JP3066742U - ラインのからみ防止機能付きイヤホ―ンマスコット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種音楽再生プレーヤーに用いられるステレ
オ式イヤホーンやヘッドホーンのライン相互の絡まり合
いを防止すると共に使用者の趣味性を満足させる新しい
部材を提供する。 【構成】 各種キャラクターの外形を模した表部材１ａ
と裏部材１ｂとを組合わせることで両部材の間に２本以
上のイヤホーンライン３、３を挿通して取りまとめるこ
とができる挿通孔部５が形成され、しかも組合された両
部材が容易に離脱することがないようにストッパー部６
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯用のテーププレーヤーやＭＤプレーヤーなどで音楽等を聴取す る際に用いるステレオ式イヤホーン（ヘッドホーン）の複数のラインを適宜にま とめて相互の絡まり合いを防止すると共に、各種キャラクターの外形を利用する ことで使用者の趣味性をも満足せしめる新たな部材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ステレオ式イヤホーン（ヘッドホーン）を利用して携帯用テーププレーヤーや ＭＤプレーヤーから音楽等を聴取することは広く普及している。

【０００３】 該ステレオ式イヤホーン（ヘッドホーン）には相当な長さのラインが両方の耳 用とプレーヤー本体への接続用に複数本組み合わされており、これらの絡まり合 いを防止するための部材が予め用意して取付けられている場合もあるが、一般的 には絡み防止についての対処はあまりなされていない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、一般的なステレオ式イヤホーン（ヘッドホーン）には上記したように 相当な長さの複数本のラインが必須であり、これらのラインが絡まり合う場合は 多々あり、これを解きほぐすのは場合によっては相当な困難が伴い使用者に煩雑 な作業となっている。

【０００５】 また、予めからみ防止部材を取り付けてあるタイプのイヤホーン（ヘッドホー ン）であってもこれを任意に取り外したり取り替えることができるものは提案さ れておらず、それなりに高価なものとされているのに使用者の利便性、趣味性を 満たすような配慮はあまりなされていない。

【０００６】 更に、アクセサリー的な観点からすれば、携帯電話等のストラップやアンテナ にマスコット的キャラクター部材を取り付けたりすることは行われているが、イ ヤホーン（ヘッドホーン）のライン部分にこのようなアクセサリー的部材を取り 付けることは従来行われてこなかった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記したような従来技術によって充分に解消されていない課題に鑑 みて検討を重ねて草案されたものであって、簡易な構成でステレオ式イヤホーン （ヘッドホーン）のラインのからみを防止すると共に使用者の趣味性をも満足せ しめる新たな製品を提供するものであって以下の如くである。

【０００８】 （１） 各種キャラクターの外形を模した表部材と裏部材とを組合わせることで 両部材の間に２本以上のイヤホーンラインを挿通して取りまとめることができる 挿通孔部が形成され、しかも組合された両部材が容易に離脱することがないよう にストッパー部を設けていることを特徴とするラインのからみ防止機能付きイヤ ホーンマスコット。

【０００９】 （２） 表部材と裏部材とがヒンジ部によって接続されていることを特徴とする 前記（１）項に記載のラインのからみ防止機能付きイヤホーンマスコット。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案によるものの具体的な実施形態を添付する図面に示すものに従って説明 すると以下のとおりである。

【００１１】 図１は、本考案によるイヤホーンマスコット１によってライン３、３の絡みが 防止される関係を簡単に説明したものである。

【００１２】 すなわち、図１（ａ）は、本考案によるイヤホーンマスコット１をステレオ式 イヤホーン２に採用した場合の１例を示したもので、イヤホーン２はＭＤプレー ヤー４にライン３を介して接続され、該ライン３は聴取者の双方の耳に音楽等を 送るために二股に分けられている。本考案によるからみ防止機能付きイヤホーン マスコット１はこれらの都合３本に分かれたライン３、３、３の中の少なくとも ２本を束ねて管理することでライン３、３、３相互の絡み合いを防止するもので ある。

