JP3063411U - フィルタエレメント - Google Patents
フィルタエレメントInfo
- Publication number
- JP3063411U JP3063411U JP1999002859U JP285999U JP3063411U JP 3063411 U JP3063411 U JP 3063411U JP 1999002859 U JP1999002859 U JP 1999002859U JP 285999 U JP285999 U JP 285999U JP 3063411 U JP3063411 U JP 3063411U
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- JP
- Japan
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- middle cylinder
- nonwoven fabric
- filter element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性炭を略均一に充填することが可能であ
り、且つ、簡単な方法で中筒体の周囲を覆設することの
できるフィルタエレメントを提供することが課題であ
る。 【解決手段】 ロールコア5で形成される中筒体2と、
該中筒体2の内部に充填される活性炭ペレット3と、中
筒体2の周囲を覆設する不織布とから成り、中筒体2の
4つの周囲側面2c〜2fと、該中筒体2の空気導入面
2a或いは空気排出面2bのうちの何れか一方を不織布
4で覆設した後、中筒体2の各セル内部に活性炭ペレッ
ト3を充填する。その後、中筒体2の空気導入面2a或
いは空気排出面2bのうちの他方を不織布4で覆設す
る。このとき、中筒体2の周囲部には接着剤が塗布さ
れ、且つ、不織布4にはバインダーが付着されているの
で、この不織布4を加熱圧接することにより、容易に中
空体2に不織布4を接着することができる。
り、且つ、簡単な方法で中筒体の周囲を覆設することの
できるフィルタエレメントを提供することが課題であ
る。 【解決手段】 ロールコア5で形成される中筒体2と、
該中筒体2の内部に充填される活性炭ペレット3と、中
筒体2の周囲を覆設する不織布とから成り、中筒体2の
4つの周囲側面2c〜2fと、該中筒体2の空気導入面
2a或いは空気排出面2bのうちの何れか一方を不織布
4で覆設した後、中筒体2の各セル内部に活性炭ペレッ
ト3を充填する。その後、中筒体2の空気導入面2a或
いは空気排出面2bのうちの他方を不織布4で覆設す
る。このとき、中筒体2の周囲部には接着剤が塗布さ
れ、且つ、不織布4にはバインダーが付着されているの
で、この不織布4を加熱圧接することにより、容易に中
空体2に不織布4を接着することができる。
Description
【0001】
本考案は、家庭用空気清浄器や脱臭装置等に搭載され、空気中の悪臭成分を除 去するか或いは空気中の細菌類を殺菌除去するためのフィルタエレメントに関す る。
【0002】
例えば、一般家庭で使用される空気清浄器は、室内の空気を吸引し、この空気 中に含まれる塵埃を除去し、更に悪臭成分を取り除いて得られる清浄空気を再度 室内に放出し、これを繰り返すことにより、室内全体の空気を清浄化する。
【0003】 このような空気清浄器は、吸引した空気中の悪臭成分を除去するために、活性 炭ペレットが充填されたフィルタエレメントが搭載されている。図5は、従来よ り使用されているフィルタエレメントの構成を示す斜視図であり、同図に示すよ うに、このフィルタエレメント11は、断面略六角形状のセルが多数形成された 中筒体(いわゆる、六角形ハニカムコア)12を具備し、該中筒体12の内部に は、活性炭ペレット13が充填されている。また、この中筒体12の4つの周囲 側面は、枠体14で囲繞され、更に、中筒体12の空気導入面及び排出面には、 活性炭ペレット13の粒径よりも目の細かいネット15が覆設されている。
【0004】 そして、このフィルタエレメント11を、空気清浄器の空気導入路等に設置す れば、空気がこのフィルタエレメント11を通過することにより空気中の悪臭成 分が活性炭により取り除かれるので、悪臭成分が除去された清浄空気が得られる ことになる。
【0005】 しかしながら、上記した従来におけるフィルタエレメントでは、中筒体12と して断面略六角形状のハニカムコアを使用しており、六角形状のハニカムコアは 、製造の過程で全てのセルを正六角形状に構成することが容易では無く、このた め、ハニカムコアの各セル毎に形状や面積のバラツキが発生する。従って、活性 炭ペレット13を均一に充填することができなくなるという欠点がある。 また、中筒体12の周囲が枠体14で囲繞され、この枠体14にネット15が 固定される構成であるので、製造に多くの手間がかかるという問題がある。
【0006】
上記したように、従来におけるフィルタエレメント11は、中筒体12として 六角形状のハニカムコアを利用しているので、該ハニカムコアを構成する各セル の形状や面積にバラツキが生じ、活性炭ペレット13を均一に充填することがで きないという問題がある。
【0007】 また、中筒体12の周囲を枠体14で囲繞し、該枠体14に活性炭を押さえる ためのネット15を固定するようにしているので、構成が複雑であり製造に多く の手間、コストがかかるという欠点があった。
