JP3066375B1 - 部品洗浄機におけるバスケット回転駆動装置 - Google Patents

部品洗浄機におけるバスケット回転駆動装置

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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】比較的構造が簡単で回転駆動力の確実な伝達が
可能な機械の提供。 【解決手段】バスケット2に回転力を付与する回転付与
ローラ30を所定間隔をあけて配置し、回転付与ローラ
30の間隔をバスケット2の外形直径より狭く形成し、
回転付与ローラ30に駆動スプロケット32を固定し、
駆動スプロケット32と回転付与モータ33との間に主
動チェーン34を介在させて全ての回転付与ローラ30
を一斉回転可能にし、主動チェーン34の張力を調整す
る張力調整手段を設けたバスケット回転駆動装置であ
り、一本の長いチェーンを配置すればよいので、調整が
短時間に且つ簡単に行える。また、バスケットの大きさ
が変わっても、回転ユニットの回転付与ローラ間のピッ
チの変更がチェーンを交換する必要なく容易にでき、回
転駆動装置の変更対応が迅速になるとともに洗浄機全体
が小さくできる。更に、チェーンの張力は常時一定にな
ので、使用中にチェーンとスプロケットとの噛み合いが
飛ぶといったこともなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ、リベット、
ボルトあるいはワッシャ等の部品の製造時に付着した金
属粉及び油脂類を洗浄除去する洗浄機において、特に貯
留された部品を洗浄液で有効に洗浄するために、部品を
所定量宛貯留しているバスケットを回転させるバスケッ
ト回転駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこれら部品の製造においては、
製造時に発生した金属粉や油脂類を除去するのに各種の
洗浄機が使用されている。このような洗浄作業はこれら
小物部品に熱処理を施したり、鍍金等の表面処理を施す
場合に欠かすことができず、部品に金属粉や油脂等が付
着していると、熱処理や鍍金等の表面処理において不良
品が発生するので、製品としての仕上げにおいては必須
の工程となっている。このため、現在一般的な洗浄装置
としては、図6に示すようなものが使用されている。こ
れは、あらかじめ設定された濃度の洗浄液を部品を所定
量貯留しているバスケット102に対して洗浄液を吹き
付けながら回転させることでバスケット102内の部品
を洗浄するようになっている。
【0003】このように、バスケット102を回転させ
るためにはこれらバスケット102に回転を伝達する回
転付与ローラ130を所定間隔をあけて配置し、これら
にスプロケット132、132をニ個一体固定して一組
とし、回転可能に支持している。そして、この一組の回
転付与ローラ130とスプロケット132が二組で一つ
のバスケット102を回転するように一つの回転付与ユ
ニットを構成している。この一つの回転ユニットは互い
のスプロケット132が第1チェーン134で同速回転
可能に連結してあり、これら回転ユニット間はこの間に
配置された第2チェーン135で連結されている。この
一つの回転ユニットは回転付与モータ(図示せず)にチ
ェーン連結されて第1、第2チェーン134、135を
介して全ての回転付与ユニットが回転駆動されてバスケ
ット102を回転するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな洗浄機におけるバスケット回転駆動装置はその回転
付与ユニットの数に応じて第1、第2チェーンを多数使
用しなければならず、そのため、夫々のチェーンの張力
調整が必要になるとともにこの調整に時間と労力がかか
っていた。また、部品を貯留しているバスケットの大き
さが変わると、回転ユニットの回転付与ローラ間のピッ
チも変わるが、これを変更しようとすると第1、第2チ
ェーンを交換する必要があり、バスケットの変更に対す
る回転駆動装置の迅速な変更ができないとともに洗浄機
全体が大きくなっている等の課題を生じている。
