JP3064123B2 - 情報処理装置および入力制御装置 - Google Patents

情報処理装置および入力制御装置

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JP3064123B2
JP3064123B2 JP29883292A JP29883292A JP3064123B2 JP 3064123 B2 JP3064123 B2 JP 3064123B2 JP 29883292 A JP29883292 A JP 29883292A JP 29883292 A JP29883292 A JP 29883292A JP 3064123 B2 JP3064123 B2 JP 3064123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指、または、物理的な
スイッチを持たないペンを用いて入力パネルを操作する
場合でも、マウスのボタンクリックまたはスイッチ付き
ペンのクリック入力と同等のクリック入力機能を実現す
ることを可能とする情報処理装置および入力制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力パネルは、静電容量方式また
は抵抗膜方式を採用することにより、指、または、ペン
等のポインティング機器を用いて座標入力を行うことを
可能としている。
【0003】しかしながら、指を用いて入力パネルを操
作する場合は、マウスのボタンクリックまたはスイッチ
付きペンのクリックに相当するクリック入力ができない
という問題がある。
【0004】さらに、物理的なスイッチを持たないペン
を用いて入力パネルを操作する場合も、このようなペン
は、スイッチが押下されたことを示すクリック信号を発
生する機能を持たないので、マウスのボタンクリックま
たはスイッチ付きペンのクリックに相当するクリック入
力ができないという問題がある。
【0005】指、または、物理的なスイッチを持たない
ペンを用いて入力パネルを操作する場合でも、マウスの
ボタンクリックまたはスイッチ付きペンのクリックと同
等のクリック入力機能を実現することを可能とするため
には、位置指示(座標入力動作)と選択指示(クリック
入力動作)とを区別する必要がある。
【0006】単純に区別する方法としては、クリック入
力動作を、ある1点を位置指示した後、1度入力パネル
から指またはペンを離し、該1点と同一の点を再び位置
指示するという動作にすればよい。しかし、この動作で
は、指またはペンが1度入力パネルから離れるので、1
度目に位置指示した点と2度目に位置指示した点とにず
れが生じてしまい、選択指示を操作性よく行うことが難
しい。
【0007】そこで、特開昭62−150422号公報
に記載されているように、位置指示を行うための領域お
よび選択指示を行うための領域を、それぞれ異なる領域
として設けるようにしたものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、位置
指示と選択指示とを異なる領域で行うようにしているの
で、位置指示操作と選択指示操作との間に指またはペン
の移動が必要となり、操作性がよくないという問題点が
ある。
【0009】本発明の目的は、指、または、物理的なス
イッチを持たないペンを用いて入力パネルを操作する場
合でも、指またはペンを移動することなく、マウスのボ
タンクリックまたはスイッチ付きペンのクリック入力と
同等のクリック入力機能を実現することを可能とする情
報処理装置および入力制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外部から指示された点に相当する座標を
入力する座標入力手段を有する入力パネルを備えた情報
処理装置において、入力パネルにより、外部から指示さ
れた1点に相当する座標が入力されている状態で、該1
点とは別に外部から指示された他の1点に相当する座標
が入力され、該他の1点に相当する座標の入力が中止さ
れた場合に、クリック入力であると判定するクリック入
力判定手段を備えるようにしている。
【0011】本発明においては、ユーザのクリック入力
動作としては、具体的には、図15に示すように、指B
で入力パネルの1点bを指示し続けている状態で、指A
で点bとは別の1点aを指示し、点aの指示を中止する
という動作となる。
【0012】この動作を行った場合、入力パネルは、実
際には、連続して3つの座標を入力すこととなる。すな
わち、第1の座標として、点bに相当する座標を入力
し、第2の座標として、点aに相当する座標を入力し、
第3の座標として、点bに相当する座標を入力する。
【0013】入力パネルの座標入力手段は、外部から2
つ以上の点が同時に指示された場合に、該2つ以上の点
の重心等の合成座標を入力するようになっているのが一
般的であるが、これに限らず、外部から同時に指示され
た2つの点に相当する座標(1つであっても2つであっ
てもよい)を入力することができるようになっていれば
よい。
【0014】ユーザのクリック入力動作から明らかなよ
うに、第1の座標位置と第3の座標位置とは、ほぼ同一
の点となることが推測される。また、第1の座標が指示
されてから第2の座標が指示されるまでの時間、およ
び、第2の座標が指示されてから第3の座標が指示され
るまでの時間は、かなり短いものとなることが推測され
る。
【0015】そこで、上記クリック入力判定手段は、こ
れら第1,第2および第3の座標について、上述したよ
うな事項を判定条件として、クリック入力であるか否か
を判定するようにすることができる。
