチュエータ19により光軸に垂直な平
面を走査する。この時の、第3のパターン17の位置に
対する光強度分布測定装置18の各受光単位の光強度変
化を光強度分布の信号処理装置20により、図3、4、
5、6で前述した原理に基づく信号処理をすることによ
り、光線収差(ε(x,y),η(x,y))が得られる。た
だし、(x,y)は、光強度分布測定装置18の測定面
上の位置座標であり、かつ投影光学系の射出瞳面の座標
でもある。さらに、このようにして得られた光線収差か
ら、前述の関係式、
【0059】
【数3】
【0060】
【数4】
【0061】に基づいて信号処理装置20により、波面
収差φ(x,y)が求められる。
収差φ(x,y)が求められる。
【0062】図1では、投影露光装置のレチクル面側に
第2のパターン、ウエハー面側に第3のパターンである
位相パターンが配置された構成になっているが、本発明
はこの構成に限らず、ウエハー側に第2のパターンを配
置し、レチクル側に第3のパターンを配置する構成でも
よい。この場合、ウエハー側に照明光学系を配置し、第
2のパターンを照明し、第2のパターンの投影光学系1
0による像がレチクル側に形成されるので、第2のパタ
ーン像位置近傍に第3のパターンである位相パターンは
配置し、光軸と垂直方向に操作することで、前述と同様
の原理で投影光学系10の収差計測が可能となる。
第2のパターン、ウエハー面側に第3のパターンである
位相パターンが配置された構成になっているが、本発明
はこの構成に限らず、ウエハー側に第2のパターンを配
置し、レチクル側に第3のパターンを配置する構成でも
よい。この場合、ウエハー側に照明光学系を配置し、第
2のパターンを照明し、第2のパターンの投影光学系1
0による像がレチクル側に形成されるので、第2のパタ
ーン像位置近傍に第3のパターンである位相パターンは
配置し、光軸と垂直方向に操作することで、前述と同様
の原理で投影光学系10の収差計測が可能となる。
【0063】以上説明した実施形態の投影露光装置は、
投影光学系10を構成する複数の光学素子のうち複数の
レンズが光軸方向及び/又は光軸垂直方向へ移動可能
で、光軸方向周り及び、光軸に垂直な軸周りに回転可能
に支持してあり、不図示の収差調節用の駆動系あるいは
調節機構により、前述の方法を用いて得た波面収差情報
に基づいて、一つ又は複数のレンズを動かすことによ
り、光学系10の一種または複数値の収差(特にザイデ
ルの5収差)を補正したり、最適化できる。また、光学
系10の収差を調整する手段としては、可動レンズ以外
に、可動ミラー(光学系がカタディオプトリック系の
時)や、傾動できる平行平板や、圧力制御可能な空間な
ど、さまざまな公知の系を用いるものが適用できる。
投影光学系10を構成する複数の光学素子のうち複数の
レンズが光軸方向及び/又は光軸垂直方向へ移動可能
で、光軸方向周り及び、光軸に垂直な軸周りに回転可能
に支持してあり、不図示の収差調節用の駆動系あるいは
調節機構により、前述の方法を用いて得た波面収差情報
に基づいて、一つ又は複数のレンズを動かすことによ
り、光学系10の一種または複数値の収差(特にザイデ
ルの5収差)を補正したり、最適化できる。また、光学
系10の収差を調整する手段としては、可動レンズ以外
に、可動ミラー(光学系がカタディオプトリック系の
時)や、傾動できる平行平板や、圧力制御可能な空間な
ど、さまざまな公知の系を用いるものが適用できる。
【0064】以下、本発明の投影露光装置を用いた半導
体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。図15は
半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、或い
は液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。
体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。図15は
半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、或い
は液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。
【0065】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0066】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0067】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0068】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
などの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
などの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0069】図16は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0070】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
ちこみ)ではウエハにイオンを打ちこむ。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼き付け露光する。
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
ちこみ)ではウエハにイオンを打ちこむ。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼き付け露光する。
【0071】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによ
ってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによ
ってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0072】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば投影光学系の波面収差を
容易に計測することができる波面収差測定方法及びそれ
を用いた投影露光装置を達成することができる。
容易に計測することができる波面収差測定方法及びそれ
を用いた投影露光装置を達成することができる。
【0074】この他本発明によれば、実際の投影状態の
基(使用状態)で投影光学系の波面収差を容易に測定す
ることができる波面収差測定方法及びそれを用いた投影
露光装置を達成することができる。
基(使用状態)で投影光学系の波面収差を容易に測定す
ることができる波面収差測定方法及びそれを用いた投影
露光装置を達成することができる。
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 図1の一部分の説明図
【図3】 図1の一部分の説明図
【図4】 投影光学系に収差があるときの瞳面上の光強
度分布の説明図
度分布の説明図
【図5】 パターンの説明図
【図6】 投影光学系に収差があるときの光線収差を決
定する説明図
定する説明図
【図7】 投影光学系に収差があるときの光線収差を決
定する説明図
定する説明図
【図8】 パターン説明図
【図9】 投影光学系に収差があるときの光線収差を決
定する説明図
定する説明図
【図10】 図1の一部分の拡大説明図
【図11】 投影光学系の波面と光線との関係を示す説
明図
明図
【図12】 振幅型パターンを用いたときの瞳面上の光
強度分布の説明図
強度分布の説明図
【図13】 本発明に係る位相パターンの説明図
【図14】 本発明に係る位相パターンを用いたときの
瞳面上の光強度分布の説明図
瞳面上の光強度分布の説明図
【図15】 本発明のデバイスの製造方法のフローチャ
ート
ート
【図16】 本発明のデバイスの製造方法のフローチャ
ート
ート
10 投影光学系 11 第2のパターン 12 マスク 13 ウエハーチャック 14 ウエハーステージ 15 駆動装置 16 第2の照明系 17 第3のパターン 18 光強度分布測定装置 19 制御装置 20 信号処理装置
