JP3063600B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JP3063600B2 JP3063600B2 JP7343056A JP34305695A JP3063600B2 JP 3063600 B2 JP3063600 B2 JP 3063600B2 JP 7343056 A JP7343056 A JP 7343056A JP 34305695 A JP34305695 A JP 34305695A JP 3063600 B2 JP3063600 B2 JP 3063600B2
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- wiring
- insulating plate
- electric wire
- case
- chuck
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
続箱に関し、詳しくは、多数のヒューズ、リレー等を含
む電気回路を集中的に配置して、ワイヤハーネスの分岐
接続を合理的に行う電気接続箱において、内部回路を主
として電線と圧接端子により構成するもので、特に、電
気接続箱を構成するケースあるいは/および絶縁板に対
して、作業性よく布線できるようにするものである。
部回路として導電性金属板を打抜加工して形成したバス
バーを用いているが、内部回路の設計変更に容易に対応
できるようにするために、電線と圧接端子を用いて内部
回路を形成したものが提供されている。
型(図示せず)に電線を布線しておき、この布線用金型
から電線を布線する上記絶縁板あるいはケースへと移し
変えて、電気接続箱に布線している。
形しているため、全体に反りが発生することを防止する
ことはできない。このように反りが生じている状態で
は、布線用金型から布線した電線を移し変える場合、布
線をスムーズに行うことができない。そのため、従来で
は、図5に示すように、セット用の治具5のフラットな
作業面5aに電線3を布線するケースあるいは絶縁板1
を載置し、反り矯正チャック6により作業面5aに押さ
え付けて反りを矯正した状態で電線3を布線用金型から
移設している。
線用金型を用いて移設する場合、移し変えの工程が必要
となるため、作業性が悪いと共に、電線の布線パターン
の相異に応じて、多数の布線用金型を形成する必要があ
り、コスト高になる等の種々の問題がある。
はケースに電線3を直接布線しようとすると、反り矯正
チャック6を用いていることにより、不具合が発生す
る。即ち、上記電線3は、通常、図6に示す電線送出機
を用い、該電線送出機の布線ヘッド7より電線を送り出
しながら布線しているが、図5に示すように、電線3の
布線部外面より上記反り矯正チャック6が突出している
ため、該反り矯正チャック6に上記布線ヘッド7が干渉
する。その結果、ケースあるいは絶縁板1に対する電線
3の配索可能なスペースが減少し、電気接続箱全体が大
型化する等の種々の問題が発生する。
で、電線と圧接端子とで内部回路を構成する電気接続箱
において、電気接続箱を構成するケースあるいは/およ
び絶縁板に対して、作業性よく直接電線を布線すること
が出来るようにすることを目的としている。
め、本発明は、請求項1で、電気接続箱のロアケース、
アッパーケース、あるいは、これらロアケースとアッパ
ーケースとで形成されるケース内に絶縁板が収容される
場合には上記絶縁板のうち、電線を布線する布線溝ある
いは布線突起を有するロアケース、アッパーケースある
いは/および絶縁板の外周縁部に反り矯正チャック用の
係止溝を設け、治具より突設した反り矯正チャックを上
記係止溝に係止した状態で該反り矯正チャックが布線部
外面より突出しない構成としていることを特徴とする電
気接続箱を提供するものである。
スあるいは/および絶縁板の布線部外面と同一面より下
方へ段状に切り欠いて形成することが好ましい。(請求
項2)
よび絶縁板に電線を布線する場合、治具の作業面に載置
して反り矯正チャックを外周縁部に設けた係止溝に係止
して、ケースあるいは/および絶縁板の反りを矯正した
状態で行う。この状態では、反り矯正チャックを上記係
止溝に係止させているため、反り矯正チャックが布線部
外面より突出することはない。よって、治具へのセット
状態で、電線送出機により直接にケースあるいは/およ
び絶縁板に電線を布線しても、従来例のように電線送出
機の布線ヘッドが反り矯正チャックに干渉するという不
都合が生じることを防止できる。
形態に基づいて詳細に説明する。本発明の電気接続箱
は、図1および図2に示す樹脂製の絶縁板10に対して
布線用金型を用いずに電線送出機により電線3を直接布
線すると共に、該電線3に対して圧接端子を打ち込ん
で、ワイヤハーネスを分岐接続する内部回路を構成する
ようにしている。
aの上下両面に、電線3を布線するための一対の布線突
起10cを備えている。該布線突起10cは、中央板部
10aの外周より枠状に突出する外周縁部10bと面一
に突設し、その突出端面を電線3の布線部外面10dと
している。該布線部外面10dの所要位置には圧接端子
打込部10fを凹設している。
絶縁板10の反りを矯正するための治具5に設けた反り
矯正チャック6との対向位置に、布線部外面10dと同
一面より下方へ段状にくぼませて係止溝10eを設けて
いる。該係止溝10eは、上記反り矯正チャック6を係
止した状態で、該反り矯正チャック6が布線部外面10
dより突出しない深さDに形成している。即ち、該係止
溝10eの深さDは、反り矯正チャックTのL字形状に
屈曲した上側押さえ部6aの厚さT以上(D≧T)に形
成している。本実施形態では、図1に示すように、絶縁
板10の上下両面にそれぞれ5個の係止溝10eを設け
ている。尚、絶縁板は一面のみに電線3を布線する構成
でもよく、この場合、上記係止溝10eも電線3の布線
部外面側にのみ形成している。
ケースおよびロアケースは、その外面に多数のヒュー
ズ、リレー等の取付部を備え、これらケースには内部回
路を構成する電線を布線しない構成としている。尚、こ
れらケースも上記絶縁板10と同様に、電線3および圧
接端子を取付可能に構成しても良い。この場合、電線3
の布線側の外周縁部に段状の係止溝を形成している。
該絶縁板10を治具5の作業面5a上に載置して、上記
