JP3066814U - 切り屑を含むク―ラントの処理装置 - Google Patents

切り屑を含むク―ラントの処理装置

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JP3066814U
JP3066814U JP1999006920U JP692099U JP3066814U JP 3066814 U JP3066814 U JP 3066814U JP 1999006920 U JP1999006920 U JP 1999006920U JP 692099 U JP692099 U JP 692099U JP 3066814 U JP3066814 U JP 3066814U
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coolant
tank
pump
circular
chips
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JP1999006920U
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Inventor
重廣 杉浦
和良 伊藤
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株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】クーラントタンクの底に溜まるスラッジを極力
少なくし、保守の手間を省き、清浄度の高いクーラント
を加工母機に圧送できる新規な方式を採用した切り屑を
含むクーラントの処理装置を提供する。 【解決手段】クーラントタンクのクーラント中に沈降堆
積している切り屑を掻き出すチップコンベア装置11を
ダーティータンク12内に備えた、切り屑搬出手段に、
浸漬形クーラントポンプ13を中央に設置した円筒形状
の円形クーラントタンク15に浸漬形クーラントポンプ
の羽根車28の回転方向と同一の回転方向の渦流25を
与える円形クーラントタンクと、円形クーラントタンク
の外周側面よりクーラントポンプ14によりクーラント
を吸引し圧送するクーラント供給手段とを、それぞれ1
台または、2台以上備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マシニングセンタなど産業機械(以下、加工母機とも言う)から排 出される切り屑を含むクーラントから、前記切り屑を分離処理してクーラントの 清浄化をおこなう、切り屑を含むクーラントの処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業界では、循環再使用性の向上のため、加工母機から排出された切り屑を含 むクーラントの清浄化をおこなう際に、保守の手間を省き、クーラントタンクの 底にスラッジを溜めないクーラントの処理装置が要望されている。 図3、及び図4は、従来より提供されている代表的な切り屑を含むクーラント の処理装置の概略説明図である。 加工母機より排出された、切り屑を含むクーラントは、処理装置のダーティー タンク12に流入される。ダーティータンク12内には、減速機付きモーター2 2により駆動されるチップコンベア装置11が装備され、ダーティータンク12 内に沈降した粗い切り屑は、チップコンベア装置11によりダーティータンク1 2外部の受け箱23内に掻き出される。 ダーティータンク12内で沈降できない細かい切り屑は、フィルタ39により 濾過され、ダーティータンク12と一体構造のクリーンタンク40に流入し、ク リーンタンク40上に取り付けられたクーラントポンプ14により、加工母機に 圧送される。 なお、フィルタ39は、目詰まり時その都度清掃の必要があり、フィルタ39 により捕集できなかった微細スラッジなどは、クリーンタンク40内に沈降し堆 積される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案に係る請求項1、及び請求項2は、上記した方式とは異なり、保守の手 間を省き、クーラントタンクの底に溜まるスラッジを極力少なくするための新規 な方式を採用した、切り屑を含むクーラントの処理装置を提供することを課題と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る切り屑を含むクーラントの処理装置は、 エンドレス回転帯に一定間隔でスクレーパーが取り付けられ、エンドレス回転 帯の移動により、スクレーパー全面でクーラントタンクのクーラント中に沈降堆 積している切り屑を掻き出すチップコンベア装置をダーティータンク内に備えた 、切り屑搬出手段と、 前記チップコンベア装置を備えたダーティータンク内のクーラントを前記ダー ティータンクの側面から、浸漬形クーラントポンプを中央に設置した円筒形状の 円形クーラントタンクの側面接線方向に流入させ、その流入圧により円筒形状と した円形クーラントタンク内のクーラントに渦流を発生させる円形クーラントタ ンクと、 前記円形クーラントタンクの外周側面から、クーラントポンプによりクーラン トを吸引し圧送するクーラント供給手段とを、備えたことを特徴とするものであ る。 請求項2に係る切り屑を含むクーラントの処理装置は、請求項1において、 前記円形クーラントタンクと、前記円形クーラントタンクの外周面のクーラン トをクーラントポンプにより吸引し圧送するクーラント供給手段を、それぞれ2 台以上具備することを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本実施形態に係る切り屑を含むクーラントの処理装置は、加工母機から排出さ れた切り屑などを含有しているクーラントの濾過をおこなう、クーラントの清浄 装置である。 