JP3067390U - 回転形接点機構付き押しボタンスイッチ - Google Patents
回転形接点機構付き押しボタンスイッチInfo
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- JP3067390U JP3067390U JP1999007037U JP703799U JP3067390U JP 3067390 U JP3067390 U JP 3067390U JP 1999007037 U JP1999007037 U JP 1999007037U JP 703799 U JP703799 U JP 703799U JP 3067390 U JP3067390 U JP 3067390U
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- Japan
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- switch
- rotary
- push button
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1つの操作源により複数の開閉器の操作を可能
とした回転形接点機構付き押しボタンスイッチを提供す
る。 【解決手段】略円筒状本体11内に固定接点13たる一
端を露呈させ、他端を該本体11から導出して外部リー
ド14とされる導体15を互いに対向させて、本体11
の軸線方向に複数対配設したスイッチ外套10に、軸2
1に両端を露呈させて略直角に嵌入された可動接点24
を該軸の軸線方向に複数対配設した回転スイッチ20を
回転自在に嵌合すると共に、スイッチ外套10の先端と
回転スイッチ20の先端にそれぞれ一端を固定してトー
ションスプリング30を配設し、前記スイッチ外套10
の基端に摺動自在に挿入した押しボタン40の直線運動
を前記回転スイッチ20の回転運動に変換する直線/回
転運動変換機構50を設けた。
とした回転形接点機構付き押しボタンスイッチを提供す
る。 【解決手段】略円筒状本体11内に固定接点13たる一
端を露呈させ、他端を該本体11から導出して外部リー
ド14とされる導体15を互いに対向させて、本体11
の軸線方向に複数対配設したスイッチ外套10に、軸2
1に両端を露呈させて略直角に嵌入された可動接点24
を該軸の軸線方向に複数対配設した回転スイッチ20を
回転自在に嵌合すると共に、スイッチ外套10の先端と
回転スイッチ20の先端にそれぞれ一端を固定してトー
ションスプリング30を配設し、前記スイッチ外套10
の基端に摺動自在に挿入した押しボタン40の直線運動
を前記回転スイッチ20の回転運動に変換する直線/回
転運動変換機構50を設けた。
Description
【0001】
本考案はモーメンタリ型押しボタンスイッチに係り、特に、一駆動源により複 数の開閉器を操作可能とした回転形接点機構付き押しボタンスイッチに関する。
【0002】
従来のモーメンタリ型押しボタンスイッチは、電源、信号用スイッチとして各 種機器に使用されているが、その構造上内蔵できる接点数に限りがあった。図4 にこの押しボタンスイッチの一例を模式的に示す。同図において1はスイッチ外 套であり、このスイッチ外套1の底部には一対の固定接点2、2が設けられおり 、この固定接点2、2の一方には可動接点3が常時開状態に接続されている。 可動接点3の上部には、スイッチ外套1を貫通するシャフト4の下端に、可動 接点3を押圧する絶縁体からなるプランジャ5を備えた押しボタン6が配設され 、コイルスプリング7で上方に付勢されている。
【0003】
このような押しボタン式スイッチでは、スイッチ外套1内におけるスイッチの 接点領域として確保される体積が少なく、内蔵できる接点数に限りがあり、この ような構造で多数の接点を切り換えるスイッチとするには大型化して実用的でな い。また、大電流の切り替えを行うためには、アークの飛散の影響を考慮し接点 間のクリアランスを大きくとる必要があり、この場合もスイッチが大型化すると いう欠点があった。
【0004】 本考案は、上記の問題点に鑑みなされたもので、接点を従来のヒンジ型から回 転型の接点機構とすることにより、小型かつ多接点切り替えが容易にできると共 に、大電流をも切り替え可能な押しボタンスイッチを提供することを目的とする 。
【0005】
本考案になる回転形接点機構付き押しボタンスイッチは、略円筒状本体の内周 壁に固定接点たる一端を露呈させると共に他端を該本体から導出して外部リード とされる導体を互いに対向させて該本体の軸線方向に間隙を設けて複数対配設し たスイッチ外套と、前記スイッチ外套に回転自在に嵌合された軸に両端を露呈さ せて略直角に嵌入された可動接点を該軸の軸線方向に前記間隙と等しい間隙を設 けて複数対配設した回転スイッチと、前記スイッチ外套の先端と前記回転スイッ チの先端にそれぞれ一端を固定して配設されたトーションスプリングと、前記ス イッチ外套の基端に摺動自在に挿入した押しボタンと、前記押しボタンの直線運 動を前記回転スイッチの回転運動に変換する直線/回転運動変換機構とからなる ことを特徴としている。
