JP3065394B2 - 調節型プロペラ - Google Patents
調節型プロペラInfo
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- JP3065394B2 JP3065394B2 JP3250831A JP25083191A JP3065394B2 JP 3065394 B2 JP3065394 B2 JP 3065394B2 JP 3250831 A JP3250831 A JP 3250831A JP 25083191 A JP25083191 A JP 25083191A JP 3065394 B2 JP3065394 B2 JP 3065394B2
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- Japan
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- propeller
- stator
- adjustable
- piston rod
- pressure medium
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Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 8
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 7
- 230000001788 irregular Effects 0.000 claims description 2
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H3/00—Propeller-blade pitch changing
- B63H3/06—Propeller-blade pitch changing characterised by use of non-mechanical actuating means, e.g. electrical
- B63H3/08—Propeller-blade pitch changing characterised by use of non-mechanical actuating means, e.g. electrical fluid
- B63H3/081—Propeller-blade pitch changing characterised by use of non-mechanical actuating means, e.g. electrical fluid actuated by control element coaxial with the propeller shaft
- B63H3/082—Propeller-blade pitch changing characterised by use of non-mechanical actuating means, e.g. electrical fluid actuated by control element coaxial with the propeller shaft the control element being axially reciprocatable
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プロペラボス内に配置
されたプロペラ翼を調節するための調節ロッドと、調節
ロッドを軸方向にスライドさせるための液圧シリンダ
と、を備えている調節型プロペラに関する。
されたプロペラ翼を調節するための調節ロッドと、調節
ロッドを軸方向にスライドさせるための液圧シリンダ
と、を備えている調節型プロペラに関する。
【０００２】調節型プロペラのプロペラ翼は、手動又は
サーボ系によって調節可能である。手動の調節は小さい
調節型プロペラの場合にのみ可能である。それは、より
大きな調節型プロペラの場合調節力が人力では最早抑へ