【0016】すなわち、第1の判定条件として、入力パ
ネルにより連続して入力された第1,第2および第3の
3つの座標について、第1の座標位置と第3の座標位置
との差が予め決められた値を超えないことが挙げられ
る。
【0017】また、第2の判定条件として、入力パネル
により連続して入力された第1,第2および第3の3つ
の座標について、第1の座標が入力されてから第3の座
標が入力されるまでの時間間隔が予め決められた値を超
えないことが挙げられる。
【0018】また、第3の判定条件として、入力パネル
により連続して入力された第1,第2および第3の3つ
の座標について、第1の座標位置から第2の座標位置に
変化する速度、および、第2の座標位置から第3の座標
位置に変化する速度が予め決められた値を超えたことが
挙げられる。
【0019】また、第4の判定条件として、入力パネル
により連続して入力された第1,第2および第3の3つ
の座標について、第1の座標位置から第2の座標位置に
変化する際の加速度、および、第2の座標位置から第3
の座標位置に変化する際の加速度が予め決められた値を
超えたことが挙げられる。
【0020】なお、外部から指示された点に相当する座
標を入力する以外にも、座標指示時の圧力情報,入力パ
ネル面からの高さ情報,座標指示時の入力パネル面に対
する傾き情報等、他の情報を取得可能な入力パネルであ
る場合は、これらの情報の全部または一部を判定材料と
して用いてもよい。
【0021】
【作用】上記クリック入力判定手段は、入力パネルによ
り連続して入力された第1,第2および第3の3つの座
標について、第1の座標位置と第3の座標位置との差が
予め決められた値を超えない場合には、第1の座標位置
と第3の座標位置とがほぼ同一の点であるとみなすこと
ができるので、クリック入力であると判定することがで
きる。
【0022】また、上記クリック入力判定手段は、入力
パネルにより連続して入力された第1,第2および第3
の3つの座標について、第1の座標が入力されてから第
3の座標が入力されるまでの時間間隔が予め決められた
値を超えない場合には、第1の座標が指示されてから第
2の座標が指示されるまでの時間、および、第2の座標
が指示されてから第3の座標が指示されるまでの時間が
かなり短いとみなすことができるので、クリック入力で
あると判定することができる。
【0023】また、上記クリック入力判定手段は、入力
パネルにより連続して入力された第1,第2および第3
の3つの座標について、第1の座標位置から第2の座標
位置に変化する速度、および、第2の座標位置から第3
の座標位置に変化する速度が予め決められた値を超えた
場合には、第1の座標が指示されてから第2の座標が指
示されるまでの時間、および、第2の座標が指示されて
から第3の座標が指示されるまでの時間がかなり短いと
みなすことができるので、クリック入力であると判定す
ることができる。
【0024】また、上記クリック入力判定手段は、入力
パネルにより連続して入力された第1,第2および第3
の3つの座標について、第1の座標位置から第2の座標
位置に変化する際の加速度、および、第2の座標位置か
ら第3の座標位置に変化する際の加速度が予め決められ
た値を超えた場合には、第1の座標が指示されてから第
2の座標が指示されるまでの時間、および、第2の座標
が指示されてから第3の座標が指示されるまでの時間が
かなり短いとみなすことができるので、クリック入力で
あると判定することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0026】図2は本実施例に係る情報処理装置の構成
を示すブロック図である。
【0027】図2において、21は情報処理装置全体の
制御を行うCPU、22はプログラムやデータ等を記憶
するメモリ、23はキーボード、24はキーボード23
および入力パネル29aの制御を行う入力制御装置、2
5は表示情報を制御して表示パネル29bに出力する表
示制御装置、26は表示情報を記憶するVRAM、27
はファイル装置28を制御するファイル制御装置、28
はフロッピィディスクやメモリカード等のファイル装
置、29aはユーザが指で指示した点の座標を入力する
入力パネル、29bは液晶表示装置等の表示パネルであ
る。
【0028】入力パネル29aは、従来と同様に、静電
容量方式や抵抗膜方式等を採用しているものである。
【0029】なお、本実施例においては、入力制御装置
24をハードウェアで実現する構成としているが、一部
または全部をCPU21や専用のマイコン等が実行する
ソフトウェアで実現する構成も可能である。
【0030】図3は本実施例に係る情報処理装置の外観
図である。
【0031】図3において、31は情報処理装置、29
は入力パネル29aと表示パネル29bとが一体化した
構成の入力・表示パネル、23はキーボードである。
【0032】本実施例の情報処理装置31においては、
ユーザは、指33で表示パネル29b上に表示されてい
る情報を直接指示することが可能なポインティング操作
環境が提供されている。
【0033】なお、指33で指示された点をカーソル表
示するようにし、入力パネル29aは、カーソルが指示
する点を入力するようにし、指33を当てながら移動す
ると、カーソルが指33の移動につれて移動するように
してもよい。
【0034】また、本実施例では、入力パネル29aと
表示パネル29bとが一体化した構成としているが、入
力パネル29aと表示パネル29bとが分離する構成と
してもよい。この場合は、入力パネル29aの座標と表
示パネル29bの座標との対応をユーザがわかるように
するために、表示パネル29bにカーソルを表示するよ
