JP3064245U - 液滴れ防止ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】液体の噴出と停止を繰り返す装置に取り付ける
ノズルにおいて、液体の噴出を停止した時に、ノズルか
ら滴が落ちないようにすること。 【解決手段】ノズル（１）の内部にバルブ機構を備え、
通常このバルブ（４）はノズルの入口（２）を塞ぐよう
に押しバネ（６）で押し当てられている。ノズル（１）
に流れ込む液体の圧力が押しバネ（６）の圧力より大き
くなるとバルブ（４）は移動しノズルの入口（２）が開
き、ノズル（１）に流れ込む液体の圧力が押しバネ
（６）の圧力より大きい間、液体はノズルの出口（３）
から噴出され、ノズル（１）に流れ込む液体の圧力が押
しバネ（６）の圧力より小さくなると、押しバネ（６）
によりノズルの入口（２）が塞がれ、この瞬間に液体の
噴出が停止し、液が滴れなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、液体の噴出と停止を繰り返す装置に取り付けるノズルに関するもの である。

【従来の技術】

従来のノズルは、液体を噴出している状態から停止してもしばらくの間は管及 びノズルの中に残っている液体が滴となって落ちて、液切れが悪かった。

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、液体の噴出を停止した時に、ノズルから滴が落ちないように することである。

【課題を解決するための手段】

ノズルの内部にバルブ機構を備え、通常、このバルブはノズルの液体の入口を 塞ぐように押しバネで押し当てられている。ノズルに流れ込む液体の圧力が押し バネの圧力より大きくなるとバルブは移動しノズルの入口が開く。 ノズルの中に流れ込んだ液体は、バルブのすり割りからノズルの出口に向かっ て流れ出し、ノズルに流れ込む液体の圧力が押しバネの圧力より大きい間、液体 はノズルから噴出される。 ノズルに流れ込む液体の圧力が押しバネの圧力より小さくなると、押しバネに よってノズルの入口が塞がれ、この瞬間に液体の噴出が停止し、液が滴れなくな る。

【考案の実施の形態】

図１において、ノズル（１）の内部にノズルの長手方向に可動なバルブ（４） を備える。通常このバルブ（４）は、つる巻き状の押しバネ（６）によってノズ ルの入口（２）を塞いでいて、ノズルの入口（２）に液体が流れ込んできても液 体の圧力が押しバネ（６）の圧力よりも小さい時は、ノズル（２）の入口は塞が れたままであり、液体はノズルの出口（３）から噴出されない。 図２において、ノズルの入口（２）に流れ込む液体の圧力が押しバネ（６）の 圧力より大きくなると、バルブ（４）は液体の圧力で移動し、ノズルの入り口（ ２）が開く。ノズル内部に流れ込んだ液体は、バルブのすり割り（５）を通り、 ノズルの出口（３）から噴出される。 ノズルの入口（２）に流れ込む液体の圧力が押しバネ（６）の圧力より小さく なると、押しバネ（６）によってバルブ（４）が押し戻されてノズルの入口（２ ）が塞がり、液体の噴出は直ちに停止されて、ノズルの出口（３）からの液滴れ を防止する。

【考案の効果】

従来のノズルでは、液体の噴出の停止直後しばらくの間、ノズルから液体が滴 れていたが、本考案により噴出停止と同時にノズルからの液体の滴れをなくすこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】液滴れ防止ノズルの断面図（停止状態）

【図２】液滴れ防止ノズルの断面図（噴出状態）

【符号の説明】

（１）ノズル （２）ノズルの入口 （３）ノズルの出口 （４）バルブ （５）バルブのすり割り （６）押しバネ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】管の先に取り付け可能なノズルの内部にノ
   ズルを開閉するためのバルブとバルブを閉じるための押
   しバネを有し、ノズルに流れ込む液体の圧力が押しバネ
   の圧力より大きくなるとバルブが開いてノズルから液体
   が流れ出し、ノズルに流れ込む液体の圧力が押しバネの
   圧力より小さくなるとバルブが閉じて液滴れしないこと
   を特徴とした、液滴れ防止ノズル。