JP3065849B2 - 養殖生簀 - Google Patents

養殖生簀

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JP3065849B2 JP5092610A JP9261093A JP3065849B2 JP 3065849 B2 JP3065849 B2 JP 3065849B2 JP 5092610 A JP5092610 A JP 5092610A JP 9261093 A JP9261093 A JP 9261093A JP 3065849 B2 JP3065849 B2 JP 3065849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚類の飼育、育成に使
用する養殖生簀に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種養殖生簀にあっては、図5
に示す構造のものが広く使用されている。図中1は四角
形に組み立てられた木製或いは鉄製のフレーム、2はこ
のフレーム1に固定されたフロート、3はフレーム1に
その上端が固定された魚網又は金網よりなる網で、海水
中に垂下、かつ張りわたされ、上方のみ開放され、側面
及び底面をおおっている。4,4─は網3の側面下端に
取りつけられた複数の沈子である。網3で囲まれた海水
領域に養殖魚が放たれ、飼育される。網3で囲まれた海
水領域は、網3外の領域と連続しており、海水は網3内
外を交流している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構造の生簀は、海
水表面は、四季に応じて水温の変化が大きいという問題
がある。すなわち、変温動物である魚類では、水温の変
化がその成長に大きな影響を及ぼし、一般に水温が高す
ぎても低すぎても餌を食べず、成長が遅れるのである。
魚の成長に最適な水温は、一般に約15〜25℃であ
る。海水面領域の水温は夏期には約30℃まで上昇し、
冬期には約10℃にまで低下する。特に水温が約30℃
を越えると、罹病率が高くなり、生産効率が悪化する。
【0004】また従来構造の生簀では、養殖魚を捕獲す
る場合、生簀内で網ですくって取り出すのが通常である
が、かかる方法では魚は逃げ回り、生簀内は大混乱に陥
り、魚に与えるストレスは相当なものとなる。かかる捕
獲作業を頻繁に行うと魚は衰弱し、傷つき、最悪の場合
死に至らしめる場合もある。
【0005】養殖魚は、成魚に達するまでに赤潮等によ
る海水汚染、台風等による災害或いは病気、ストレスの
蓄積等により、かなりの数死亡するが前述の如き従来構
造の生簀では、上記死亡原因に対し、十分な対策を施す
ことができず、生産性を低下させ、したがってコストを
上昇させ養殖経営を厳しいものにしているのが現状であ
る。
【0006】本発明は、このような諸問題を解決するた
めになされたものであり、自然環境を保護しつつ、かつ
養殖魚にストレスを与えることなく魚を捕獲回収するこ
とができる養殖生簀を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る養殖生簀
は、海水が満たされ養殖魚が放たれる海水領域及び該海
水領域の上方に空気層を形成してなる軟質可撓性樹脂製
の密閉中空殻体と、該殻体へ海水を供給又は排出する海
水制御手段と、上記殻体内の上記空気層の空気量及び空
気圧を調整するとともに上記海水領域の海水に酸素を供
給する空気制御手段と、上記殻体内に餌を供給する給餌
手段と、上記殻体の適所に一端が連結された魚回収パイ
プ及び該パイプの他端側に配置された収容網よりなる魚
捕獲手段とを具備してなり、上記海水制御手段又は上記
空気制御手段により海水又は空気を上記殻体内へ導入し
て上記殻体内圧を上昇させることにより、上記パイプを
介して上記殻体内海水を外部へ放出させ、該海水放出に
より養殖魚を上記収容網へ捕獲するものである。
【0008】
【作用】海水領域及び空気層を有する殻体内は、外界と
遮断された環境を有する。殻体内には、海水制御手段に
て海水が、空気制御手段にて酵素が供給される。また給
餌手段にて、殻体内に餌が供給される。空気層の空気圧
は空気制御手段にて制御され、通常外気の大気圧と略等
しいか、これより僅か大きく設定される。これにより、
殻体には膨張力が与えられ、殻体は所定形を維持する。
殻体は軟質可撓性樹脂材料にて構成されるから、波浪等
により海水が揺れ動く場合には、殻体はこれに伴って揺
動或いは変形し、外部から受ける力を吸収緩和する。こ
の揺動、変形の際殻体に付着した海藻、貝殻などを脱落
させる作用がなされる。
【0009】海水制御手段を介して殻体内に海水が供給