【００１３】 図１（ｂ）は、イヤホーンマスコット１の挿通孔５にライン３、３を挿通せし めた状態で該ライン３、３を束ねるためにイヤホーンマスコット１を矢印方向に 移動せしめた状態を示したものであり、このようにすればライン３、３は相互に 絡み合うことがなくなる。

【００１４】 図２は、本考案によるイヤホーンマスコット１の表部材１ａと裏部材１ｂがス トッパー部６によって相互に組合せられる関係を説明した図面である。

【００１５】 図２（ａ）は、表部材１ａと裏部材１ｂを組合わせた状態を示しており、両部 材が組合わされることでその間に挿通孔部５が形成され、そこにライン３、３を 挿通して束ねることでライン３、３同士の絡み合いを防止することは上記した通 りである。

【００１６】 図２（ｂ）は、表部材１ａと裏部材１ｂの組合せ関係を説明するもので、表部 材１ａの内部に形成されているストッパー突部６ａが裏部材１ｂの嵌め込み溝部 ７に嵌め込まれ、その後、組合わされた表部材１ａと裏部材１ｂを相対的に回転 させて位置決めすることでストッパー突部６ａは裏部材１ｂ内部に形成されてい る受入れ凹部６ｂに凹入されることで両部材１ａ、１ｂの係止関係は完成され、 図２（ａ）の状態が出来上がり、上記したようにイヤホーンマスコット１はライ ン３、３を挿通せしめながら自在に移動可能であり、ライン３、３同士を束ねて 保持することで相互の絡み合いを防止することとなる。

【００１７】 図３は、本考案のイヤホーンマスコット１として採用され得るキャラクターの 若干例を代表的に示したものであるが、表部材１ａと裏部材１ｂを組合わせてラ イン３の挿通孔５を形成し、ストッパー部材６により両部材１ａ、１ｂの係合関 係を実現するものであれば採用するキャラクターの形状により本考案が限定され るものではない。

【００１８】 また、両部材１ａ、１ｂの係合関係は、両者をヒンジ部を介して一体化するこ とでも実現可能であり、この場合にはストッパー部６はヒンジ部の対向側に設け て係合関係を維持する形式のものが採用されるべきである。

【００１９】 また、本考案では使用者の趣味性を満足せしめるべく各種キャラクターの外形を 採用したものであるから、複数の本考案品を同時に使用してファッション性を高 めることも可能であり、両部材１ａ、１ｂの係合関係を解消することで自在に取 外し可能であるから、絡み防止部材の装着されていない従前のステレオ式イヤホ ーンやヘッドホーンに対しても事後的に採用することが出来る。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したような本考案による場合には、簡易な構成で自在に取外し可能な ものでありながらステレオ式イヤホーンやヘッドホーンの複数のラインを束ねる ことで相互の絡み合いを防止し、同時に使用者の趣味性をも満足するものである から、工業的にその価値の高い考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるイヤホーンマスコットの利用状態
を説明した図面である。

【図２】本考案のイヤホーンマスコットを構成する両部
材の係合関係の１例を示した図面である。

【図３】本考案で採用され得るキャラクターの若干例を
示した図面である。

【符号の説明】

１ イヤホーンマスコット １ａ イヤホーンマスコット表部材 １ｂ イヤホーンマスコット裏部材 ２ ステレオ式イヤホーン ３ イヤホーンライン ４ ＭＤプレーヤー ５ 挿通孔 ６ ストッパー ６ａ ストッパー突部 ６ｂ 受入れ凹部 ７ 嵌め込み溝部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ 33/42 Ｚ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種キャラクターの外形を模した表部材
   と裏部材とを組合わせることで両部材の間に２本以上の
   イヤホーンラインを挿通して取りまとめることができる
   挿通孔部が形成され、しかも組合された両部材が容易に
   離脱することがないようにストッパー部を設けているこ
   とを特徴とするラインのからみ防止機能付きイヤホーン
   マスコット。
2. 【請求項２】 表部材と裏部材とがヒンジ部によって接
   続されていることを特徴とする請求項１に記載のライン
   のからみ防止機能付きイヤホーンマスコット。