られないからである。
サーボ系によって調節可能である。手動の調節は小さい
調節型プロペラの場合にのみ可能である。それは、より
大きな調節型プロペラの場合調節力が人力では最早抑へ
られないからである。
【０００３】冒頭で述べた形式の調節型プロペラは、種
々の構成のものが公開されている。ある装置にあって
は、液圧シリンダ又は別のモータ駆動部がボート本体に
配置されており（西ドイツ国特許第０２５８７０６号明
細書）、その際調節力は、ロッドを介してプロペラボス
部の調節ロッドに伝達されている。しかしその際調節力
は外力として作用し、該外力は、プロペラのスラスト軸
受に付加的に負荷されている。別の装置（西ドイツ国特
許第４０００１１５．６号明細書）にあっては、液圧シ
リンダがプロペラ前方の上流側でその軸受ブロック内に
配置されており、その際液圧シリンダのピストンロッド
は、調節型プロペラを貫通して延び、かつ流れから離れ
て調節ロッドに連結されている。公知の総ての装置は、
所定のプロペラ型式及び所定のプロペラの大きさに対し
通常の形式で構想されている。更に液圧シリンダの交換
又は後からの取付けは一般に不可能である。
々の構成のものが公開されている。ある装置にあって
は、液圧シリンダ又は別のモータ駆動部がボート本体に
配置されており（西ドイツ国特許第０２５８７０６号明
細書）、その際調節力は、ロッドを介してプロペラボス
部の調節ロッドに伝達されている。しかしその際調節力
は外力として作用し、該外力は、プロペラのスラスト軸
受に付加的に負荷されている。別の装置（西ドイツ国特
許第４０００１１５．６号明細書）にあっては、液圧シ
リンダがプロペラ前方の上流側でその軸受ブロック内に
配置されており、その際液圧シリンダのピストンロッド
は、調節型プロペラを貫通して延び、かつ流れから離れ
て調節ロッドに連結されている。公知の総ての装置は、
所定のプロペラ型式及び所定のプロペラの大きさに対し
通常の形式で構想されている。更に液圧シリンダの交換
又は後からの取付けは一般に不可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、調節
型プロペラのための液圧式調節装置を改良して、該装置
がプロペラの型式及びプロペラの大きさに無関係に使用
可能となり、更に既存の調節型プロペラにも後からこれ
を装着することができるようにすることにある。
型プロペラのための液圧式調節装置を改良して、該装置
がプロペラの型式及びプロペラの大きさに無関係に使用
可能となり、更に既存の調節型プロペラにも後からこれ
を装着することができるようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、液圧シリン
ダがプロペラボスの後方で同軸的かつ下流側に配置され
ており、その際そのシリンダケーシングと調節ロッド、
及びピストンロッドとプロペラ軸、とは共に解離可能に
結合されており、またシリンダケーシングを介して案内
されているピストンロッドが、ボート本体又はＺ形推進
部の剣状舵取り部材に回転不可に保持されているステー
タに支承され、かつ圧力媒体導管を貫通して案内されて
いることによって上記課題を解決することができた。
ダがプロペラボスの後方で同軸的かつ下流側に配置され
ており、その際そのシリンダケーシングと調節ロッド、
及びピストンロッドとプロペラ軸、とは共に解離可能に
結合されており、またシリンダケーシングを介して案内
されているピストンロッドが、ボート本体又はＺ形推進
部の剣状舵取り部材に回転不可に保持されているステー
タに支承され、かつ圧力媒体導管を貫通して案内されて
いることによって上記課題を解決することができた。
【０００６】
【発明の効果】その内方に配置された構成部材と、その
内方で回転可能に支承された液圧シリンダとを備えてい
るステータが、調節型プロペラとは無関係なユニットで
あり、該ユニットは、ボート本体又はＺ形推進部の剣状
舵取り部材に接続可能である。ピストンロッド及びプロ
ペラボス部乃至プロペラ軸と、シリンダケーシング及び