うにすることが必要である。
【0035】また、適用される情報処理装置は、図3に
示したクラムシェル型の装置以外にも、キーボード23
を持たないパッド型の装置や、デスクトップ型の装置で
入力パネル29aを持つ装置や、携帯性を重視したより
小型な装置等も含まれる。
【0036】また、本実施例では、入力パネル29aに
加えてキーボード23を備えるようにし、入力制御装置
24が、入力パネル29aのみではなく、キーボード2
3をも制御するようにしているが、キーボード23の制
御については、従来技術と相違ないので、入力パネル2
9aの制御についてのみ説明する。
【0037】図1は入力制御装置24の構成を示すブロ
ック図である。
【0038】図1において、11はユーザの入力動作が
クリック入力と同等の動作であるか否かを判定するクリ
ック入力判定部、12は入力パネル29aが入力した座
標を位置補正したり、表示パネル29bに準じた座標系
に変換する座標変換を行う位置補正・変換部、13は位
置補正・変換部12の出力結果に基づいて、座標位置の
単位時間における変化量(速度)を検知する速度検知
部、14は位置補正・変換部12の出力結果,速度検知
部13の検知結果に基づいて、座標位置の差を検知する
座標位置比較部、15は位置補正・変換部12の出力結
果,速度検知部13の検知結果,座標位置比較部14の
比較結果に基づいて、ユーザの入力動作がクリック入力
と同等の動作であるか否かを判定し、クリック入力と同
等の動作であると判定した場合に、クリック信号を発生
する判定部である。
【0039】以下、ユーザの入力動作について、図4お
よび図5を用いて説明する。
【0040】図4(a)は入力パネル29aへのユーザ
の指示座標を示しており、図4(b)は入力パネル29
aが実際に入力する入力座標を示している。
【0041】入力パネル29aは、例えば、図4に示す
ように、ユーザが入力パネル29a上の点Paを指示し
た場合には、点L1を入力し、点Pbを指示した場合に
は、点L3を入力する。また、点Paと点Pbとを同時
に指示した場合には、2点の間の座標に相当する点L2
を入力するようになっている。
【0042】本実施例においては、ユーザが、ある1点
を指示し続けている状態で、該1点とは別の1点を指示
し、該別の1点の指示を中止する(開放する)よう動作
することを、クリック入力と同等の動作とする。すなわ
ち、ユーザは、例えば、人差し指で点Paを指示し続け
ている状態で、マウスのクリック動作のように、中指で
点Pbを指示・開放するよう動作することにより、クリ
ック入力を行うことができるようにしている。なお、こ
のとき、入力パネル29aは、点L1,点L2,点L1
の3つの座標を連続して入力することとなる。
【0043】図5(a)はクリック入力動作を行った場
合に入力制御装置24が検知する入力座標を示す図、図
5(b)は通常の点座標指示(3点)を行った場合に入
力制御装置24が検知する入力座標を示す図である。
【0044】以下の動作説明ではX座標に関してのみ説
明するが、実際は、Y座標に関しても同様の処理を行
う。本実施例では、Y座標に関する処理は、X座標の処
理から容易に類推可能であるため、X座標に関してのみ
説明する。
【0045】なお、X座標に関する処理のみでクリック
入力動作であるか否かを判定することが十分可能な場合
は、処理速度や装置規模等を考慮して、X座標に関する
処理のみ(または、同様にしてY座標に関する処理の
み)で判定する構成も可能である。
【0046】図5(a)および図5(b)において、横
軸はサンプリング時間単位Tごとの時間を示しており、
縦軸はX座標を示している。通常は、横軸,縦軸とも離
散値となり、グラフは連続しないが、ここでは連続的に
表現している。
【0047】図5(a)では、点A1から点A2への変
化、および、点A2から点A3への変化が急峻である。
また、クリック入力動作を行った場合、すなわち、1点
目を指示し続けている状態で、2点目を指示・開放して
いる場合であるので、点A1の座標と点A3の座標とが
ほぼ同じとなる。図4の例を用いて説明すると、点Pa
を指示し続けている状態で、点Pbを指示・開放した場
合に相当する状況となり、点A1=点L1,点A2=点
L2,点A3=点L1となる。
【0048】図5(b)では、図5(a)と比較して、
点B1から点B2への変化、および、点B2から点B3
がなだらかである。また、通常の点座標指示を行った場
合、すなわち、1点目の指示・開放後、2点目を指示・
開放し、その後、さらに3点目を指示している場合であ
るので、点B1の座標と点B3の座標とが一致する可能
性は低い。
【0049】従って、図5(a)に示したように、座標
の変化が急峻であるか否かといった情報や、1点目の座
標と3点目の座標とが変化しているか否かといった情報
に基づいて、ユーザの入力動作がクリック入力動作であ
るか否かを判定することが可能となることがわかる。
【0050】また、図5(c)はクリック入力と同等の
動作を行った場合に入力制御装置24が検知する座標変
化速度を示す図、図5(d)は通常の点座標指示(3
点)を行った場合に入力制御装置24が検知する座標変
化速度を示す図である。
【0051】図5(c)および図5(d)において、横
軸はサンプリング時間単位Tごとの時間を示しており、
縦軸はX座標が変化する速度を示している。
【0052】図5(c)では、クリック入力動作を行っ
た場合、すなわち、1点目を指示し続けている状態で、
2点目を指示・開放している場合であるので、図5
(a)において点A1を検知してから点A3を検知する
までの速度の変化は、単位時間当りの座標変化量が規定
