JPS597103Y2 - カセツトテ−プのインデツクス兼用葉書 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカセットテープのインテ゛ツクス兼用葉書に関
する。

従来の定型葉書は郵送して相手方に送達されて内容を読
まれた後は、再利用されるということがなかった。

特にダイレクトメールは用が済むとそのまま捨てられ、
ゴミとして公害のもととなるのみならず、その時点で宣
伝・公告の機能を課さなくなってしまうといった欠点が
あった。

本考案は前記従来技術の問題点に鑑み考案されたもので
、定型葉書に、所定の折曲線とインデックスの記入欄を
設けることにより、一度使用された葉書をそのままカセ
ットテープのインデックスとして再利用可能にし、さら
に郵送後も宣伝効果を有するようにすることを目的とす
る。

以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図〜第３図は本考案の第一実施例を示したもので、
ダイレクトメールを示したものである。

１０は定型葉書の表面で切手を貼る欄１０ａ，および郵
便番号を記載する空欄１０ｂが設けられている。

また葉書の表面１０の下部には宣伝広告欄１０ Ｃが設
けられ、例えば第１図に示すように、歌手の新曲発売の
宣伝のための顔写真・曲名・歌手名などが記載されてい
る。

葉書の表面１０の上半部１０ｄは空白になっており、送
り先の住所・氏名等が書き込めるようになっている。

一方、５は前記葉書の裏面で、短辺方向に順次第一折曲
線１，第二折曲線２，第三折曲線３が形或されている。

これらの折曲線１，２．３に沿って、後述のように、折
曲げればカセットテーフ゜ケース１１に装入するインテ
゛ツクスカードをなすようになっている。

これは現在定型葉書の大きさはほぼＡ６サイズ、厳密に
は左右９〜１０．７ｃｍ、天地１４〜１５ｃｍと定めら
れており、一方カセットテープケース１１の短辺は１０
．４ｃｍで葉書の横幅が入り、ケース１１の背幅は１．
３ｃｎｎなので、葉書の短辺方向に、以下に述べるよう
に、折曲線１，２．３で折ればケース１１にぴったり納
まるのである。

すなわち、一般的にカセットテープケース１１は、第３
図に示すように、カセットを収納する箱状のケース本体
１２と、蓋体１３が両側面１５．１５’，１５．１５’
の下端部で回転自在に軸支されている。

このケース本体１２は表面１７とこれに直角な背面１６
と表面１７に平行な裏面の下方の切片１４とこれら三つ
面で形或する長方体の左右両側の下方の側面１５．１５
から構威されており、前記葉書およびカセットテープは
この長方体形状の空間部に収納されるのである。

そして、前記葉書の裏面５の端縁４′と第一折曲線１の
距離は前記カセットケース１１のケース本体１２の裏面
の切片１４に面的に当接するのに十分な長さ、例えば１
〜２ｃｍぐらいに形威されている。

次に第一折曲線１と第二折曲線２によって区画された背
表紙用片６の短辺の距離は、前記ケース本体１２の背面
１６と同一幅に形威されている。

この背表紙用片６は、レコードのタイトル名・歌手名な
どを記入できるように空白になっている。

次に、第二折曲線２と第三折曲線３との距離はケース本
体１２の表面１７の短辺の長さと同一に形威されている
。

この第二折曲線２と第三折曲線３との間で区画された面
表紙用片７には葉書の表面１０の宣伝公告欄１０ Ｃと
同様な宣伝公告が記載されている。

最後に、第三折曲線ともう一方の端縁４によって区画さ
れた裏表紙用片８の短辺方向の長さはケース本体１２の
表面の裏面１７′の短辺方向の幅より小さめに形成され
ている。