調節ロッドと、の間の解離可能な結合部に、調節型プロ
ペラ及びその調節機構が結合されている。調節ロッド
は、シリンダケーシングとピストンとの間の相対的な軸
方向のスライドによって軸方向にスライド可能であり、
これによって調節型プロペラのプロペラ翼が調節され
る。従ってピストンは、明らかに両方向に作用すること
ができる。ピストンが極めて剛性的な構造体である場
合、又は軸方向の調節距離が比較的大きい場合、ステー
タが軸方向に運動可能に保持されていると有利である。
プロペラ翼の微調節はその場合も可能である。それは、
シリンダケーシングとピストンとの間の軸方向の相対移
動が専らその役割を果しているからである。 本発明の
有利な構成にあっては、シリンダケーシングを超えて外
方に案内されているピストンロッドの端部がブッシュに
よって取り囲まれており、該ブッシュは、圧力媒体導管
と液圧シリンダの作業室とを接続している圧力媒体通路
を有している。ピストン乃至ピストンロッドと一緒に回
転しているブッシュはステータに支承されている。この
ことによって、装置の回転部分と不動起立部分との間
で、可能な限り簡単でかつ信頼性の高い封止が実現され
る。特にステータの圧力媒体導管がブッシュの軸受間に
開口しかつ互いに向い合う軸受の側部に漏洩集合室が設
けられ、該漏洩集合室は、ステータを貫通して案内され
ている導管を介して圧力媒体タンクに接続されている場
合にそれが顕著に実現される。軸方向にだけ互いに向い
合ってスライド可能な、例へばシリンダケーシング内の
ピストンの部分の封止は、これに反してそれ程重要では
なく、通常の手段で達成可能である。
内方で回転可能に支承された液圧シリンダとを備えてい
るステータが、調節型プロペラとは無関係なユニットで
あり、該ユニットは、ボート本体又はＺ形推進部の剣状
舵取り部材に接続可能である。ピストンロッド及びプロ
ペラボス部乃至プロペラ軸と、シリンダケーシング及び
調節ロッドと、の間の解離可能な結合部に、調節型プロ
ペラ及びその調節機構が結合されている。調節ロッド
は、シリンダケーシングとピストンとの間の相対的な軸
方向のスライドによって軸方向にスライド可能であり、
これによって調節型プロペラのプロペラ翼が調節され
る。従ってピストンは、明らかに両方向に作用すること
ができる。ピストンが極めて剛性的な構造体である場
合、又は軸方向の調節距離が比較的大きい場合、ステー
タが軸方向に運動可能に保持されていると有利である。
プロペラ翼の微調節はその場合も可能である。それは、
シリンダケーシングとピストンとの間の軸方向の相対移
動が専らその役割を果しているからである。 本発明の
有利な構成にあっては、シリンダケーシングを超えて外
方に案内されているピストンロッドの端部がブッシュに
よって取り囲まれており、該ブッシュは、圧力媒体導管
と液圧シリンダの作業室とを接続している圧力媒体通路
を有している。ピストン乃至ピストンロッドと一緒に回
転しているブッシュはステータに支承されている。この
ことによって、装置の回転部分と不動起立部分との間
で、可能な限り簡単でかつ信頼性の高い封止が実現され
る。特にステータの圧力媒体導管がブッシュの軸受間に
開口しかつ互いに向い合う軸受の側部に漏洩集合室が設
けられ、該漏洩集合室は、ステータを貫通して案内され
ている導管を介して圧力媒体タンクに接続されている場
合にそれが顕著に実現される。軸方向にだけ互いに向い
合ってスライド可能な、例へばシリンダケーシング内の
ピストンの部分の封止は、これに反してそれ程重要では
なく、通常の手段で達成可能である。
【０００７】本発明において、ピストンロッドのプロペ
ラ側端部がねじ山区分を介してプロペラ軸に接続され、
かつピストンロッドのステータ側端部が異形断面切欠き
部を有している場合には、信頼性の高い所定のプロペラ
位置の調節を簡単な形式で行うことができる。その際前
記切欠き部には、ステータ内でばね作用に抗して軸方向
にスライド可能な異形断面ピンを挿入することができ、
かつピストンは、異形断面切欠き部内に圧入された異形
