JP3067609B2 - 液体の混合装置 - Google Patents

液体の混合装置

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JP3067609B2
JP3067609B2 JP7244857A JP24485795A JP3067609B2 JP 3067609 B2 JP3067609 B2 JP 3067609B2 JP 7244857 A JP7244857 A JP 7244857A JP 24485795 A JP24485795 A JP 24485795A JP 3067609 B2 JP3067609 B2 JP 3067609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種類の液体を混
合する混合装置に関するもので、両液体を比較的ラフな
比率で混合する場合に使用される液体混合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】例えば、工作機械に一般的
に使用される切削油、即ちクーラントは、水と水溶性の
油とを10:1程度の混合比で混合させたものである
が、この場合、所望の混合比を10:1とすると、実際
に混合された比が例えば9:1であったり、11:1で
あったとしても、クーラントの使用においてはほとんど
問題がない。
【0003】然るに、上記のようなクーラントを製造す
るのに、従来では、2種類の液体を自動流量計等の精巧
な機器の使用によって正確な比率に混合できる自動混合
装置が使用されているが、制作費が非常に高くつき、し
かも装置全体が大型化して広い設置スペースを必要とす
る難点があった。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑み、構造が簡単
で安価に製作できると共に、装置の小型化が可能な混合
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
液体の混合装置は、第1液体Aと第2液体Bとを混合す
る混合装置であって、第1液体Aを溜める第1液体タン
ク1と、第1液体Aと第2液体Bとの混合液体A,Bを
溜める混合液体タンク2とを備え、第1液体タンク1に
はタンク内部の液体を吸引する第1ポンプ3を設けると
共に、該ポンプ3の吐出口と混合液体タンク2とを第1
管路4により接続し、混合液体タンク2には内部の液体
を吸引する第2ポンプ6を設けると共に、該ポンプ6の
吐出口に混合液体排出管路7を接続し、一端部が第2液
体加圧供給部に接続される第2管路12の他端部を該混
合液体タンク2に接続し、第1管路4及び第2管路12
のそれぞれ混合液体タンク2側から開閉弁開閉弁14付
き第1流体流量計測用管路16及び開閉弁15付き第2
流体流量計測用管路17を分岐させて、各流量計測用管
路16,17の出口側にそれぞれ流量計測用容器18,
19を配備し、第1管路4及び第2管路12には前記流
量計測用管路16,17の分岐点よりも下手側にそれぞ
れ開閉弁20,21を設け、更に第1管路4の前記流量
計測用管路16よりも上手側及び第2管路12の前記流
量計測用管路17よりも上手側にそれぞれ電磁開閉弁2
2,23を設けると共に、各電磁開閉弁22,23を所
定時間開くようにタイマー制御する制御装置26を設け
てなるものである。
【0006】上記のように構成される液体の混合装置の
使用にあっては、先ず最初に、第1及び第2管路4,1
2の電磁開閉弁22,23を開放し、開閉弁20,21
を閉じ、また第1及び第2流体流量計測用管路16,1
7の開閉弁14,15を開放し、斯かる状態から、第1
ポンプ3を作動して第1液体タンク1内の第1液体Aを
第1管路4より第1流体流量計測用管路16に流通させ
ると共に、第2液体Bを第2液体加圧供給部から第2管
路12を通じて第2流体流量計測用管路17に流通さ
せ、しかして流量計測用容器18,19により第1液体
Aと第2液体Bのそれぞれの流量を計測する。また、そ
の計測値から、第1液体Aと第2液体Bとの流量比を求
める。
【0007】第1液体Aと第2液体Bとを例えば1:1
0の比率で混合したい場合において、上記第1液体Aの
流量が5リットル/分、第2液体Bの流量が1リットル
/分であれば、両液体A,Bの流量比は、5:1となる
から、制御装置26のタイマーT1,T2による電磁開
閉弁22,23のそれぞれ開放時間を、タイマーT1に
よる電磁開閉弁22(第1管路4側)の開放時間の2倍
に設定すればよい。従って、例えば、タイマーT1の設
定時間を5分、タイマーT2の設定時間を10分に設定
することにより、10分経過後には5リットルの第1液
体Aと50リットルの第2液体Bとが供給されることに
なる。