【0005】本発明の目的は、このような課題を解消す
るとともに比較的構造が簡単でバスケットの回転駆動力
の確実な伝達を可能に且つ比較的省スペースな機械を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、部品を
所定量貯留するバスケット2を整列供給し、所定時間経
過毎に間欠水平移送してバスケット2内の部品の洗浄を
行う部品洗浄機において、作業位置にこの位置に供給さ
れたバスケット2に回転力を付与する回転付与ローラ3
0を複数個所定間隔をあけて配置し、互いに隣り合うそ
の回転付与ローラ30の間隔をバスケット2の外形直径
より狭く形成し、この回転付与ローラ30夫々に駆動ス
プロケット32を一体回転可能に固定し、この駆動スプ
ロケット32と回転付与モータ33との間に一本の主動
チェーン34を介在させて全ての回転付与ローラ30を
一斉回転可能に構成し、しかも、この主動チェーン34
の張力を所定張力に調整する張力調整手段を設け、この
張力調整手段は主動チェーン34に噛み合うテンション
スプロケット36を回転自在に支持する支持部材37を
主動チェーン34の撓み方向にスプリング38で弾力付
勢して構成されたバスケット回転駆動装置を提供するこ
とにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図5に基づき説明する。図3及び図4において、1
は部品洗浄ユニットラインを配置したフレームであり、
このフレーム1の上部にはフレーム1の長手方向に沿い
水平方向に作業サイクル毎に前後移動自在な送り竿10
が設けられている。この送り竿10は所定角度だけ正逆
回転するよう構成してあり、送り竿10には図5に示す
ようにL型形状のレバー11が所定間隔を設けて複数本
固定されている。この送り竿10はフレーム1の長手方
向に沿い配置された二本のガイドレール12に沿い移動
するようになっており、このガイドレール12により送
り竿10の回転及び逆転時に生じる送り竿10の振れが
阻止されている。この送り竿10のレバー11の間隔は
部品(図示せず)が投入貯留される有底円筒メッシュ形
状のバスケット2がはまる間隔になっており、図4に示
すように、フレーム1の一方に設けられた搬入路4から
搬入されるバスケット2を1ピッチ宛移送するようにな
っている。このバスケット2は作業サイクル毎に1ピッ
チ宛順次移送されるようになっており、全ての作業が終
了すると、フレーム1の他方の端から排出路5に排出さ
れる構成になっている。
【0008】前記搬入路4の端部には図3に示すよう
に、待機部Aが設けてあり、洗浄作業開始前のバスケッ
ト2はここで待機するようになっている。この待機部A
に続いて、前方には第1洗浄エリアB1が配置してあ
り、この第1洗浄エリアB1に続いて、液切りエリア
C、第2洗浄エリアB2、液切りエリアC、第3洗浄エ
リアB3、液切りエリアC、すすぎエリアD、液切りエ
リアC及び乾燥エリアEの順に配置されて洗浄ユニット
ラインが構成されており、この後に排出路5が接続され
ている。この第1洗浄エリアB1、第2洗浄エリアB
2、第3洗浄エリアB3は複数のバスケット2内の部品
を順次繰り返し所定時間の間、間欠移送されながら洗浄
されるようになっており、すすぎエリアDにおいては前
工程としての第1、第2、第3洗浄エリアB1、B2、
B3で洗浄された部品に付着している洗浄液を洗い落と
すすすぎ液を吹き付けるようになっている。また、これ
ら第1洗浄、第2洗浄、第3洗浄、すすぎ、乾燥の各エ
リアの間には各エリアにおいて付着した洗浄液及びすす
ぎ液を振り切る液切りエリアCが配置されている。
【0009】これら洗浄、すすぎ、乾燥の各エリアでの
作業は斜め下方に位置する作業位置において夫々行われ
る構成であり、図5に示すように、前記間欠移送手段で
ある送り竿10の1ピッチの移送位置に夫々設けられて
いる昇降エレベータ20で下方に供給されるようになっ
ている。この昇降エレベータ20は所定移送1ピッチの
位置における夫々の作業位置において同時に昇降移動す
るように連結部材21で互いに連結してあり、これら昇
降エレーベータ20はフレーム1に固定された昇降駆動
モータ22に伝達チェーン23及び伝達スプロケット2