【0006】 本考案によれば、押しボタンを押下した際の直線運動が回転スイッチの回転運 動に変換され、回転スイッチが90度回転して複数の可動接点が同時に固定接点 に接続する。また、押しボタンを開放すると、トーションスプリングの反力で回 転スイッチが押しボタン押下前の角度に戻って複数の可動接点が同時に固定接点 から開放されると共に、押しボタンも元の位置に復帰する。
【0007】 また、本考案になる回転形接点機構付き押しボタンスイッチの1構成例は、前 記直線/回転運動変換機構が、前記回転スイッチの軸の基端に設けた逆コ字状突 起に、前記押しボタンの円筒状軸の一端から軸線方向に互いに逆方向に少なくと も90度回転させた一対の摺り割り溝を係合させたことを特徴としている。
【0008】 このように直線/回転運動変換機構を構成することにより、押しボタンを押下 すると、回転スイッチの逆コ字状突起が押しボタンの摺り割り溝に沿って回転駆 動されながら進入し、回転スイッチの可動接点が90度回転してスイッチ外套の 固定接点に接続する。 また、押しボタンを開放すると、トーションスプリングの反力で回転スイッチ が押しボタン押下前の角度に戻ることにより、押しボタンも元の位置に復帰する 。
【0009】
以下に、本考案の一実施形態を図1〜図3を用いて説明する。 図1(A)は本実施形態に係わる回転形接点機構付き押しボタンスイッチの一 部裁断側面図、図1(B)は図1(A)におけるA−A矢視断面図、図2は押し ボタンと回転スイッチの係合状態を説明するための部分拡大斜視図、図3(A) は該回転形接点機構付き押しボタンスイッチの押しボタンを押下した状態を示す 一部裁断側面図、図3(B)は図3(A)におけるB−B矢視断面図である。
【0010】 図1(A)および図1(B)において、11は絶縁体からなる略円筒状の本体 であり、この本体11の内周壁12には一端を露呈させて固定接点13とすると 共に他端を該本体11から導出して外部リード14とした導体15を、互いに対 向させて該本体11の軸線方向に等間隙に複数対配設しており、これらがスイッ チ外套10を構成する。
【0011】 21は前記スイッチ外套10に回転自在に嵌合された軸であり、この軸21の 基端22には逆コ字状突起23が設けられると共に、両端を前記本体11内に露 呈させて軸21に略直角に嵌入された可動接点24が、該軸21の軸線方向に前 記固定接点13と等間隙で複数対配設されており、これらが回転スイッチ20を 構成する。
【0012】 このように構成された前記スイッチ外套10の先端部16と前記回転スイッチ 20の先端部25にそれぞれ一端を固定したトーションスプリング30が配設さ れ、このトーションスプリング30が無負荷状態時に回転スイッチ20の可動接 点24がスイッチ外套10の固定接点13に接触しない位置に位置決めされる。
【0013】 以下、図2をも参照して説明する。40は円筒状軸41と一体に形成された押 しボタンであり、円筒状軸41の任意の側面にはアリ溝42が刻設されており、 このアリ溝42はスイッチ外套10の基端26の前記軸41の嵌入孔27の内周 面に突設した突起28に嵌合して、スイッチ外套10の基端26に摺動自在に挿 入されている。
【0014】 またこの円筒状軸41にはその一端から軸線方向に互いに逆方向に少なくとも 90度回転させた一対の摺り割り溝43、44が設けられ、この摺り割り溝43 、44は前記回転スイッチ20の逆コ字状突起23に係合されており、これらが 直線/回転運動変換機構50を構成する。なお、この直線/回転運動変換機構5 0は、押しボタン40の直線運動を回転スイッチ20の回転運動に変換できるも のであればよく、本実施例に限られるものではない。
【0015】 次に、本実施形態の回転形接点機構付き押しボタンスイッチの動作について、 図3(A)および図3(B)を用いて説明する。 図3(A)に示されるように、押しボタン40を図中に示す矢印方向から押圧 すると、軸41がスイッチ外套10の嵌入孔27の内周面に突設した突起28に 沿ってスイッチ外套10内に進入する。
【0016】 すると、回転スイッチ20の逆コ字状突起23が押しボタン40の摺り割り溝 43、44内に進入し、トーションスプリング30の回転阻止力に抗して該摺り 割り溝43、44に沿って90度回転する。このため、スイッチ外套10の一対 の固定接点13、13に非接触であった回転スイッチ20の可動接点24、24 も90度回転し、固定接点13、13に接触する。