【0008】第1液体Aと第2液体Bとが第1管路4と
第2管路12とによりそれぞれ個別に混合液体タンク2
に加圧供給されるから、両液体A,Bはタンク2内にお
いて混合され、混合比が上記1:10の混合液体A,B
となる。混合液体タンク2内の混合液体A,Bは、バイ
パス管路10の開閉弁9を閉じ、混合液体排出管路7の
開閉弁11を開くと、第2ポンプ6の作動により、この
排出管路7を通じて外部へ排出される。
【0009】この混合装置では、上記のように、両液体
A,Bを混合液体タンク2に供給して混合する前に、あ
らかじめ第1及び第2流体流量計測用管路16,17に
よりそれぞれ外部に取り出すようにするから、第1液体
A及び第2液体Bが第1管路4及び第2管路12をそれ
ぞれ流通していることを作業者の目で直接確認すること
ができ、しかも両液体A,Bのそれぞれの流量を流量計
測用容器18,19により実測するから、両液体A,B
の流量が確実に計測できる。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1に記載の液
体の混合装置において、混合液体排出管路7から分岐し
て混合液体タンク2に接続される開閉弁9付きバイパス
管路10を設けると共に、排出管路7にはバイパス管路
10より下手側に開閉弁11を設けてなるものである。
この構成によると、両液体A,Bを混合液体タンク2に
供給している間に、混合液体排出管路7の開閉弁11閉
じ、バイパス管路10の開閉弁9を開いた状態で第2ポ
ンプ6を作動させることにより、両液体A,Bをタンク
2とバイパス管路10との間で循環させて、両液体A,
Bを有効に攪拌混合させることができる。
【0011】請求項3は、請求項2に記載の液体の混合
装置において、混合液体タンク2には、第1管路4、第
2管路12及びバイパス管路10からの流体を合流させ
て該タンク2内に流入する合流部31を付設してなるも
のである。この構成によると、第1管路4からの第1液
体Aと第2管路12からの第2液体Bと上記バイパス管
路10からの混合液体A,Bの三者が1箇所で合流する
ため、両液体A,Bを短時間でより効果的に攪拌混合で
きる。
【0012】請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記
載の液体の混合装置において、第1管路4及び第2管路
12には、電磁開閉弁22,23よりも下手側にそれぞ
れ絞り弁24,25を設けてなるものである。この構成
によると、第1管路4を流れる第1液体Aの流量と、第
2管路12を流れる第2液体Bの流量をあらかじめ大ま
かに設定することができ、それにより流量計測用容器1
8,19での両液体A,Bの流量計測が容易となる。
【0013】請求項5は、請求項1〜4のいずれかに記
載の液体の混合装置において、混合液体タンク2には、
上限液位センサー28及び下限液位センサー29を設け
てなるものである。これによると、混合液体タンク2内
における混合液体A,Bの上限状態及び下限状態を確認
することができる。
【0014】請求項6は、請求項1〜5のいずれかに記
載の液体の混合装置において、前記第2液体加圧供給部
として水道13を利用してなるものである。これによる
と、混合すべき両液体A,Bの一方が水である場合に
は、水を溜めておくタンク及びこのタンク内の水を加圧
する装置が不要となるから、混合装置の設備が非常に簡
単となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、クーラントを製造するの
に実施した混合装置の全体外観図で、その詳細な配管図
を図2に示す。これらの図において、1は、第1液体
(水溶性の油)Aを溜める第1液体タンク、2は、第1
液体Aと第2液体(水)Bとの混合液体A,Bを溜める
混合液体タンクで、図1に示すように、これら第1液体
タンク1と混合液体タンク2とが上下に間隔をおいて配
設されている。
【0016】第1液体タンク1にはタンク内部の第1液
体Aを吸引する第1ポンプ3が設けられ、この第1ポン
プ3の吐出口と前記混合液体タンク2とが第1管路4に
より接続され、この第1管路4には第1ポンプ3の吐出
口近傍に開閉弁5が設けられている。混合液体タンク2
には内部の液体を吸引する第2ポンプ6が設けられ、
に、この第2ポンプ6の吐出口に混合液体排出管路7が
接続され、この混合液体排出管路7の先端側は、工作機
械の切削加工部付近に配設してあるノズル装置8に接続
される。また、混合液体排出管路7には第2ポンプ6に
近い位置から分岐して混合液体タンク2に接続される開
閉弁9付きバイパス管路10が接続配管されており、ま
た混合液体排出管路7にはバイパス管路10との分岐点
より下手側に開閉弁11が設けてある。
【0017】第2管路12の一端部が第2液体加圧供給
