JP3067542U - 手洗器用自動水栓 - Google Patents

手洗器用自動水栓

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JP3067542U
JP3067542U JP1999007184U JP718499U JP3067542U JP 3067542 U JP3067542 U JP 3067542U JP 1999007184 U JP1999007184 U JP 1999007184U JP 718499 U JP718499 U JP 718499U JP 3067542 U JP3067542 U JP 3067542U
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JP1999007184U
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Inventor
真吾 山田
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株式会社ネックス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触型のセンサーで手の存否を検出して、吐
水、止水を制御する手洗器用の自動水栓に関し、吐水カ
ラン部を可能な限り小型化でき、しかも既設の手回し式
の水栓との交換が容易で、かつ電池の劣化や防水などの
対策も容易な構造を実現する。 【解決手段】吐水カラン部には、センサー22と制御回
路板26と、電磁弁部P、Dとを装備し、乾電池は、手
洗器の外側などのような吐水カラン部とは別の位置に設
置し、乾電池を収納するケースに、リセットスイッチを
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、非接触型のセンサーで手の存否を検出して、吐水、止水を制御する 手洗器用の自動水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案の出願人は、実開平7−44218号公報に掲載のようなセンサー式の 自動水栓を提案した。
【0003】すなわち、同公報の図8に記載のような在来型の自動水栓は 、吐水カラン部にはセンサーと制御回路のみを装備し、電磁弁や電池は、手洗器 の下側において、止水栓との間に挿入設置する構造になっている。
【0004】このような構造では、吐水カラン部はスマートになるものの 、止水栓と吐水カラン部との間に電磁弁を挿入し取り付けなければならないので 、既設の手回し式の水栓を自動水栓に置き換える場合に、止水栓から手回し式の 水栓にいたる配管をすべて除去する必要がある。そのため、交換作業が大がかり となり、作業に熟練と時間を要する。
【0005】これに対し、実開平7−44218号公報において提案した 構造は、吐水カラン部に、センサーや制御回路のほか、電磁弁も電池もすべて装 備する構造になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような構造は、既設の手回し式の水栓のみを取り外し、代わりにフル装備 の自動水栓をシンク孔部に差し込み、再度ナットを締め込むだけで置き換え工事 は完了するため、工事が簡単ですみ、熟練者でなくても短時間に工事できる。
【0007】しかしながら、欠点として、電池も吐水カラン部に装備して あるために、吐水の際の湿気で電池が劣化し易い。電池が消耗すると、その度に 交換する必要があるが、電池ケース部の蓋を完全に防水構造にすることも困難で あり、コトス高の要因となっている。また、手洗器の清掃などの際に、不用意に 吐水カラン部にも水をかける場合が多く、そのための対策もコスト高を招いてい る。
【0008】本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、従来の手 洗器用自動水栓におけるこのような問題を一掃し、吐水カラン部を可能な限り小 型化でき、しかも既設の手回し式の水栓との交換が容易で、かつ電池の劣化や防 水などの対策も容易な構造を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、非接 触型のセンサーで手の存否を検出して、吐水、止水を制御する手洗器用の自動水 栓において、吐水カラン部には、センサーと制御回路と、電磁弁部とを装備し、 乾電池は、手洗器の外側などのような吐水カラン部とは別の位置に設置する構造 とした手洗器用自動水栓である。
【0010】このように、吐水カラン部には、センサーと、制御回路と、 電磁弁部だけを装備し、乾電池は手洗器の外に別配置するので、従来の電池も装 備する構造よりも吐水カラン部を小型化でき、スマートになる。
【0011】このように、乾電池は、手洗器の下側などのような、吐水カ ラン部とは別の位置に配置するため、水がかかったりして、電池の劣化が早まっ たり、配線がショートするなどの問題も解消される。また、防水対策も簡素化で きる。清掃の際の水洗いも気軽に行なえる。
【0012】請求項2は、請求項1記載の乾電池を収納するケースに、リ セットスイッチを設けた手洗器用自動水栓である。このように、手洗器の吐水カ ラン部とは別の、スペース的にも余裕のある、手洗器下側などに乾電池を配置す るので、乾電池の近くにリセットスイッチを設けることも可能となる。したがっ て、回路の動作に障害が生じたような場合に、簡単な操作でリセット操作できる 。
【0013】
【考案の実施の形態】
次に本考案による手洗器用自動水栓が実際上どのように具体化されるか実施形 態を説明する。図1は本考案による手洗器用自動水栓における吐水カラン部の縦 断面図である。
【0014】1は基体であり、主流路2やパイロット流路3が形成されて いる。この基体1の下端に連結されたオネジ管4は、シンク5の孔部に差し込ま れ、パッキンを挟んで、ナット6でシンク5に固定され、かつ止水栓に配管され る。
【0015】基体1の上端には、吐水管7が連結されており、整流フィル ター8を通過して、吐水口9から吐水して、手洗に供される。
【0016】基体1の下寄りの位置に、ダイヤフラム弁Dが配設され、上 寄りの位置に、ダイヤフラム弁Dを制御するパイロット電磁弁Pが配設されてい る。
【0017】基体1の主流路2と流入口10との間に形成した主弁座11 と接・離するダイヤフラム12が配設され、ディスク13に開けられたブリード 孔14が、ダイヤフラム背室15と流入口10との間を連通している。
