JP3065066U - 鉄まくらぎ絶縁継手装置 - Google Patents

鉄まくらぎ絶縁継手装置

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JP3065066U
JP3065066U JP1999004473U JP447399U JP3065066U JP 3065066 U JP3065066 U JP 3065066U JP 1999004473 U JP1999004473 U JP 1999004473U JP 447399 U JP447399 U JP 447399U JP 3065066 U JP3065066 U JP 3065066U
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JP
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iron
plate
iron sleeper
insulating
sleeper
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JP1999004473U
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Inventor
重六 茂木
忠利 寺崎
啓司 平尾
Original Assignee
株式会社峰製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中央絶縁方式を採用する鉄まくらぎ絶縁継手装
置において、トングレールが敷設される切換領域にも設
置できる構造を得る。 【解決手段】端面板が設けられた一対の鉄まくらぎを、
前記端面板21,22同士が対面するように配置させ、
端面板間に絶縁板31を介在させて該絶縁板と前記各端
面板とを連結手段40により連結するに際して、鉄まく
らぎの側面位置の端面板の突出分を少なく形成し、前記
連結手段40を鉄まくらぎの上面位置に設けた端面板及
び鉄まくらぎの内部位置の端面板に設け、鉄まくらぎの
側方において端面板21,22及び絶縁板31が大きく
突出しないようにし、転換装置201のスイッチアジャ
スター202を設置させるスペースを確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鉄道線路に使用される鉄まくらぎを信号軌道回路から絶縁する装置 に関し、特に、鉄まくらぎの中央で絶縁する中央絶縁方式の鉄まくらぎ絶縁継手 装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道線路のレール下に敷設するまくらぎとして、耐久性等の観点から鉄 製の鉄まくらぎが使用されつつある。その一方、鉄道線路においては、信号設備 に対してレールを回路の一部とする軌道回路が形成されているため、鉄まくらぎ 上に左右のレールを敷設すると、レール間が電気的に接続されて軌道回路が短絡 してしまうので、鉄まくらぎを使用する場合にはその絶縁構造を設けることが必 要であった。
【0003】 鉄まくらぎに対する絶縁方式としては、軌条下絶縁方式と中央絶縁方式とが存 在する。 軌条下絶縁方式は、鉄まくらぎと敷設される軌道との間において、左右レール に沿ってそれぞれ絶縁部材を挿入配置する構造である。この方式によれば、レー ル下に絶縁部材が位置しているため、レール上を通過する車両の車輪から受ける 力が直接作用し、絶縁部材の耐久性に問題があるとともに、絶縁部材が移動する 現象が生じる。また、レール下に絶縁部材があるので、絶縁位置が不明確であり メンテナンスに支障を来し、良好な絶縁状態を維持できない。
【0004】 一方、中央絶縁方式は、図3及び図4に示されるように、左右レール101, 102が敷設される鉄まくらぎを、その中央部分で分断して左右の鉄まくらぎ1 1,12を形成し、左右の鉄まくらぎの端面板21,22間に絶縁板31を挿入 配置し、左右の鉄まくらぎの端面板21,22及び絶縁板31を端面板の周囲に 位置する複数の連結手段40で固定する構造である。 この方式を採用する鉄まくらぎ絶縁継手装置によれば、絶縁位置が明確であり 、絶縁板31の取り替えに関するメンテナンスが容易で良好な絶縁状態を維持す ることができる。また、レール下面の全てが絶縁面積となる軌条下絶縁方式に比 較して、絶縁板31による絶縁面積を大幅に減少できるという利点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