部としての水道13の蛇口13aに接続され、この第2
管路12の他端部が混合液体タンク2に接続されてい
る。第1管路4及び第2管路12のそれぞれ混合液体タ
ンク2側からは開閉弁14付き第1流体流量計測用管路
16及び開閉弁15付き第2流体流量計測用管路17が
分岐され、これら流量計測用管路16,17の出口側に
それぞれ流量計測用容器18,19が配備される。この
流量計測用容器18,19としては、測定目盛り付きの
透明な容器が使用される。
【0018】また、第1管路4及び第2管路12には前
記流量計測用管路16,17の分岐点よりも下手側にそ
れぞれ開閉弁20,21が設けられると共に、第1管路
4の前記流量計測用管路16よりも上手側及び第2管路
12の前記流量計測用管路17よりも上手側にそれぞれ
電磁開閉弁22,23が設けられている。そして、これ
ら電磁開閉弁22,23のそれぞれ下手側に絞り弁2
4,25が設けられている。これら各電磁開閉弁22,
23をそれぞれタイマーT1,T2で所定時間開くよう
にタイマー制御する制御装置26が設けてある。尚、各
電磁開閉弁22,23は、非通電状態では閉じていて、
通電されると開くようになっているが、必要時に制御装
置26を作動させることによって、各電磁開閉弁22,
23をそれぞれタイマーT1,T2で所定時間だけ開放
させることができるものとする。
【0019】第1液体タンク1には下限液位センサー2
7が設けられ、混合液体タンク2には上限液位センサー
28及び下限液位センサー29が設けられている。各セ
ンサー27〜29は、例えばフロートスイッチからな
り、そして各液位を検出したとき、その検出信号によっ
て警報が発せられるようになっている。また、図1に示
すように、上記制御装置26等を操作するための操作盤
30が混合液体タンク2側に取り付けられている。そし
てまた、混合液体タンク2には、第1管路4、第2管路
12及びバイパス管路10からのそれぞれ流体を合流さ
せて当該タンク2内に流入する合流部31が付設されて
いる。
【0020】次に、上述したような構成よりなる混合装
置を使用してクーラントを混合製造する場合について説
明する。この場合、第1液体A(油)と第2液体B
(水)との混合比は、1:10程度とする。あらかじ
め、第1液体タンク1には第1液体A(水溶性油)を最
大限まで溜めておき、第2管路12の一端部は水道13
の蛇口13aにつないでおく。
【0021】先ず、絞り弁24,25を調整して、第1
管路4と第2管路12のそれぞれの大まかな流量設定を
行う。例えば、第1液体A(油)の消費量は少ないから
第1管路4の流量は少なく設定し、第2液体B(水)の
消費量は多いから第2管路12の流量は比較的大き目に
設定する。また、第1管路4の開閉弁5及び電磁開閉弁
22は開放し、開閉弁20は閉じ、第2管路12の電磁
開閉弁22は開放し、開閉弁21は閉じ、また第1及び
第2流体流量計測用管路16,17の開閉弁14,15
を開放しておく。
【0022】斯かる状態から、第1ポンプ3を作動して
第1液体タンク1内の第1液体Aを第1管路4より第1
流体流量計測用管路16に流通させると共に、水道13
の蛇口13を開放して水道水を第2管路12より第2流
体流量計測用管路17に流通させ、しかして流量計測用
容器18,19により第1液体Aと第2液体Bのそれぞ
れの流量を手動にて計測する。また、その計測値から、
第1液体Aと第2液体Bとの流量比を計算する。例え
ば、第1液体Aの流量が5リットル/分、第2液体Bの
流量が1リットル/分であれば、両液体A,B、即ち水
とクーラントとの流量比は、5:1となる。
【0023】こうして第1液体Aと第2液体Bの流量を
計測して両者の流量比を求めたならば、操作盤30にお
いて制御装置26のタイマーT1,T2による電磁開閉
弁22,23のそれぞれ開放時間を設定する。この場
合、第1液体A(油)と第2液体B(水)との混合比が
1:10であるから、両液体A,Bの流量比が5:1で
あれば、タイマーT2による電磁開閉弁23(第2管路
12側)の開放時間を、タイマーT1による電磁開閉弁
22(第1管路4側)の開放時間の2倍に設定すればよ
い。タイマーT1,T2の時間設定を終えた後、制御装
置26を動作させると共に、第1管路4及び第2管路1
2の開閉弁20,21を開くことによって、第1管路4
及び第2管路12から第1液体A及び第2液体Bがそれ
ぞれ混合液体タンク2内に供給される。
【0024】例えば、混合液体タンク2の容量を100
リットルとした場合、第1液体Aの流量が5リットル/
分、第2液体Bの流量が1リットル/分であれば、タイ
マーT1の設定時間を5分、タイマーT2の設定時間を
10分に設定することによって、10分経過後には5リ
ットルの第1液体Aと50リットルの第2液体Bとが、
