JP3064903U - 列車防護スイッチ用安全装置 - Google Patents

列車防護スイッチ用安全装置

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JP3064903U
JP3064903U JP1999004303U JP430399U JP3064903U JP 3064903 U JP3064903 U JP 3064903U JP 1999004303 U JP1999004303 U JP 1999004303U JP 430399 U JP430399 U JP 430399U JP 3064903 U JP3064903 U JP 3064903U
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JP1999004303U
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正浩 芝
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大同信号株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車防護スイッチに外部の衝撃力等が作用し
ても誤作動を起こすことがなく、安全にスイッチ操作を
行うことができる列車防護スイッチ用安全装置を提供す
ること。 【解決手段】 ケース内に収容された押釦を、軌道内及
びその周辺に異常が発生したときに押すことにより、走
行する列車を緊急に停止させる列車防護スイッチに設け
られる安全装置であって、押釦4の側面に押釦中心軸線
と直交するようにピン穴25を設け、このピン穴と同一軸
線上のケースの側面にもピン穴12を設け、両ピン穴間に
誤動作防止ピン11を着脱可能に挿入して押釦とケースを
押釦が押されても軸方向に移動できないように係止した
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、列車防護スイッチ用安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
列車防護スイッチは、軌道内及びその周辺に異常が発生したときに、走行する 列車を緊急に停止させる目的で設備され、扱者がスイッチの押釦を押すことによ りスイッチを作動させることにより自動列車制御装置(ATC)の信号を停止信 号にすることにより、走行する列車を停止させるものである。また、軌道内及び その周辺の安全が確認できれば、付属の復位金具により手動で押釦を引き出すこ とで定常状態に復位させることができる構造となっている。
【0003】 ところで、前記列車防護スイッチにおいて、押釦はケース内に収容されたうえ 、そのケースから前方に突出する側がストッパねじを介して窓覆付きの蓋で被覆 されているものの、軸方向には移動自在となっているため、押釦を定常状態で常 に前方に不正するように内部に設けた図示しない板ばねのばね力以上の力、例え ば何らかの物体がスイッチに衝突することにより発生する衝撃力等が作用した場 合、押釦が移動して押された状態となり、スイッチが作動する恐れがあった。こ のような誤作動の問題点に対し板ばねを増やしてばね力を増やすという解決策も 考えられなくはないが、ばね力を増やすことによって当然のことながら押釦を押 圧する力も増すことになり、押釦を押圧しづらく、ともすれば押圧不可能になり 、根本的な解決に至らなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は前記のような実情に鑑み、列車防護スイッチに外部の衝撃 力等が作用しても誤作動を起こすことがなく、安全にスイッチ操作を行うことが できる列車防護スイッチ用安全装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の考案は、ケース内に収容された押釦を、 軌道内及びその周辺に異常が発生したときに押すことにより、走行する列車を緊 急に停止させる列車防護スイッチに設けられる安全装置であって、押釦の側面に 押釦中心軸線と直交するようにピン穴を設け、このピン穴と同一軸線上のケース の側面にもピン穴を設け、両ピン穴間に誤動作防止ピンを着脱可能に挿入して押 釦とケースを押釦が押されても軸方向に移動できないように係止したことを特徴 とする。
【0006】 請求項2の考案は、請求項1において、ケースの前面にアダプタが取り付けら れ、該アダプタにストッパねじを介して窓覆付きの蓋が取り付けられ、これらア ダプタと蓋によりケースから前方に突出する押釦が被覆され、かつアダプタの側 面に誤動作防止ピン挿入用のピン穴が形成されていることを特徴とする。請求項 3の考案は、請求項2において、誤動作防止ピンが紛失防止用ひも状の連結具に よりストッパねじに連結されていることを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は列車防護スイッチ 用安全装置の正面図、図2は要部を破断した側面図である。1は列車防護スイッ チで、ベース2に組み付けられたケース3、該ケース内に図示しない内部機構に より軸方向(水平)に移動可能に組み付けられて収容された押釦4、などを具え ている。この列車防護スイッチ1はベース2に設けたボルト穴5を利用して支持 され、例えば線路脇等に設置される。押釦4を押すことにより列車防護スイッチ 1が作動されることとなるが、この作動機構は従来と同様であるので、説明は省 略する。
【0008】 ケース3の前面には図3にも示す円筒状のアダプタ6がストッパねじ7で取り 付けられている。アダプタ6は外周に取付用フランジ8を有し、中心部に押釦4 が挿通可能な内径の内腔9が形成されており、該内腔の前面側はやや大径の腔部 10に形成されている。腔部10の基端側には後記する誤動作防止ピン11挿入用のピ ン穴12が、円周方向に所定の角度θにわたり切欠き形成されている。角度θは好 ましくは60°であるが、誤動作防止ピン11の凸湾曲部11aが挿通可能な角度であ れば任意の角度でもよく、前記の60°に特に限定されるものではない。図3で14 は取付用ピン孔、また図2で15はアダプタ6の基端内周面に装着されたOリング である。
【0009】 17はストッパ受け18を介してストッパねじ7に取り付けられた蓋で、その中心 部に形成した開口部には樹脂製の窓覆20がパッキン21を介して取り付けられてい る。この窓覆20を有する蓋17とアダプタ6によりケース3から前方に突出する押 釦4が被覆される。このとき押釦4の前面は窓覆20と接近した位置となり、窓覆 20を突き破って押釦4を押す際に支障がないようになっている。
【0010】 押釦4は図4(A),(B)に示すように前面側の側面に押釦中心軸線と直交する ように誤動作防止ピン11挿入用のピン穴25が貫通して設けられているとともに、 このピン穴25を通る外周面にピン11の凸湾曲部13が嵌まる環状凹溝26が形成され ている。誤動作防止ピン11は図5に示すように取り付け基部に円形部11cが形成 され、それから延びる一方が前記のような凸湾曲部11aに形成され、他方が直線 状のピン部11bに形成されており、ピン部11bがピン穴25に挿入、また凸湾曲部 11aが環状凹溝26に嵌まるようになっている。図示の押釦4の前面には図示省略 のボタン金具が成形又はねじ止めされるようになっており、該金具には付属の復 位金具挿入用の穴が形成されている。ピン11の円形部11cにはピン紛失防止用の 鎖28の一端が取り付けられ、鎖28の他端はストッパねじ7に連結されている。こ の鎖28は好ましい一例であり、ひも状の連結具であれば、他のものを用いること ができる。
【0011】 誤動作防止ピン11の取り付けに際しては、アダプタ6のピン穴12から先端を上 向きにして差し入れ、前記のようにピン部11bを押釦4のピン穴25に挿入してそ の先端がピン穴25から少し出るようにするとともに、凸湾曲部11aを環状凹溝26 の片側に嵌める。これにより図1,2のように誤動作防止ピン11の円形部11cが アダプタ6のピン穴12から下方に突出して、中間部分が該ピン穴にも挿通された 状態となり、押釦4とアダプタ6が、押釦4が押されても軸方向に移動できない ように係止されることとなる。したがって、列車防護スイッチ1に外部の衝撃力 等が作用して押釦4に外部負荷がかかり、押されることがあっても、押釦4は誤 動作防止ピン11を介してアダプタ6と係止の関係にあり、移動されることがない ため、列車防護スイッチ1の作動は確実に防止される。
【0012】 軌道内及びその周辺に異常が発生して、走行する列車を緊急に停止させる必要 が生じたときは、扱者が列車防護スイッチ1の押釦4を押すことになるが、この ときはまず誤動作防止ピン11をアダプタ6のピン穴12と押釦4のピン穴25から引 き抜く。これにより、押釦4は押圧により移動自在の状態となり、列車防護スイ ッチ1を作動させることが可能になる。そして、軌道内及びその周辺の安全が確 認できれば、付属の復位金具により手動で押釦を引き出して定常状態に復位させ ることとなるが、その作用は従来と同様である。
【0013】 尚、前記の実施の形態ではケース3と蓋17の間にアダプタ6を介在させたが、 これは一例であり、アダプタ6がないタイプにも適用が可能である。また、実施 の形態で示した押釦4、誤動作防止ピン11、ピン穴12,25の形状等も好ましい一 例にすぎず、この考案は請求項に記載した事項の範囲内で、それらの設計を適宜 変更、修正して実施できるものである。
【0014】
【考案の効果】
請求項1ないし3の考案は前記のような構成からなるので、列車防護スイッチ に外部の衝撃力等が作用しても誤動作防止ピンにより押釦の移動を防止すること により、列車防護スイッチの誤作動を確実になくすことができ、安全に列車防護 スイッチ操作を行うことができる。構成も簡素で、製作容易であり、比較的安価 に提供することができ、実用的価値がきわめて高いという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施の形態を示す列車防護スイッ
チ用安全装置の正面図である。
【図2】同上の要部を破断した側面図である。
【図3】同上のアダプタの一部破断の拡大正面図であ
る。
【図4】同上の押釦で、(A)はその正面図、(B)は側面
図である。
【図5】同上の誤動作防止ピンの拡大正面図である。
【符号の説明】
1 列車防護スイッチ 2 ベース 3 ケース 4 押釦 6 アダプタ 7 ストッパねじ 9 内腔 11 誤動作防止ピン 12,25 ピン穴 17 蓋 18 ストッパ受け 20 窓覆 26 環状凹溝 28 鎖

