JP3066483U - プレハブ式階段 - Google Patents

プレハブ式階段

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JP3066483U
JP3066483U JP1999006003U JP600399U JP3066483U JP 3066483 U JP3066483 U JP 3066483U JP 1999006003 U JP1999006003 U JP 1999006003U JP 600399 U JP600399 U JP 600399U JP 3066483 U JP3066483 U JP 3066483U
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frame
steps
fixed
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fixing
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JP1999006003U
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Inventor
良一 稲田
Original Assignee
新東化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステップの設置面が凹凸であっても、整地す
ることなくステップを確実に固定すると共に、繰り返し
ステップを踏んでもアンカボルルトの固定力が低下せ
ず、更に現地作業を少なくする。 【解決手段】 枠体6に複数のステップ1を固定する。
これによりし、設置面の凹凸に関係なく、枠体6を介し
てステップ1を固定することができ、かつ、現地での作
業を容易にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プレハブ階段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレハブ式階段は、例えば山間部における登山道とか、工事現場とかの斜面に 簡単に取り付けできる階段として使用される。従来のプレハブ式階段として、例 えば実公昭63−35072号公報に開示されたものがある。その概略を図7に 示して説明すると、各ステップ1をステップ連結釘2で連結しながら、鋼棒3に て、ステップ1を設置面4に直に固定するようにしている。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
上記従来例において、ステップ1を鋼棒にて直に設置面に固定するようにして いたので、次のような改良すべき課題がある。すなわち、設置面がコンクリ−ト 面のように平らな面であれば問題はないのであるが、設置面が自然の傾斜地であ る場合には、通常設置面が凹凸面になっている。このような凹凸面に各ステップ をステップ連結釘で連結して設置した場合に、各ステップの着地状態が一定では なく、時には地面から浮き上がったステップもあり、かつ、凹凸面にそって捻れ たりする。その結果、鋼棒の固定力が十分でない部分があり、また、捻れた状態 のステップを繰り返し踏むことにより、鋼棒の固定力が低下するという課題があ る。
【0004】 また、このような課題をなくすために予め整地すればよいのであるが、その整 地に多くの労力がかかり、納期や価格の点で課題があり、また小さな凹凸であれ ばそれほど問題はないのであるが、大きな凹凸(例えば谷など)の場合には大が かりな整地工事となり、さらに納期や価格の点で改良すべき課題がある。
【0005】 また、ステップを直に設置面に固定する場合には、ステップを現地に搬入し、 ステップ連結釘で連結しながら鋼棒で固定することになるので、作業環境が悪い 場所で作業をしなければならず、作業能率の点で課題がある。また、各ステップ を設置面に固定する場合に、一つ一つのステップを鋼棒で固定しなければならな いので、鋼棒の数が多くなり、それだけ現場での作業工数が多くなって、納期や 価格の点で改良すべき課題がある。
【0006】 本考案はステップの設置面が凹凸であっても、整地することなくステップを確 実に固定すると共に、繰り返しステップを踏んでも鋼棒の固定力が低下せず、更 に現地作業を少なくしたプレハブ式階段を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、各請求項の記載から把握される手段によって、課題がどのように解決さ れるかについて説明する。まず、請求項1の記載から把握される手段において、 枠体に複数のステップを固定することにより、設置面の凹凸に関係なく、枠体を 介してステップを固定することができ、かつ、現地での作業を容易にすることが できる。
【0008】 次に、請求項2の記載から把握される手段において、各ステップをステップ連 結釘で連結することにより、互いのステップの切り離しを可能にして、現地寸法 への対応に応じたステップの数選択が容易であり、この連結したステップを枠体 に固定することにより、設置面の凹凸に関係なく、枠体を介してステップを固定 することができ、かつ、現地での作業を容易にすることができる。