混合液体タンク2内にほぼ半分程度まで供給される。あ
るいは、タイマーT1の設定時間を8分、タイマーT2
の設定時間を16分に設定すれば、16分経過後には8
リットルの第1液体Aと80リットルの第2液体Bと
が、混合液体タンク2内に満杯状態まで供給されること
になる。
【0025】第1管路4からの第1液体Aと第2管路1
2からの第2液体Bとは、混合液体タンク2に付設され
た合流部31で合流して混合液体タンク2内に供給され
るが、この供給の途中において、第1管路4の開閉弁1
1を閉じ且つバイパス管路10の開閉弁9を開いた状態
で第2ポンプ6を作動させることにより、混合液体タン
ク2内に供給されている混合液体A,Bがこの第2ポン
プ6に吸引されてバイパス管路10から上記合流部31
に流入し、この合流部31では、第1管路4からの第1
液体Aと第2管路12からの第2液体Bと上記バイパス
管路10からの混合液体A,Bの三者が合流した状態で
タンク2内に供給されることになり、特に混合液体タン
ク2内の液体A,Bがバイパス管路10を通じて循環す
ることになり、それによって第1液体Aと第2液体Bと
が有効に攪拌混合されることになる。
【0026】上記バイパス管路10が設けてあれば、上
記合流部31がなくても、混合液体タンク2内に供給さ
れつつある両液体A,Bがバイパス管路10を通じて循
環することによって、両液体A,Bは十分に混合され
る。但し、上記合流部31を設けることによって、第1
管路4からの第1液体Aと第2管路12からの第2液体
Bと上記バイパス管路10からの混合液体A,Bの三者
が1箇所で合流するため、両液体A,Bを短時間で効果
的に攪拌混合できる。更には、バイパス管路10を設け
ない場合でも、第1管路4からの第1液体Aと第2管路
12からの第2液体Bとがそれぞれ加圧された状態で混
合液体タンク2内に供給されるから、両液体A,Bの混
合は可能である。上記のようにして混合液体タンク2内
に第1管路4からの第1液体Aと第2管路12からの第
2液体Bとが供給されて混合攪拌されることになる。こ
の混合液体A,Bが混合液体タンク2の上限位置に達す
るような時には、上限液位センサー28が作動して警報
を発する。
【0027】混合液体タンク2内に所定量の混合液体
A,Bが溜まったならば、バイパス管路10の開閉弁9
を閉じ、混合液体排出管路7の開閉弁11を開くことに
よって、混合液体タンク2内の混合液体A,Bは第2ポ
ンプ6により第2管路12を通じて排出され、ノズル装
置8に供給される。このノズル装置8への供給によって
混合液体タンク2内の混合液体A,Bが漸次減少し、そ
の液位が下限位置に達すると、下限液位センサー29が
作動して警報が発せられて、混合液体タンク2内の混合
液体A,Bが残り少なくなったことを知らせる。従っ
て、混合液体排出管路7の開閉弁11を閉じ、バイパス
管路10の開閉弁9を開くと共に、前記制御装置26を
再び作動させることによって、第1管路4及び第2管路
12から混合液体タンク2内に第1液体A及び第2液体
Bが前記タイマーT1,T2によって設定された所定時
間ずつ供給され、混合されることになる。
【0028】第1液体タンク1内の第1液体Aがその下
限位置に達すると、下限液位センサー27が作動して警
報が発せられて、第2液体Bが残り少なくなったことを
知らせるから、このとき第1液体タンク1に第1液体A
を補充すればよい。
【0029】上述した実施例の混合装置では、第2液体
加圧供給部として水道13を利用しているが、所要の高
さを有する第2液体タンクを設け、この第2液体タンク
の下端側に第2管路12の端部を接続し、当該タンクの
液圧によってその第2液体を第2管路12を通じて加圧
供給するようにしてもよい。しかし、この実施例のよう
に、第2液体加圧供給部として水道13を利用すること
によって、大型のタンクが不要となり、また金属製タン
クの場合に生じ易い錆や漏水等の厄介な問題がなくな
る。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る混合装置によれ
ば、自動流量計等の精巧且つ複雑なな機器を使用せず、
手動操作できる開閉弁や流量計測用容器を含む簡単な構
成よりなるため、安価に製作できて、故障が少なく、し
かも装置全体を小型且つコンパクトにできて、設置の際
に場所を取らない。また、この混合装置では、2種類の
液体を混合液体タンクに供給する前に、あらかじめ第1
及び第2流体流量計測用管路によりそれぞれ外部に取り
出すようにするから、第1液体及び第2液体が第1管路
及び第2管路をそれぞれ流通していることを作業者の目
で直接確認することができ、しかも両液体のそれぞれの
流量を流量計測用容器により実測するから、両液体の流
量が確実に計測できる。