中央絶縁方式は、軌条下絶縁方式が有する欠点を解消することができるが、絶 縁板31を左右の鉄まくらぎ11,12間に連結手段40で締結固定する必要が ある。したがって、鉄まくらぎ11,12上に敷設されるレールの種類によって は、中央絶縁方式の絶縁装置を設置することが好ましくない場合があった。
【0006】 例えば、図2の分岐器全体における鉄まくらぎ及び敷設レールのレイアウトに 示されるように、トングレール103の切換領域Bにおいては、転換装置201 に連結される長尺状のスイッチアジャスター202が鉄まくらぎ11,21に平 行して配置されている。
【0007】 このスイッチアジャスター202はトングレール103の下面に位置している ので、その高さ位置は鉄まくらぎ11,12と略同一である。したがって、転換 器201によりスイッチアジャスター202を作動させてトングレール103の 定位と反位を切換えるためには、鉄まくらぎ11,12の側方に位置する連結手 段40′の存在が邪魔になり、この領域には中央絶縁方式の絶縁装置を設置する ことができなかった。
【0008】 本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、中央絶縁方式を採用する鉄ま くらぎ絶縁継手装置において、トングレールが敷設される切換領域にも設置でき る構造の鉄まくらぎ絶縁継手装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1の考案は、断面が略コ字形で一端側に端面板 が設けられた一対の鉄まくらぎを、前記端面板同士が対面するように配置させ、 端面板間に絶縁板を介在させて該絶縁板と前記各端面板とを連結する鉄まくらぎ 絶縁継手装置であって、次の構成を含むことを特徴とする。 前記絶縁板及び各端面板は、これらを固定するように装着した複数の連結手段 で連結されている。 前記鉄まくらぎの側面位置の端面板の突出を少なく形成する。 前記鉄まくらぎの上部位置と鉄まくらぎの内部位置の端面板にのみ前記各連結 手段を設ける。
【0010】 請求項2は、請求項1に記載の鉄まくらぎ絶縁継手装置において、鉄まくらぎ の上部位置の端面板には3箇所、鉄まくらぎの内部位置の端面板には1箇所の連 結手段をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0011】 本考案によれば、鉄まくらぎの側面位置の端面板の突出を少なく形成し、鉄ま くらぎの上面位置の端面板側にのみ各連結手段を設けたので、鉄まくらぎの側面 に転換装置の作動杆等を配置させるスペースを確保することができる。
【0012】 また、鉄まくらぎの上部位置の端面板だけでなく、鉄まくらぎの内部位置の端 面板にも連結手段を設けたことにより、鉄まくらぎ同士の連結強度を確保するこ とができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図1は本 考案の鉄まくらぎ絶縁継手装置の絶縁部分の構造を示すものであり、(a)は側 面説明図、(b)は平面説明図、(c)は正面説明図である。
【0014】 鉄まくらぎ絶縁継手装置10は、断面が略コ字形で一端側に端面板21,22 が形成された一対の鉄まくらぎ11,12を、前記端面板21,22同士が対面 するように配置させ、端面板21,22間に鉄まくらぎ間を絶縁するための絶縁 板(絶縁部材)31を介在させて連結手段40により連結固定することにより構 成されている。 端面板21,22は、台形状に形成され、その中心位置に鉄まくらぎ11,1 2が溶接して連結されている。また、端面板21,22は、鉄まくらぎ11,1 2に対して、その上面側にフランジ状に延設されるとともに、鉄まくらぎ11, 12の側面側には鉄まくらぎに対する突出分を少なく形成されている。 絶縁板31は、絶縁性を有する材料で形成され、端面板21,22の形状より 一回り僅かに大きな形状(台形)の平板で構成されている。
【0015】 連結部分の構造は、端面板21,22間に絶縁板31を介在させ、端面板21 ,22、絶縁板31及び端面板に設けた各孔に締結ボルト41を貫通して成る4 つの連結手段40により連結されている。各連結手段40は、鉄まくらぎ11, 12の上面位置の端面板21,22側の3箇所、鉄まくらぎの内部位置の端面板 に1箇所が設けられている。
