JP3066926U - 記念の足型や手型等の飾り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤ちゃん等の手型や足型などと伴にその赤ち
ゃん等の写真も一緒に飾ることができて、しかも、手型
や足型などと写真とが互いに重なり合わず、それぞれを
完全な姿で見て楽しむことができる装置を提供する。 【解決手段】 足や手を押し付けることによりその形に
凹んだ足型や手型を取ることができるクレー８を詰め込
んだ皿９を着脱自在とする取付手段を正面カバープレー
ト１の裏面に設けるとともに、同じく正面カバープレー
ト１の裏面において上記の皿９の取付手段とは異なる箇
所に写真及びそのバックボードを着脱自在とする取付手
段を設けて、正面カバープレート１の正面側からそのク
レー８にとった足型や手型と写真を同時に見ることがで
きる別々の窓部を当該正面カバープレート１に設け、さ
らに、上記の皿９にスタンドの取付部及び／又は吊下紐
の取付部を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は赤ちゃん等の手型や足型などを記念にとって保存し且つ飾って見るた めの装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、赤ちゃんの誕生記念に、その赤ちゃんの手型や足型をとって残 すための記念帳なるものが考案されている。（実開平２−４４０７２号公報参照 ）。しかしながら、手型や足型だけでは赤ちゃんの容貌を思い出しにくいという 不満があつた。

【０００３】 そこで本出願人は、先に、赤ちゃんの手型や足型だけでなく、赤ちゃんの写真 も一緒に飾ることのできる装置を考案した(実用新案登録第３０５８４８５号公 報参照)。しかしながら、この装置は、手型や足型等の一部に写真が重なってし まうことがあって、手型や足型等の一部が隠れて見えなくなるという不満がある 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、上記の本出願人が考案した装置をさらに改良して、赤ちゃん 等の手型や足型などと伴にその赤ちゃん等の写真も一緒に飾ることができて、し かも、手型や足型などと写真とが互いに重なり合わず、それぞれを完全な姿で見 て楽しむことができる装置の提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために案出した本考案における記念の手型や足型等の飾り 装置は、足や手を押し付けることによりその形に凹んだ足型や手型を取ることが できるクレー８を詰め込んだ皿９を着脱自在とする取付手段を正面カバープレー ト１の裏面に設けるとともに、同じく正面カバープレート１の裏面において上記 の皿９の取付手段とは異なる箇所に写真及びそのバックボードを着脱自在とする 取付手段を設けて、正面カバープレート１の正面側からそのクレー８にとった足 型や手型と写真を同時に見ることができる別々の窓部を当該正面カバープレート １に設け、さらに、上記の皿９にスタンドの取付部及び／又は吊下紐の取付部を 設けたことを特徴とする、という構成を採るものである。

【０００６】 尚、上記の本考案における記念の手型や足型等の飾り装置は、写真を見るための 窓部を複数設けることも可能である。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１乃至図８は第１実施例を 示したものである。まず、透明なプラスチック製の正面カバープレート１は周縁 部に額縁部２を一体的に形成している。また、この正面カバープレート１は略正 方形の大きな穴とハート形の小さな穴を打ち抜いた紙３を表面側に貼着して、そ れぞれの穴の位置に窓部４，５を設けている（図１参照）。

【０００８】 正面カバープレート１は裏面側において上記の各窓部４，５の輪郭を囲む位置 にそれぞれ枠状リブ６，７を突設している（図８参照）。

【０００９】 また、上記の正面カバープレート１とは別個に、赤ちゃん等の手型や足型をと るためのクレー８を詰め込んだ皿９と、写真１０のバックボード１１を具えてい る。

【００１０】 クレー８を詰め込んだ皿９は上記の正面カバープレート１の裏面側に形成した 大きな枠状リブ６の内側に着脱自在となっている。すなわち、図８に示すように 、皿９は枠状リブ６の内側へ下辺開放部１２からスライドすることにより挿入可 能となっていて、その周縁部に設けたツバ１３を枠状リブ６の所要箇所に設けた フック片１４の内側に掛止可能としている。

【００１１】 また、正面カバープレート１の裏面側に形成した小さな枠状リブ７はその内側 に写真１０とそのバックボード１１とを一緒に重ね合わせ状態で嵌め込み可能と している。なお、バックボード１１は外しやすいように爪片１５を突設していて 、その爪片１５は枠状リブ７に設けた切欠部１６を貫通可能となっている。

