JP3067604B2 - 本質安全防爆バリア及びフィールドバスシステム - Google Patents

本質安全防爆バリア及びフィールドバスシステム

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JP3067604B2
JP3067604B2 JP7217046A JP21704695A JP3067604B2 JP 3067604 B2 JP3067604 B2 JP 3067604B2 JP 7217046 A JP7217046 A JP 7217046A JP 21704695 A JP21704695 A JP 21704695A JP 3067604 B2 JP3067604 B2 JP 3067604B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/008Intrinsically safe circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の伝送路上で信号
伝送を行うフィールドバスシステムに係り、特に、簡単
な回路構成で本質安全防爆条件下における通信可能な伝
送距離の拡大が行えるフィールドバス通信対応の本質安
全防爆バリアに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるフィールド機器と称される機器
は各種プラントの圧力,温度,流量などの物理量を検出
し、その値を電気信号に変換し、伝送路を介して上位計
器へ伝送したり、また、逆に、上位計器から伝送される
制御信号を受信し、プラントのバルブなどを制御してい
るのが通常である。
【0003】そして、該電気信号の伝送は、信号がアナ
ログ信号の場合に、規格化されており、フィールド機器
と上位計器との間は、4〜20mAのアナログ電流信号
の伝送が行われている。また、一般的にはフィールド機
器と上位計器との間は、アナログ信号での一方向通信が
行われていた。
【0004】しかし、近年、半導体集積回路技術の向上
により、マイクロプロセッサ内蔵のフィールド機器が開
発され実用化されてきている。これによれば、前記伝送
路上で一方向のアナログ信号の通信のほかに、双方向の
ディジタル信号の通信を行い、フィールド機器のレンジ
設定,自己診断などを遠隔から指令できるようになって
きている。
【0005】また、最近、複数台のフィールド機器を同
一伝送路上にマルチドロップで接続し、双方向のディジ
タル信号だけで通信を行うシステムとしてフィールドバ
スシステムが提案されている。
【0006】フィールドバス・システムの代表的な構成
例を図2を用いて説明する。
【0007】同図は、複数台のフィールド機器と上位計
器とが伝送路を介してツリー形に接続された装置構成例
を示している。フィールド機器1a,1b,1cは、伝
送路5を介して、外部電源3から供給される電力により
動作し、伝送路5を介して、順番に上位計器4とディジ
タル信号で双方向の通信を行い、検出した物理量の送
信,制御値の受信などを処理を行う。上位通信機器2
は、フィールド機器1a,1b,1cと上位計器4,外
部電源3との間に接続され、フィールド機器1a,1
b,1cなどとディジタル信号で双方向の通信を行って
いる。また、ターミネータ7は、直列に接続した抵抗と
コンデンサで構成され、伝送路5の両端に接続される。
本質安全防爆の条件下では、危険領域と安全領域との間
にバリア6を設置し、危険領域で使用するエネルギーが
ある一定値を越えないようにしている。フィールドバス
は、ディジタル通信を行うという点で、既存システムに
比べ、耐ノイズに対する信頼性の面での配慮が必要であ
り、さらに、通信不良が頻繁に発生すると、今まで一定
周期で行われていたフィールド機器の制御が行えないと
いう問題を含んでいる。
【0008】特に、通常の通信ネットワークに比べ、伝
送距離が長く通信信号の減衰・なまり・歪が条件により
大きく変化するという伝送路の特性や、フィールドに設
置されるというノイズ環境を考慮し、規格においては各
機器の送信信号は0.75〜1.0Vp−p と大きな値
にしてあり、受信可能な受信信号の範囲は0.15〜2.