断面ピンの回転により軸方向に調節可能である。つまり
例へば、プロペラ翼のピッチ領域を希望によって移動し
又は調節することができる。
ラ側端部がねじ山区分を介してプロペラ軸に接続され、
かつピストンロッドのステータ側端部が異形断面切欠き
部を有している場合には、信頼性の高い所定のプロペラ
位置の調節を簡単な形式で行うことができる。その際前
記切欠き部には、ステータ内でばね作用に抗して軸方向
にスライド可能な異形断面ピンを挿入することができ、
かつピストンは、異形断面切欠き部内に圧入された異形
断面ピンの回転により軸方向に調節可能である。つまり
例へば、プロペラ翼のピッチ領域を希望によって移動し
又は調節することができる。
【０００８】更にシリンダケーシングとピストンとの間
の相対的な移動の管理、つまり夫々のプロペラピッチの
管理が可能である。その場合は、ピストンロッドのステ
ータ側端部に軸方向フランジが接続され、該軸方向フラ
ンジは、誘導巻線を備えかつステータに固定されたセン
サケーシングの上方を延びており、その際誘導巻線は、
ステータを貫通して案内されている導管を介して測定装
置に接続可能である。
の相対的な移動の管理、つまり夫々のプロペラピッチの
管理が可能である。その場合は、ピストンロッドのステ
ータ側端部に軸方向フランジが接続され、該軸方向フラ
ンジは、誘導巻線を備えかつステータに固定されたセン
サケーシングの上方を延びており、その際誘導巻線は、
ステータを貫通して案内されている導管を介して測定装
置に接続可能である。
【０００９】
【実施例】次に図面に図示の実施例に基いて本発明を説
明する。
明する。
【００１０】図１に図示のＺ形推進部１には、通常の形
式でプロペラ翼３を備えた調節型プロペラ２が支承され
ている。調節型プロペラ２の後方の下流側のＺ形推進部
１の下方側部には、剣状舵取り部材４がゴム支承された
回転ピン５に支承されており、該ピン５は、該回転ピン
５の軸線の周りに制限された回転運動を行うことができ
る。剣状舵取り部材４の下方端部においてステータ７が
ピン６で固定されており、ステータ７の内方には、液圧
シリンダ８が回転可能に支承されている。またそのシリ
ンダケーシング９は、調節型プロペラ２の自由端面を介
して起立している調節ロッド１０に解離可能に結合され
ており、かつそのピストンロッド１１は、それに接続さ
れた構成部材と共にプロペラ軸１２に解離可能に結合さ
れている。
式でプロペラ翼３を備えた調節型プロペラ２が支承され
ている。調節型プロペラ２の後方の下流側のＺ形推進部
１の下方側部には、剣状舵取り部材４がゴム支承された
回転ピン５に支承されており、該ピン５は、該回転ピン
５の軸線の周りに制限された回転運動を行うことができ
る。剣状舵取り部材４の下方端部においてステータ７が
ピン６で固定されており、ステータ７の内方には、液圧
シリンダ８が回転可能に支承されている。またそのシリ
ンダケーシング９は、調節型プロペラ２の自由端面を介
して起立している調節ロッド１０に解離可能に結合され
ており、かつそのピストンロッド１１は、それに接続さ
れた構成部材と共にプロペラ軸１２に解離可能に結合さ
れている。
【００１１】液圧ポンプユニット１３はボート本体１４
に配置されている。液圧ポンプユニット１３から圧力媒
体導管１５，１６，１７が延びており、かつ少くとも１
つの測定導管１８がＺ形推進部１及び剣状舵取り部材４
を貫通してステータ７にまで延びている。
に配置されている。液圧ポンプユニット１３から圧力媒
体導管１５，１６，１７が延びており、かつ少くとも１
つの測定導管１８がＺ形推進部１及び剣状舵取り部材４
を貫通してステータ７にまで延びている。
【００１２】いま述べた構造の詳細が図２に図示されて
いる。シリンダケーシングは多数の調節ロッド１０乃至
多数のプロペラ翼３に対応した多数の半径方向の突起部
１９を有しており、該突起部１９には、調節ロッド１０
の調整及び解離可能な固定のための切欠き２０が配設さ
れている。シリンダケーシング９内に封止され、かつ軸