【0031】請求項2に係る混合装置によれば、両液体
を混合液体タンクに供給している間に、混合液体排出管
路の開閉弁閉じ、バイパス管路の開閉弁を開いた状態で
第2ポンプを作動させることにより、両液体をタンクと
バイパス管路との間で循環させることができるため、両
液体を有効に攪拌混合させることができる。
【0032】請求項3に係る混合装置によれば、第1管
路からの第1液体と第2管路からの第2液体と上記バイ
パス管路からの混合液体の三者を合流部の1箇所で合流
させることができるため、両液体を短時間でより効果的
に攪拌混合できる。
【0033】請求項4に係る混合装置によれば、第1管
路を流れる第1液体の流量と、第2管路を流れる第2液
体の流量をあらかじめ大まかに設定することができるか
ら、流量計測用容器での両液体の流量計測を容易に行う
ことができる。
【0034】請求項5に係る混合装置によれば、混合液
体タンク内における混合液体の上限状態及び下限状態を
確認することができる。
【0035】請求項6に係る混合装置によれば、混合す
べき両液体の一方が水である場合には、水を溜めておく
タンク及びこのタンク内の水を加圧する装置が不要とな
るから、混合装置の設備が非常に簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る混合装置の一例を示す外観斜視
図である。
【図2】 同上の混合装置の詳細な構造を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 第1液体タンク 2 混合液体タンク 3 第1ポンプ 4 第1管路 5 開閉弁 6 第2ポンプ 7 混合液体排出管路 9 開閉弁 10 バイパス管路 11 開閉弁 12 第2管路 13 水道 14 開閉弁 15 開閉弁 16 第1流体流量計測用管路 17 第2流体流量計測用管路 18 流量計測用容器 19 流量計測用容器 20 開閉弁 21 開閉弁 22 電磁開閉弁 23 電磁開閉弁 24 絞り弁 25 絞り弁 26 制御装置 27 第1液体タンクの下限液位センサー 28 混合液体タンクの上限液位センサー 29 混合液体タンクの下限液位センサー 31 合流部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の液体と第2の液体とを混合する混
    合装置であって、第1の液体を溜める第1液体タンク
    と、第1液体と第2液体との混合液体を溜める混合液体
    タンクとを備え、第1液体タンクにはタンク内部の液体
    を吸引する第1ポンプを設けると共に、該ポンプの吐出
    口と混合液体タンクとを第1管路により接続し、混合液
    体タンクには内部の液体を吸引する第2ポンプを設ける
    と共に、該ポンプの吐出口に混合液体排出管路を接続
    し、一端部が第2液体加圧供給部に接続される第2管路
    の他端部を該混合液体タンクに接続し、第1管路及び第
    2管路のそれぞれ混合液体タンク側から開閉弁付き第1
    流体流量計測用管路及び開閉弁付き第2流体流量計測用
    管路を分岐させて、各流量計測用管路の出口側にそれぞ
    れ流量計測用容器を配備し、第1管路及び第2管路には
    前記流量計測用管路の分岐点よりも下手側にそれぞれ開
    閉弁を設け、更に第1管路の前記流量計測用管路よりも
    上手側及び第2管路の前記流量計測用管路よりも上手側
    にそれぞれ電磁開閉弁を設けると共に、各電磁開閉弁を
    所定時間開くようにタイマー制御する制御装置を設けて
    なる液体の混合装置。
  2. 【請求項2】 前記排出管路から分岐して混合液体タン
    クに接続される開閉弁付きバイパス管路を設けると共
    に、排出管路には前記バイパス管路より下手側に開閉弁
    を設けてなる請求項1に記載の液体の混合装置。
  3. 【請求項3】 前記混合液体タンクには、第1管路、第
    2管路及びバイパス管路からの流体を合流させて該タン
    ク内に流入する合流部を付設してなる請求項2に記載の
    液体の混合装置。
  4. 【請求項4】 前記第1管路及び第2管路には、前記電
    磁開閉弁よりも下手側にそれぞれ絞り弁を設けてなる請
    求項1〜3のいずれかに記載の液体の混合装置。
  5. 【請求項5】 前記混合液体タンクには、上限液位セン
    サー及び下限液位センサーを設けてなる請求項1〜4の
    いずれかに記載の液体の混合装置。
  6. 【請求項6】 前記第2液体加圧供給部として水道を利
    用してなる請求項1〜5のいずれかに記載の液体の混合
    装置。
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