値vmaxおよび規定値vminをそれぞれ超えるよう
なグラフとなる。
【0053】図5(d)では、通常の点座標指示を行っ
た場合、すなわち、1点目の指示・開放後、2点目を指
示・開放し、その後、さらに3点目を指示している場合
であるので、図5(b)において点B1を検知してから
点B3を検知するまでの速度の変化は、単位時間当りの
座標変化量が規定値vmaxおよび規定値vminを超
えないようなグラフとなる。
【0054】従って、図5(c)に示したように、座標
変化速度が規定値vmaxおよび規定値vminを超え
るか否かといった情報に基づいて、座標の変化が急峻で
あるか否かを判定することが可能となることがわかる。
【0055】以下、クリック入力判定部11の処理につ
いて、図6〜図8を用いて説明する。
【0056】まず、速度検知部13の処理について説明
する。
【0057】図6は速度検知部13の処理フローチャー
トである。
【0058】速度検知部13では、図6に示す処理が、
位置補正・変換部12の周期的または非周期的な座標位
置検知に応じて繰り返し行われる。なお、電源投入時
等、図6に示す処理が初めて開始される場合は、初期処
理において、step=1,d=10,x=xprev
=0に設定される。
【0059】すなわち、速度検知部13は、まず、ステ
ップ601で、新たに検知された座標値Xと1つ前の座
標値xprevとを記憶する。続いて、ステップ602
で、単位時間当りの座標変化量(座標変化速度)vを計
算する。例えば、図5の例では、X=点A2,xpre
v=点A1であるので、v=(X−xprev)/(t
2−t1)という計算を行う。
【0060】速度検知部13の処理は、step1〜s
tep3に分類される。
【0061】step1では、座標変化速度が規定値v
max以上(vmin以下)となる入力動作を検知す
る。step1を満足する場合に、step2に進み、
step2では、予め決められた時間(本実施例では5
単位時間)内に座標変化速度vが規定値vmin以下
(vmax以上)となる入力動作を検知する。step
2を満足する場合に、step3に進み、step3で
は、予め決められた時間(本実施例では5単位時間)内
に座標変化速度vがほぼ0になることを検知する。そし
て、step3を満足する場合、すなわち、step1
〜step3を全て満足する場合に、クリック入力動作
であると判定するようにしている。
【0062】具体的な処理としては、ステップ603,
ステップ608,ステップ620で、現在実行中のst
epが判定される。step1実行時には、ステップ6
03の判定がyesとなり、vmax(vmin)を検
知し、図5(a)の点A1の座標を確定し、step2
へ移行する。また、step2実行時には、ステップ6
08の判定がyesとなり、vmin(vmax)を検
知し、図5(a)の点A2の座標を確定し、step3
へ移行する。また、step3実行時には、ステップ6
20の判定がyesとなり、座標変化速度vがほぼ0
(本実施例では±10単位座標以内)である場合に、図
5(a)の点A3の座標を確定し、速度条件マッチ通知
を座標位置比較部15および判定部15に出力する。
【0063】以上説明した速度検知部13の処理によ
り、クリック入力動作時の特徴的な入力パターンであ
る、座標変化が急峻であること(すなわち、座標変化速
度vが規定値vmaxおよび規定値vminを超えるこ
と)を検知することが可能となる。
【0064】なお、ステップ613,ステップ618,
ステップ626のNの許容範囲=5、および、ステップ
621のdの初期設定値=10は、この値に限るもので
はない。
【0065】次に、座標位置比較部14の処理について
説明する。
【0066】図7は座標位置比較部14の処理フローチ
ャートである。
【0067】座標位置比較部14の処理は、速度検知部
13の図6のステップ623の処理により起動される。
【0068】すなわち、座標位置比較部14は、まず、
ステップ701で、速度検知部13から速度条件マッチ
通知が出力されると、ステップ702で、座標変化量の
急峻な上昇の開始点A1と座標変化量の急峻な下降の終
了点A3との座標差Rを計算する。続いて、ステップ7
03で、座標差Rの絶対値が規定許容範囲内にあるか否
かを判定し、クリック入力動作時の1点目の入力座標を
2点目入力・開放時まで保持するという特徴的な入力パ
ターンの発生を確認する。次に、ステップ704で、2
点目の座標を指示したときに入力パネル29aが入力し
た入力座標が特定の規定範囲内にあることを確認する。
これらの条件が満足された場合に、クリック入力動作で
あると判定し、ステップ705で、位置条件マッチ通知
を判定部15に出力する。
【0069】以上説明した座標位置比較部14の処理に
より、クリック入力動作時の特徴的な入力パターンであ
る、点A1の座標と点A3の座標とがほぼ同じであるこ
と、および、点A1の座標と点A2の座標とが離れ過ぎ
ていないことを検知することが可能となる。
【0070】点A1の座標と点A2の座標とが離れ過ぎ
ていないことを検知しているのは、本実施例におけるク
リック入力動作について、ユーザが点A1および点A2
の指示を1本の手の2本の指で行うことを考慮に入れて
いるためである。2本の手のそれぞれの1本の指で行う
場合も許容するようにするならば、ステップ704の判
定は不要となり、ステップ703の判定のみとすればよ
い。
【0071】次に、判定部15の処理について説明す
る。
【0072】図8は判定部15の処理フローチャートで
ある。
【0073】判定部15の処理は、速度検知部13の図