され、又は空気制御手段により殻体内に空気が導入され
ると殻体内圧は上昇する。これにより魚回収パイプを介
して内部海水は外部へ放出される。このとき養殖魚は、
この水流にのって運ばれ、収容網内へ捕獲される。魚の
捕獲は、他の魚には全く気付かれず、他の魚に混乱を生
じることはない。
【0010】図1及び図2において、10は軟質可撓性
樹脂よりなる密閉構造とされた例えば球形の中空殻体
(以下球殻体という)、11はこの球殻体10の赤道付
近に固定された梯子状円形の鉄製又は硬質樹脂製フレー
ムである。球殻体10の直径は、約10m、厚さは約1
〜3mmであり、軟質可撓性を有することから、水圧を
受けて或いは波浪により多少変形しながら揺動する。フ
レーム11は、球殻体10の補強及び球形維持作用をな
す。軟質可撓性樹脂材料としては、例えば織布で補強し
たウレタン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂
等が使用でき、この材料は着色する等して遮光性とされ
るのが望ましい。通常マダイ等の魚は水深約50m付近
に棲息しており、この領域には日光は届かない。このよ
うな魚を海面下数mの領域で養殖すると所謂日焼けをお
こし、魚の色合いが天然魚と異なったものになるからで
ある。
【0011】球殻体10には、海水が満たされ、海水領
域12と、その上方に空気層13が形成される。海水領
域12養殖魚14,14─が放たれ、飼育される。1
5,15─は、フレーム11に紐16を介して連結され
たフロートで、球殻体10に一定の浮力を与えるもので
ある。18a,18a─はフレーム11に鎖17を介し
て連結された固定シンカーで、球殻体10を所定海域に
固定しておくものである。18b,18b─は、鎖17
の途中に連結された中間シンカーで、球殻体10に沈降
力を与えるものである。球殻体10には、フロート1
5,15─による一定の浮力と、球殻体10内の空気層
13による浮力が与えられ、一方中間シンカー18b,
18b─と球殻体10自身の重量により沈降力が与えら
れる。それ故空気層13の空気量を増減することによ
り、浮力を加減すれば、球殻体10は、海面、海底間の
任意の場所に浮遊静止させることができるのである。
【0012】図3は、球殻体10の浮力を増し、浮上状
態とした例を示す。浮上状態は、通常使用状態である。
図4は、球殻体10の浮力を減少させ、沈潜状態とした
例を示す。かかる状態は、台風到来等において、緊急非
難した状態である。
【0013】球殻体10は、浮桟橋19の一端に係留さ
れ、浮桟橋19の他端に配設したコントロールバージ2
0により制御される。球殻体10上部とコントロールバ
ージ20間には、給餌ライン21、海水供給ライン2
2、空気供給ライン23、電源供給ライン等が付設され
る。球殻体10の海水制御手段24、空気制御手段2
5、給餌手段26及び海水殺菌手段27はその主要部が
コントロールバージ20に設置され、ここで制御され
る。
【0014】28は、コントロールバージ20下方の海
中に垂下された長さ約15mの中層水取水ラインで、そ
の下端の取水口29より中層水が汲み上げられ、海水供
給ライン22を介して球殻体10内に海水が供給され
る。海水として中層水を使用するのは次のような理由に
よる。すなわち、海面下約15m付近の海水である中層
水は、夏期は海面水温により2〜3℃低く、また冬期に
は逆に海面水温より2〜3℃高く、四季を通じて約13
〜25℃の温度で安定している。かかる温度水域は魚の
養殖に最適である。変温動物である魚類の養殖において
は、水温はその生産性に重大な影響を及ぼす要素であ
り、例えば水温が低くなると活発さを失い、餌も食べず
成長が鈍化し、同様に水温が高すぎても餌を食べない。
特に水温が約30℃を越えると病気が発生し易くなると
いう問題がある。また中層水は、赤潮発生時にもその影
響を受けず、汚染されない、きれいな状態に保たれると
いう利点がある。このような事情から中層水は魚の養殖
に最適な海水といえるのである。
【0015】空気制御手段25は、コントロールバージ
20上に設置されたエアポンプ(図示せず)と、球殻体
10側に設けられた圧力逃がし弁29を含み、これらポ
ンプと圧力逃がし弁29の操作により、空気層13の気
圧は、外気の大気圧と略等しいか若しくはこれより僅か
大きく調整され、その結果球殻体10内に膨張力が付与
され、球殻体10は球形に維持されている。また海水領
域12の海水量を減らし、その減量分だけ空気を導入す
れば、球殻体10の浮力は増し、球殻体10の静止位置
を上昇させることができ、かかる空気制御手段25は、
球殻体10の浮遊静止位置の移動、調整を行う機能をも
つ。
