JP3066979U

JP3066979U - 混色ｌｅｄ装置

Info

Publication number: JP3066979U
Application number: JP1999006560U
Authority: JP
Inventors: 寅夫葉
Original assignee: Everlight Electronics Co Ltd
Current assignee: Everlight Electronics Co Ltd
Priority date: 1999-08-30
Filing date: 1999-08-30
Publication date: 2000-03-07
Anticipated expiration: 2005-08-30

Abstract

(57)【要約】【課題】均一な混色効果を提供する混色ＬＥＤ装置の
提供。【解決手段】一つの第１色のＬＥＤと一つの第２色の
ＬＥＤを具え、第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤの上に
重ね置かれて、均一な混光効果を達成し、さらに上側の
第１色のＬＥＤがフリップチップ方式で下側の第２色の
ＬＥＤの上に取り付け可能とされて発光輝度を向上で
き、この混色ＬＥＤ装置にさらに蛍光層を設置可能で、
色温と色の変化を多様とする効果を達成可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の混色ＬＥＤ装置に係り、さらに詳しくは、一つの第１色のＬＥＤと一つの第２色のＬＥＤを具え、第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤの上に重ね置かれて、均一な混光効果を達成し、さらに上側の第１色のＬＥＤがフリップチップ方式で下側の第２色のＬＥＤの上に取り付け可能とされて発光輝度を向上でき、この混色ＬＥＤ装置にさらに蛍光層を設置可能で、色温と色の変化を多様とする効果を達成可能である、混色ＬＥＤ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ＬＥＤは寿命が長く、体積が小さく、消耗電力が少なく、単色発光特性を有するため、従来よりコンピュータ周辺、モニタ、メータ表示等に広く応用されている。最近、青色光ＬＥＤの研究が成熟し、これに黄色光ＬＥＤと組み合わせて白色光源を得て、全色系色彩の光源の提供が達成され、色彩のより豊富な光源を提供できるようになり、ＬＥＤの応用範囲が広げられている。

【０００３】図１は周知の混色ＬＥＤ装置を示す。この装置中の二つの異なるＬＥＤは共平面（ｃｏｐｌａｎａｒ）の方式で基板上に設置され、例えば一つの青色光ＬＥＤチップ２００と一つの黄色光ＬＥＤチップ３００が基板１００上に設置され、青色光ＬＥＤチップ２００がプラス極２０４ａとマイナス極２０４ｂを具え、且つそれぞれ連接線４００、４０２で基板１００の対応する電極と黄色光ＬＥＤチップ３００のプラス極３０４に連接されている。

【０００４】上述の構造中、青色光ＬＥＤチップ２００と黄色光ＬＥＤチップ３００のパワーを調整駆動することにより白色光を形成可能である。しかし、上述の周知の混色ＬＥＤ装置によると、発生する光線が相互に交叉する方式で外向きに射出されるため、均一な混色光（白色光）を発生することができず、さらにこの周知の混色ＬＥＤ装置の発光効率は理想的とはいえなかった。

【０００５】さらに、伝統的な混色ＬＥＤ装置によると、混合光色がこの装置に具えられた二つの発光ダイオードにより決定され、弾性に乏しかった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、均一な混光効果を有し且つ高い発光効率を有する混色ＬＥＤ装置を提供することを課題としている。

