JP3064163B2 - ガスメータ - Google Patents
ガスメータInfo
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- JP3064163B2 JP3064163B2 JP5192758A JP19275893A JP3064163B2 JP 3064163 B2 JP3064163 B2 JP 3064163B2 JP 5192758 A JP5192758 A JP 5192758A JP 19275893 A JP19275893 A JP 19275893A JP 3064163 B2 JP3064163 B2 JP 3064163B2
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- Japan
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- gas
- oxygen
- concentration
- electric resistance
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスコンロ等のガス器
具の上流において供給されるガスの流量を計測するため
のガスメータに係り、特に一定濃度以上の酸素ガスが混
入した場合にガス流路を遮断する機能を有するガスメー
タに関する。
具の上流において供給されるガスの流量を計測するため
のガスメータに係り、特に一定濃度以上の酸素ガスが混
入した場合にガス流路を遮断する機能を有するガスメー
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、家庭用のガスメータは、通過す
るガスの流量を計測する機能を有するとともに、ガス供
給圧力を圧力スイッチで検出し、ガスを使用していない
ときに圧力低下が検出された場合、また流量計を用いて
所定量以上のガス流量を検出した場合、所定期間以上ガ
スの流量を検出した場合などには、ガス遮断弁を駆動し
てガス流路を閉止させる構成となっている。これにより
配管中の漏洩や、不自然なガスの流出を検出して事故を
未然に防止し、安全性を保障するものである。
るガスの流量を計測する機能を有するとともに、ガス供
給圧力を圧力スイッチで検出し、ガスを使用していない
ときに圧力低下が検出された場合、また流量計を用いて
所定量以上のガス流量を検出した場合、所定期間以上ガ
スの流量を検出した場合などには、ガス遮断弁を駆動し
てガス流路を閉止させる構成となっている。これにより
配管中の漏洩や、不自然なガスの流出を検出して事故を
未然に防止し、安全性を保障するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のガ
スメータでは、配管中の漏洩や不自然なガスの流出を検
出して安全機構を作動させることにより未然に事故を防
止する機能を有するが、ガスの種類に対する安全対策は
考慮されていなかった。たとえば酸素を含まないガスを
供給している地域において、供給ガスに酸素が混入した
場合に、従来のガスメータではそのまま通過させてい
た。このため何らかの事故により供給系統に異常が発生
し、供給ガス管内に酸素が混入した場合であっても、そ
れを検知することなく、配管の漏洩や不自然なガスの使
用がない限り、ガスを供給していた。
スメータでは、配管中の漏洩や不自然なガスの流出を検
出して安全機構を作動させることにより未然に事故を防
止する機能を有するが、ガスの種類に対する安全対策は
考慮されていなかった。たとえば酸素を含まないガスを
供給している地域において、供給ガスに酸素が混入した
場合に、従来のガスメータではそのまま通過させてい
た。このため何らかの事故により供給系統に異常が発生
し、供給ガス管内に酸素が混入した場合であっても、そ
れを検知することなく、配管の漏洩や不自然なガスの使
用がない限り、ガスを供給していた。
【０００４】しかしながら、この種のガスメータでは、
供給ガス中に酸素が混入した場合においては、ガス器具
の燃焼性能が損なわれることとなり、さらにこの状態が
長時間継続すると危険な状態になるという問題があっ
た。
供給ガス中に酸素が混入した場合においては、ガス器具
の燃焼性能が損なわれることとなり、さらにこの状態が
長時間継続すると危険な状態になるという問題があっ
た。
【０００５】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガス流路に所定の濃度以上の酸素ガ
スが混入した場合にガス器具に対するガスの供給を遮断
