JP3063374U - おが粉製造装置 - Google Patents

おが粉製造装置

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JP3063374U JP1999002819U JP281999U JP3063374U JP 3063374 U JP3063374 U JP 3063374U JP 1999002819 U JP1999002819 U JP 1999002819U JP 281999 U JP281999 U JP 281999U JP 3063374 U JP3063374 U JP 3063374U
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吉次 小川
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有限会社 エム・ジー・コーポレーション
株式会社アキタ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのシステム装置で木造建築物等の解体木
材の廃材を大型、小型、端切れ等に予め分別投入させる
だけでおが粉を自動的に製造させることのできるおが粉
製造装置を提供する。 【構成】 第1分別投入部12と、第1分別投入部近傍
に配置されバンドソー40を設置して建築物の解体長尺
木製廃材等を縦に分割して長尺板材に成形する長尺木材
処理部14と、長尺板材を搬送する主搬送部16と、主
搬送部に隣接配置された第2分別投入部18と、送風フ
ァン52付き第1破砕部20と、微細片を分離除去して
破砕チップを収集させるサイクロン装置22と、木製片
を破砕してサイクロン装置に供給する送風ファン62付
き第2破砕部24と、れ木製端切れ等を第2破砕部に供
給する第3分別投入部26と、おが粉内に混入した金属
片を分別除去する金属片除去部28と、を備えたおが粉
製造装置10から構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はおが粉の製造装置に係り、特に建築解体作業時に排出される木製の床 材、壁材、屋根材その他の建築構造用木材等を用いておが粉を製造するおが粉製 造装置に関する。
【0002】
【考案の属する技術分野】
製材や木材加工時に排出されるおが粉(おが屑)は植物肥料、家畜配合飼料、 燃料等に用いられるが、近時、生物有機体をエネルギー資源として用いるバイオ マス産業が注目され、肥料や飼料としての用途が大幅に拡大している。特に、畜 産分野においておが粉を豚舎、牛舎等の舎内の床面に敷き込んである程度舎内を 乾燥させて清潔な飼育環境条件に保持し、さらに、清掃時の便宜や、回収して肥 料へ再生が可能でまた簡単に行なえる等の点から家畜舎のしき料としての需要が 高い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一方、木造建築物の解体廃材等は寸法がまちまちであり泥等が付着しているこ ともあってそのまま焼却処分されるのが現状であり、焼却作業や焼却施設が必要 であるとともに、限りのある木材資源の有効利用の点からもこれらの解体廃材の 再利用方法が望まれている。
【0004】 本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、 1つのシステム装置で木造建築物等の解体木材の廃材を大型、小型、端切れ等に 予め分別投入させるだけでおが粉を自動的に製造させることのできるおが粉製造 装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、搬送体からなる第1分別投入部12と 、第1分別投入部に隣接配置された案内レール38に平行に復帰用コンベヤ装置 36を配置させ、復帰用コンベヤ装置の長手方向中間位置となる案内レール38 の終端に隣接してバンドソー40を設置して建築物の解体長尺木製廃材その他の 長尺木材を縦に分割して長尺板材に成形する長尺木材処理部14と、長尺木材処 理部14により成形された長尺板材を搬送するコンベヤ体からなる主搬送部16 と、主搬送部16に対し小型角材、建築端材等を供給すべく主搬送部に隣接配置 された搬送体からなる第2分別投入部18と、主搬送部16により搬送される木 材を破砕する送風ファン52付き第1破砕部20と、第1破砕部20に連通され 破砕された破砕チップを受け入れて微細片を分離除去して破砕チップを収集させ るサイクロン装置22と、サイクロン装置22に連通され木製端切れ、かんな屑 、スライス木片等の木製片を破砕してサイクロン装置に供給する送風ファン62 付き第2破砕部24と、第2破砕部24に隣接配置され木製端切れ、かんな屑、 スライス木片等の木製片を第2破砕部に供給する搬送体からなる第3分別投入部 26と、サイクロン装置22で収集されたおが粉を搬送しつつおが粉内に混入し た金属片を分別除去する金属片除去部28と、を備えたおが粉製造装置10から 構成される。