【0009】 次に、請求項3の記載から把握される手段において、各ステップをステップ連 結釘で連結し、この連結部を枠体固定釘にて枠体に固定することにより、ステッ プ同士およびステップと枠体との切り離しが可能になり、現地寸法への対応に応 じたステップの数選択が容易であり、かつ、ステップの連結部を枠体に固定釘で 固定するので、実質的にステップの両端を枠体に固定することができる。そして 、設置面の凹凸に関係なく、枠体を介してステップを固定することができ、かつ 、現地での作業を容易にすることができる。
【0010】 次に、請求項4の記載から把握される手段において、枠体固定釘の打ち込み角 度αを90度以下にすることにより、ステップが繰り返し踏まれても、枠体固定 釘の抜けを防止することができる。
【0011】 次に、請求項5の記載から把握される手段において、枠体を設置面にアンカボ ルトで固定することにより、アンカボルトの数を少なくすることができ、更に凹 凸面に対して、枠体を固定するのに最適な位置にアンカボルトを打ち込むことが できる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について説明する。先ず、請求項1、2および3の 記載から把握される本考案の実施の形態は、図6に示すように、各ステップ1を ステップ連結釘2で連結し、この連結部を枠体固定釘5にて枠体6に固定する。
【0013】 次に、請求項4の記載から把握される実施の形態は、図6に示すように、枠体 固定釘5の打ち込み角度αを90度以下にする。
【0014】 次に、請求項5の記載から把握される実施の形態は、図2に示すように、枠体 6を設置面4の設置表面GLにアンカ杭9で固定する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。図6において、ステップ1はステッ プ連結釘2にて互いに連結され、この連結部を枠体固定釘5にて枠体6に固定す る。したがって、各ステップ1は、ステップ連結釘2と枠体固定釘5によって、 実質的にステップ1の両端が枠体6に固定されることになる。また、枠体固定釘 5の打ち込み角度αは90度以下になっている。
【0016】 すなわち、ステップ1を登り降りする時の体重F1に対して、ステップ1と枠体 6との間の接点Pには、分力としてF2、F3の力が発生することになり、枠体固定 釘5にこの分力に相当する力がかかることになる。そして、角度αを90度以下 にすることにより、枠体固定釘5が抜けないようにして、その力を受けるように している。また、各ステップ1はステップ連結釘2にて一体になっており、この 連結部を枠体固定釘5で枠体6に固定しているので、枠体固定釘5にかかる力は 、枠体固定釘5の全数をN本とすると1/Nになって小さな力となり、その固定 力は十分である。
【0017】 枠体6は、図2の平面を示す図3において、二本平行に設けた部材をステップ 1で連結したものである。本実施例では、二本の部材を平行に設けているが、ス テップ1の幅が広い場合や、設置面が例えば谷などで、枠体6を掛け渡す距離が 長い場合には、枠体6の強度を持たせるために、例えば三本の部材を平行に設け 、これをステップで繋ぐようにする。また、枠体6として、図4に示すように部 材を四辺形にしたもの、図5に示すように、部材を梯子状にしたもの、あるいは 4本以上の部材を平行に設けてステップを繋ぐようにしても良い。
【0018】 次に、作用について説明する。図1および図2において、枠体6の長さL1を定 尺物とする。各ステップ1をステップ連結釘2で連結し、枠体固定釘5でステッ プ1を枠体6に固定するようにしているので、現場合わせにて枠体6の繋ぎ部分 にステップ1aのように取り付けることができ、ステップ1の数を任意に選択する ことができる。また、枠体6に予め工場等の作業しやすい場所で、ステップ1を 取り付け、現場ではステップ1aを取り付けるようにすることができ、現場での作 業を少なくすることができる。
【0019】 図1に示すように、設置面がコンクリ−ト設置面8である場合には、枠体6を アンカボルト7で固定する。このように、枠体6をアンカボルト7で固定するこ とにより、アンカボルト7の数を少なくすることができ、現場での作業性を向上 することができる。また、図2に示すように、設置面4が自然の傾斜地である場 合には、設置表面GLが凹凸になっている。しかしながら、枠体6をこの凹凸面 に掛け渡すようにしてアンカ杭9にて固定することができるので、整地をするこ となく、枠体6を固定することができる。また、アンカ杭固定釘10により、アン カ杭9を枠体6の側面に固定するようにすれば、設置表面GLの凹凸面に応じて 、任意の位置にアンカ杭9を打ち込むことができ、枠体6を設置面4に確実に固 定することができる。
【0020】 このように、枠体6を設置面4に固定することにより、ステップ1を登り降り する体重を枠体6で受けることができ、設置面4にかかる単位面積当たりの荷重 を少なくし、未整地の地面でも崩れることはなく、アンカ杭9の固定力の低下は 起こらない。また、ステップ1の捻れも少なくなるので、ステップ連結釘2およ び枠体固定釘5の緩みも起こらない。