0Vp−p と広範囲にしてある。フィールド機器の場
合、伝送路を介して動作電力を受給するため、この送信
信号が15〜20mAp−pの電流信号になる。この
信電流信号は、通信時には上下方向に均等な振幅で送信
される。従って、通信時に電流が逆流するのを防ぐこと
から、フィールド機器の消費電流は約8mA以上(送信
信号が15mAの場合)の値にする必要があった。
【0009】既存のアナログ信号のシステムからフィー
ルドバスシステムへ移行する場合は、上位機器とフィー
ルド機器をフィールドバス対応のものに変更する必要が
あるが、伝送路5をそのまま使用できるため、容易にシ
ステムの移行が行え、かつ、伝送路5上に接続するフィ
ールド機器の台数が増やせることからシステムの拡張が
容易であるとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術にあっては、本質安全防爆の条件下においては、1
つの伝送路で使用するエネルギーに制限があり、結果と
して、フィールド機器1台当たりの消費電流を8mAと
した場合、1つの伝送路に接続できるフィールド機器の
台数が最大でも4台くらいしか接続できないという問題
があった。この問題を解決する方法として、特開平5−4
1709号などにおいてフィールド機器の消費電流を下げる
方式が提案されている。
【0011】上記方式において、1つの伝送路に接続で
きるフィールド機器の台数を増やすことができるが、バ
リア6内の内部抵抗が抵抗61とヒューズ63との合計
で約120Ωあり、これが通信上、仮想的に伝送路5の
長さを長くしたように写り、上位機器とフィールド機器
との間で通信する信号の減衰を大きくしていた。
【0012】例えば、断面積が1.25mm2 の伝送線を
用いた場合、伝送線のループ抵抗が35Ω/kmであ
り、フィールドバス規格で定められている最大伝送路長
1800mを越える約3.5km 分の抵抗がバリア6内で発
生している。
【0013】このため、通信の信頼性の面で、実際に使
用できる伝送路の長さや、接続できるフィールド機器の
台数に制限があるという問題があった。
【0014】図3に示すフィールドバスシステムの従来
例においては、上記問題点を解決するため、ターミネー
タ7と上位計器4を危険領域に接続する方式としている
が、この方式には以下に示す別の問題がある。
【0015】1.ターミネータを危険領域に2個接続す
ることになり、キャパシタンスが増加するため、本質安
全防爆システムを構成しにくくなる。
【0016】2.上位計器4と伝送路との間に別のバリ
ア9を設置しなければならない。
【0017】3.上位通信機器2は、安全領域に接続す
るため、上記問題点を解決できない。危険領域に接続す
るためには、2項と同じく個別にバリアを設置する必要
がある。
【0018】本発明は、簡単な回路構成で上記問題を解
決し、本質安全防爆の条件下で、通信可能な伝送路の長
さや、接続が可能なフィールド機器の接続台数条件範囲
を拡大できるフィールドバス対応のバリアを提供するこ
とを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、一対の伝送線からなる伝送路上に
険領域で接続され、当該伝送路から動作電力を得る少な
くとも一台のフィールド機器と、安全領域に配置され、
当該フィールド機器と前記伝送路を介して通信を行う
なくとも一台の上位機器と、前記伝送路を介して前記フ
ィールド機器に動作電力を供給する外部電源とを有する
フィールドバスシステムであって、前記危険領域と安全
領域に跨って配置される前記伝送路上に設置され、ツェ
ナーダイオードと負荷抵抗とからなる回路により危険領
域で使用する電圧と電流を制限する本質安全防爆バリア
において、記伝送路を介して行われる通信で使用され
る通信信号の周波数帯域におけるインピーダンスを低下
させるインピーダンス変換回路を、記負荷抵抗と並列
に備えたことである。
【0020】
【作用】本提案による本質安全防爆バリアを使用したフ
ィールドバスシステムは、危険領域で伝送路を短絡した
ときなどの故障時に、過大な電流が伝送路に流れるのを
抑制するために、バリア内に抵抗を内蔵している。ま
た、フィールドバスの通信は、通信速度が31.25kbp
s でマンチェスタコードのようにデータの内容と関係な
く通信で使用する周波数帯域が限定されている。
【0021】このため、前記抵抗と並列に通信周波数帯
域におけるインピーダンスを低減する回路を接続するこ
とにより、過大な電流が伝送路に流れるのを抑制するの
と同時に、通信信号が大幅に減衰するのを防ぐことがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明の一実施例を説
明する。
【0023】図1は、本発明の低インピーダンスバリア
を用いた本質安全防爆対応のフィールドバス・システム
装置構成例である。
【0024】同図において、フィールド機器1a,1
b,1cは、ディジタル信号で双方向の通信を行うもの
であり、各種プラントにおけるプロセスの圧力,温度,
流量などの物理量を検出してその値を送信したり、また
は、バルブなどの制御量を受信したりするものである。
【0025】フィールド機器1a,1b,1cは、伝送
路5を介して外部電源3から供給される電力により動作
し、伝送路5の任意の箇所に接続できる。
【0026】本実施例においては、フィールド機器1
a,1b,1cがフィールド側のジャンクション・ボッ
クス(中継箱)に接続した例を示すが、これは、他の、
例えば伝送路5の中間からであっても問題ない。
【0027】バリア8は、本質安全防爆の条件下におい
て、危険領域と安全領域との間に接続し、外部電源3か