【００１２】 皿９に詰め込んだクレー８は手や足を押し付けることによって、その形に凹ん でレリーフ状の手型や足型を形成することができる柔らかさを有するが、そのま ま放置すると２ヶ月程度で硬化する材料を用いている。

【００１３】 皿９に設けた下辺部のツバ１３にはスタンドの取付孔１７を設けるとともに、 上辺部のツバ１３には吊下紐の取付孔１８を設けている。そして、スタンドの取 付孔１７に対して着脱自在なスタンド１９を具えている。スタンド１９は、図７ に示すように、スタンドの取付孔１７に差し込み可能な二股に分れた脚片２０を 有して、その脚片２０にスタンドの取付孔１７における左右側縁部と係合する切 欠凹部２１を設けている。このスタンド１９を取り付けることにより正面カバー プレート１をやや傾斜させてデスク等の上に立てて飾ることができる。また、吊 下紐（図示せず）を取り付ければ壁などに吊り下げて飾ることができる。

【００１４】 次に、図９及び図１０は第２実施例を示したものである。上記の第１実施例で は写真１０を見るための窓部４を正面カバープレート１に１つだけ設けているが 、この第２実施例は２枚の写真２４，２５を見るための２つの窓部２２，２３を 設けて上下に配置している。したがって、正面カバープレート１の裏面側には２ 枚の写真２４，２５と２枚のバックボード２８，２９をそれぞれ着脱自在とする ２つの枠状リブ２６，２７を設けている。それ以外の構造は上記の第１実施例と 同一なので説明は省略する。

【００１５】

【考案の効果】

本考案における記念の手型や足型等の飾り装置は上記の通りであり、赤ちゃん 等の手型や足型などと伴にその赤ちゃん等の写真も一緒に飾ることができるので 、両方を同時に見ることによって赤ちゃん時代の記憶を呼び戻しやすくなって思 い出を十分に懐かしむことができる。また、本考案は特に手型や足型等を見るた めの窓部と写真を見るための窓部を正面カバープレートの異なる位置にそれぞれ 分けて設けたので、手型や足型等の一部が写真の後に隠れるという弊害がなく、 両者をそれぞれ完全な姿で見ることができる。また、請求項２記載のように写真 を見るための窓部を複数設けることによって、赤ちゃんの写真と両親の写真など を一緒に飾ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例の正面図である。

【図２】第１実施例の背面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図４】図１のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図５】図１のＣ−Ｃ線における断面図である。

【図６】分解した状態の断面図である。

【図７】脚の取付構造を示す底面図である。

【図８】正面カバープレートの背面図である。

【図９】第２実施例の正面図である。

【図１０】第２実施例の背面図である。

【符号の説明】

１ 正面カバープレート ２ 額縁部 ３ 紙 ４ 窓部 ５ 窓部 ６ 枠状リブ ７ 枠状リブ ８ クレー ９ 皿 １０ 写真 １１ バックボード １２ 開放部 １３ ツバ １４ フック片 １５ 爪片 １６ 切欠部 １７ スタンドの取付孔 １８ 吊下紐の取付孔 １９ スタンド ２０ 脚片 ２１ 切欠凹部 ２２ 窓部 ２３ 窓部 ２４ 写真 ２５ 写真 ２６ 枠状リブ ２７ 枠状リブ ２８ バックボード ２９ バックボード

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 足や手を押し付けることによりその形に
   凹んだ足型や手型を取ることができるクレー８を詰め込
   んだ皿９を着脱自在とする取付手段を正面カバープレー
   ト１の裏面に設けるとともに、同じく正面カバープレー
   ト１の裏面において上記の皿９の取付手段とは異なる箇
   所に写真及びそのバックボードを着脱自在とする取付手
   段を設けて、正面カバープレート１の正面側からそのク
   レー８にとった足型や手型と写真を同時に見ることがで
   きる別々の窓部を当該正面カバープレート１に設け、さ
   らに、上記の皿９にスタンドの取付部及び／又は吊下紐
   の取付部を設けたことを特徴とする記念の足型や手型等
   の飾り装置。
2. 【請求項２】 写真を見るための窓部を複数設けた請求
   項１記載の記念の足型や手型等の飾り装置。