JP3065342U - 光の屈折装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であって、光を屈折させて光線の
混合効果を生ずる光の屈折装置を提供する。 【解決手段】 この光の屈折装置は、ケーシング１０と
ケーシングカバー２０とを具有し、ケーシングの底部に
は中空の孔１１が形成されて回路板の発光体を覆い隠す
のに供され、ケーシング内側の皿形弧面１４は不透明な
鏡面にされるとともに複数の凸点１５が設けられ、ケー
シング１０頂上に設けられるケーシングカバー２０底部
を覆い隠す。ケーシングカバー２０は、底面２１が不透
明な鏡面であり、周縁に沿って透明輪２２が形成され
る。発光体から発生する光は、ケーシング１０の皿形弧
面１４を経由してケーシングカバー２０の底面２１の不
透明の鏡面により多方向に屈折して混合効果を生じ、ケ
ーシングカバー２０の透明輪２２より放置物に入射され
て、その放置物に多様の変化を生ずる光を与える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、光を屈折させて光線の混合効果を生ずる光の屈折装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

よく用いるコップの構造は、コップの底部に基礎台を嵌め付け、その基礎台内 側にローラと、ＩＣ制御装置と、発光ダイオード等の発光装置とを設置するとと もに、ローラスイッチ内側のスチールボールの制御を利用して、発光ダイオード を点滅して閃光する光源とする。またいろいろな色彩の発光ダイオードを利用す れば多様の色彩変化を具する光源になる。その場合、変化を具するといっても、 やはり光線の混合効果を具していないとともに、多数の発光ダイオードを必ず設 置しなければならないため、構造が非常に複雑であるばかりでなく時間と手間と を費やす。もしコップを平行に置かないで傾斜状態にする場合、内部に設置する スチールボールは偏って電源にずっと接触し、単一のダイオードをオンして発光 させたままにするので、このような設計はコップを必ず揺動してからはじめて多 様の色彩を具する光の変化を生ずる。

【０００３】 また、よく用いる微光灯の基礎台は皆、光源の点滅によって自身の基礎台底部 に透明光を入射させるため、灯火の色彩変化において単調であり、その入射する 光線はわずか単一色彩の発光体を点滅して変化を生じるだけで、いかなる光線の 混合効果も具有しない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、構造が簡単であって、光を屈折させて光線の混合効果を生ず る光の屈折装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の課題を解決するための本考案の光の屈折装置は、ケーシングとケーシン グカバーとを具有しており、ケーシングの底部には中空の孔が形成されて回路板 の発光体を覆い隠すのに供され、ケーシング内側の弧面は不透明な鏡面にされる とともに複数の凸点が設けられ、ケーシング頂上に設けられるケーシングカバー 底部を覆い隠す。ケーシングカバーは、底部が不透明な鏡面であり、周縁に沿っ て透明輪が形成される。発光体から発生する光は、ケーシング内側の弧面を経由 してケーシングカバーの不透明な底部の鏡面により多方向に屈折して混合効果を 生じ、ケーシングカバーの透明輪より放置物に入射されて、その放置物に多様の 変化を生ずる光を与える。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１および図２に示すように、本考案の一実施例による光の屈折装置は、主と してケーシング１０とケーシングカバー２０とを具有している。皿状を呈するケ ーシング１０は、底部に孔１１を有し、一般の回路基板である発光体を覆い隠す のに供され、そのケーシング１０の頂上には大口径の外輪出張り１２と小口径の 皿口１３とが形成され、ケーシング１０内側の皿形弧面１４は不透明な鏡面であ って、複数の凸点１５が分布している。ケーシングカバー２０は、ケーシング１ ０頂上の皿口１３を覆い隠し、底部は不透明な鏡面であり、また周縁に沿って透 明輪２２が形成される。

【０００７】 図３に示すように、上記の光の屈折装置を発光コップに応用した場合は、ケー シングカバー２０に覆い隠されるケーシング１０を複数の発光体３１を設けてい る回路板３０の基礎台３２に組立て、ケーシング１０の底部を中空の孔１１に形 成して回路板３０の発光体３１を覆い隠す。また、透明なコップ４０はケーシン グ１０頂上の外輪出張り１２を利用して嵌め合わせる。コップ４０と卓面との接 触によって微動スイッチ３３の凸ボタン３４が電源をオンし、各色彩の発光体３ １を点滅させて閃光させるように光を制御し、発光体３１が光を発生した場合、 その光はケーシング１０内側の皿形弧面１４と、ケーシングカバー２０の不透明 な底面２１の鏡面とによる多方向屈折を経由して凸点１５により屈折角を変更し 、二種以上の色彩の光線の混合効果を生ずるとともに、混合した光をケーシング カバー２０周縁の透明輪２２よりコップ４０の壁に入射して、コップ４０とその 口縁とに多様の変化を有する閃光効果を与える。

【０００８】 さらに図４に示すように、光の屈折装置は、ケーシング１０およびケーシング カバー２０が基礎台３２の形状の必要に応じて形状を変えてもよく、図４に示す 星型あるいはその他の形状にしてもよい。混合した光は上述の実施例と同様にケ ーシングカバー２０周縁の透明輪２２より頂上に放出され、透明な装飾物に入射 して多様な色彩の変化を生じて閃光効果を具する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による光の屈折装置を示す分
解斜視図である。

【図２】本考案の一実施例による光の屈折装置を示す断
面図である。

【図３】本考案の一実施例による光の屈折装置の使用状
態を示す断面図である。

【図４】本考案のもう一つの実施例による光の屈折装置
を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ ケーシング １１ 孔 １２ 外輪出張り １３ 皿口 １４ 皿形弧面 １５ 凸点 ２０ ケーシングカバー ２１ 底面 ２２ 透明輪

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部に孔を有し、頂部に大口径の外輪出
   張りと小口径の皿口とが形成され、内側には不透明な鏡
   面であって複数の凸点が分布している皿形弧面が設けら
   れる皿状のケーシングと、 前記皿口を覆い隠し、底面が不透明な鏡面であって、そ
   の不透明な鏡面と前記皿形弧面とにおける光の多方向屈
   折によって前記凸点での光の屈折角は多種に変えられ二
   種以上の色彩を具する光の混合効果を生じ、混合された
   光が周縁に沿って設けられる透明輪より放射されるケー
   シングカバーと、 を備えることを特徴とする光の屈折装置。
2. 【請求項２】 前記ケーシングおよび前記ケーシングカ
   バーが設置される基礎台をさらに備え、 前記ケーシングおよび前記ケーシングカバーは、前記基
   礎台の形状に応じた形状であることを特徴とする請求項
   １記載の光の屈折装置。
3. 【請求項３】 前記皿形弧面は、凹凸のある不透明な屈
   折鏡面であって、その屈折鏡面で不規則に光を混合する
   ことを特徴とする請求項１記載の光の屈折装置。
4. 【請求項４】 前記ケーシングカバーは、凹凸のある透
   明な鏡面が設けられ、その透明な鏡面で不規則に光を混
   合することを特徴とする請求項１記載の光の屈折装置。
5. 【請求項５】 前記ケーシングは、内側に凹凸点のない
   平面あるいは凹凸点のない不透明な鏡面が設けられ、光
   線を屈折させて混合することを特徴とする請求項１記載
   の光の屈折装置。