することができ、酸素ガス混入に起因する事故を未然に
防止することができるガスメータを提供することにあ
る。
ので、その目的は、ガス流路に所定の濃度以上の酸素ガ
スが混入した場合にガス器具に対するガスの供給を遮断
することができ、酸素ガス混入に起因する事故を未然に
防止することができるガスメータを提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載のガスメー
タは、可燃性の供給ガスが通過するガス流路と、このガ
ス流路に設けられたガス遮断用の弁体と、供給ガス中へ
の酸素ガスの混入に伴う電気抵抗値の変化により、前記
ガス流路に混入した酸素ガスの濃度を検出するための接
触燃焼式の可燃性ガス検知素子と、この可燃性ガス検知
素子により検出された酸素濃度が予め定められた値に達
したときに前記弁体を閉止させてガス流路を遮断するガ
ス遮断手段とを備えている。
タは、可燃性の供給ガスが通過するガス流路と、このガ
ス流路に設けられたガス遮断用の弁体と、供給ガス中へ
の酸素ガスの混入に伴う電気抵抗値の変化により、前記
ガス流路に混入した酸素ガスの濃度を検出するための接
触燃焼式の可燃性ガス検知素子と、この可燃性ガス検知
素子により検出された酸素濃度が予め定められた値に達
したときに前記弁体を閉止させてガス流路を遮断するガ
ス遮断手段とを備えている。
【０００７】このガスメータでは、接触燃焼式可燃性ガ
ス検知素子の電気抵抗値の変化によりガス流路に混入し
た酸素ガスの濃度が検出され、その酸素濃度が予め定め
られた値に達すると、弁体が閉止されガス流路を遮断す
る。これによりガス器具に対して不要な酸素ガスの流入
が防止され、酸素ガス混入に起因する事故を未然に防止
できる。
ス検知素子の電気抵抗値の変化によりガス流路に混入し
た酸素ガスの濃度が検出され、その酸素濃度が予め定め
られた値に達すると、弁体が閉止されガス流路を遮断す
る。これによりガス器具に対して不要な酸素ガスの流入
が防止され、酸素ガス混入に起因する事故を未然に防止
できる。
【０００８】また、請求項２記載のガスメータは、可燃
性の供給ガスが通過するガス流路と、このガス流路に設
けられたガス遮断用の弁体と、電気抵抗値の変化により
前記供給ガスの濃度を検出する接触燃焼式の可燃性ガス
検知素子と、前記供給ガスのみが通過したときの前記可
燃性ガス検知素子の電気抵抗値を基準値として記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された電気抵抗値と前
記可燃性ガス検知素子から出力される電気抵抗値とを比
較し、その変化量により前記供給ガス中に混入した酸素
ガスの濃度を検出する酸素濃度検出手段と、この酸素濃
度検出手段により検出された酸素濃度が予め定められた
値に達したときに前記弁体を閉止させてガス流路を遮断
するガス遮断手段とを備えている。
性の供給ガスが通過するガス流路と、このガス流路に設
けられたガス遮断用の弁体と、電気抵抗値の変化により
前記供給ガスの濃度を検出する接触燃焼式の可燃性ガス
検知素子と、前記供給ガスのみが通過したときの前記可
燃性ガス検知素子の電気抵抗値を基準値として記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された電気抵抗値と前
記可燃性ガス検知素子から出力される電気抵抗値とを比
較し、その変化量により前記供給ガス中に混入した酸素
ガスの濃度を検出する酸素濃度検出手段と、この酸素濃
度検出手段により検出された酸素濃度が予め定められた
値に達したときに前記弁体を閉止させてガス流路を遮断
するガス遮断手段とを備えている。
【０００９】このガスメータでは、メータ取り付け時に
おいて、供給ガスのみが通過したときの可燃性ガス検知
素子の電気抵抗値が基準値として記憶手段に記憶され
る。そして、酸素濃度検出手段では、この記憶手段に記
憶された電気抵抗値と可燃性ガス検知素子から出力され
る電気抵抗値とを比較してその変化量を求め、この変化
量により前記供給ガス中に混入した酸素ガスの濃度を検
出する。その酸素濃度が予め定められた値に達すると、
弁体が閉止されガス流路を遮断する。
おいて、供給ガスのみが通過したときの可燃性ガス検知
素子の電気抵抗値が基準値として記憶手段に記憶され
る。そして、酸素濃度検出手段では、この記憶手段に記
憶された電気抵抗値と可燃性ガス検知素子から出力され
る電気抵抗値とを比較してその変化量を求め、この変化
量により前記供給ガス中に混入した酸素ガスの濃度を検
出する。その酸素濃度が予め定められた値に達すると、