なお、加工母機から排出された切り屑を含むクーラントの清浄化をおこなうク ーラントの処理装置は、前述したようにクーラントの濾過の際に、保守の手間を 省き、クーラントタンクの底にスラッジを溜めないクーラントの処理装置が望ま れている。 以下、本考案の代表的な実施形態を図面を参照して説明する。 ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、材質、その相対 位置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この考案の範囲をそれらのみに 限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 本実施形態に係る切り屑を含むクーラントの処理装置について、図1、及び図 2に基ずいて説明する。 本処理装置は、チップコンベア装置11を備えたダーティータンク12と、浸 漬形クーラントポンプ13、清浄されたクーラントを圧送するクーラントポンプ 14の2台のクーラントポンプを備えた円形クーラントタンク15により構成さ れている。 加工母機から排出された切り屑を含んだクーラントは、先ずチップコンベア装 置11を備えたダーティータンク12に流入される。 ダーティータンク12内に備えられたチップコンベア装置11は、左右2本の エンドレスチェーンベルト16と、左右2本のエンドレスチェーンベルト16に 一定間隔で取り付けられたスクレーパー17を、 チップコンベア水平部テール側18に取り付けられた左右2個のテール側スプ ロケット19と、チップコンベア装置11により粗い切り屑を外部に排出するた めの傾斜立ち上がり板20の先端に取り付けられた左右2個の駆動側スプロケッ ト21よりなる回動機構を介して、減速機付きモーター22により摺動回転させ 、ダーティータンク12内に沈降した粗い切り屑を、外部の切り屑受け箱23内 に排出する。
【0006】 チップコンベア装置11を備えたダーティータンク12内で沈降できなかった 細かい切り屑などは、ダーティータンク12内のクーラントと共にチップコンベ ア装置11を備えたダーティータンク12の側面から流出され、とい24を経由 し、円筒形状の円形クーラントタンク15の側面接線方向に流入される。 浸漬形クーラントポンプ13を中央に設置した円筒形状の円形クーラントタン ク15に、円筒形状の円形クーラントタンク15の側面接線方向から流入された クーラントは、その流入圧により円筒形状とした円形クーラントタンク15内に クーラントの渦流25を発生し、チップコンベア装置11により捕集することが できなかったクーラント中の微細スラッジなどは、渦流25となったクーラント と共に回転しながら徐々に沈降を続け、円形クーラントタンク15の中央部底面 に集積する。 円形クーラントタンク15内の中央底部は、浸漬形クーラントポンプ13のケ ーシング部26のポンプ吸い込み口27上面を、円形クーラントタンク15の底 面と同一面、または、それ以下となるように、ポンプケーシング部26が円形ク ーラントタンク15底部に埋め込むことができる構造となっている。 そのため円形クーラントタンク15の中央部底面に集積した、チップコンベア 装置11により捕集することができなかった微細スラッジを含有するクーラント は、前記浸漬形クーラントポンプ13によりそのほとんどが吸引され、円形クー ラントタンク15外部に排出される。 なお、円形クーラントタンク15内の渦流25の向きを、前記浸漬形クーラン トポンプ13の羽根車28の回転方向と同一とすることにより、前記浸漬形クー ラントポンプ13の吸引力を増すことができ、上記効果を著しく増大することが できる。 前記浸漬形クーラントポンプ13によりそのほとんどが吸引され、円形クーラ ントタンク15外部に排出されたチップコンベア装置11により捕集することが できなかった微細スラッジを含有するクーラントは、加工母機に供給され、加工 母機のベッド洗浄あるいは、切り屑流しなどに使用され、使用後再処理される。
【0007】 円形クーラントタンク15の外周側面の一部には、円形クーラン トタンク15内の清浄度が最も高い円形クーラントタンク15の外周面のクーラ ントを加工母機に圧送するためのクーラントポンプ14を設置したポンプ室29 が設けられ、円形クーラントタンク15とポンプ室29とは、アンダーフロー構 造の切り欠き穴30により通じている。 なお、このクーラントポンプ14の吐出配管31途中にT字接続管32を設け 、クーラントの一部を円形クーラントタンク15内の接線方向に設置されたクー ラント吐出ノズル33を介して円形クーラントタンク15内に噴出することによ り、渦流25を強力にすることもできる。