方向にスライド可能に複動式ピストン２１が案内されて
おり、両側部には圧力媒体室２２乃至２３が配設されて
いる。ピストン２１はピストンロッド１１に１体状に形
成されており、該ピストンロッド１１は、プロペラ側に
ねじ山端部２４を有し、該ねじ山端部２４は、プロペラ
軸１２又はそれに接続している構成部品の、配設された
雌ねじに螺入されている。プロペラ側の圧力媒体室２３
は、シリンダケーシング９の雌ねじ区分２５内に螺入さ
れて、ピストンロッド１１及びプロペラ軸１２に対して
封止されているシリンダカバー２６で閉鎖されている。
いる。シリンダケーシングは多数の調節ロッド１０乃至
多数のプロペラ翼３に対応した多数の半径方向の突起部
１９を有しており、該突起部１９には、調節ロッド１０
の調整及び解離可能な固定のための切欠き２０が配設さ
れている。シリンダケーシング９内に封止され、かつ軸
方向にスライド可能に複動式ピストン２１が案内されて
おり、両側部には圧力媒体室２２乃至２３が配設されて
いる。ピストン２１はピストンロッド１１に１体状に形
成されており、該ピストンロッド１１は、プロペラ側に
ねじ山端部２４を有し、該ねじ山端部２４は、プロペラ
軸１２又はそれに接続している構成部品の、配設された
雌ねじに螺入されている。プロペラ側の圧力媒体室２３
は、シリンダケーシング９の雌ねじ区分２５内に螺入さ
れて、ピストンロッド１１及びプロペラ軸１２に対して
封止されているシリンダカバー２６で閉鎖されている。
【００１３】ピストンロッド１１は、ステータ７に入り
込むまで延びてステータ７内に支承されている。このた
めピストンロッド１１はブッシュ２７によって取り囲ま
れており、該ブッシュ２７は、相互の距離で配置された
２つの玉軸受２８でステータ７内に回転可能に支承され
ている。ブッシュ２７は、プロペラ側にラジアルフラン
ジ２９を有し、かつ該フランジ２９と一緒に内側部でシ
リンダケーシング９に固定されかつ圧力媒体室２２を制
限している。此処に説明した部材は総て、プロペラ軸１
２と共に回転している。
込むまで延びてステータ７内に支承されている。このた
めピストンロッド１１はブッシュ２７によって取り囲ま
れており、該ブッシュ２７は、相互の距離で配置された
２つの玉軸受２８でステータ７内に回転可能に支承され
ている。ブッシュ２７は、プロペラ側にラジアルフラン
ジ２９を有し、かつ該フランジ２９と一緒に内側部でシ
リンダケーシング９に固定されかつ圧力媒体室２２を制
限している。此処に説明した部材は総て、プロペラ軸１
２と共に回転している。
【００１４】両玉軸受２８の間のブッシュ２７には油分
配リング３０が配置されており、その内方に圧力媒体導
管１５，１６が開口している。圧力媒体導管１５，１６
は、配設された弁制御部を介し液圧ポンプユニット１３
に接続されている。この圧力媒体導管１５，１６から圧
力媒体通路３１が出発しており、該通路３１は、油分配
リング３０及びブッシュ２７を貫通して作業室２２乃至
２３に延びている。圧力導管１５は圧力媒体室２２に、
又圧力導管１６は圧力媒体室２３に、夫々接続されてお
り、或はこれと逆に接続されている。
配リング３０が配置されており、その内方に圧力媒体導
管１５，１６が開口している。圧力媒体導管１５，１６
は、配設された弁制御部を介し液圧ポンプユニット１３
に接続されている。この圧力媒体導管１５，１６から圧
力媒体通路３１が出発しており、該通路３１は、油分配
リング３０及びブッシュ２７を貫通して作業室２２乃至
２３に延びている。圧力導管１５は圧力媒体室２２に、
又圧力導管１６は圧力媒体室２３に、夫々接続されてお
り、或はこれと逆に接続されている。
【００１５】油分配リング３０と隣接する玉軸受２８と
の間に夫々集合室３２が位置しており、該集合室３２
は、回転部分と固定部分との間に流出している漏洩油を
受容している。両集合室３２は、ブッシュ２７内の接続
孔３３を介して互いに接続されており、また集合室３２
の１つは圧力媒体導管１７に接続されており、該導管１
７は１方でボート本体内の圧力媒体タンクに案内されて