【0017】 押しボタン40の押圧を解除すると、トーションスプリング30の復帰力によ って回転スイッチ20が回転し、逆コ字状突起23が押しボタン40の摺り割り 溝43、44から抜け出すように回転するので、押しボタン40の軸41がスイ ッチ外套10の嵌入孔27の内周面に突設した突起28に沿って、スイッチ外套 10の外方に移動して初期位置に復帰すると共に、回転スイッチ20の可動接点 24、24も90度回転して初期位置に復帰する。
【0018】
上記のごとく、本考案によれば、接点を従来のヒンジ型から回転型の接点機構 にしたので、小型かつ多接点切り替えができると共に、接点のクリアランスが回 転方向に生じるため接点のクリアランスが大きくとれるので、小型のままで大電 流をも切り替え可能な回転形接点機構付き押しボタンを得ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係わる、回転形接点機構
付き押しボタンスイッチを示す図であって、図1(A)
はその一部裁断側面図、図1(B)は図1(A)におけ
るA−A矢視断面図である。
付き押しボタンスイッチを示す図であって、図1(A)
はその一部裁断側面図、図1(B)は図1(A)におけ
るA−A矢視断面図である。
【図2】押しボタンと回転スイッチの係合状態を説明す
るための部分拡大斜視図である。
るための部分拡大斜視図である。
【図3】本実施形態に係わる回転形接点機構付き押しボ
タンスイッチの押しボタンを押下した際の状態を示す図
であって、図3(A)はその一部裁断側面図、図3
(B)は図3(A)におけるB−B矢視断面図である。
タンスイッチの押しボタンを押下した際の状態を示す図
であって、図3(A)はその一部裁断側面図、図3
(B)は図3(A)におけるB−B矢視断面図である。
【図4】従来の押しボタンの構造を示す模式図である。
10 スイッチ外套 11 本体 12 内周面 13 固定接点 14 リード 20 回転スイッチ 21、41 軸 22 基端 23 逆コ字状突起 24 可動接点 30 トーションスプリング 40 押しボタン 42 アリ溝 43、44 摺り割り溝 50 直線/回転運動変換機構
Claims (2)
- 【請求項1】 略円筒状本体の内周壁に固定接点たる一
端を露呈させると共に他端を該本体から導出して外部リ
ードとされる導体を互いに対向させて該本体の軸線方向
に間隙を設けて複数対配設したスイッチ外套と、 前記スイッチ外套に回転自在に嵌合された軸に両端を露
呈させて略直角に嵌入された可動接点を該軸の軸線方向
に前記間隙と等しい間隙を設けて複数対配設した回転ス
イッチと、 前記スイッチ外套の先端と前記回転スイッチの先端にそ
れぞれ一端を固定して配設されたトーションスプリング
と、 前記スイッチ外套の基端に摺動自在に挿入した押しボタ
ンと、 前記押しボタンの直線運動を前記回転スイッチの回転運
動に変換する直線/回転運動変換機構とからなることを
特徴とする回転形接点機構付き押しボタンスイッチ。 - 【請求項2】 前記直線/回転運動変換機構は、前記回
転スイッチの軸の基端に設けた逆コ字状突起に、前記押
しボタンの円筒状軸の一端から軸線方向に互いに逆方向
に少なくとも90度回転させた一対の摺り割り溝を係合
させたことを特徴とする請求項1記載の回転形接点機構
付き押しボタンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007037U JP3067390U (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 回転形接点機構付き押しボタンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007037U JP3067390U (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 回転形接点機構付き押しボタンスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067390U true JP3067390U (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=43200920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007037U Expired - Lifetime JP3067390U (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 回転形接点機構付き押しボタンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067390U (ja) |
-
1999
- 1999-09-14 JP JP1999007037U patent/JP3067390U/ja not_active Expired - Lifetime
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