JP3067546U - 簡易組立木箱 - Google Patents
簡易組立木箱Info
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- JP3067546U JP3067546U JP1999007196U JP719699U JP3067546U JP 3067546 U JP3067546 U JP 3067546U JP 1999007196 U JP1999007196 U JP 1999007196U JP 719699 U JP719699 U JP 719699U JP 3067546 U JP3067546 U JP 3067546U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】釘やビスや接着剤を使用する必要がなく、極め
て容易に組み立てができる簡易組立木箱を提供する。 【構成】4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,
B,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面用板
Eと、1枚の長方形状又は正方形状の上面用板Fと、か
ら構成される簡易組立木箱であって、前記4枚の長方形
状又は正方形状の側面用板A,B,C,Dの中の互いに
対向する2枚の側面用板A,Cには、その上部の両端部
にはそれぞれ縦方向に延びる切欠きが形成されていると
共に、その上部と下部にはそれぞれ横方向に延びる溝で
あって前記底面用板E及び上面用板Fがそれぞれ嵌め込
まれる溝が形成されており、前記4枚の長方形状又は正
方形状の側面用板A,B,C,Dの中の前記の2枚の側
面用板A,C以外の2枚の側面用板B,Dには、その下
部の両端部に、縦方向に延びる切欠きが形成されている
と共に、その下部には横方向に延びる溝であって前記底
面用板Eが嵌め込まれる溝が形成されている。
て容易に組み立てができる簡易組立木箱を提供する。 【構成】4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,
B,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面用板
Eと、1枚の長方形状又は正方形状の上面用板Fと、か
ら構成される簡易組立木箱であって、前記4枚の長方形
状又は正方形状の側面用板A,B,C,Dの中の互いに
対向する2枚の側面用板A,Cには、その上部の両端部
にはそれぞれ縦方向に延びる切欠きが形成されていると
共に、その上部と下部にはそれぞれ横方向に延びる溝で
あって前記底面用板E及び上面用板Fがそれぞれ嵌め込
まれる溝が形成されており、前記4枚の長方形状又は正
方形状の側面用板A,B,C,Dの中の前記の2枚の側
面用板A,C以外の2枚の側面用板B,Dには、その下
部の両端部に、縦方向に延びる切欠きが形成されている
と共に、その下部には横方向に延びる溝であって前記底
面用板Eが嵌め込まれる溝が形成されている。
Description
【0001】
本考案は、贈答用・食品用・伝統工芸品等に用いられる簡易組立木箱に関する 。
【0002】
従来の贈答用・食品用・伝統工芸品等に用いられる木箱は、木箱専門工場で、 釘・ビスや接着剤等を使用して、組立てられて出荷されていた。
【0003】
しかしながら、従来のように木箱を専門工場で組立るときは、組み立てられた 木箱を運搬するために大きなコストがかかること、組み立てられた木箱を保存し ておくためのスペースが必要になること、などの問題があった。 また、従来のように、木箱の組立のためにビスや釘を用いるときは、釘の打ち 損じ等の失敗によりコスト高になる、釘やビス等を使用すると木箱の高級感が失 われる、サビ等による返品のリスクが生じる、などの問題もあった。 さらに、従来のように、木箱の組立のためにボンド等の接着剤を使用するとき は、高周波による組立ての必要やボンド等のはみ出しの処理の必要が出てくるの で、熟練者による組立・仕上げが必要になり、コスト高の原因となっていた。ま た、従来のように、ボンドで木箱を組立てる場合は、高温・多湿の場所では接着 が離れやすいという問題もあった。
【0004】 本考案は、以上のような従来の木箱の問題点に着目してなされたものであって 、釘やビスや接着剤を使用する必要がなく、危険な道具も使用せず、組立が極め て容易にでき、運搬や保管のためのスペースやコストを最小にすることができる 簡易組立木箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案による簡易組立木箱は、4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B ,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面用板Eと、1枚の長方形状又は 正方形状の上面用板Fと、から構成される簡易組立木箱であって、前記4枚の長 方形状又は正方形状の側面用板A,B,C,Dの中の互いに対向する2枚の側面 用板A,Cには、その上部の両端部にそれぞれ縦方向に延びる切欠きが形成され ていると共に、その上部と下部にそれぞれ横方向に延びる溝であって前記底面用 板E及び上面用板Fがそれぞれ嵌め込まれる溝が形成されており、前記4枚の長 方形状又は正方形状の側面用板A,B,C,Dの中の前記の2枚の側面用板A, C以外の2枚の側面用板B,Dには、その上部の両端部に、縦方向に延びる切欠 きが形成されていると共に、その下部に横方向に延びる溝であって前記底面用板 Eが嵌め込まれる溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0006】 また、本考案による簡易組立木箱は、4枚の長方形状又は正方形状の側面用板 A,B,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面用板Eと、1枚の長方形 状又は正方形状の上面用板Fと、から構成される簡易組立木箱であって、前記4 枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B,C,Dの中の互いに対向する2枚 の側面用板A,Cには、その下部の両端部にそれぞれ縦方向に延びる切欠きが形 成されていると共に、その下部に横方向に延びる溝であって前記底面用板E嵌め 込まれる溝が形成されており、前記4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A, B,C,Dの中の前記の2枚の側面用板A,C以外の2枚の側面用板B,Dには 、その上部の両端部に、縦方向に延びる切欠きが形成されていると共に、その下 部に横方向に延びる溝であって前記底面用板Eが嵌め込まれる溝が形成されてお り、前記上面用板Fは、前記4枚の側面用板A,B,C,Dに囲まれた部分の上 部に上から嵌め込めるように形成されている、ことを特徴とするものである。