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収容された押釦を、軌道内及
    びその周辺に異常が発生したときに押すことにより、走
    行する列車を緊急に停止させる列車防護スイッチに設け
    られる安全装置であって、押釦の側面に押釦中心軸線と
    直交するようにピン穴を設け、このピン穴と同一軸線上
    のケースの側面にもピン穴を設け、両ピン穴間に誤動作
    防止ピンを着脱可能に挿入して押釦とケースを押釦が押
    されても軸方向に移動できないように係止したことを特
    徴とする列車防護スイッチ用安全装置。
  2. 【請求項2】 ケースの前面にアダプタが取り付けら
    れ、該アダプタにストッパねじを介して窓覆付きの蓋が
    取り付けられ、これらアダプタと蓋によりケースから前
    方に突出する押釦が被覆され、かつアダプタの側面に誤
    動作防止ピン挿入用のピン穴が形成されている請求項1
    記載の列車防護スイッチ用安全装置。
  3. 【請求項3】 誤動作防止ピンが紛失防止用ひも状の連
    結具によりストッパねじに連結されている請求項2記載
    の列車防護スイッチ用安全装置。
JP1999004303U 1999-06-15 1999-06-15 列車防護スイッチ用安全装置 Expired - Lifetime JP3064903U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189191A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Daido Signal Co Ltd 鉄道信号保安装置用手動スイッチ動作表示機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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