ら伝送路5を介してフィールド機器側に流れる電流を制
限している。また、フィールド機器の接続台数の最大値
は、バリア8が許容する出力電流とフィールド機器の消
費電流との関係から決まっている。
【0028】上位機器4は、フィールド機器1a,1
b,1c、上位通信機器2などのフィールドバス対応機
器と伝送路5を介して、ディジタル信号の通信を行い、
フィールド機器の検出した各種物理量(圧力,温度,流
量など)を受信し、また、プラントの制御情報として、
バルブなどのフィールド機器へ制御信号を送信してい
る。
【0029】上位通信機器2は、伝送路5上の任意の場
所に接続でき、上位通信機器2内にあるディスプレイや
キーボードを操作することにより、フィールド機器1
a,1b,1cの出力値のモニタ、調整などの処理を、
伝送路5を介して通信を行い実行する。
【0030】本質安全防爆の条件下においては、上位通
信機器2は、安全領域に接続している。
【0031】ターミネータ7は、直列に接続した抵抗と
コンデンサで構成され、伝送路5の両端に接続される。
このターミネータは、伝送路5上に接続されるフィール
ド機器の通信周波数帯域での入力インピーダンスと比べ
て、かなり小さい値にすることにより、フィールド機器
の接続箇所、および接続台数などの条件による通信信号
への影響を小さく押さえている。
【0032】このため、伝送路からターミネータが外れ
た場合に、フィールド機器からみた伝送路のインピーダ
ンスが大きくなり、各フィールド機器からの送信信号
は、大きくなる方向に変化する。
【0033】ただし、フィールドバスに接続されるフィ
ールド機器が送信する信号の大きさは、一定であって
も、そのドライバ回路の方式,伝送路の長さ、および、
接続形態などの条件により、伝送路上の各箇所での信号
の大きさは、異なっていて一様ではない。ターミネータ
を設置する位置は、危険領域側でのキャパシタンスを低
くし本質安全防爆システムが構成し易いように、バリア
6に対して安全領域側と危険領域側とに配置し、危険領
域側に2つのターミネータを配置しなくてもよい構成に
している。
【0034】次に、バリア6の動作について説明する。
【0035】ツェナーダイオード62は、外部電源3か
ら供給される電圧がバリア6を介して伝送路5に出力す
る際に、ある一定電圧値を越えないように制限するもの
であり、通常、図1に示すように1つのツェナーダイオ
ード62が故障しても、上記機能を満足するように複数
個並列に接続している。
【0036】ヒューズ63は、故障時にツェナーダイオ
ード62の過剰電力消費を保護している。
【0037】抵抗61は、危険領域で伝送路5を短絡し
たときなどの故障時に、過大な電流が伝送路に流れるの
を抑制している。このため、ツェナーダイオード62と
抵抗61によって、伝送路の線間電圧と伝送路を流れる
電流とをある一定値以下に抑えることができ、この結
果、危険領域で使用することができるエネルギーを必ず
ある一定値以下にすることができる。
【0038】前記一定値を対象のガス又は蒸気に点火を
生じないレベルすることにより、本質安全防爆システム
を実現している。
【0039】上記理由により、本質安全防爆対応のフィ
ールドバスシステムにおいては、伝送路5を介してフィ
ールド機器1が使用する電流に制限があり、接続できる
フィールド機器の台数にも制限がある。このため、フィ
ールド機器の消費電力を下げるための施策を実施して、
接続できるフィールド機器の台数を増やすことが検討さ
れているが、抵抗61とヒューズ63とを合わせたバリ
ア6の内部抵抗が原因で通信信号が大幅に減衰するため
に、この理由で、使用できる伝送路5の長さ、および接
続できるフィールド機器の台数に制限がある。
【0040】図4を用いて、上記問題の概要を説明す
る。
【0041】図4は、図1のシステム構成でバリア6が
ない場合であり、送信電流信号を20mAp−pとした
状態において上位機器が設置されている計器室側とフィ
ールド機器が設置されているフィールド側で測定した受
信信号の最大値と最小値とを接続した機器の負荷台数
(3〜50台)と伝送路長(200m,1800m)を
パラメータとして示したものである。
【0042】ここで、バリア6内の内部抵抗が抵抗61
とヒューズ63との合計の抵抗値は、通常、約120Ω
あり、これが通信上、仮想的に伝送路5の長さを長くし
たように写り、上位機器とフィールド機器との間で通信
する信号の減衰を大きくしている。例えば、断面積が
1.25mm2の伝送線を用いた場合、伝送線のループ抵抗
が約35Ω/kmであり、フィールドバス規格で定めら
れている最大伝送路長1.8kmを越える約3.5km分
の抵抗がバリア6内で発生している。
【0043】このため、図4において受信信号の最小値
は、フィールドバス規格で定められている最小受信感度
の0.15Vp−p と比べ十分余裕のある値としておく
必要があることから、図2のシステム構成の場合、実際
の伝送路長が0kmであっても接続台数が10台になる
と通信の信頼性が問題となる範囲まで信号が減衰する。
【0044】本発明においては、図1に示すように、
抗61と並列にインダクタ(コイル)とキャパシタ(コン
デンサ)からなるインピーダンス変換回路64を接続す
ることにより、通信周波数帯域におけるバリア6全体の
インピーダンスを低下させている。これにより、バリア
6により仮想的に伝送路長が長くなり、通信信号が大幅
に減衰するという現象を抑制することができ、本質安全
防爆条件下における使用可能な伝送路長を拡大できる。
また、同様に接続可能なフィールド機器の台数を増やす
ことが可能となる
【0045】本発明による他の効果として、通信信号の