反り矯正チャック6を係止溝10eに係止し、絶縁板1
0の反りを矯正した状態で行う。このセット状態では、
図3に示すように、治具5の反り矯正チャック6を絶縁
板10の係止溝10eに係止しているため、図5に示す
従来例のように、反り矯正チャック6が絶縁板10の布
線部外面10dより上部には突出することはない。
ト状態で、電線送出機を用い、該電線送出機の布線ヘッ
ド7より、直接に絶縁板10の一対の布線突起10cの
間に電線3を布線する。この際には、上記反り矯正チャ
ック6が絶縁板10の布線部外面10dより上部に突出
していないため、従来例のように布線ヘッド7が反り矯
正チャック6に干渉するという不都合を防止することが
できる。即ち、該絶縁板10に対して電線3を電線送出
機を用いて直接に布線しても絶縁板10に対する電線3
の配索可能なスペースが減少し、電気接続箱全体が大型
化する等の問題が生じることがないため、絶縁板10に
対する電線送出機による直接の電線3の布線が可能とな
る。
り直接に電線3を布線することができるため、布線用金
型を不要とすることができ、よって、コストダウンを図
ることができる。さらに、電線3の移設作業等の工程を
削減することができるため、作業性の向上を図ることが
できると共に、電線送出機により確実に電線3を布線す
ることができるため、品質の安定性を向上させることが
できる。なお、布線用金型を用いて移設する方法を用い
た場合も、絶縁板10に設けた係止溝10eに反り矯正
チャック6を係止すると、絶縁板10の反りが矯正さ
れ、布線用金型から絶縁板10に電線をスムーズに移設
することができる。
るロアケース、アッパーケース等のケース15を示し、
電気接続箱は、これらケース内部に絶縁板を収容しない
構成としている。上記ケース15は、内面全体を面一な
布線部外面15aとしており、該布線部外面15aに
は、内部回路の布線パターンに応じて電線3を布線する
布線溝15bを凹設している。ケース15の外周縁部1
5cには、治具5の反り矯正チャック用の係止溝15d
を設けている。該係止溝15dは、布線部外面15aと
同一面より下方へ段状に切り欠いて形成しており、本実
施形態では、矩形状の外周縁部15cの対向位置に2個
形成している。
該ケース15を治具5の作業面5aに載置し、反り矯正
チャック6によりケース15の反りを矯正した状態で、
電線送出機の布線ヘッド7より電線を直接上記布線溝1
5bに布線する。この場合も上記と同様に、上記係止溝
15dに反り矯正チャック6を係止することにより、該
反り矯正チャック6が布線部外面15aより上部に突出
することを防止することができるため、上記電線送出機
により直接に電線3をケース15に布線することができ
る。
の電気接続箱では、電線を布線するケースあるいは/お
よび絶縁板に、治具の反り矯正チャック用の係止溝を設
けて、係止状態で反り矯正チャックが布線部外面に突出
しないようにしているため、電線送出機の布線ヘッドよ
り電線を直接に布線しても、布線ヘッドが反り矯正チャ
ックに干渉することはない。
に対して電線を電線送出機を用いて直接に布線しても、
絶縁板に対する電線の配索可能なスペースが減少し、電
気接続箱全体が大型化する等の問題が生じることを防止
することができる。また、絶縁板に対して電線送出機に
より直接に電線を布線することができるため、布線用金
型を不要とすることができ、コストダウンを図ることが
できる。さらに、電線の移代作業等の工程を削減するこ
とができるため、作業性の向上を図ることができると共
に、電線送出機により確実に電線を布線することができ
るため、電気接続箱の品質の安定性を向上させることが
できる。
収容する絶縁板を示す斜視図である。
の布線ヘッドより電線を布線している状態を示す断面図
である。
である
した状態を示す概略図である。
す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 電気接続箱のロアケース、アッパーケー
ス、あるいは、これらロアケースとアッパーケースとで
形成されるケース内に絶縁板が収容される場合には上記
絶縁板のうち、電線を布線する布線溝あるいは布線突起
を有するロアケース、アッパーケースあるいは/および
絶縁板の外周縁部に反り矯正チャック用の係止溝を設
け、治具より突設した反り矯正チャックを上記係止溝に
係止した状態で該反り矯正チャックが布線部外面より突
出しない構成としていることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項2】 上記係止溝は、ロアケース、アッパーケ
ースあるいは/および絶縁板の布線部外面と同一面より
下方へ段状に切り欠いて形成している請求項1に記載の
電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7343056A JP3063600B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7343056A JP3063600B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182253A JPH09182253A (ja) | 1997-07-11 |
JP3063600B2 true JP3063600B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18358604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7343056A Expired - Lifetime JP3063600B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063600B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7343056A patent/JP3063600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09182253A (ja) | 1997-07-11 |
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