【0007】 また、本考案の簡易組立木箱においては、前記4枚の側面用板A,B,C,D の上端部にそれぞれ木箱の内側方向が半分だけ低く下がるような段差を形成して おき、この段差の低く下がった内側部分(前記4枚の側面用板A,B,C,Dで 囲まれた空間の上部分)に、上面用板Fを、上方から嵌め込むようにすることが 望ましい。
【0008】
以下、本考案の実施形態による簡易組立木箱及びその組立方法について説明す る。本実施形態においては、木箱の専用工場からは、一つの木箱について計6枚 の板(これらの各板の具体的な形状などの構成は後述する)が製造され、折り重 ねた状態で出荷される。そして、贈答用商品・食品・伝統工芸品などの内容物を 製造するメーカーなどにおいて、前記の複数の板を互いに組合せて木箱にして、 その中に内容物を収容するようにしている。
【0009】 次に、本実施形態の構成を説明する。本実施形態においては、木箱の側面を構 成する4枚の長方形状の板と、木箱の底面と上面を構成する2枚の板と、の計6 枚の板から構成される。前記の側面用の4枚の板には、それぞれ、他の側面用板 と組合せるための切欠きと、前記上面及び底面用板をはめ込むための溝と、が形 成されている。
【0010】 次に、図1〜図4を参照して、本実施形態の構成とその組立方法を具体的に説 明する。まず、図1に示すような、3枚の側面用板1,2,3を取り出す。各板 1,2,3には、それぞれ、その両端部に、図示縦方向に延びる切欠き1a及び 1b,2a及び2b,3a及び3bを形成しておく。また、前記各板2,3には 、それぞれ、その下部に、図示横方向に延びる溝2c,3cを形成しておく。ま た、前記板1には、その下部と上部に、それぞれ、図示横方向に延びる溝1c, 1dを形成しておく。本実施形態では、以上のように形成された3枚の板1,2 ,3を取り出して、前記板2及び3の各切欠き2a及び3aの中に、前記板1の 各切欠き1a,1bを、それぞれ同時に差し込む。これにより、前記側面用板2 及び3に前記側面用板1が組み合わせられる。
【0011】 次に、このように組み合わせられた側面用板1,2,3に対して、図2に示す ように、底面用板4を、前記溝2c及び3cの中に差し込み、さらに、その先端 面を前記溝1cの中に深く嵌め込む(なお、理由は後述するが、前記1cの溝は 、これに対向する後述の溝5cよりも約2倍だけ深く掘られている)。これによ り、前記3枚の側面用板1,2及び3に前記底面用板4が組み合わせられる。
【0012】 次に、図3に示すような側面用板5を取り出す。この側面用板5には、図3に 示すように、その両端部にそれぞれ図示縦方向に延びる2つの切欠き5a,5b が形成されており、また、その下部と上部にそれぞれ図示横方向に延びる溝5c ,5dが形成されている。そして、前述の図2に示すように組み合わせられた板 1,2,3及び4に対して、図3に示すように、側面用板5の切欠き5a,5b を、それぞれ、前記側面用板2の切欠き2b及び前記側面用板3の切欠き3bの 中に、同時に差し込む。これにより、前記4枚の板1,2,3及び4に前記側面 用板5が組み合わせられる。
【0013】 さらに、その後、前記底面用板4を、前記側面用下5の方向に移動させて、前 記溝5cの中に嵌め込ませる。すなわち、前述のように、前記側面用板1の溝1 cは、これに対向する溝5cよりも約2倍だけ深く掘られているので、図2の組 立の段階では、前記底面用板4は溝1c(溝5cより2倍の深さ)の中に深く入 り込んでいるので、この底面用板4が前記側面用板5の取り付け(図3の下方向 の移動)の障害にならないようになっているが、前記側面用板5の取り付けが終 わった後は、前記底面用板4を前記側面用板5の方に移動させて前記溝5cの中 に嵌め込ませることにより、前記底面用板4と前記側面用板5とを互いにしっか りと組合せるようにしている。
【0014】 最後に、このように組み合わせられた板1,2,3,4及び5に対して、図4 に示すように、上面用板6を、前記の側面用板1及び5の上部にそれぞれ形成さ れている前記溝1b及び5bの中に、差し込む。これにより、前記5枚の板1, 2,3,4及び5に前記上面用板6が組み合わせられる。以上により、本実施形 態における木箱の組立が完了する。
【0015】 なお、本実施形態では、上面用板6を、前記側面用板1及び5の上部の溝1d ,5dの中に嵌め込んで固定するようにしているが、本考案においては、前記溝 1d,5dを形成しないで、前記側面用板1,2,3及び5の上端部にそれぞれ 段差(木箱の内側方向のほぼ半分だけが低くなるような段差)を形成しておき、 この段差の内側半分の低くなった部分(前記4枚の側面用板1,2,3及び5で 囲まれた空間の上部分)に、上面用板6を、上から嵌め込むようにしてもよい。
【0016】
以上に説明したように、本考案の簡易組立木箱においては、6枚の板を、切欠 き及び溝を利用して互いに組み立てるだけで、木箱が構成できるので、次のよう な効果が得られるようになる。まず、従来のように木箱を専門工場で製造すると きは、組み立てられた木箱を運搬するためのコストや木箱を保存しておくための 大きなスペースが必要になるが、本考案では、6枚の板を折り重ねた状態で運搬 ・保管ができるので、運搬コストや保管スペースを最小にすることができる。ま た、従来のように木箱の組立のためにビスや釘を用いるときは、釘の打ち損じ等 によるコスト高・木箱としての高級感の喪失・釘やビスのサビ等による返品のリ スクなどの問題があったが、本考案では、釘やビスを一切使用しないので、これ らの問題を全て回避することができる。また、従来のように木箱の組立のために ボンド等の接着剤を使用するときは、高周波の使用やボンド等のはみ出しの処理 のために熟練者のノウハウが必要であり、且つ、高温・多湿の場所ではボンドの 接着が離れやすいなどの問題があったが、本考案では、ボンドなどの接着剤を一 切使用しないので、これらの問題を全て回避することができる。このように、本 考案の簡易組立木箱によれば、釘やビスや接着剤を使用する必要がなく、危険な 道具も使用する必要がなく、子供や高齢者でも極めて容易に組み立てができ、運 搬や保管のためのスペースやコストを最小にすることができるという大きなメリ ットが得られるようになる。