【０００７】本考案はまた、弾性的に発光色を提供可能な混色ＬＥＤ装置を提供することを課題としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤを具えた混色ＬＥＤ装置において、第１色のＬＥＤが重畳方式で第２色のＬＥＤの上に設置されて均一な混光可能であることを特徴とする、混色ＬＥＤ装置としている。請求項２の考案は、前記第２色のＬＥＤが表面実装方式で基板上に取り付けられたことを特徴とする、請求項１に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項３の考案は、前記第１色のＬＥＤがフリップチップ方式で第２色のＬＥＤの上に設置されたことを特徴とする、請求項１に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項４の考案は、前記第２色のＬＥＤに絶縁層と導電層が形成され、第１色のＬＥＤが導電物質で該導電層と第２色のＬＥＤの対応する電極と連接されたことを特徴とする、請求項３に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項５の考案は、前記第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤと串接配置されたことを特徴とする、請求項１に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項６の考案は、前記第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤと並列配置されたことを特徴とする、請求項１に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項７の考案は、前記第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤの上が一つの蛍光層で被覆され、この蛍光層が第１色のＬＥＤ或いは第２色のＬＥＤの光線を吸収し並びに異なる色の光線を発生して色温調整機能を有することを特徴とする、請求項１から請求項３のいずれかに記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項８の考案は、前記蛍光層が一つの弾性を有するカバー中に形成され、このカバーが引出し方式で交換可能に前述の第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤの上に設置されたことを特徴とする、請求項７に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項９の考案は、前記カバーがシリコンカバーとされたことを特徴とする、請求項８に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項９の考案は、前記カバーがシリコンカバーとされたことを特徴とする、請求項８に記載の混色ＬＥＤ装置としている。請求項１０の考案は、前記第２色のＬＥＤの下に反射層が設けられたことを特徴とする、請求項３に記載の混色ＬＥＤ装置としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案は一種の垂直重畳型の混色ＬＥＤ装置を提供する。本考案は、第１色のＬＥＤチップが重畳方式で第２色のＬＥＤチップの上に設置され、混色ＬＥＤ装置の発光の均一性を向上している。図２は本考案の第１の実施例の混色ＬＥＤ装置を示す。この実施例では、青色光ＬＥＤチップ２００が接着方式で黄色光ＬＥＤチップ３００の上に設置され、且つ青色光ＬＥＤチップ２００のマイナス極２０４ｂが連接線で黄色光ＬＥＤチップ３００のプラス極３０４に連接され、串接配置が形成されている。この構造において、青色光ＬＥＤチップ２００と黄色光ＬＥＤチップ３００の発生する光は相互に平行で相互に交叉せず外に発射され、このため比較的均一な混光効果が得られる。この実施例中、青色光ＬＥＤチップ２００は黄色光ＬＥＤチップ３００の上に置かれるが、ただし黄色光ＬＥＤチップ３００が青色光ＬＥＤチップ２００の上に置かれる形態も可能であり、ただ上側のＬＥＤが下側のＬＥＤの光線に対して透光であればよい。

【００１０】さらに図３に示される実施例のように、下側の黄色光ＬＥＤチップ３００は表面実装デバイス（ＳＭＤ）に形成可能で、且つ青色光ＬＥＤチップ２００のマイナス極２０４ｂが基板の連接線を介して黄色光ＬＥＤチップ３００のプラス極に連接されて、串接配置を形成する形態が可能である。

【００１１】さらに図４に示される実施例では、黄色光ＬＥＤチップ３００が基板上に置かれ、且つ黄色光ＬＥＤチップ３００に絶縁層５００と該絶縁層５００の上に位置する導電層５１０が形成されている。青色光ＬＥＤチップ２００はフリップチップ方式で黄色光ＬＥＤチップ３００の上に置かれ、且つそのマイナス極は一つの金球６００で黄色光ＬＥＤチップ３００のプラス極に連接され、そのプラス極はもう一つの金球６１０で導電層５１０に連接され、さらに連接線で基板に連接されている。青色光ＬＥＤチップ２００はフリップチップ方式で取り付けられるため、発光面が電極により妨害されず、比較的良好な発光効率を有する。さらに、発光効率を高めるために、全体構造の下に一つの反射層（図示せず）を設置して底面の光線を反射することが可能である。

【００１２】このほか、本考案の混色ＬＥＤ装置は上述の三つの串接配置の形態のほかに、第１のＬＥＤチップ（青色光ＬＥＤチップ２００）と第２のＬＥＤチップ（黄色光ＬＥＤチップ３００）を並列に連接する構造が可能である。これにより第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤが異なる駆動電流を有して二つのＬＥＤ間の発光輝度を調整しやすくなる。