【0016】空気制御手段25は、海水領域12中への
酸素供給機能をも有する。すなわち上記エアポンプの駆
動により、空気供給ライン23及びパイプ42を介して
球殻体10内の海水領域12に空気を導入し、空気中の
酸素が海水中に溶出せしめられる。海水領域12に空気
が導入され、内部空気圧が上昇すると、圧力逃し弁29
の作動により、増量した空気は外部へ排出される。尚、
図4に示すように球殻体10が海水中に沈潜せしめられ
ている場合にも、空気供給ライン23を介して球殻体1
0内に空気が導入され海水領域12に酸素が供給され
る。
【0017】給餌手段26により、コントロールバージ
20において、配合調整されたペレット状の固形餌3
0,30─は、海水に分散された状態で給餌ライン21
を介して球殻体10内へ導入され、投下される。海水領
域12に投下された餌は、海水中を自重により沈降し、
その間に魚によって食べられる。
【0018】31は残餌再供給装置で、球殻体10上端
から球殻体10の鉛直軸方向に垂下されたパイプ32
と、球殻体10の底部に連結され、球殻体10外側を通
って球殻体10上部に至り、球殻体10内部に向かって
開放された循環パイプ33よりなる。循環パイプ33
は、球殻体10内部を通って球殻体10上部にその上端
を位置させることもできる。パイプ32の上端は、海水
供給ライン22を介して海水制御手段24を構成する吸
水ポンプ(図示せず)に連結され、このポンプを介して
中層水が供給される。パイプ32の下端には、先細のノ
ズル34が取りつけられており、このノズル34は、循
環パイプ33の下端開口の僅か上方位置に、下に向かっ
て配置されている。したがってノズル34から噴出した
海水は、循環パイプ33の下端開口に勢いよく注ぎ込ま
れる。球殻体10内に投下された餌のうち約半分は食べ
残されて球殻体10内底部に沈下するが、これらはノズ
ル34から噴出する海水に巻き込まれて循環パイプ33
に吸い込まれる。循環パイプ33にて回収された残餌を
含む海水は、再度球殻体10内へ供給される。かくして
食べ残された餌は繰り返し球殻体10内へ供給されるこ
ととなる。ノズル34からの海水噴出力は、海水が循環
パイプ33中を上昇し、再度球殻体10上端より流下せ
しめられるよう、その強さが設定される。尚、循環パイ
プ33下端の開口に魚が吸い込まれないよう、開口の上
方位置に網を張っておくことが望ましい。
【0019】球殻体10内の海水は、外部海水の供給に
より増大する。この増大分は、球殻体10の適所例えば
側面に設けた圧力逃がし弁35を開くことにより外海へ
排出される。この圧力逃し弁35は、海水制御手段24
の一部を構成するものであり、球殻体10内の海水圧が
一定値以上に上昇すると自動的に開く構成とされる。か
くして球殻体10内の海水量は一定に保たれ、かつ中層
水の供給により、その海水は新鮮な状態に維持される。
尚、圧力逃がし弁35の海水排出口には、魚が通り抜け
ることができないよう、口径を小さくするか或いは網を
張る等の処置がなされることは言うまでもない。
【0020】36は、循環パイプ33の上端に設けたバ
ルブで、これを切り換えることにより、回収した残餌を
含む海水を球殻体10外へ排出することもできる。かか
る操作は、投入した餌が数度の循環を経て古くなった場
合、或いは球殻体10底部に溜まった魚の糞等を外部に
排出したい場合に行われる。
【0021】37は、球殻体10内の海水層に旋回流を
発生させる旋回流発生装置で、球殻体10上部に取りつ
けられたパイプよりなり、その上端はバルブ41を介し
て海水供給ライン22に接続され、その下端は球殻体1
0の赤道付近の内側の略水平方向に向けて開口せしめら
れている。この開口より中層水が吐出され、海水領域1
2に鉛直軸回りの旋回流aを発生させる。これにより養
殖魚は一定方向に向けて回遊するから、互いにぶつかり
合うことは少なくなり、空間効率が増し、単位容積中の
魚の密度を上げることができる。また魚に運動をさせる
ことにより病気が少なくなり、また肉がしまって味がよ
くなる。
【0022】中層水取水口29から汲み上げられた海水
は、コントロールバージ20内に設けられたオゾンによ
る海水殺菌手段27にて殺菌された後海水供給ライン2
2を通して球殻体10内へ供給される。かくして球殻体
10内は常時殺菌状態に維持される。
【0023】38は、魚捕獲パイプであり、下端は球殻
体10の赤道付近に連結され、上端は球殻体10上部付
近に設けられた収容網39内に開放されている。40は
このパイプ38の開閉バルブである。球殻体10内の養
殖魚を捕獲するに際しては、バルブ40を開き、球殻体
10内に空気を導入し、或いは海水を導入して球殻体1
0の内圧を上昇させることにより、海水を球殻体10外