弁体が閉止されガス流路を遮断する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施例に係るガスメータ
１０の概略構成を表すものである。このガスメータ１０
の内部には、ガス流入口１６およびガス流出口１７を有
するガス流路１１が設けられている。都市ガス等の可燃
性の供給ガス２０は、図示しない配管を通じてガス流入
口１６から流入した後、ガス流出口１７から図示しない
ガスコンロ等のガス器具へ供給されるようになってい
る。このガス流路１１にはガス流入口１６側から順に、
異常時においてガス流路１１を遮断するためのガス遮断
弁１２、およびガス流量を計測するためのガス流量計１
３とともに、酸素濃度検出のための接触燃焼式の可燃性
ガス検知素子１４が配設されている。
１０の概略構成を表すものである。このガスメータ１０
の内部には、ガス流入口１６およびガス流出口１７を有
するガス流路１１が設けられている。都市ガス等の可燃
性の供給ガス２０は、図示しない配管を通じてガス流入
口１６から流入した後、ガス流出口１７から図示しない
ガスコンロ等のガス器具へ供給されるようになってい
る。このガス流路１１にはガス流入口１６側から順に、
異常時においてガス流路１１を遮断するためのガス遮断
弁１２、およびガス流量を計測するためのガス流量計１
３とともに、酸素濃度検出のための接触燃焼式の可燃性
ガス検知素子１４が配設されている。
【００１２】この可燃性ガス検知素子１４は、素子表面
上で可燃性ガスが接触して生じる酸化反応によって発生
する燃焼熱の変化を電気抵抗値の変化として検出するも
のである。その構造は、白金（Ｐｔ）などでコイル状の
フィラメントを作り、このフィラメント上に白金、パラ
ジウム（Ｐｔ）などの触媒を高分散させたアルミナ担体
を塗布し焼成したものである。この可燃性ガス検知素子
１４上で可燃性ガスが燃焼すると温度が上昇し、フィラ
メントの電気抵抗値が増大する。この電気抵抗値の増加
はガス濃度に比例するため、これによりガス濃度を測定
することができる。
上で可燃性ガスが接触して生じる酸化反応によって発生
する燃焼熱の変化を電気抵抗値の変化として検出するも
のである。その構造は、白金（Ｐｔ）などでコイル状の
フィラメントを作り、このフィラメント上に白金、パラ
ジウム（Ｐｔ）などの触媒を高分散させたアルミナ担体
を塗布し焼成したものである。この可燃性ガス検知素子
１４上で可燃性ガスが燃焼すると温度が上昇し、フィラ
メントの電気抵抗値が増大する。この電気抵抗値の増加
はガス濃度に比例するため、これによりガス濃度を測定
することができる。
【００１３】本実施例では、ガスメータ１０の取り付け
時において、予め供給ガス２０のみの場合の可燃性ガス
検知素子１４の電気抵抗値を求め、これをメモリ等の記
憶手段に記憶しておく。そして電気抵抗値がさらに変化
したときには、供給ガス２０中に酸素ガスが混入したと
判断し、この電気抵抗値の変化量に応じて酸素濃度を検
出するものである。なお、可燃性ガス検知素子１４の出
力はあまり大きくないため、担体のみを白金線上に塗布
し焼成した温度補償素子が併用され、また、検出回路は
ブリッジ回路により構成される。可燃性ガス検知素子１
４の検出信号は制御部１５へ供給されるようになってい
る。
時において、予め供給ガス２０のみの場合の可燃性ガス
検知素子１４の電気抵抗値を求め、これをメモリ等の記
憶手段に記憶しておく。そして電気抵抗値がさらに変化
したときには、供給ガス２０中に酸素ガスが混入したと
判断し、この電気抵抗値の変化量に応じて酸素濃度を検
出するものである。なお、可燃性ガス検知素子１４の出
力はあまり大きくないため、担体のみを白金線上に塗布
し焼成した温度補償素子が併用され、また、検出回路は
ブリッジ回路により構成される。可燃性ガス検知素子１
４の検出信号は制御部１５へ供給されるようになってい
る。
【００１４】図２は本実施例のガスメータ１０における
制御部１５の具体的構成を表すものである。この制御部
１５はＣＰＵ（中央処理装置）３０を備えている。この
ＣＰＵ３０はバスを介して装置の各部と接続されてい
る。このうちＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）３１に
は、後述の流れ図（図３）に示すような酸素ガス混入に
起因する事故を未然に防止するための制御プログラムが
格納されている。ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモ
リ）３２には、ガス遮断基準となる予め定められたガス
濃度データが格納されるとともに、可燃性ガス検知素子