Claims (6)
- 【請求項1】パターンを投影結像する投影光学系の像面
または物体面位置近傍に位相パターンを配置し、該位相
パターンを前記投影光学系の光軸と垂直な1方向あるい
は複数の方向に走査したとき前記位相パターンを通過し
た光束によって形成される像の光強度分布から、前記投
影光学系の波面収差を得ることを特徴とする波面収差測
定方法。 - 【請求項2】前記位相パターンは、少なくても2つの領
域からなり、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位
相差πの位相変化を受けることを特徴とする請求項1の
波面収差測定方法。 - 【請求項3】レクチル上のパターンを投影光学系を介し
て感光性の基板上に投影露光する投影露光装置におい
て、前期投影光学系の像面または物点に配置された所定
パターンと、所定パターンを前記投影光学系を介して投
影結像する際の所定パターンの結像位置近傍に配置され
た位相型パターンと、前記所定パターンを前記投影光学
系を介して投影結像し前記位相型パターンを通過した光
束によって形成される像の光強度分布を測定する光強度
分布測定手段と、前記位相型パターンを前記投影光学系
の光軸と垂直な1方向あるいは複数の方向に走査する走
査機構とを有し、前記走査機構による走査時に前記光強
度分布測定手段により得られる光強度分布から、前記投
影光学系の波面収差を得る波面収差測定装置を設けたこ
とを特徴とする投影露光装置。 - 【請求項4】前記位相パターンは、少なくても2つの領
域からなり、2つの領域通過後の光束はそれぞれ相対位
相差πの位相変化を受けることを特徴とする請求項3の
投影露光装置。 - 【請求項5】更に前記投影光学系に対して、得られた波
面収差を是正するための手段を有することを特徴とする
請求項3の露光装置。 - 【請求項6】請求項3乃至5のいずれかの投影露光装置
を用いてレチクル面上のパターンをウエハ面上に投影
し、露光した後に該ウエハを現像処理工程を介してデバ
イスを製造していることを特徴とするデバイスの製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001633A JP2002206990A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 波面収差測定方法及び投影露光装置 |
US10/028,462 US6650398B2 (en) | 2001-01-09 | 2001-12-28 | Wavefront aberration measurement method and projection exposure apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001633A JP2002206990A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 波面収差測定方法及び投影露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002206990A true JP2002206990A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18870248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001633A Pending JP2002206990A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 波面収差測定方法及び投影露光装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6650398B2 (ja) |
JP (1) | JP2002206990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20060001890A1 (en) * | 2004-07-02 | 2006-01-05 | Asml Holding N.V. | Spatial light modulator as source module for DUV wavefront sensor |
JP2006332586A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-12-07 | Canon Inc | 測定装置、露光装置及び方法、並びに、デバイス製造方法 |
US7999920B2 (en) | 2007-08-22 | 2011-08-16 | Asml Netherlands B.V. | Method of performing model-based scanner tuning |
JP2009071125A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | 露光条件を決定する方法及びプログラム |
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DE102017203376B3 (de) * | 2017-03-02 | 2018-05-24 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Messvorrichtung und Verfahren zur Vermessung eines Wellenfrontfehlers eines abbildenden optischen Systems sowie Projektionsbelichtungsanlage für die Mikrolithographie |
RU2753627C1 (ru) * | 2020-11-10 | 2021-08-18 | АКЦИОНЕРНОЕ ОБЩЕСТВО "Научно-исследовательский институт оптико-электронного приборостроения" (АО "НИИ ОЭП") | Способ определения волновых аберраций оптической системы |
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JP3456597B2 (ja) | 1994-04-14 | 2003-10-14 | 株式会社ニコン | 露光装置 |
JP3359193B2 (ja) | 1995-07-21 | 2002-12-24 | キヤノン株式会社 | 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 |
KR100525067B1 (ko) | 1997-01-20 | 2005-12-21 | 가부시키가이샤 니콘 | 노광 장치의 광학 특성 측정 방법, 노광 장치의 동작 방법 및 투영 노광 장치 |
TW398029B (en) | 1997-04-18 | 2000-07-11 | Nikon Corp | Exposure device, method of manufacturing the same and the electric circuit |
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-
2001
- 2001-01-09 JP JP2001001633A patent/JP2002206990A/ja active Pending
- 2001-12-28 US US10/028,462 patent/US6650398B2/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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---|---|
US20020122162A1 (en) | 2002-09-05 |
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