4を介して連結され、駆動チェーン25で昇降動可能と
なっている。この昇降エレベータ20はエレベータガイ
ド26でその昇降が案内されている。また、この昇降エ
レベータ20には前記バスケット2を支える断面コ字形
状のストッパ27が固定してあり、これによりバスケッ
ト2は昇降移動中支持されている。
【0010】更に、昇降エレベータ20の下限位置に
は、夫々前記バスケット2の回転支持部3に接触支持し
てバスケット2に一定の回転を与える回転付与ローラ3
0が常時回転可能に支持してあり、これら互いに隣り合
うその回転付与ローラ30の間隔はバスケット2の外形
直径より狭く形成されている。これら全ての回転付与ロ
ーラ30は図1及び図2に示すように、この回転付与ロ
ーラ30が固定されて回転自在に支持されている回転軸
31に固定された駆動スプロケット32を介して前記フ
レーム1に固定されている一つの回転付与モータ33で
循環駆動される一本の主動チェーン34により回転駆動
されるようになっている。この主動チェーン34は互い
に隣接する回転付与ローラ30の間に配置された中間ス
プロケット35により主動チェーン34と前記駆動スプ
ロケット32が確実に噛み合うよう張力が調整されてお
り、更に、循環駆動される前記主動チェーン34にはテ
ンションスプロケット36が噛み合っており、このテン
ションスプロケット36は支持部材37で回転自在に支
持されている。この支持部材37は前記主動チェーン3
4の撓み方向にスプリング38で弾力付勢してその張力
が常時一定となるように調整してあり、これらテンショ
ンスプロケット36、支持部材37及びスプリング38
は張力調整手段を構成している。このように構成された
回転駆動機構により、全てのバスケット2は昇降エレベ
ータ20が下限位置に達すると、回転付与ローラ30で
一斉に所定時間の間、回転するようになっている。
【0011】一方、前記第1、第2、第3洗浄エリアB
1、B2、B3の作業位置の上方には図5に示すよう
に、所定濃度の洗浄液をバスケット2内の部品に吹き付
けるシャワーノズル6がこれらエリア内におけるバスケ
ット2の数に相当する本数を夫々のエリアの対応位置に
取り付けてあり、すすぎエリアDの作業位置の上方には
すすぎ液をバスケット2内の部品に吹き付けるシャワー
ノズル(図示せず)がこのエリア内におけるバスケット
2の数に相当する本数を夫々の対応位置に取り付けられ
ている。また、乾燥エリアEの作業位置の上方にはバス
ケット2内の部品の表面に付着している液を乾燥除去す
るための熱風をこのエリア内のバスケット2内に夫々吹
き付ける熱風ノズル(図示せず)が前記シャワーノズル
6と同様に配置されている。
【0012】更に、図3に示すように、これら各エリア
の下方には夫々のエリアにおける使用済みの洗浄液及び
すすぎ液を回収貯留する洗浄液貯蔵タンク40及びすす
ぎ液貯蔵タンク41が設けてあり、一方、図4及び図5
に示すように、フレーム1の後方上部には前記洗浄液貯
蔵タンク40内に回収された回収洗浄液の油脂等の不純
物を分離除去して再び洗浄液として再利用可能にする分
離タンク42が載置されている。この分離タンク42の
下方にはこれに沈殿する金属粉等の不純物を回収する廃
液タンク43が配置されている。
【0013】このように構成された部品自動洗浄機にお
いて、図3及び図4に示すように、部品が貯留されてい
るバスケット2が搬入路4から待機部Aに搬入されてく
ると、移送手段の送り竿10が回転し、レバー11がこ
のバスケット2を係止する。この後、送り竿10が1ピ
ッチだけ前進し、バスケット2は第1洗浄エリアB1に
移送され、送り竿10は逆転し元へ戻り、待機状態にな
る。一方、移送されたバスケット2は続いて図5に示す
ように、昇降エレベータ20に乗り移り、昇降エレベー
タ20のストッパ27で支えられて斜め下方の作業位置
まで運ばれ、バスケット2は常時回転している回転付与
ローラ30にバスケット2の周囲に固定されている回転
支持部3が支持されて回転される。このバスケット2の
回転があらかじめ設定された所定時間の間行われ、同時
に上方のシャワーノズル6から洗浄液がバスケット2内
に吹き付けられるので、部品に付着している油脂及び金