【0018】ダイヤフラム背室15と連通しているパイロット流路3と主 流路2との間に、パイロット弁座16が形成されている。電磁コイル17で駆動 される可動鉄芯18の先端にパイロット弁体19を取り付けて、パイロット弁座 16を開閉する構造になっている。
【0019】なお、ダイヤフラム弁Dとパイロット電磁弁Pは、上カバー 20で覆われている。
【0020】基体1と下カバー21との間には、センサー22、センサー ランプ23、電池の寿命表示ランプ24などからなるセンサーユニット25と、 配線基板26が内蔵されている。
【0021】次に動作を説明する。通常は、パイロット弁体19でパイロ ット弁座16が閉じられているため、流入口10からブリード孔14を経て流入 した水は、ダイヤフラム背室15の中に溜まり、ダイヤフラム12の背面全面に 作用する水圧とコイルスプリング27のバネ力とでダイヤフラム12が主弁座1 1に押しつけられて開弁し、吐水口9からの吐水が不能となっている。
【0022】通常はこの状態であるが、いまセンサー22の前に手が差し 伸べられると、その検知信号が電磁コイル17に伝わって、可動鉄芯18が固定 鉄芯28に吸着され、パイロット弁体19がパイロット弁座16から離れて、開 弁する。その結果、ダイヤフラム背室15中の水が、パイロット流路3→パイロ ット弁座16→主流路2の順に流出する。
【0023】その結果、ダイヤフラム背室15中の水圧が低下するので、 ダイヤフラム12の下面に作用する流入水圧で、ダイヤフラム12が押し上げら れて主弁座11が開かれ、流入口10から流入した水道水が、主流路2側に流れ 、吐水管7を経て、吐水口9から流出する。
【0024】センサー22の前から手が退去したことを検出した場合、あ るいは所定時間が経過した場合、検出信号あるいはタイマー信号が電磁コイル1 7に伝わり、可動鉄芯18が固定鉄芯28から開放されて、弁体19でパイロッ ト弁座16を閉じるので、再び前記のようにしてブリード孔14から流入した水 がダイヤフラム背室15中に溜まって、ダイヤフラム12で主弁座11が閉じら れ、通常状態にもどる
【0025】このように、本考案のセンサー式の手洗器用自動水栓は、電 磁弁が吐水カラン部に設置されているので、既設の手回し式の水栓のみを取り外 し、代わりにオネジ管4をシンク5の孔部に差し込み、再度ナット6を締め込む だけで置き換え工事が完了する。したがって、工事が容易に短時間にできる。
【0026】図2は電池ケース部の実施形態で、(1)は部分断面正面図 、(2)は電池の入っていない状態の断面図である。29は電池であり、電池ケ ース30に内蔵されている。電池29の端子31と接続される端子受け32が、 電池ケース30に固定されており、この端子受け32が電源配線33aと接続さ れている。そして、この電源配線33aは、図1の電源配線33bと接続されて いる。
【0027】また、リセットボタン34で操作されるリセットスイッチ3 5が、前記の電源配線33aと接続されている。したがって、センサー回路や電 磁弁の制御に障害が生じたような場合に、リセットボタン34を操作することに よって、正常な状態に復帰できる。
【0028】電池ケース30は、取り付け孔36によって、手洗器の下側 などの空間に取り付け固定される。つまり、空間的に余裕のある場所に設置する 。なお、37は電池カバーである。
【0029】従来のように、吐水カラン部に電池まで実装する構造では、 リセットスイッチを装備すると水がかかる恐れがあることやスペース上の都合か ら、リセットスイッチを設けることは困難であったが、電池を外置きにすること によって、電池の近傍にリセットスイッチを設けて、リセット操作を行なうこと も可能となった。
【0030】
【考案の効果】
請求項1によると、吐水カラン部には、センサーと、制御回路と、電磁弁部だ けを装備し、乾電池は手洗器の外に別配置するので、従来の電池も装備する構造 よりも吐水カラン部を小型化でき、スマートになる。
【0031】このように、乾電池は、手洗器の下側などのような、吐水カ ラン部とは別の位置に配置するため、水がかかったりして、電池の劣化が早まっ たり、配線がショートするなどの問題も解消される。また、防水対策も簡素化で きる。清掃の際の水洗いも気軽に行なえる。
【0032】請求項2によると、手洗器の吐水カラン部とは別の、スペー ス的にも余裕のある、手洗器下側などに乾電池を配置するので、乾電池の近くに リセットスイッチを設けることも可能となる。したがって、回路の動作に障害が 生じたような場合に、簡単な操作でリセット操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による手洗器用自動水栓における吐水
カラン部の縦断面図である。
【図2】 電池ケース部の実施形態で、(1)は部分断
面正面図、(2)は電池の入っていない状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 基体 2 主流路 3 パイロット流路 4 オネジ管 5 シンク 7 吐水管 9 吐水口 D ダイヤフラム弁 P パイロット電磁弁 11 主弁座 12 ダイヤフラム 14 ブリード孔 16 パイロット弁座 19 パイロット弁体 22 センサー 29 電池 30 電池ケース 33a、33b 電源配線 34 リセットボタン 35 リセットスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触型のセンサーで手の存否を検出し
    て、吐水、止水を制御する手洗器用の自動水栓におい
    て、 吐水カラン部には、センサーと制御回路と、電磁弁部と
    を装備し、 乾電池は、手洗器の外側などのような吐水カラン部とは
    別の位置に設置する構造としたことを特徴とする手洗器
    用自動水栓。
  2. 【請求項2】 前記の乾電池を収納するケースに、リセ
    ットスイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    手洗器用自動水栓。
JP1999007184U 1999-09-20 1999-09-20 手洗器用自動水栓 Expired - Lifetime JP3067542U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004027534A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Uro Electronics Co Ltd 自動水栓装置ならびにその鶴首および台座
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