いる。集合室３２内に流入した漏洩油は同時に玉軸受２
８を潤滑している。
の間に夫々集合室３２が位置しており、該集合室３２
は、回転部分と固定部分との間に流出している漏洩油を
受容している。両集合室３２は、ブッシュ２７内の接続
孔３３を介して互いに接続されており、また集合室３２
の１つは圧力媒体導管１７に接続されており、該導管１
７は１方でボート本体内の圧力媒体タンクに案内されて
いる。集合室３２内に流入した漏洩油は同時に玉軸受２
８を潤滑している。
【００１６】ピストンロッド１１のステータ側端部は、
例へば六角形の異形断面切欠き部３４を有している。こ
の異形断面切欠き部３４には、配設されたピン３６の異
形断面端部３５がばね３７の作用に抗して圧入可能であ
る。ピン３６は、ステータ７内のピストンロッド１１に
同軸的に支承されており、かつその外方端部には例へば
六角形の異形断面切欠き部３８が設けられており、その
内方にはソケット型スパナが挿入可能である。ソケット
型スパナを用いてピン３６は、ばね３７の作用に抗して
軸方向に、その異形断面端部３５がピストンロッド１１
の異形断面切欠き部３４に係合するまでスライドさせる
ことができる。その後ソケット型スパナの回転によっ
て、ピストンロッド１１も亦そのねじ山端部２４によっ
てプロペラ軸１２内で回転せしめられ、それによってシ
リンダケーシング９内のピストンロッド２１の相対的な
位置が変化せしめられる。これによって、プロペラ翼の
ピッチ領域を調節することができる。
例へば六角形の異形断面切欠き部３４を有している。こ
の異形断面切欠き部３４には、配設されたピン３６の異
形断面端部３５がばね３７の作用に抗して圧入可能であ
る。ピン３６は、ステータ７内のピストンロッド１１に
同軸的に支承されており、かつその外方端部には例へば
六角形の異形断面切欠き部３８が設けられており、その
内方にはソケット型スパナが挿入可能である。ソケット
型スパナを用いてピン３６は、ばね３７の作用に抗して
軸方向に、その異形断面端部３５がピストンロッド１１
の異形断面切欠き部３４に係合するまでスライドさせる
ことができる。その後ソケット型スパナの回転によっ
て、ピストンロッド１１も亦そのねじ山端部２４によっ
てプロペラ軸１２内で回転せしめられ、それによってシ
リンダケーシング９内のピストンロッド２１の相対的な
位置が変化せしめられる。これによって、プロペラ翼の
ピッチ領域を調節することができる。
【００１７】ピン３６はセンサケーシング３９によって
取り囲まれており、該センサケーシング３９は誘導巻線
４０を装着している。センサケーシング３９及び誘導巻
線４０は、非接触で、ピストンロッド１１の端部に接続
されているアキシアルフランジ４１によって取り囲まれ
ており、またこれと協働して、シリンダケーシング９内
のピストン２１の相対的な移動のための、乃至はプロペ
ラ翼の夫々の位置のための、測定装置を形成している。
誘導巻線４０は、測定導管１８を介してボート内の指示
装置に接続されている。測定導管１８は、開口部４２を
貫通して封止状にステータ７から剣状舵取り部材４に案
内され、かつそこから更に案内されている。
取り囲まれており、該センサケーシング３９は誘導巻線
４０を装着している。センサケーシング３９及び誘導巻
線４０は、非接触で、ピストンロッド１１の端部に接続
されているアキシアルフランジ４１によって取り囲まれ
ており、またこれと協働して、シリンダケーシング９内
のピストン２１の相対的な移動のための、乃至はプロペ
ラ翼の夫々の位置のための、測定装置を形成している。
誘導巻線４０は、測定導管１８を介してボート内の指示
装置に接続されている。測定導管１８は、開口部４２を
貫通して封止状にステータ７から剣状舵取り部材４に案
内され、かつそこから更に案内されている。
【００１８】図２に図示のユニットは、調節型プロペラ
とは無関係であり、また種々の型式及び大きさの調節型
プロペラに連結可能である。
とは無関係であり、また種々の型式及び大きさの調節型
プロペラに連結可能である。
【図１】液圧式翼調節装置を備えてＺ形推進部に配置さ