属粉等の付着物は洗い落とされる。この作業は通常は1
分間行われるが、作業状況によって時間を変更可能であ
る。そして、この後、昇降エレベータ20が上昇し、バ
スケット2は上方の移送位置に達して再び送り竿10が
回転して係止され、送り竿10が1ピッチだけ前進して
前方へ移送される。この時、同時に部品を投入貯留して
待機部Aにある次のバスケット2が送り竿10で待機部
Aから第1洗浄エリアB1に移送されて再び昇降エレベ
ータ20で作業位置に供給される。この第1洗浄エリア
B1では1つのバスケット2に対して数回洗浄作業が繰
り返される。
【0014】このようにして第1洗浄エリアB1で洗浄
が繰り返された部品を貯留しているバスケット2は図3
及び図4に示すように、次に送り竿10で最初の液切り
エリアCに移り、その後、バスケット2は昇降エレベー
タ20で作業位置まで下降し、作業位置で所定時間だけ
回転して液が振り落とされる。そして、この液切りされ
たバスケット2は昇降エレベータ20で上昇し、送り竿
10が作動してバスケット2の移送が行われ、液切りさ
れたバスケット2は次の第2洗浄エリアB2に移送され
る。このエリアB2内においても同様にバスケット2は
作業位置まで昇降エレベータ20で供給されて洗浄作業
が数回繰り返される。この第2洗浄エリアB2における
洗浄液は第1洗浄エリアB1での洗浄液より不純物の少
ない洗浄液であり、所謂、第1洗浄エリアB1での荒洗
浄に対して中間洗浄となっている。この第2洗浄エリア
B2での洗浄作業が終了したバスケット2は次に液切り
エリアCに移送され、昇降エレベータ20で作業位置に
達し、バスケット2が回転して部品に付着している液は
振り落とされる。
【0015】続いて、このバスケット2が昇降エレベー
タ20により上昇すると、再び全てのバスケット2は一
斉に送り竿10で前方に移送される。これにより、バス
ケット2は1ピッチ宛移動し、前記液切りされたバスケ
ット2は第3洗浄エリアB3において洗浄作業が繰り返
される。この第3エリアB3における洗浄液は第2洗浄
エリアB2での洗浄液より更に不純物の少ない洗浄液で
あり、所謂、第2洗浄エリアB2での中間洗浄に対して
仕上げ洗浄となっている。この第3洗浄エリアB3での
洗浄作業が終了したバスケット2は再度液切りエリアC
に移送され、昇降エレベータ20で作業位置に達し、バ
スケット2は回転されて部品に付着している液は振り落
とされる。
【0016】このようにして全ての洗浄作業が終了した
バスケット2は続いて、すすぎエリアDに移送され洗浄
作業と同様に昇降エレベータ20で作業位置まで運ばれ
てバスケット2は回転付与ローラ30に支持され回転す
る。これと同時にシャワーノズルからすすぎ液が噴き出
して洗浄された部品にすすぎ作業が行われる。これが終
了すると、再度液切りエリアCにこのバスケット2が昇
降エレベータ20で上昇され、送り竿10で移送されて
後、昇降エレベータ20で作業位置まで下降してバスケ
ット2は回転付与ローラ30で回転されてすすぎ液が振
り落とされる。そして、再び昇降エレベータ20でバス
ケット2は上昇し、送り竿10で1ピッチ移送されて乾
燥エリアEへバスケット2が移送される。この乾燥エリ
アEにおいてバスケット2は回転及び昇降移動を繰り返
して前方へ移送され、夫々の作業位置で熱風が吹き付け
られているので、バスケット2内の部品は乾燥されて排
出路5からバスケット2が排出される。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施の形態から明
らかなように、部品を貯留するバスケット2を整列供給
し、所定時間経過毎に間欠水平移送して部品の洗浄を行
う部品洗浄機において、作業位置にここに供給されたバ
スケット2に回転力を付与する回転付与ローラ30を複
数個所定間隔をあけて配置し、回転付与ローラ30の間
隔をバスケット2の外形直径より狭く形成し、回転付与
ローラ30夫々に駆動スプロケット32を一体回転可能
に固定し、駆動スプロケット32と回転付与モータ33
との間に一本の主動チェーン34を介在させて全ての回
転付与ローラ30を一斉回転可能に構成し、しかも、主
動チェーン34の張力を所定張力に調整する張力調整手