１４からの検出データ等が一時的に格納されるようにな
っている。入力ポート３３はガス流量計１３および可燃
性ガス検知素子１４の各出力信号をＣＰＵ３０へ送るた
めのインターフェースである。ＣＰＵ３０は、ガス流量
計１３の出力信号により一定量以上のガス量を検知した
場合に弁遮断信号を出力するとともに、可燃性ガス検知
素子１４の出力信号を受けて供給ガス２０中に混入した
酸素ガスの濃度を監視し、酸素濃度が一定値以上になる
と、同じく弁遮断信号を出力するようになっている。出
力ポート３４はＣＰＵ３０から送出された弁遮断信号を
駆動回路３５へ送るためのインターフェースである。Ｃ
ＰＵ３０から送出された弁遮断信号を受けた駆動回路３
５はガス遮断弁１２を閉止させてガス流路１１を遮断す
るようになっている。
制御部１５の具体的構成を表すものである。この制御部
１５はＣＰＵ（中央処理装置）３０を備えている。この
ＣＰＵ３０はバスを介して装置の各部と接続されてい
る。このうちＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）３１に
は、後述の流れ図（図３）に示すような酸素ガス混入に
起因する事故を未然に防止するための制御プログラムが
格納されている。ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモ
リ）３２には、ガス遮断基準となる予め定められたガス
濃度データが格納されるとともに、可燃性ガス検知素子
１４からの検出データ等が一時的に格納されるようにな
っている。入力ポート３３はガス流量計１３および可燃
性ガス検知素子１４の各出力信号をＣＰＵ３０へ送るた
めのインターフェースである。ＣＰＵ３０は、ガス流量
計１３の出力信号により一定量以上のガス量を検知した
場合に弁遮断信号を出力するとともに、可燃性ガス検知
素子１４の出力信号を受けて供給ガス２０中に混入した
酸素ガスの濃度を監視し、酸素濃度が一定値以上になる
と、同じく弁遮断信号を出力するようになっている。出
力ポート３４はＣＰＵ３０から送出された弁遮断信号を
駆動回路３５へ送るためのインターフェースである。Ｃ
ＰＵ３０から送出された弁遮断信号を受けた駆動回路３
５はガス遮断弁１２を閉止させてガス流路１１を遮断す
るようになっている。
【００１５】次に、本実施例のガスメータの動作を図３
に示す流れ図に沿って説明する。
に示す流れ図に沿って説明する。
【００１６】まず、ＣＰＵ３０はガスメータ１０の取り
付け時において、可燃性ガス検知素子１４の出力信号を
受けて、供給ガス２０のみの場合の電気抵抗値を検出
し、これを基準値としてＲＡＭ３２に記憶させる（ステ
ップＳ３００）。その後、ガスメータ１０が稼働を開始
すると同時に、可燃性ガス検知素子１４を監視し始め、
電気抵抗値の変化量を測定（ステップＳ３０１）し、そ
の変化量から酸素濃度Ｃを算出する（ステップＳ３０
２）。そして、たとえばガスメータ１０の上流側の配管
を通じてガス流路１１に酸素ガスが混入し、その濃度Ｃ
が予め定めた所定の濃度Ｃ0 以上になる（ステップＳ３
０３；Ｙ）と、ＣＰＵ３０はガス遮断弁１２を閉止さ
せ、ガス流路１１を遮断する（ステップＳ３０２）。
付け時において、可燃性ガス検知素子１４の出力信号を
受けて、供給ガス２０のみの場合の電気抵抗値を検出
し、これを基準値としてＲＡＭ３２に記憶させる（ステ
ップＳ３００）。その後、ガスメータ１０が稼働を開始
すると同時に、可燃性ガス検知素子１４を監視し始め、
電気抵抗値の変化量を測定（ステップＳ３０１）し、そ
の変化量から酸素濃度Ｃを算出する（ステップＳ３０
２）。そして、たとえばガスメータ１０の上流側の配管
を通じてガス流路１１に酸素ガスが混入し、その濃度Ｃ
が予め定めた所定の濃度Ｃ0 以上になる（ステップＳ３
０３；Ｙ）と、ＣＰＵ３０はガス遮断弁１２を閉止さ
せ、ガス流路１１を遮断する（ステップＳ３０２）。
【００１７】このように本実施例のガスメータ１０で
は、接触燃焼式の可燃性ガス検知素子１４が内蔵され、
この可燃性ガス検知素子１４を利用して供給ガス２０中
に混入した酸素ガスの濃度が検出され、その酸素濃度が
予め定められた値以上になると、ガス流路１１が自動的
に遮断されるため、図示しないガス器具に対する不要な
酸素ガスの流入が防止され、これにより酸素ガス混入に
起因する事故が未然に防止される。なお、ガス流量が過
大になった場合の動作は従来のガスメータと同様である
ので、その説明は省略する。
は、接触燃焼式の可燃性ガス検知素子１４が内蔵され、
この可燃性ガス検知素子１４を利用して供給ガス２０中