【0008】 この考案はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その 目的とするところは、脱臭剤や殺菌剤の均一な充填が可能であり、且つ、簡単な 方法で中筒体の周囲を覆設することのできるフィルタエレメントを提供すること にある。
【0009】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の考案は、空気の導入路に配置 され、空気中の悪臭成分、或いは細菌類を除去するフィルタエレメントにおいて 、ロールコアで形成される中筒体と、該中筒体に充填される脱臭剤、或いは除菌 剤と、前記中筒体の空気導入面、空気排出面及び4つの周囲側面に覆設される不 織布と、から成ることが特徴である
【0010】 また、請求項2に記載の考案は、前記不織布は、接着用のバインダーが含浸ま たは付着され、ホットメルト加工により前記中筒体に対して接着されることを特 徴とする。請求項3に記載の考案は、前記中筒体の、前記不織布との接触部位に 接着剤が塗布され、ホットメルト加工により前記不織布に対して接着されること を特徴とする。
【0011】 上述の如く構成された本考案によれば、中筒体をロールコアで構成し、該ロー ルコアの各セル内に脱臭剤や殺菌剤を充填しているので、強度的に強く、また、 脱臭剤や殺菌剤を均一に充填することができる。また、中筒体の周囲全体を不織 布で覆設しているので、別途枠体等を使用する必要がない。 更に、不織布に接着用のバインダーを付着し、且つ、中筒体の端部に接着剤を 塗布しているので、ホットメルト加工により、簡単に不織布を中筒体に接着する ことができ、製造に要する労力を軽減することができ、コストダウンを図ること ができるようになる。
【0012】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施 形態に係るフィルタエレメント1の構成を示す斜視図、図2は同平面図、図3は 同側面図をそれぞれ示している。図示のように、このフィルタエレメント1は、 ロールコアで形成された中筒体2と、該中筒体2の各セル内部に充填された活性 炭ペレット3と、中筒体2の周囲6面を覆設する不織布4と、から構成されてい る。
【0013】 そして、該フィルタエレメント1を、例えば、一般家庭で使用される室内用空 気清浄器の内部の、空気導入路に設置すれば、空気中に含まれる塵埃を除去し、 且つ、悪臭成分を除去することができる。
【0014】 図4は、中筒体2を構成するロールコア5の形状を示す説明図であり、図示の ようにロールコア5は、厚さ約0.2mm程度の紙製板材を、一方の面が円形の内側 になるようにロールし、次にこの面が円形の外側になるようにロールし、という 作業を繰り返しながら、順次円形状のセルを形成して構成されるものである。そ して、このように構成されたロールコア5を複数列敷き詰めて、矩形状の中筒体 2が形成され、この中筒体2の4つの周囲側面2c〜2f及び2つの端面(空気 導入面2a,空気排出面2b)に不織布4を接着するための接着剤を塗布する。
【0015】 また、不織布4には、予め接着剤となるバインダーが付着されており、中筒体 2の4つの周囲側面2c〜2f及び片側の端面(空気導入面)2aにこの不織布 4を覆設し、該不織布を約120℃〜140℃程度の温度で加熱圧接することに より、ホットメルト加工が施され、4つの側面2c〜2f及び片側の端面2aに 不織布4が接着されることになる。
【0016】 その後、ロールコア5の各セル内部に、活性体ペレット3を略均一に充填し、 更に、中筒体2の端面2bに不織布4を覆設して、前記と同様にホットメルト加 工により該不織布4を中筒体2に接着する。これにより、ロールコア5内部に充 填された活性炭ペレット3は、確実に該ロールコア5のセル内に収納されること になる。そして、このように構成されたフィルタエレメント1を空気清浄器等の 空気導入路に配設すれば、導入された空気が活性炭ペレット3を通過することに より、該空気中に含まれる悪臭成分が除去され、また、不織布4を通過すること により塵埃成分が濾過されるので、この空気は脱臭されたクリーンエアーとなっ て再度室内に放出されることになる。
【0017】 このようにして、本実施形態に係るフィルタエレメント1では、ロールコア5 を用いて中筒体2を構成し、該中筒体の4つの側面2c〜2f及び2つの端面2 a,2bを不織布4で覆設する構成としているので、中筒体2の側面部2c〜2 fを囲繞するための枠体14(図5参照)を使用する必要が無く、構成を簡略化 することができる。
【0018】 また、中筒体2の各側面2c〜2f及び2つの端面2a,2bに、接着剤を塗 布し、不織布4を加熱圧接することにより、該不織布4を中筒体2に接着するよ うにしているので、不織布4の接着が極めて容易となり、製造に要する労力を軽 減することができる。
【0019】 更に、中筒体2としてロールコア5を使用しており、該ロールコア5は従来よ り使用されている断面六角形状のハニカムコアと比較して強度的に強く、また、 セルの大きさ、形状にバラツキが少ないので、各セルに活性炭ペレット3を均一 に充填することができ、極めて効率の良い脱臭効果を得ることができる。
