JP3065746U - 自己穿孔ねじ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじこむときの定位性と安定性が良好な自己
穿孔ねじを提供する。 【解決手段】 自己穿孔ねじは、末端部２両側に螺旋状
溝３を有し、この螺旋状溝３に唇４が形成されている。
この２個の唇４が連接する個所にはＶ字型の欠け口６が
設けられている。この欠け口６の両側が唇４と連接する
個所に少なくとも２個の静点をもつため、ねじこむとき
の定位性と安定性が良好となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自己穿孔ねじに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自己穿孔ねじは、末端部の両側にそれぞれ螺旋状の溝を有し、各溝の下 端は唇を形成している。これらの唇の連接個所には傾斜角度を有する尖った静点 が設けられている。この静点は、一定期間の使用後には鈍くなる。そのため、ね じが孔あけをするときにその定位性が悪くなり、ねじをねじこむときの安定性が 不足して歪む恐れがある。また、ねじこむときの力を増加しなければならないと いう問題がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって本考案の主な目的は、ねじこむときの定位性および安定性を向上す る自己穿孔ねじを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の請求項１記載の自己穿孔ねじによると、自己穿孔ねじには静点が２個 以上設けられている。この静点により、ねじこむときの定位性および安定性をよ り良好にすることができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の複数の実施例を図面に基づいて説明する。 図１および図２に示すのは、本考案の第１実施例による自己穿孔ねじである。 柄１の末端部２の両端に対称に螺旋状溝３を有している。螺旋状溝３の下末端 には唇４が形成され、この２個の唇４が連接している突出部は、鋭角をなす内側 に凹んだ欠け口６を設けられている。この欠け口６はＶ字型が好ましい。この欠 け口６の開き口が唇４と連接する個所に少なくとも尖った２個の静点５が設けら れている。

【０００６】 図３および図４に示すのは、本考案の第２実施例による自己穿孔ねじである。 柄１の末端部は板状であり、その両側に螺旋状溝３が形成されている。この螺 旋状溝３の下末端は外に突出している唇４を形成し、溝３の表面とある角度を形 成している。また、末端部２の先端部には鋭角をなす欠け口６が設けられている 。この欠け口６はＶ字型が好ましい。この欠け口６の開き口両側が唇４と連接す る個所に少なくとも２個の尖った静点５が設けられている。

【０００７】 図５および図６に示すのは、本考案の第３実施例および第４実施例による自己 穿孔ねじである。 末端部２の先端には少なくとも１個の鋭角の欠け口６を有している。この欠け 口６はＶ字型が好ましく、さらにこの欠け口６の開き口が唇４と連接する個所に 少なくとも２個の尖った静点５が設けられている。

【０００８】 上記のように本考案の自己穿孔ねじは、その末端に少なくとも２個の静点を有 するのでねじこむときの定位性および安定性が良好である。そのため、ねじこみ を快速に果たことが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例による自己穿孔ねじを示す
側面図である。

【図２】本考案の第１実施例による自己穿孔ねじを示す
右側面図である。

【図３】本考案の第２実施例による自己穿孔ねじを示す
側面図である。

【図４】本考案の第２実施例による自己穿孔ねじを示す
右側面図である。

【図５】本考案の第３実施例による自己穿孔ねじを示す
側面図である。

【図６】本考案の第４実施例による自己穿孔ねじを示す
側面図である。

【符号の説明】

１ 柄 ２ 末端部 ３ 螺旋状溝 ４ 唇 ５ 静点 ６ 欠け口

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 末端に内側に凹んで形成される欠け口
   と、 前記欠け口の開き口の両端と螺旋状溝の下端の唇とが連
   接する個所に設けられる少なくとも２個の静点と、 を備えることを特徴とする自己穿孔ねじ。
2. 【請求項２】 前記欠け口は、Ｖ字型の形状を有するこ
   とを特徴とする請求項１記載の自己穿孔ねじ。