この裏表紙用片８にはカセットテープの曲名などを記入
するためのインデックスの記入欄９が印刷されている。

そして、前記折曲線１，２．３は折目が解る程度に点線
が印刷してあるか、または、先端が円板状の金属本など
で線を引いて跡をつけたものが良い。

次に本実施例に係る葉書がダイレクトメールとして郵送
された後、カセットテープのインデックスとして再使用
する際の使用方法について説明する。

まず、葉書の裏面５の背表紙用片６にレコードのタイト
ル名・歌手等を記入し、裏表紙用片８のインテ゛ツクス
に曲名等を記する。

それから第２・第３図に示すように各折線１，２，３で
各々、図中、葉書の表面１０を内側に折り込むように折
る。

それから、葉書の裏面５の端縁４′と第一折曲線１との
間の部分がケース本体１２の切片１４に当接し、背表紙
用片６がケース本体１２の背面１６に当接し、面表紙用
片７がケース本体１２の表面１７に当接するよう葉書を
ケース本体１２に装入する。

その際、裏表紙用片８と面表紙用片７を葉書の表面１０
どうじが向き合って重なりあうように折り返した状態で
装入する。

その結果、カセットテープケース１１の表面１７にダイ
レクトメールの宣伝公告が現われるのである。

本実施例は定型葉書に所定の折曲線とインテ゛ツクスの
記入欄を設けたので一度使用された葉書がそのままカセ
ットテーフ゜のインテ゛ツクスとして再利用可能となり
、特にカセットケースの表面に宣伝欄が現れ、郵送後の
宣伝効果が一層高まる。

第４図は本考案の第二実施例を示したものである。

本実施例は葉書をカセットテープケースに装入したとき
、インテ゛ツクスがケースの表面に現れるようにしたも
のである。

次に本実施例の構戊について説明する。

なお、第一実施例と同一部分については同一符号を付し
、その説明を省略する。

葉書の表面１０には宣伝公告欄がない他は第一実施例と
同一の構戊となっている。

葉書の裏面５の第一折曲線〜第三折曲線１，２．３は全
く同一であるが、面表紙用片７にインテ゛ツクスの記入
欄９′が印刷されている。

裏表紙用片８は空白になって、友人等に送るメッセージ
が記載されている。

本実施例によればカセットケースの表面にインテ゛ツク
スが現れ、テープの内容が解りやすいのみならず、葉書
に書いた友人へのメッセージがカセットテープとともに
いつまでも残るという実用的効果がある。

以上述べてきたように、本考案は定型葉書の裏面の短辺
方向に所定の間隔で折曲線を形或し、一定の位置にイン
デックスの記入欄を設けたので、一度使用された葉書が
そのままカセットテープのインデックスとして再利用可
能となり、郵送後も宣伝効果を有し、あるいは葉書の文
言をカセットとともに残すことができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本考案の第一実施例で、第１図は正面
図、第２図は背面図、第３図は使用状態を示す分解斜視
図である。 第４図は第二実施例を示すもので、背面図である。 １・・・・・・第一折曲線、２・・・・・・第二折曲線
、３・・・・・・第三折曲線、４，４′・・・・・・端
縁、５・・・・・・葉書の離面、６・・・・・・背表紙
用片、７・・・・・・面表紙用片、８・・・・・・裏表
紙用片、９，９′・・・・・・インデックスの記入欄、
１０・・・・・・葉書の表面、１１・・・・・・カセッ
トテープケース、１２・・・・・・ケース本体、１３・
・・・・・蓋体、１４・・・・・・切片、１５．１５’
・・・・・・側面、１６・・・・・・背面、１７・・・
・・・表面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 定型葉書の裏面５の短辺方向に第一折曲線１，第二折曲
   線２，第三折曲線３を平行に形成し、第一折曲線１と第
   二折曲線２によって背表紙用片６を区画するようにカセ
   ットテープケース１１の背面１６と第一・第二折曲線の
   距離を同一幅とし、第二折曲線２と第三折曲線３との間
   を面表紙用片７に形戒するようカセットテープケース１
   １の表面１７と同一幅とし、第三折曲線３と端縁４で裏
   表紙用片８を区画し、前記面表紙用片７または裏表紙用
   片８のいずれか一方または双方の、少なくとも一部にイ
   ンデックスの記入欄９を設けたことを特徴とするカセッ
   トテープのインデックス兼用葉書。