【0016】 連結手段40の詳細な構造は、図1(b)及び図3に示すように、端面板21 、絶縁板31及び端面板22に対して、円筒部42aと鍔部42bを有するチュ ーブ42を挿入し、このチューブ42内に頭部41aと軸部41bとを有する締 結ボルト41の軸部41bを円盤状の座金43を介して一端側から挿入配置する 。他端側からは、前記チューブ42の円筒部42aに円盤状の丸座44を挿入し 、締結ボルト41の軸部41bに円盤状の座金45、切り欠き部を有する緩め止 めロックナットワッシャー46を挿入し、締め付けナット47でこれらを締結す る。チューブ42、座金43,45、丸座44は、それぞれ絶縁部材で構成され 、鉄まくらぎ11,12の端面板21,22に対して締結ナット41が完全に絶 縁されるようにしている。
【0017】 絶縁板31と各端面板21,22とが連結された連結部分には、ペースト状の 絶縁樹脂51が塗布されている。この絶縁樹脂51は、絶縁板31及び端面板2 1,22を覆うように塗布されている。この例では、絶縁板31と各端面板21 ,22とが連結された連結部分の上方及び両側面の三方に塗布している。
【0018】 上記構造の鉄まくらぎ絶縁継手装置10によれば、絶縁板31と各端面板21 ,22とを連結する各連結手段40は、鉄まくらぎ11,12に対して上面位置 に設けられた端面板21,22にのみ装着されるので、鉄まくらぎの側面位置の 端面板の突出分を少なく形成できる。その結果、鉄まくらぎの側面に転換装置の 作動杆等を配置させるスペースを確保することができ、切換領域においても絶縁 板31を設置することができ、また、その交換も容易に行うことが可能となる。
【0019】 また、鉄まくらぎの上部位置の端面板だけでなく、鉄まくらぎの内部位置の端 面板にも連結手段を設けたことにより、鉄まくらぎ同士の連結強度を確保するこ とができる。
【0020】 また、本実施例では、絶縁板31と各端面板21,22とが連結された部分を 覆うように絶縁樹脂51を塗布することにより、導電性部材が連結部分上に存在 したような場合でも、各端面板21,22間を短絡させることなく絶縁状態を確 実に保持することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、鉄まくらぎ絶縁継手装置において、鉄まくらぎの側面位置の 端面板の突出分を少なく形成し、鉄まくらぎの上面位置に設けた端面板に各連結 手段を設けたので、鉄まくらぎの側面に転換装置の作動杆等を配置させるスペー スを確保することができる。
【0022】 また、鉄まくらぎの上部位置の端面板だけでなく、鉄まくらぎの内部位置の端 面板にも連結手段を設けたことにより、鉄まくらぎの側面位置に連結手段が存在 しなくとも鉄まくらぎ同士の連結強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鉄まくらぎ絶縁継手装置の実施形
態の一例を示すもので、(a)は絶縁継手部分の側面説
明図、(b)は絶縁継手部分の平面説明図、(c)は絶
縁継手部分の正面説明図である。
【図2】分岐器全体における鉄まくらぎ及び敷設レール
のレイアウトを説明するための敷設線路説明図である。
【図3】鉄まくらぎ絶縁継手装置の絶縁構造部分の斜視
説明図である。
【図4】レールが敷設された状態での鉄まくらぎ絶縁継
手装置全体の正面説明図である。
【符号の説明】
10…鉄まくらぎ絶縁継手装置、11,12…鉄まくら
ぎ、21,22…端面板、31…絶縁板、40…連結手
段、41…締結ボルト、 41a…頭部、 41b…軸
部、47…締め付けナット、51…絶縁樹脂、101,
102…レール、 103…トングレール、201…転
換装置、 202…スイッチアジャスター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が略コ字形で一端側に端面板が設けら
    れた一対の鉄まくらぎを、前記端面板同士が対面するよ
    うに配置させ、端面板間に絶縁板を介在させて該絶縁板
    と前記各端面板とを連結する継手装置であって、 前記絶縁板及び各端面板は、これらを固定するように装
    着した複数の連結手段で連結される一方、 前記鉄まくらぎの側面位置の端面板の突出を少なく形成
    し、 前記鉄まくらぎの上部位置と鉄まくらぎの内部位置の端
    面板にのみ前記各連結手段を設けたことを特徴とする鉄
    まくらぎ絶縁継手装置。
  2. 【請求項2】鉄まくらぎの上部位置の端面板には3箇
    所、鉄まくらぎの内部位置の端面板には1箇所の連結手
    段をそれぞれ設けた請求項1に記載の鉄まくらぎ絶縁継
    手装置。
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