6のステップ623の処理、および、座標位置比較部1
4の図7のステップ705の処理により起動される。
【0074】すなわち、判定部15は、まず、ステップ
801で、速度検知部13から速度条件マッチ通知が出
力され、かつ、座標位置比較部14から位置条件マッチ
通知が出力された場合に、ステップ802に進み、ステ
ップ802で、クリック信号を発生し、CPU21に出
力する。
【0075】以上説明した判定部15の処理により、ク
リック入力動作時の特徴的な入力パターンを検知した場
合に、クリック信号を発生することが可能となる。
【0076】なお、本実施例では、判定部15が、速度
検知部13が出力する速度条件マッチ通知、および、座
標位置比較部14が出力する位置条件マッチ通知の両方
を用いて、クリック入力動作であるか否かを判定してい
るが、速度条件マッチ通知および位置条件マッチ通知の
いずれか一方を用いて、クリック入力動作であるか否か
を判定する構成も可能である。
【0077】また、本実施例では、速度検知部13の判
定に基づいて座標位置比較部14が判定を行う構成とし
たが、座標位置比較部14の判定に基づいて速度検知部
13が判定を行う構成や、速度検知部13と座標位置比
較部14とが独立して同時に判定処理を行う構成も可能
である。
【0078】さらに、速度検知部13および座標位置比
較部14以外の判定処理部を加えた構成も可能である。
【0079】例えば、座標位置の単位時間における変化
量(速度)の単位時間における変化の割合(加速度)を
元に、点A1から点A2に変化する際の加速度、およ
び、点A2から点A3に変化する際の加速度が規定値を
超えた場合に、クリック入力動作であると判定する加速
度検知部16を加えた構成が考えられる。このときの入
力制御装置24の構成は、図12に示すようになる。
【0080】また、例えば、加速度検知部16を設けた
場合には、速度検知部13を省く構成も可能である。こ
のときの入力制御装置24の構成は、図13に示すよう
になる。
【0081】また、上述した判定条件に加え、他の判定
条件も合わせて考慮する構成も可能である。
【0082】例えば、指33の入力パネル29aからの
高さ情報や,傾き情報,座標指示時の圧力情報等、X,
Y座標以外の情報を取得可能な入力パネル29aを使用
する情報処理装置の場合は、それらの情報の全部あるい
は一部を判定に利用する構成も可能である。
【0083】また、逆に、1番シンプルな構成として、
クリック入力判定部11が座標位置比較部14および判
定部15のみからなるような構成も可能である。この場
合は、座標位置比較部14の処理が上述した処理とは異
なるので、以下、このような構成の実施例について説明
する。
【0084】図14は本実施例の入力制御装置24の構
成を示すブロック図、図9はクリック入力動作を行った
場合に入力制御装置24が検知する入力座標を示す図で
ある。
【0085】以下の動作説明ではX座標に関してのみ説
明するが、実際は、Y座標に関しても同様の処理を行
う。本実施例では、Y座標に関する処理は、X座標の処
理から容易に類推可能であるため、X座標に関してのみ
説明する。
【0086】なお、X座標に関する処理のみでクリック
入力動作であるか否かを判定することが十分可能な場合
は、処理速度や装置規模等を考慮して、X座標に関する
処理のみ(または、同様にしてY座標に関する処理の
み)で判定する構成も可能である。
【0087】図9において、横軸はサンプリング時間単
位Tごとの時間を示しており、縦軸はX座標を示してい
る。通常は、横軸,縦軸とも離散値となり、グラフは連
続しないが、ここでは連続的に表現している。
【0088】図9では、点A1から点A2への変化、お
よび、点A2から点A3への変化が急峻である。つま
り、点A1から点A2を経て点A3へ変化するまでの時
間幅trangeが小さくなる。また、クリック入力動
作を行った場合、すなわち、1点目を指示し続けている
状態で、2点目を指示・開放している場合であるので、
点A1の座標と点A3の座標とがほぼ同じとなる。
【0089】従って、図9に示したように、座標の変化
が急峻であるか否かといった情報や、1点目の座標と3
点目の座標とが変化しているか否かといった情報に基づ
いて、ユーザの入力動作がクリック入力動作であるか否
かを判定することが可能となることがわかる。
【0090】以下、クリック入力判定部11の処理につ
いて、図10,図11を用いて説明する。
【0091】まず、座標位置比較部14の処理について
説明する。
【0092】図10は座標位置比較部14の処理フロー
チャートである。
【0093】座標位置比較部14では、図10に示す処
理が、位置補正・変換部12の周期的または非周期的な
座標位置検知に応じて繰り返し行われる。なお、電源投
入時等、図10に示す処理が初めて開始される場合は、
初期処理において、step=1,d=10,d2=1
0,x=0,N=0,trangeMAX=100,x
mem=−1に設定される。
【0094】座標位置比較部14の処理は、step1
〜step4に分類される。
【0095】step1では、座標位置が予め決められ
た回数(本実施例では20回)連続してほとんど変動し
ないこと(本実施例では変動が±10単位座標未満であ
ること)を検知する。step1を満足する場合に、s
tep2に進み、step2では、図9における座標変
動開始点A1の特定を行う。そして、step3では、
予め決められた時間内(本実施例では100単位時間)
に座標位置が座標変動開始点A1近辺に戻ること(本実
施例では変動が±10単位座標未満であること)を検知
する。step3を満足する場合に、step4に進