部へパイプ38を介して排出させる。この排出時、魚は
海水とともに吸い上げられて収容網39内へ捕獲され
る。かかる捕獲方法は、従来の網を用いて生簀内をかき
回す方法に比べて魚に警戒心を与えることが少ない。す
なわち捕獲時生簀内の魚に全く混乱は生じず、他の魚に
気付かれない状態で捕獲することができるのである。
【0024】尚、図1及び図2において、給餌ライン2
1、海水供給ライン22及び空気供給ライン23には、
各々開閉バルブ41が設けられる。これらの各ライン
は、浮桟橋19上に付設される部分を可撓性パイプにて
構成することができる。
【0025】上記実施例では、1個の養殖生簀につき説
明したが、実際には、上記養殖生簀を1ユニットとし、
これを約10ないし20個配列し、これらを1基のコン
トロールバージにて制御する構成がとられる。コントロ
ールバージにおいて各制御手段を駆動制御する動力源と
して太陽光発電、風力発電等の利用も可能である。
【0026】球殻体を使用した養殖規模の一具体例につ
き説明する。球殻体の直径を10mとすると、その容積
は525m3、魚の収容量は7kg/m3 (1尾1kgとすると
7尾)、総収容数は3675尾、必要酸素量約42kg/
日、海水溶存酸素量8g/m3、必要海水量約5200
m3、平均給餌量110kg/日である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、養殖魚を飼育する海水
で満たされた殻体内部は、外界と遮断された構造、すな
わち殻体に接した外部海水が自然に殻体内に流入するこ
とがない構造とされるから、殻体内を一定の環境に保つ
ことができ、養殖魚を安全かつ効率よく飼育することが
できる。特に赤潮発生時においても、その影響を受ける
ことは全くないのである。
【0028】また本発明によれば、殻体が軟質可撓性樹
脂材料で構成されるから、海流、波浪、風等により外部
から力を受けても、殻体の変形或いは揺動により、この
力を吸収緩和することができる。それ故、殻体が破損す
るというおそれは殆どない。また殻体の変形、揺動によ
り殻体に付着した海藻、貝殻等を脱落させることができ
る。
【0029】さらに本発明は、殻体内圧を上昇させて回
収パイプから内部海水を放出し、このとき同時にこの放
出放水流に養殖魚を巻き込んで捕獲回収するものである
から、本来極めて警戒心の強いこの種養殖魚に気付かれ
ることなく、周囲の魚に混乱を生ずることなく、殆ど瞬
時にして収容網内に移すことができる。かかる捕獲方法
により、養殖魚にストレスを与えることなく、かつ傷つ
けることなく常に最適な成育環境を維持できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係る養殖生簀の概略を示す構成
図である。
【図2】同例養殖生簀を具体的に示す一部切欠斜視図で
ある。
【図3】同例養殖生簀の通常使用状態を示す正面図であ
る。
【図4】同例養殖生簀の避難状態を示す正面図である。
【図5】従来例に係る養殖生簀を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 球殻体 11 フレーム 12 海水領域 13 空気層 15 フロート 18a 固定シンカー 18b 中間シンカー 20 コントロールバージ 24 海水制御手段 25 空気制御手段 26 給餌手段 28 中層水取水ライン 31 残餌再供給装置 32 パイプ 33 循環パイプ 34 ノズル 37 旋回流発生装置 38 魚捕獲パイプ 39 収容網

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水が満たされ養殖魚が放たれる海水領
    域及び該海水領域の上方に空気層を形成してなる軟質可
    撓性樹脂製の密閉中空殻体と、該殻体へ海水を供給又は
    排出する海水制御手段と、上記殻体内の上記空気層の空
    気量及び空気圧を調整するとともに上記海水領域の海水
    に酸素を供給する空気制御手段と、上記殻体内に餌を供
    給する給餌手段と、上記殻体の適所に一端が連結された
    魚回収パイプ及び該パイプの他端側に配置された収容網
    よりなる魚捕獲手段とを具備してなり、上記海水制御手
    段又は上記空気制御手段により海水又は空気を上記殻体
    へ導入して上記殻体内圧を上昇させることにより、上記
    パイプを介して上記殻体内海水を外部へ放出させ、該海
    水放出により養殖魚を上記収容網へ捕獲することを特徴
    とする養殖生簀。
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