JP3066800U - 航空機の浮力向上装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】航空機の主翼だけでなく、水平尾翼にも浮力を
与えて機体の浮力向上と安定化を図る。 【構成】従来の水平尾翼とほぼ同じ位置に、浮力板２と
上板４を二股状に僅かな角度をもって装備してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、航空機の飛行中に於けるその浮力を、より向上させ得る浮力向上装 置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一般的な航空機は、胴体に主翼を設けて機体の水平化を行い、且つ水平 尾翼によってその安定を図り飛行している。 また、主翼の補助翼と水平尾翼の補助翼の操作によって微調整を行いつつ水平 安定飛行が行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のように、一般的な航空機は胴体と主翼と水平尾翼を基本的な構造として なっている。 そして、その推進力はプロペラであり、浮力は主翼によって起こされる。即ち 、水平尾翼には殆ど浮力は起こらない。

【０００４】 そこで本考案は、従来かえりみられなかった水平尾翼にも相応の浮力が起こる よう構成してなるものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

従来の水平尾翼とほぼ同じ位置に、浮力板と上板を二股状に僅かな角度をもっ て装備させてなる。また、該浮力板には従来同様の水平補助翼が設けられている 。

【０００６】

【作用及び実施例】

上記構成をもって通常の水平飛行を行う時、主翼１に浮力が起こると同時に、 後部の浮力板２にも浮力が生じる。従って、主翼１が重心より前方位置に取り付 けてあって胴体３の尾部が重量で下がるようなことを防止できる。 また逆に、尾部が上がり過ぎないように上板４をもって阻止できる。

【０００７】 更に、水平補助翼５の操作を加えてコントロールすれば一層の水平安定飛行が 実施できる。 また、主翼１を胴体３の前方に位置させるほど浮力を増加できることと同時に 、後方にも浮力が生じることとなり、一段と機体の浮力を向上させることができ る。

【０００８】

【考案の効果】

主翼１に浮力が起こると同時に、後部の浮力板２にも浮力が生じるので、胴体 ３の尾部が重量で下がることを防止できると共に、上板４をもって尾部の上がり 過ぎを阻止できる。従って、浮力の向上と水平安定飛行が実施できる有益考案を 提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の原理を示す概略側面図。

【符号の説明】

１ 主翼 ２ 浮力板 ３ 胴体 ４ 上板 ５ 水平補助翼 ６ プロペラ ７ 垂直尾翼 ８ 車輪 ９ 主翼補助翼

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】従来の水平尾翼とほぼ同じ位置に、浮力板
   ２と上板４を二股状に僅かな角度をもって装備してなる
   航空機の浮力向上装置。