み、step4では、座標位置が予め決められた回数
(本実施例では20回)連続してほとんど変動しないこ
と(本実施例では変動が±10単位座標未満であるこ
と)を検知する。そして、step4を満足する場合、
すなわち、step1〜step4を全て満足する場合
に、クリック入力動作であると判定するようにしてい
る。
【0096】具体的な処理としては、ステップ100
2,ステップ1012,ステップ1016,ステップ1
022で、現在実行中のstepが判定される。ste
p1実行時には、ステップ1002の判定がyesとな
り、ステップ1003で、既に2回以上規定座標位置範
囲内の入力座標があるか否かを判定する。入力座標があ
るあるならば、ステップ1007が実行され、規定回数
以上条件を満足する場合に、step2に移行する。ま
た、入力座標がないならば、ステップ1004で前回の
座標位置と今回の座標位置との差が規定値以内の場合
は、今回の座標位置を新たな基準位置(xmem)とす
る。
【0097】step2実行時には、ステップ1012
の判定がyesとなり、ステップ1013で、基準位置
(xmem)と今回の座標位置とを比較し、規定値以上
の差がある場合は、入力座標の変化開始点と判定し、ス
テップ1014で、前回の座標位置(xprov)を、
図9における座標変動開始点A1とする。
【0098】step3実行時には、ステップ1016
の判定がyesとなり、ステップ1017で、今回の座
標位置が点A1近傍であるか否かを判定する。点A1近
傍であるならば、ステップ1018で、step4に移
行する。また、点A1近傍でないならば、ステップ10
20で予め決められた時間内(本実施例では100単位
時間)である場合には、step3を継続し、予め決め
られた時間を超える場合には、クリック入力動作ではな
いと判定し、step1に戻る。
【0099】step4実行時には、ステップ1022
の判定がyesとなり、ステップ1027で予め決めら
れた回数以上条件を満足する場合には、クリック入力動
作であると判定し、ステップ1030で、位置条件マッ
チ通知を判定部15に出力する。また、ステップ102
7で基準位置(xmem)と今回の座標位置との差が規
定値を超える場合は、クリック入力動作ではないと判定
し、step1に戻る。
【0100】以上説明した座標位置比較部14の処理に
より、クリック入力動作時の特徴的な入力パターンであ
る、座標変化が急峻であること、点A1の座標と点A3
の座標とがほぼ同じであること、および、点A1の座標
と点A2の座標とが離れ過ぎていないことを検知するこ
とが可能となる。
【0101】なお、図10におけるd,d2,tran
geMAX等の値は、この値に限るものではない。
【0102】次に、判定部15の処理について説明す
る。
【0103】図11は判定部15の処理フローチャート
である。
【0104】判定部15の処理は、座標位置比較部14
の図10のステップ1030の処理により起動される。
【0105】すなわち、判定部15は、まず、ステップ
1101で、座標位置比較部14から位置条件マッチ通
知が出力された場合に、ステップ1102に進み、ステ
ップ1102で、クリック信号を発生し、CPU21に
出力する。
【0106】以上説明した判定部15の処理により、ク
リック入力動作時の特徴的な入力パターンを検知した場
合に、クリック信号を発生することが可能となる。
【0107】このように、上述した実施例によれば、ク
リック入力判定部11によりユーザのクリック入力動作
を判定し、クリック信号を発生することができるので、
CPU21は、オペレーションシステムやアプリケーシ
ョンシステム等において、クリック入力判定部11から
クリック信号を入力すると、マウスのクリックと同等に
扱うことができる。この場合、CPU21は、クリック
入力動作が2回連続して行われると、ダブルクリックと
同等に扱う。
【0108】例えば、ワードプロセッサ,ドローペイン
ト等のアプリケーションシステムにおいて、カーソルが
位置する文字・図形・イラスト等の表示要素に対して、
削除や属性変更等の特定の機能を指示することが可能と
なる。また、図16(a)に示すように、複数の機能を
選択指示可能なメニューを表示し、カーソルが位置する
文字・図形・イラスト等の表示要素に対して、複数の機
能から1つ以上の機能を選択実行することも可能とな
る。
【0109】また、例えば、クリック入力判定部11が
クリック入力であると判定した時点にカーソルが位置す
る文字・図形・イラスト等の表示要素を指示対象として
確定することが可能となる。また、図16(b)に示す
ように、1つ以上の文字・図形・イラスト等の表示要素
により構成される文字領域・図形領域・イラスト領域等
の表示領域を指示対象として確定することも可能とな
る。これは、表示領域の始点を指示し続けている状態
で、終点を指示しても、入力パネル29aが入力する入
力座標から、終点の座標を推定することができるからで
ある。
【0110】また、例えば、指示対象として確定した文
字・図形・イラスト等の表示要素、または、指示対象と
して確定した文字領域・図形領域・イラスト領域等の表
示領域に対して、削除や属性変更等の特定の機能を指示
することが可能となる。また、複数の機能を選択指示可
能なメニューを表示し、指示対象として確定した表示要
素または表示領域に対して、複数の機能から1つ以上の
機能を選択実行することも可能となる。
【0111】一方、入力パネル29aには、一般に、図
16(c)に示すように、ユーザが指を当てたまま指を
移動した場合に、連続した座標を入力するような動作モ