【図1】本考案の実施形態の構成及び組立方法を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図2】本実施形態の構成及び組立方法を説明するため
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本実施形態の構成及び組立方法を説明するため
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】本実施形態の構成及び組立方法を説明するため
の斜視図である。
の斜視図である。
1,2,3,5 側面用板 4 底面用板 6 上面用板 1a,1b,2a,2b,3a,3b,5a,5b 切
欠き 1c,1d,2c,3c,5c,5d 溝
欠き 1c,1d,2c,3c,5c,5d 溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月14日(1999.10.
14)
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (3)
- 【請求項1】 4枚の長方形状又は正方形状の側面用板
A,B,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面
用板Eと、1枚の長方形状又は正方形状の上面用板F
と、から構成される簡易組立木箱であって、 前記4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B,
C,Dの中の互いに対向する2枚の側面用板A,Cに
は、その下部の両端部にそれぞれ縦方向に延びる切欠き
が形成されていると共に、その上部と下部にそれぞれ横
方向に延びる溝であって前記底面用板E及び上面用板F
がそれぞれ嵌め込まれる溝が形成されており、 前記4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B,
C,Dの中の前記の2枚の側面用板A,C以外の2枚の
側面用板B,Dには、その上部の両端部に、縦方向に延
びる切欠きが形成されていると共に、その下部には横方
向に延びる溝であって前記底面用板Eが嵌め込まれる溝
が形成されている、ことを特徴とする簡易組立木箱。 - 【請求項2】 4枚の長方形状又は正方形状の側面用板
A,B,C,Dと、1枚の長方形状又は正方形状の底面
用板Eと、1枚の長方形状又は正方形状の上面用板F
と、から構成される簡易組立木箱であって、 前記4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B,
C,Dの中の互いに対向する2枚の側面用板A,Cに
は、その下部の両端部にそれぞれ縦方向に延びる切欠き
が形成されていると共に、その下部に横方向に延びる溝
であって前記底面用板E嵌め込まれる溝が形成されてお
り、 前記4枚の長方形状又は正方形状の側面用板A,B,
C,Dの中の前記の2枚の側面用板A,C以外の2枚の
側面用板B,Dには、その上部の両端部に、縦方向に延
びる切欠きが形成されていると共に、その下部には横方
向に延びる溝であって前記底面用板Eが嵌め込まれる溝
が形成されており、 前記上面用板Fは、前記4枚の側面用板A,B,C,D
によって囲まれた部分の上部に上方から嵌め込めるよう
に形成されている、 ことを特徴とする簡易組立木箱。 - 【請求項3】 請求項2において、前記4枚の側面用板
A,B,C,Dの上端部にそれぞれ木箱の内側方向のほ
ぼ半分が低く下がるような段差を形成しておき、この段
差の内側の低く下がった部分(前記4枚の側面用板A,
B,C,Dにより囲まれた空間の上部分)に、上面用板
Fを、上方から嵌め込むように構成されている、ことを
特徴とする簡易組立木箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007196U JP3067546U (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 簡易組立木箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007196U JP3067546U (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 簡易組立木箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067546U true JP3067546U (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=43201069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007196U Expired - Fee Related JP3067546U (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 簡易組立木箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067546U (ja) |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP1999007196U patent/JP3067546U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
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R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
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