減衰を抑えることができることから、通信の信頼性を向
上できることがある。
【0046】フィールドバスでは、通信データにマンチ
ェスタコードを使用し、通信速度が31.25kbps であ
るため、このインピーダンスを低下させる周波数帯域
は、マンチェスタコードのパワー分布から、おおよそ9
kHzから39kHzの範囲の帯域である。このため、
図1に示すようなコンデンサとインダクタとそれらの安
全保持部品とでインピーダンス変換回路64が構成で
き、簡単な回路構成で上記回路が実現できるという効果
もある。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、本発明によるバリアを用いてフィールドバスシステ
ムを構成することにより、エネルギーが制限される本質
安全防爆の条件下においても、接続できる機器数が増大
でき、また、安価な構成で、容易に信頼性の高い通信シ
ステムを構成できるという効果がある。
【0048】また、伝送路長,接続機器台数などの外部
条件に関する通信可能な範囲を拡大できるという別の効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による低インピーダンスバリアを使用し
たフィールドバスシステムの構成図である。
【図2】従来のバリアを使用したフィールドバスシステ
ムの構成図である。
【図3】従来のバリアを使用したフィールドバスシステ
ムの他の構成図である。
【図4】通信信号の減衰特性例を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…フィールド機器、2…上位通信
機器、3…外部電源、4…上位機器、5…伝送路、6,
9…バリア、7…ターミネータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02H 9/04 H02H 9/04 A H04B 3/50 H04B 3/50 H04L 12/40 H04L 11/00 320 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 G08C 19/00 H02H 9/00 - 9/08 H04B 3/50 - 6/60 H04L 12/40 H02J 13/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の伝送線からなる伝送路上に危険領域
    接続され、当該伝送路から動作電力を得る少なくとも
    一台のフィールド機器と、安全領域に配置され、当該フ
    ィールド機器と前記伝送路を介して通信を行う少なくと
    も一台の上位機器と、前記伝送路を介して前記フィール
    ド機器に動作電力を供給する外部電源とを有するフィー
    ルドバスシステムであって、前記危険領域と安全領域
    跨って配置される前記伝送路上に設置され、ツェナーダ
    イオードと負荷抵抗とからなる回路により危険領域で使
    用する電圧と電流を制限する本質安全防爆バリアにおい
    て、 記伝送路を介して行われる通信で使用される通信信号
    の周波数帯域におけるインピーダンスを低下させるイン
    ピーダンス変換回路を、記負荷抵抗と並列に備えたこ
    とを特徴とする本質安全防爆バリア。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記通信信号として、フィールド機器が動作するための
    消費電流に対してパルス状に正負方向に変化させたマン
    チェスタコード信号を重畳した信号を用い、前記通信信
    号で使用する周波数を通信速度とマンチェスタコードの
    パワー分布との関係から決まる帯域とすることを特徴と
    る本質安全防爆バリア。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記安全領域側のターミネータをバリア内に内蔵するこ
    とを特徴とする本質安全防爆バリア。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記インピーダンス変換回路は、インダクタとキャパシ
    タからなることを特徴とする本質安全防爆バリア。
  5. 【請求項5】 危険領域に配置され、プロセスの物理状態
    の検出又は制御を行う少なくとも一台のフィールド機器
    と、安全領域に配置され、当該フィールド機器と通信を
    行う少なくとも一台の上位機器と、前記フィールド機器
    と前記上位機器が接続される一対の伝送線からなる伝送
    路と、安全領域に配置され、当該伝送路を介して前記フ
    ィールド機器に動作電力を供給する外部電源とを有する
    フィールドバスシステムにおいて、 危険領域と安全領域とに跨って配置される前記伝送路
    に、危険領域で使用する伝送路の線間電圧と電流を制限
    する本質安全防爆バリアを設置し、当該本質安全防爆バ
    リアは、前記伝送路を介して行われる通信で使用される
    通信信号の周波数帯域におけるインピーダンスを低下さ
    せるインピーダンス変換回路を備えたことを特徴とする
    フィールドバスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 インピーダンスを前記低下させる周波数帯域は、約9k
    Hz〜39kHzの間であることを特徴とするフィール
    ドバスシステム。
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