れた調節型プロペラの概略図である。
れた調節型プロペラの概略図である。
【図２】図１の対象物による部分的な縦断面図である。
１ Ｚ形推進部 ２ 調節型プロペラ ３ プロペラ翼 ４ 剣状舵取り部材 ５ 回転ピン ６ ピン ７ ステータ ８ 液圧シリンダ ９ シリンダケーシング １０ 調節ロッド １１ ピストンロッド １２ プロペラ軸 １３ 液圧ポンプユニット １４ ボート本体 １５，１６，１７ 圧力媒体導管 １８ 測定導管 １９ 突起部 ２０ 切欠き ２１ 複動式ピストン ２２，２３ 圧力媒体室 ２４ ねじ山端部 ２５ 雌ねじ区分 ２６ シリンダカバー ２７ ブッシュ ２８ 玉軸受 ２９ ラジアルフランジ ３０ 油分配リング ３１ 圧力媒体通路 ３２ 集合室 ３３ 接続孔 ３４ 異形断面切欠き部 ３５ 異形断面端部 ３６ ピン ３７ ばね ３８ 異形断面切欠き部 ３９ センサケーシング ４０ 誘導巻線 ４１ アキシアルフランジ ４２ 開口部
Claims (6)
- 【請求項１】 調節型プロペラであって、プロペラボス
内に配置されたプロペラ翼を調節するための調節ロッド
と、調節ロッドを軸方向にスライドさせるための液圧シ
リンダとを備えている形式のものにおいて、液圧シリン
ダ（８）がプロペラボスの後方で同軸的かつ下流側に配
置されており、その際そのシリンダケーシング（９）と
調節ロッド（１０）、及びピストンロッド（１１）とプ
ロペラ軸（１２）、とは共に解離可能に結合されてお
り、またシリンダケーシング（９）を介して案内されて
いるピストンロッド（１１）が、ボート本体（１４）又
はＺ形推進部の剣状舵取り部材（４）に回転不可に保持
されているステータ（７）に支承され、かつ圧力媒体導
管（１５，１６，１７）を貫通して案内されていること
を特徴とする調節型プロペラ。 - 【請求項２】 ステータ（７）が軸方向に運動可能に保
持されていることを特徴とする、請求項１記載の調節型
プロペラ。 - 【請求項３】 シリンダケーシング(９)を介して案内さ
れているピストンロッド（１１）の端部が、ブッシュ
(２７)によって取り囲まれており、該ブッシュ（２７）
は、圧力媒体導管（１５，１６）と液圧シリンダ（８）
の作業室（２２，２３）とを接続している圧力媒体通路
（３１）を有してステータ（７）に支承されていること
を特徴とする、請求項１又は２記載の調節型プロペラ。 - 【請求項４】 ステータ（７）の圧力媒体導管（１５，
１６，１７）がブッシュ（２７）の軸受（２８）の間に
開口し、かつ互いに向い合う軸受（２８）の側部に漏洩
集合室（３２）が設けられており、該集合室（３２）
は、ステータ（７）を貫通して案内されている導管（１
７，３３）を介して圧力媒体タンクに接続されているこ
とを特徴とする、請求項１から３までのいづれか１項記
載の調節型プロペラ。 - 【請求項５】 ピストンロッド（１１）のプロペラ側の
端部が、ねじ山区分（２４）を介してプロペラ軸（１
２）に接続されており、ピストンロッド（１１）のステ
ータ側の端部は異形断面切欠き部（３４）を有し、その
内方には、ステータ（７）内でばね力に抗して軸方向に
スライド可能な異形断面ピン（３５，３６）を差し込む
ことができ、その際ピストン（１１）は、異形断面切欠
き部（３４）内に押し込まれた異形断面ピン（３５，３
６）の回転により軸方向に調節可能であることを特徴と
する、請求項１から４までのいづれか１項記載の調節型
プロペラ。 - 【請求項６】 ピストンロッド（１１）のステータ側の
端部にはアキシアルフランジ（４１）が接続されてお
り、該アキシアルフランジ（４１）は、誘導巻線（４
０）を備えたステータに固定された不動のセンサケーシ
ング（３９）の上方を延びており、また誘導巻線（４
０）は、ステータ（７）を貫通して案内されている測定
導管（１８）を介して測定装置に接続可能であることを
特徴とする、請求項１から５までのいづれか１項記載の
調節型プロペラ。
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