段を設け、この張力調整手段は主動チェーン34に噛み
合うテンションスプロケット36を回転自在に支持する
支持部材37を主動チェーン34の撓み方向にスプリン
グ38で弾力付勢されたバスケット回転駆動装置であ
る。
【0018】このため、このような洗浄機におけるバス
ケット回転駆動装置において、従来のように、その回転
付与ユニットの数に応じて二種類のチェーンを多数使用
する必要がなく、一本の長いチェーンを配置すればよい
ので、夫々のチェーンの張力調整が不要になるとともに
この調整が短時間に且つ簡単に行える。また、部品を貯
留しているバスケットの大きさが変わっても、回転ユニ
ットの回転付与ローラ間のピッチの変更がチェーンを交
換する必要なく容易にでき、バスケットの変更に対する
回転駆動装置の変更対応が迅速になるとともに洗浄機全
体が小さくできる。更に、チェーンの張力は常時一定に
なっているので、長時間の使用によりチェーンが伸びて
も、弛むことなく張力は一定になるので、使用中にチェ
ーンとスプロケットとの噛み合いが飛ぶといったことも
なくなる等の特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動装置を示す平面図である。
【図2】図1の要部概略正面図である。
【図3】部品洗浄ユニットラインの概略を示す全体正面
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】バスケット回転駆動状態を示す拡大断側面図で
ある。
【図6】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 バスケット 3 回転支持部 4 搬入路 5 排出路 6 シャワーノズル 10 送り竿 11 レバー 12 ガイドレール 20 昇降エレベータ 21 連結部材 22 昇降駆動モータ 23 伝達チェーン 24 伝達スプロケット 25 駆動チェーン 26 エレベータガイド 27 ストッパ 30 回転付与ローラ 31 回転軸 32 駆動スプロケット 33 回転付与モータ 34 主動チェーン 35 中間スプロケット 36 テンションスプロケット 37 支持部材 38 スプリング 40 洗浄液貯蔵タンク 41 すすぎ液貯蔵タンク 42 分離タンク 43 廃液タンク A 待機部 B1 第1洗浄エリア B2 第2洗浄エリア B3 第3洗浄エリア C 液切りエリア D すすぎエリア E 乾燥エリア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を所定量貯留するバスケット2を整
    列供給し、所定時間経過毎に間欠水平移送してバスケッ
    ト2内の部品の洗浄を行う部品洗浄機において、 作業位置にこの位置に供給されたバスケット2に回転力
    を付与する回転付与ローラ30を複数個所定間隔をあけ
    て配置し、この回転付与ローラ30夫々に駆動スプロケ
    ット32を一体回転可能に固定し、この駆動スプロケッ
    ト32と回転付与モータ33との間に一本の主動チェー
    ン34を介在させて全ての回転付与ローラ30を一斉回
    転可能に構成し、しかも、主動チェーン34の張力を所
    定張力に調整する張力調整手段を設けたことを特徴とす
    るバスケット回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 回転付与ローラは互いに隣り合うこれら
    のその間隔がバスケット2の外形直径より狭く形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のバスケット回
    転駆動装置。
  3. 【請求項3】 張力調整手段は主動チェーン34に噛み
    合うテンションスプロケット36を回転自在に支持する
    支持部材37を主動チェーン34の撓み方向にスプリン
    グ38で弾力付勢して構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のバスケット回転駆動装置。
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