に混入した酸素ガスの濃度が検出され、その酸素濃度が
予め定められた値以上になると、ガス流路１１が自動的
に遮断されるため、図示しないガス器具に対する不要な
酸素ガスの流入が防止され、これにより酸素ガス混入に
起因する事故が未然に防止される。なお、ガス流量が過
大になった場合の動作は従来のガスメータと同様である
ので、その説明は省略する。
【００１８】ところで、ガスメータ１０への酸素ガスの
混入経路は、上述のようなガスメータ１０の上流側の配
管を通じて混入する場合に限らず、たとえばガスメータ
１０の下流において供給ガス２０と一定量の酸素ガスを
混合し、混合ガスとしてガス器具へ供給する構成の、い
わゆる酸素併用装置においては混合器から逆流してガス
メータ１０の下流側から混入することも考えられる。
混入経路は、上述のようなガスメータ１０の上流側の配
管を通じて混入する場合に限らず、たとえばガスメータ
１０の下流において供給ガス２０と一定量の酸素ガスを
混合し、混合ガスとしてガス器具へ供給する構成の、い
わゆる酸素併用装置においては混合器から逆流してガス
メータ１０の下流側から混入することも考えられる。
【００１９】図４はこのような酸素併用装置の具体的な
構成を表すものである。すなわちガスメータ１０のガス
流出口１７は、ガス栓４１、逆止弁４２、ガバナ（圧力
調整器）４３およびガス栓４４を介して混合器４５の一
方のガス流入口４５ａに連結されている。混合器４５の
他方のガス流入口４５ｂにはガス栓４７を介して酸素ボ
ンベ４６が連結されている。混合器４５のガス流出口４
５ｃは混合ガス専用のガス器具４０に連結されている。
構成を表すものである。すなわちガスメータ１０のガス
流出口１７は、ガス栓４１、逆止弁４２、ガバナ（圧力
調整器）４３およびガス栓４４を介して混合器４５の一
方のガス流入口４５ａに連結されている。混合器４５の
他方のガス流入口４５ｂにはガス栓４７を介して酸素ボ
ンベ４６が連結されている。混合器４５のガス流出口４
５ｃは混合ガス専用のガス器具４０に連結されている。
【００２０】この酸素併用装置では、ガスメータ１０を
通過した供給ガス２０は、ガバナ４３において圧力が一
定値に調整された後、混合器４５へ供給される。そして
このガス２０は混合器４５において酸素ボンベ４６から
供給される酸素ガス４８と所定の割合に混合された後、
混合ガス４９としてガス器具４０へ供給されるが、地震
等の事故により逆止弁４２等が壊れ、混合ガス４９がガ
スメータ１０内へ逆流することがある。
通過した供給ガス２０は、ガバナ４３において圧力が一
定値に調整された後、混合器４５へ供給される。そして
このガス２０は混合器４５において酸素ボンベ４６から
供給される酸素ガス４８と所定の割合に混合された後、
混合ガス４９としてガス器具４０へ供給されるが、地震
等の事故により逆止弁４２等が壊れ、混合ガス４９がガ
スメータ１０内へ逆流することがある。
【００２１】このような場合においても、本実施例では
ガスメータ１０内に可燃性ガス検知素子１４が内蔵され
ているため、混合ガス４９中の酸素濃度を検出すること
ができる。したがって事故により混合ガス４９が逆流し
たことを自動的に検知でき、その弊害を未然に防止する
ことができる。
ガスメータ１０内に可燃性ガス検知素子１４が内蔵され
ているため、混合ガス４９中の酸素濃度を検出すること
ができる。したがって事故により混合ガス４９が逆流し
たことを自動的に検知でき、その弊害を未然に防止する
ことができる。
【００２２】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえば上記
実施例においては、本発明を酸素併用装置に適用した例
について説明したが、ガス器具４０に対して供給ガス２
０と圧縮空気とを混合して供給する、いわゆる圧縮空気
併用装置等にも適用できることはいうまでもない。
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえば上記
実施例においては、本発明を酸素併用装置に適用した例
について説明したが、ガス器具４０に対して供給ガス２
０と圧縮空気とを混合して供給する、いわゆる圧縮空気
併用装置等にも適用できることはいうまでもない。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように請求項１および２記
載のガスメータによれば、接触燃焼式の可燃性ガス検知
素子を内蔵し、この可燃性ガス検知素子の電気抵抗値の
変化により供給ガス中の酸素濃度を検出し、その酸素濃
度が予め定められた値に達したときに弁体を閉止してガ
ス流路を遮断するようにしたので、これにより酸素混入