ードを有している。この動作モードは、手書き入力を可
能とするためのものである。
【0112】このような動作モードの場合は、指を離す
動作をクリック入力動作と同等の動作とすることが多
い。そこで、上述した実施例によれば、上記動作モード
の場合は、CPU21は、クリック入力判定部11から
クリック信号を入力すると、マウスのダブルクリックと
同等に扱うことができる。
【0113】なお、上述した実施例においては、入力パ
ネル29a上の1点(第1の点)を指示し続けている状
態で、該1点以外の別の1点(第2の点)が指示・開放
する動作を、クリック入力動作としているが、第2の点
の座標の第1の点の座標に対する相対位置によって、同
じクリック入力動作でも、起動する機能を切り換えるよ
うにすることも可能である。例えば、第2の点の座標が
第1の点の座標よりも右側にあるならばコピー機能を起
動し、左側にあるならばペースト機能を起動するように
することも可能である。
【0114】また、上述した実施例では、指33を用い
て入力パネル29aを操作する場合について説明した
が、物理的なスイッチを持たないペン等のポインティン
グ機器による入力が可能な構成も含まれる。この場合、
ユーザは、クリック入力と同等の動作を行うためには、
まず、1点をポインティング機器で指示し続けている状
態で、別の1点を指で指示するような動作を行うことと
なる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指、または、物理的なスイッチを持たないペンを用いて
入力パネルを操作する場合でも、マウスのボタンクリッ
クやスイッチ付きペンのクリックと同等のクリック入力
を実現することが可能となり、操作性が向上するという
効果がある。
【0116】さらに、マウス等ボタンクリックが可能な
ポインティングデバイスを前提としたオペレーティング
システム,ウィンドウシステム,アプリケーションシス
テムにおいて、指を用いて入力パネルを操作する場合で
も、同一操作環境を実現することが可能となり、使い勝
手が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る入力制御装置の構成を示すブロ
ック図。
【図2】本実施例に係る情報処理装置の構成を示すブロ
ック図。
【図3】本実施例に係る情報処理装置の外観図。
【図4】入力パネルが入力する入力座標および入力制御
装置が検知する入力座標を示す説明図。
【図5】入力制御装置が検知する入力座標および座標変
化速度を示す説明図。
【図6】速度検知部の処理フローチャート。
【図7】座標位置比較部の処理フローチャート。
【図8】判定部の処理フローチャート。
【図9】入力制御装置が検知する入力座標を示す説明
図。
【図10】座標位置比較部の処理フローチャート。
【図11】判定部の処理フローチャート。
【図12】本実施例に係る入力制御装置の別の構成を示
すブロック図。
【図13】本実施例に係る入力制御装置の別の構成を示
すブロック図。
【図14】本実施例に係る入力制御装置の別の構成を示
すブロック図。
【図15】クリック入力動作時のユーザの指の動きを示
す説明図。
【図16】ユーザのクリック入力動作の具体的な例を示
す説明図。
【符号の説明】
11…クリック入力判定部、12…位置補正・変換部、
13…速度検知部、14…座標位置比較部、15…判定
部、16…加速度検知部、21…CPU、22…メモ
リ、23…キーボード、24…入力制御装置、25…表
示制御装置、26…VRAM、27…ファイル制御装
置、28…ファイル装置、29…入力・表示パネル、2
9a…入力パネル、29b…表示パネル、31…情報処
理装置、33…指。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目瀬 道弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 西山 一秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−22132(JP,A) 特開 昭62−22134(JP,A) 特開 平2−110623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から指示された点に相当する座標を入
    力する座標入力手段を有する入力パネルを備えた情報処
    理装置において、 上記入力パネルにより、外部から指示された1点に相当
    する座標が入力されている状態で、該1点とは別に外部
    から指示された他の1点に相当する座標が入力され、該
    他の1点に相当する座標の入力が中止された場合に、ク
    リック入力であると判定するクリック入力判定手段を備
    えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    入力パネルにより連続して入力された第1,第2および
    第3の3つの座標について、上記第1の座標位置と上記
    第3の座標位置との差が予め決められた値を超えないこ
    とを第1の判定条件とすることを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標が入力されてから上記第3の座標が
    入力されるまでの時間間隔が予め決められた値を超えな
    いことを第2の判定条件とすることを特徴とする情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の情報処理装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標位置から上記第2の座標位置に変化