【0021】
【考案の効果】
請求項1の記載に基づいて、考案の詳細な説明から把握される本考案によれば 、枠体に複数のステップを固定し、設置面の凹凸に関係なく、枠体を介してステ ップを固定することができ、かつ、現地での作業を容易にすることができるので 、納期も短縮することができ、安価なものにすることができる。
【0022】 次に、請求項2の記載に基づいて、考案の詳細な説明から把握される本考案に よれば、各ステップをステップ連結釘で連結し、互いのステップの切り離しを可 能にして、現地寸法への対応に応じたステップの数選択を容易にし、この連結し たステップを枠体に固定することにより、設置面の凹凸に関係なく、枠体を介し てステップを固定することができ、かつ、現地での作業を容易にすることができ るので、納期を短縮することができ、安価なものにすることができる。
【0023】 次に、請求項3の記載に基づいて、考案の詳細な説明から把握される本考案に よれば、各ステップをステップ連結釘で連結し、この連結部を枠体固定釘にて枠 体に固定し、ステップ同士およびステップと枠体との切り離しを可能にして、現 地寸法への対応に応じたステップの数選択を容易にし、かつ、ステップの連結部 を枠体に固定釘で固定し、実質的にステップの両端を枠体に固定し、そして設置 面の凹凸に関係なく、枠体を介してステップを固定することができ、かつ、現地 での作業を容易にすることができるので、納期を短縮し安価なものにすることが できる。
【0024】 次に、請求項4の記載に基づいて、考案の詳細な説明から把握される本考案に よれば、更に枠体固定釘の打ち込み角度αを90度以下にして、ステップが繰り 返し踏まれても、枠体固定釘の抜けを防止することができるので、安定した状態 でステップを斜面に取り付けることができる。
【0025】 次に、請求項5の記載に基づいて、考案の詳細な説明から把握される本考案に よれば、枠体を設置面にアンカボルトで固定し、アンカボルトの数を少なくする と共に、更に凹凸面に対して、枠体を固定するのに最適な位置にアンカボルトを 打ち込むことができるので、現場での作業を容易にし、納期の短縮と安価なもの にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であり、コンクリ−ト設置面
に設置した状態を示す側面図である。
【図2】本考案の一実施例であり、凹凸面に設置した状
態を示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1および図2における枠体の他の実施例を示
す平面図である。
【図5】図1および図2における枠体の更に他の実施例
を示す平面図である。
【図6】図1および図2におけるステップと枠体との間
の取り付け部を拡大して示した図である。
【図7】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 ステップ 2 ステップ連結釘 3 鋼棒 4 設置面 5 枠体固定釘 6 枠体 7 アンカボルト 8 コンクリ−ト設置面 9 アンカ杭 10 アンカ杭固定釘

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に複数のステップを固定したことを
    特徴とするプレハブ式階段。
  2. 【請求項2】 各ステップをステップ連結釘で連結し、
    この連結したステップを枠体に固定したことを特徴とす
    るプレハブ式階段。
  3. 【請求項3】 各ステップをステップ連結釘で連結し、
    この連結部を枠体固定釘にて枠体に固定したことを特徴
    とするプレハブ式階段。
  4. 【請求項4】 枠体固定釘の打ち込み角度αを90度以
    下にしたことを特徴とする請求項3に記載のプレハブ式
    階段。
  5. 【請求項5】 枠体を設置面にアンカボルトで固定する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4にそれぞれ記載
    のプレハブ式階段。
JP1999006003U 1999-08-09 1999-08-09 プレハブ式階段 Expired - Lifetime JP3066483U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3159269U (ja) * 2010-02-23 2010-05-13 新東化成株式会社 プレハブ式階段
JP2014218884A (ja) * 2013-11-06 2014-11-20 株式会社西宮産業 プレハブ式階段

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3159269U (ja) * 2010-02-23 2010-05-13 新東化成株式会社 プレハブ式階段
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