に起因する事故を未然に防止することができ、安全性が
向上するという効果を奏する。
載のガスメータによれば、接触燃焼式の可燃性ガス検知
素子を内蔵し、この可燃性ガス検知素子の電気抵抗値の
変化により供給ガス中の酸素濃度を検出し、その酸素濃
度が予め定められた値に達したときに弁体を閉止してガ
ス流路を遮断するようにしたので、これにより酸素混入
に起因する事故を未然に防止することができ、安全性が
向上するという効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例に係るガスメータの概略構成
を表す図である。
を表す図である。
【図２】図１のガスメータの制御部の構成を表すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図３】図１のガスメータの動作を説明するための流れ
図である。
図である。
【図４】図１のガスメータを酸素併有装置に適用したシ
ステム構成を表す図である。
ステム構成を表す図である。
１０ ガスメータ １１ ガス流路 １２ ガス遮断弁（弁体） １３ ガス流量計 １４ 可燃性ガス検知素子 ２０ 供給ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−8624（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−270631（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−64978（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01F 3/22 G01F 1/00 A62C 2/04 F17C 13/12 F23N 5/24 101
Claims (2)
- 【請求項１】 可燃性の供給ガスが通過するガス流路
と、 このガス流路に設けられたガス遮断用の弁体と、 供給ガス中への酸素ガスの混入に伴う電気抵抗値の変化
により、前記ガス流路に混入した酸素ガスの濃度を検出
するための接触燃焼式の可燃性ガス検知素子と、 この可燃性ガス検知素子により検出された酸素濃度が予
め定められた値に達したときに前記弁体を閉止させてガ
ス流路を遮断するガス遮断手段とを備えたことを特徴と
するガスメータ。 - 【請求項２】 可燃性の供給ガスが通過するガス流路
と、 このガス流路に設けられたガス遮断用の弁体と、 電気抵抗値の変化により前記供給ガスの濃度を検出する
接触燃焼式の可燃性ガス検知素子と、 前記供給ガスのみが通過したときの前記可燃性ガス検知
素子の電気抵抗値を基準値として記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された電気抵抗値と前記可燃性ガス
検知素子から出力される電気抵抗値とを比較し、その変
化量により前記供給ガス中に混入した酸素ガスの濃度を
検出する酸素濃度検出手段と、 この酸素濃度検出手段により検出された酸素濃度が予め
定められた値に達したときに前記弁体を閉止させてガス
流路を遮断するガス遮断手段とを備えたことを特徴とす
るガスメータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5192758A JP3064163B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ガスメータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5192758A JP3064163B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ガスメータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727585A JPH0727585A (ja) | 1995-01-27 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP3064163B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5192758A patent/JP3064163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0727585A (ja) | 1995-01-27 |
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