【００１３】さらに図５に示されるのは本考案のもう一つの実施例の混色ＬＥＤ装置である。この実施例は図２の実施例に類似しているが、重畳された青色光ＬＥＤチップ２００と黄色光ＬＥＤチップ３００の上に一層の蛍光層７００が設けられている。一般の周知の青色光ＬＥＤチップに黄色蛍光粉を組み合わせる技術は、白色光源を発生できるが、その色温を調整不能で、このため目にやさしい白色光源を提供することはできなかった。これは色温図より分かるが、周知の青色光ＬＥＤに黄色蛍光粉を組み合わせた白色光源において、黄色蛍光粉の成分は固定されており、このため僅かに白色光を発生することしかできなかった。図５に示される装置では、黄色光ＬＥＤチップ３００の輝度を調整することにより、白色光の色温を調整でき、これにより照明光源への応用に有利とされている。

【００１４】さらに図５に示される蛍光層７００は一つの弾性を有するシリコンカバー中に形成可能であり、且つ蛍光層７００はその他の異なる色となしうる。蛍光層７００は引出し式に交換可能に本考案の図２に示される混色ＬＥＤ装置に組み合わされ、弾性的に照明の色を提供できる。

【００１５】

【考案の効果】

総合すると、本考案の混色ＬＥＤ装置は均一な混色効果を提供でき、且つ異なる構造を提供してパッキングコストと体積を減少可能で、さらに、良好な発光効率を提供できる。このように本考案は極めて産業上の利用価値と実用価値を有する考案であり、新規な構造を有する考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の混色ＬＥＤ装置の構造表示図である。

【図２】本考案の望ましい実施例の混色ＬＥＤ装置表示
図である。

【図３】本考案の別の望ましい実施例の混色ＬＥＤ装置
表示図である。

【図４】本考案のさらに別の望ましい実施例の混色ＬＥ
Ｄ装置表示図である。

【図５】本考案のさらにまた別の望ましい実施例の混色
ＬＥＤ装置表示図である。

【符号の説明】

１００基板２００青色光ＬＥＤチップ２０４ａ、３０４プラス極２０４ｂマイナス極３００黄色光ＬＥＤチップ４００、４０２連接線５００絶縁層６００、６１０金球７００蛍光層

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤを具え
た混色ＬＥＤ装置において、第１色のＬＥＤが重畳方式
で第２色のＬＥＤの上に設置されて均一な混光可能であ
ることを特徴とする、混色ＬＥＤ装置。
【請求項２】前記第２色のＬＥＤが表面実装方式で基
板上に取り付けられたことを特徴とする、請求項１に記
載の混色ＬＥＤ装置。
【請求項３】前記第１色のＬＥＤがフリップチップ方
式で第２色のＬＥＤの上に設置されたことを特徴とす
る、請求項１に記載の混色ＬＥＤ装置。
【請求項４】前記第２色のＬＥＤに絶縁層と導電層が
形成され、第１色のＬＥＤが導電物質で該導電層と第２
色のＬＥＤの対応する電極と連接されたことを特徴とす
る、請求項３に記載の混色ＬＥＤ装置。
【請求項５】前記第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤと
串接配置されたことを特徴とする、請求項１に記載の混
色ＬＥＤ装置。
【請求項６】前記第１色のＬＥＤが第２色のＬＥＤと
並列配置されたことを特徴とする、請求項１に記載の混
色ＬＥＤ装置。
【請求項７】前記第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤの
上が一つの蛍光層で被覆され、この蛍光層が第１色のＬ
ＥＤ或いは第２色のＬＥＤの光線を吸収し並びに異なる
色の光線を発生して色温調整機能を有することを特徴と
する、請求項１から請求項３のいずれかに記載の混色Ｌ
ＥＤ装置。
【請求項８】前記蛍光層が一つの弾性を有するカバー
中に形成され、このカバーが引出し方式で交換可能に前
述の第１色のＬＥＤと第２色のＬＥＤの上に設置された
ことを特徴とする、請求項７に記載の混色ＬＥＤ装置。
【請求項９】前記カバーがシリコンカバーとされたこ
とを特徴とする、請求項８に記載の混色ＬＥＤ装置。
【請求項１０】前記第２色のＬＥＤの下に反射層が設
けられたことを特徴とする、請求項３に記載の混色ＬＥ
Ｄ装置。