【0020】 なお、上記した実施形態では、中筒体2の内部に脱臭剤としての活性炭ペレッ ト3を充填する例について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく 、その他の脱臭剤を使用しても良い。また、脱臭剤に限定されず、例えば、ヨウ 素剤を含浸させた樹脂等の、殺菌剤、除菌剤を充填し、空気中に含まれる細菌類 を除去する構成としても良い。
【0021】
以上説明したように、本考案に係るフィルタエレメントは、ロールコアで形成 された中筒体の内部に脱臭剤(例えば、活性炭ペレット)や殺菌剤(例えば、ヨ ウ素剤を含浸させた樹脂)を充填し、該中筒体の、空気導入面、空気排出面及び 4つの周囲側面を不織布で覆設した構成としているので、従来のように中筒体の 周囲を囲繞するための枠体を搭載する必要がなく、構成を簡単化することができ る。また、中筒体をロールコアで形成しているので、該ロールコアの各セルの形 状、大きさにバラツキが少なく、脱臭剤或いは殺菌剤を均一に充填することがで きる。
【0022】 更に、中筒体の各面(6面)に接着剤を塗布しており、且つ、不織布に接着剤 となるバインダーを付着させているので、不織布を加熱圧接することにより、容 易に該不織布を中筒体に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係るフィルタエレメント
の構成を示す一部破断斜視図である。
の構成を示す一部破断斜視図である。
【図2】本考案の一実施形態に係るフィルタエレメント
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
【図3】本考案の一実施形態に係るフィルタエレメント
の構成を示す側面図である。
の構成を示す側面図である。
【図4】ロールコアの形状を詳細に示す説明図である。
【図5】従来におけるフィルタエレメントの構成を示す
一部破断説明図である。
一部破断説明図である。
1,11 フィルタエレメント 2,12 中筒体 2a 中筒体の空気導入面 2b 中筒体の空気排出面 2c〜2f 中筒体の周囲側面 3,13 活性炭ペレット 4,14 不織布 5 ロールコア
Claims (3)
- 【請求項1】 空気の導入路に配置され、空気中の悪臭
成分、或いは細菌類を除去するフィルタエレメントにお
いて、 ロールコアで形成される中筒体と、 該中筒体に充填される脱臭剤、或いは除菌剤と、 前記中筒体の空気導入面、空気排出面及び4つの周囲側
面に覆設される不織布と、 から成ることを特徴とするフィルタエレメント。 - 【請求項2】 前記不織布は、接着用のバインダーが含
浸または付着され、ホットメルト加工により前記中筒体
に対して接着されることを特徴とする請求項1記載のフ
ィルタエレメント。 - 【請求項3】 前記中筒体の、前記不織布との接触部位
に接着剤が塗布され、ホットメルト加工により前記不織
布に対して接着されることを特徴とする請求項1または
請求項2のいずれかに記載のフィルタエレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002859U JP3063411U (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | フィルタエレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002859U JP3063411U (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | フィルタエレメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3063411U true JP3063411U (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=43197119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999002859U Expired - Lifetime JP3063411U (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | フィルタエレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063411U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011011199A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Nippon Air Filter Kk | 脱臭フィルタ |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP1999002859U patent/JP3063411U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011011199A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Nippon Air Filter Kk | 脱臭フィルタ |
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Legal Events
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