【0008】 チップコンベア装置11により捕集することができなかった微細スラッジを含 有するクーラントの清浄度を、上述したクーラントの処理装置よりもさらに向上 させるための、 チップコンベア装置11を備えた切り屑搬出手段後の切り屑処理に、上記円形 クーラントタンク15の外周面のクーラントを圧送するためのクーラントポンプ 14を設置したポンプ室29と一体となった上記円形クーラントタンク15を、 2台具備する切り屑を含むクーラントの処理装置は、 上述した、前記円形クーラントタンク15の外周面のポンプ室29に設置され たクーラントポンプ14により吸引されたクーラントを、前記円形クーラントタ ンク15に隣接された2次円形クーラントタンク34の側面接線方向に吐出させ る。 2次浸漬形クーラントポンプ35を中央に設置した円筒形状の2次円形クーラ ントタンク34に、前記2次円形クーラントタンク34の側面接線方向から吐出 されたクーラントは、その吐出圧により前記2次円形クーラントタンク34内に クーラントの2次渦流36を発生させる。 前記2次円形クーラントタンク34の構造、及びその作用は、前述の円形クー ラントタンク15に準じ、 前記2次円形クーラントタンク34内の中央部底面に集積した微細スラッジを 含有するクーラントは、前記2次浸漬形クーラントポンプ35により吸引され、 加工母機に圧送されて加工母機のベッド洗浄あるいは、切り屑流しなどに使用さ れる。 2次円形クーラントタンク34の外周側面の一部には、2次円形クーラントタ ンク34内の清浄度が最も高い2次円形クーラントタンク34の外周面のクーラ ントを加工母機に圧送するための2次クーラントポンプ37を設置した2次ポン プ室38が設けられ、クーラントは、加工母機に圧送される。 なお、クーラントの清浄度を一層向上させるため、前記円形クーラントタンク 15を3台以上隣接して使用することも考えられる。 その他本考案装置は、前にも述べたように上記しかつ図面に示した実施例に限 定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し得るものである。
【0009】
【考案の効果】
請求項1に係る切り屑を含むクーラントの処理装置では、クーラントタンク底 面に沈殿したスラッジを浸漬形クーラントポンプにより効率良く吸引させること が可能となることにより、従来の処理装置と比較し、クーラントタンク底面に溜 まる切り屑などの量を著しく減少させることができる新規な切り屑を含むクーラ ントの処理装置を提供できる。 請求項2に係る切り屑を含むクーラントの処理装置では、従来の処理装置と比 較し、清浄度のきわめて高いクーラントを加工母機に供給することができる。 また、請求項1、請求項2、に係る切り屑を含むクーラントの処理装置によれ ば従来の処理装置と比較し、上記の効果の他、クーラントタンク内の清掃頻度の 減少、クーラントの腐敗防止、ランニングコストの低減、などの効果が考えられ 、反復使用する産業機械などのクーラントに関し、清浄度を維持し寿命を延長さ せることにより、産業機械などの性能を保持でき全体的に稼働費用の低減に寄与 できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の切り屑を含むクーラントの処理装置の
正面を示す説明図である。
【図2】本考案の切り屑を含むクーラントの処理装置の
平面図である。
【図3】従来の切り屑を含むクーラントの処理装置の平
面図である。
【図4】従来の切り屑を含むクーラントの処理装置の正
面図である。
【符号の説明】
11・・・チップコンベア装置 12・・・ダーテ
ィータンク 13・・・浸漬形クーラントポンプ 14・・・クーラ
ントポンプ 15・・・円形クーラントタンク 16・・・エンド
レスチェーンベルト 17・・・スクレーパー 18・・・チップ
コンベア水平部テール側 19・・・テール側スプロケット 20・・・傾斜立
ち上がり板 21・・・駆動側スプロケット 22・・・減速機
付きモーター 23・・・受け箱 24・・・とい 25・・・渦流 26・・・ケーシ
ング部 27・・・ポンプ吸い込み口 28・・・羽根車 29・・・ポンプ室 30・・・切り欠
き穴 31・・・吐出配管 32・・・T字接
続管 33・・・クーラント吐出ノズル 34・・・2次円
形クーラントタンク 35・・・2次浸漬形クーラント 36・・・2次渦流 ポンプ 37・・・2次クーラントポンプ 38・・・2次ポ
ンプ室 39・・・フィルタ 40・・・クリー
ンタンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マシニングセンタなど産業機械から排出さ
    れる切り屑を含むクーラントの処理装置において、 エンドレス回転帯に一定間隔でスクレーパーが取り付け
    られ、エンドレス回転帯の移動により、スクレーパー全
    面でクーラントタンクのクーラント中に沈降堆積してい
    る切り屑を掻き出すチップコンベア装置をダーティータ
    ンク内に備えた切り屑搬出手段と、 前記チップコンベア装置を備えたダーティータンク内の
    クーラントを前記ダーティータンクの側面から、浸漬形
    クーラントポンプを中央に設置した円筒形状の円形クー
    ラントタンクの側面接線方向に流入させ、その流入圧に
    より円筒形状とした円形クーラントタンク内のクーラン
    トに渦流を発生させる円形クーラントタンクと、 前記円形クーラントタンクの外周側面から、クーラント
    ポンプによりクーラントを吸引し圧送するクーラント供
    給手段とを備えたことを特徴とする、切り屑を含むクー
    ラントの処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1の、切り屑を含むクーラントの処
    理装置において、 前記円形クーラントタンクと、前記円形クーラントタン
    クの外周面のクーラントをクーラントポンプにより吸引
    し圧送するクーラント供給手段を、それぞれ2台以上具
    備することを特徴とする、切り屑を含むクーラントの処
    理装置。
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