    する速度、および、上記第2の座標位置から上記第3の
    座標位置に変化する速度が予め決められた値を超えたこ
    とを第3の判定条件とすることを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の情報処理装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標位置から上記第2の座標位置に変化
    する際の加速度、および、上記第2の座標位置から上記
    第3の座標位置に変化する際の加速度が予め決められた
    値を超えたことを第4の判定条件とすることを特徴とす
    る情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項2,3,4または5記載の情報処理
    装置において、 上記クリック入力判定手段によりクリック入力であると
    判定された場合に、あらかじめ用意されている複数の機
    能のうちから、上記第2の座標位置の上記第1の座標位
    置に対する相対位置に応じた機能を実行する機能実行手
    段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】外部から指示された点に相当する座標を入
    力する座標入力手段を有する入力パネルを備えた情報処
    理装置において、 上記入力パネルにより、外部から指示された1点に相当
    する座標が入力されている状態で、該1点とは別に外部
    から指示された他の1点に相当する座標が入力され、該
    他の1点に相当する座標の入力が中止された場合に、ク
    リック入力であると判定する第1の動作モードと、上記
    入力パネルにより、外部から指示された1点に相当する
    座標が入力されている状態で、該1点に相当する座標の
    入力が中止された場合に、クリック入力であると判定す
    る第2の動作モードとを有する上記クリック入力判定手
    段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の情報処理装置において、 上記クリック入力判定手段は、上記第1の動作モードに
    おいては、上記クリック入力が2回連続した場合に、ダ
    ブルクリック入力であると判定し、上記第2のモードに
    おいては、上記入力パネルにより、外部から指示された
    1点に相当する座標が入力されている状態で、該1点と
    は別に外部から指示された他の1点に相当する座標が入
    力され、該他の1点に相当する座標の入力が中止された
    場合に、ダブルクリック入力であると判定することを特
    徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】外部から指示された点に相当する座標を入
    力する座標入力手段を有する入力パネルを制御する入力
    制御装置において、 上記入力パネルにより、外部から指示された1点に相当
    する座標が入力されている状態で、該1点とは別に外部
    から指示された他の1点に相当する座標が入力され、該
    他の1点に相当する座標の入力が中止された場合に、ク
    リック入力であると判定し、クリック信号を発生するク
    リック入力判定手段を備えたことを特徴とする入力制御
    装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の入力制御装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    入力パネルにより連続して入力された第1,第2および
    第3の3つの座標について、上記第1の座標位置と上記
    第3の座標位置との差が予め決められた値を超えないこ
    とを第1の判定条件とすることを特徴とする入力制御装
    置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の入力制御装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標が入力されてから上記第3の座標が
    入力されるまでの時間間隔が予め決められた値を超えな
    いことを第2の判定条件とすることを特徴とする入力制
    御装置。
  12. 【請求項12】請求項9記載の入力制御装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標位置から上記第2の座標位置に変化
    する速度、および、上記第2の座標位置から上記第3の
    座標位置に変化する速度が予め決められた値を超えたこ
    とを第3の判定条件とすることを特徴とする入力制御装
    置。
  13. 【請求項13】請求項9記載の入力制御装置において、 上記クリック入力判定手段による判定条件として、上記
    第1の判定条件に加えて、上記入力パネルにより連続し
    て入力された第1,第2および第3の3つの座標につい
    て、上記第1の座標位置から上記第2の座標位置に変化
    する際の加速度、および、上記第2の座標位置から上記
    第3の座標位置に変化する際の加速度が予め決められた
    値を超えたことを第4の判定条件とすることを特徴とす
    る入力制御装置。
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