JP3064337U

JP3064337U - 家計ノ―ト

Info

Publication number: JP3064337U
Application number: JP1999003684U
Authority: JP
Inventors: 伸江前鬼
Original assignee: 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
Priority date: 1999-05-27
Filing date: 1999-05-27
Publication date: 2000-01-14
Anticipated expiration: 2005-05-27

Abstract

(57)【要約】【課題】毎日の買物等で受け取ったレシートやメモ類、
広告チラシ等を一時的に保管する際、または記帳に際し
て必要な覚書等の書類を短長期的に収納する際に、これ
らを家計簿を開くことなく一目で視認することができ、
かつ紛失を防止しつつ容易に出し入れをすることができ
る家計ノートを提供する。【解決手段】(1) 家計簿およびそのカバーを備えた家計
ノートにおいて、前記カバー本体の表面に、透明または
半透明の収納帯が、前記家計ノートの表側から裏側にか
けて連続して設けられている家計ノート。(2) 前記収納
帯は、その両側および底部がカバー本体の表面の両側お
よび底部にそれぞれ一体に接合され、かつ、その高さが
カバー本体の経方向の長さの１／３〜２／３である家計
ノート。(3) 前記カバーが、透明または半透明の軟質熱
可塑性樹脂フィルムからなることを特徴とする家計ノー
ト。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は家計ノートに関し、さらに詳しくは毎日の買物等で受け取ったレシートやメモ用紙、さらに広告チラシやペン類、電卓などを一時的に収納、管理し、または記帳に際して必要となる覚書等の書類を短長期的に収納するのに好適な家計ノートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

家計簿には毎日の家計の収支や、近い将来または遠い将来の経済的な生活設計が書き込まれるため、その家の経済状態を把握し、将来の経済的予測を立てる上で重要な資料となる。しかし、一方において、毎日の収支を品目別に区分けして家計簿に記帳するのが面倒であるなどの問題点がある。このため、毎日のレシート等を数日分まとめておき、これらをまとめて記帳する場合があるが、この場合にはレシートやメモ用紙等が溜まりすぎたり、紛失したりして家計簿の記帳がさらに面倒になり、または不明確になるなどの問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来技術の問題点を解決し、毎日の買物等で受け取ったレシートやメモ類または広告チラシなどを一時的に保管する際、または記帳に際して必要な覚書等の書類を短長期的に収納する際に、これらを家計簿を開くことなく一目で視認することができ、かつ紛失を防止しつつ容易に出し入れをすることができ、その結果、家計簿への記帳が億劫にならず、しかも正確に記帳することができ、さらに記帳に必要なペン類や電卓などを容易に収納することができる家計ノートを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者は、上記課題について鋭意検討した結果、家計簿に装着するカバー本体の表面に透明または半透明の収納帯を、家計簿の表側から裏側にかけて連続して設けることにより、レシートやメモ類等を家計簿を開くことなく一目で確認できるため、レシート類が溜まりすぎるのを防ぐことができ、しかも出し入れが容易で紛失もしにくいことを見いだし、本考案に至ったものである。

【０００５】本考案で実用新案登録の請求される考案は以下のとおりである。（１）家計簿およびそのカバーを備えた家計ノートにおいて、前記カバー本体の表面に、透明または半透明の収納帯が、前記家計ノートの表側から裏側にかけて連続して設けられていることを特徴とする家計ノート。（２）前記収納帯は、その両側および底部がカバー本体の表面の両側および底部にそれぞれ一体に接合され、かつ、その高さがカバー本体の経方向の長さの１／３〜２／３であることをを特徴とする（１）に記載の家計ノート。（３）前記カバーが、透明または半透明の軟質熱可塑性樹脂フィルムからなることを特徴とする（１）または（２）に記載の家計ノート。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図面により詳しく説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。図１は、本考案の一実施例を示す家計ノートの斜視図、図２は、該家計ノートに装着されるカバー本体の表面の説明図、図３は、該カバー本体の裏面の説明図である。図１において、家計ノート１は、毎日の家計の収支等を記入するための家計簿４と、該家計簿に装着されるカバー２とからなる。

【０００７】カバー２は、図２に示すように、その本体の表面２ａに透明収納帯３を有する。該透明収納帯３は、家計ノート１に装着した場合の表側から裏側にかけて連続して設けられ、その両側および底部が、接合部５によりカバー本体の表面２ａの両側および底部のそれぞれと一体に接合されている。また、前記収納帯３の高さは、レシート類等の出し入れの容易性および紛失防止の点から、カバー本体の経方向の長さの１／３〜２／３とするのが好ましく、より好ましくは１／２程度である。またカバー本体の裏面２ｂには、図３に示すように、その両端に設けられた、家計簿４を装着するための差込み部６と、左側の差込み部６に重ねて設けられた内側ポケット７を有する。これらは、前記透明収納帯３とともに接合部５によりカバー本体に一体に接合される。

【０００８】透明収納帯３を、上記のような構成とすることにより、カバー本体への収納帯３の設置が容易となり、コスト低減が可能であり、また収納物の出し入れが簡便で、幅広の書類等でも一見できるように広げたままカバ−の表側から裏側にかけて収納することができ、さらに家計ノート１の表側と裏側とで差し込むものの種類を区別して保管できる等の利点が得られる。前記カバー２の材質は、透明または半透明の軟質熱可塑性樹脂フィルムであることが好ましく、また前記透明収納帯３もカバー２の材質と同じ材質で構成するのが好ましい。また透明収納帯３は半透明でもよく、また着色されていてもよい。また透明収納帯３には仕切りを設けてもよく、さらに２段の収納帯としてもよい。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の家計ノートによれば、そのカバー本体表面の表側から裏側にかけて透明または半透明の収納帯が設けられているため、毎日の買物等で受け取ったレシート類やメモ類を、紛失させることなく容易に収納し、管理することができ、しかも、これらを家計簿を開くことなく一目で視認することができるため、レシート類が溜まりすぎるのを防ぐことができ、家計簿への記帳を正確に行うことができる。また記帳に際して必要な覚書等や短長期の将来の出費予定等を記載したメモ類を収納し、これらを家計簿を開くことなく、毎日、目で見ることができるため、家計簿への記帳がさらに正確となり、かつ短長期的な経済設計が容易となる。さらに毎日の買物等に役に立つ広告チラシや記帳に必要なペン類や電卓などの収納が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す家計ノートの説明図。

【図２】図１のカバー本体の表面２ａの説明図。

【図３】図１のカバー本体の裏面２ｂの説明図。

【符号の説明】

１…家計ノート、２…カバー、２ａ…カバー本体の表
面、２ｂ…カバー本体の裏面、３…透明収納帯、４…家
計簿、５…接合部、６…差込み部、７…内側ポケット。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】家計簿およびそのカバーを備えた家計ノ
ートにおいて、前記カバー本体の表面に、透明または半
透明の収納帯を、前記家計ノートの表側から裏側にかけ
て連続して設けたことを特徴とする家計ノート。
【請求項２】前記収納帯は、その両側および底部が、
カバー本体の表面の両側および底部にそれぞれ一体に接
合され、かつ、その高さがカバー本体の経方向の長さの
１／３〜２／３であることを特徴とする請求項１に記載
の家計ノート。
【請求項３】前記カバーが、透明または半透明の軟質
熱可塑性樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項
１に記載の家計ノート。