【0006】 また、長尺木材処理部14と、主搬送部16と、第1破砕部20と、サイクロ ン装置22と、第2破砕部24は列状に長く形成され、第1、第2、第3分別投 入部12、18、26の各搬送体30、32、34はおのおのこれらの長手方向 に対して同じ側面側に略直交方向となるように配置されてなることとしてもよい 。
【0007】 また、バンドソー40の排出側にはバンドソーにより分割された残りの長尺木 材を復帰用コンベヤ装置側に横送り移送する横送りコンベヤ37が設けられてな ることとしてもよい。
【0008】 また、バンドソー40の排出側であってバンドソーにより分割された長尺木材 を上面に受け、復帰用コンベヤ装置36とは逆方向に横送り駆動させる受けコン ベヤ44が設けられてなることとしてもよい。
【0009】
【実施例及び考案の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて実施の形態とともに本考案の好適な実施例を説明す る。図1は本考案の実施例に係るおが粉製造装置の全体構成平面説明図であり、 図において、おが粉製造装置10は第1分別投入部12と、長尺木材処理部14 と、主搬送部16と、第2分別投入部18と、第1破砕部20と、サイクロン装 置22と、第2破砕部24と、第3分別投入部26と、金属片除去部28と、を 備えている。
【0010】 図1実施例において、長尺木材処理部14と、主搬送部16と、第1破砕部2 0と、サイクロン装置22と、第2破砕部24は一列状に長く形成されて列機構 25を構成しており、これに対して第1、第2、第3分別投入部としての第1、 第2、第3搬送体30、32、34はおのおのこれらの列機構の長手方向に対し て同じ側面側に略直交方向となるように配置されている。長尺木材処理部14は 列機構25の始端Sに配置されており、図1上右端側から左方に延長させた復帰 用コンベヤ装置36と、復帰用コンベヤ装置36に平行に配置され復帰用コンベ ヤ装置36の長手方向中間位置を終端とした案内レール38と、案内レール38 の終端に隣接配置されたバンドソー40とを備えている。案内レール38は2個 のレール部材を平行に配置させた構成からなり、これらの上面側には複数のロー ラ39が軸支された状態で転動自在に取りつけられている。そして、案内レール 38上には台41が長手方向に移動自在に設けられている。
【0011】 図において、案内レール38と直交方向に第1分別投入部としてのチェーンコ ンベヤ42からなる第1搬送体30が設けられている。チェーンコンベヤ42上 に同チェーンコンベヤ42の長手方向と直交方向となるように例えば長尺物の梁 丸田材や柱材、束材等の長尺木材等が載置されるようにして投入される。そして 、図示しない駆動モータを介してチェーンコンベヤ42を周回送り駆動させるこ とにより長尺木材を案内レール上に分別させた状態で投入して供給させる。供給 された長尺木材は案内レール38の長手方向に平行となるように台41上に移乗 させられ左方向に送られるようになっている。第1分別投入部12から投入され る木材は例えば建築物の解体長尺木製廃材その他長尺物の大型木材の廃材等が投 入される。
【0012】 バンドソー40は案内レール38の終端に隣接配置されており、縦方向に供給 される長尺木材を公知の帯のこ盤あるいは丸のこ盤機構により長尺木材を縦に分 割して長尺板材に成形する。復帰用コンベヤ装置36は例えばローラコンベヤか らなり、同復帰用コンベヤ装置36の終端側であってバンドソー40の排出側に はバンドソーにより分割された長尺板材を受けるローラコンベヤからなる受けコ ンベヤ44が復帰用コンベヤ装置36の長手方向に隣接して平行に設置されてい る。そして、図4に示すように受けコンベヤ44と復帰用コンベヤ装置36を跨 がるようにコンベヤチェーンを配設させた横送りチェーンコンベヤ37が設置さ れており、これによって、投入された長尺木材を案内レール38上の台41に積 載させた状態で始端側から左方に作業者M1が送り移動させバンドソー40で縦 に分割し、分割された残りの長尺木材を復帰用コンベヤ装置36上に移乗させて 始端S側に復帰させる作業を繰り返しながら長尺板材を連続的に成形する。
【0013】 さらに、受けコンベヤ44に隣接して受けコンベヤの長手方向と直交する方向 に送り駆動させるように移送コンベヤ46が配置されている。この移送コンベヤ 46の移送端には主搬送部16としてのベルトコンベヤ48が移送コンベヤ46 と直交方向、すなわち復帰用コンベヤ装置36と平行方向に接続して設置されて いる。この主搬送部16は長尺木材処理部14によって成形された長尺板材を左 方に送り搬送する。
【0014】 このベルトコンベヤ48に直交方向に向け、終端側を隣接させて第2分別投入 部18が設置されている。実施例において第2分別投入部18はチェーンコンベ ヤからなる第2搬送体32から構成されている。第2分別投入部18から小型角 材、建築端材等の比較的小型の木製材を投入し主搬送部16に対して供給する。 この第2分別投入部18としての第2搬送体32は、列機構25に対して第1分 別投入部12の第1搬送体30と同じ側面側に配置されている。
【0015】 さらに、主搬送部16としてのベルトコンベヤ48の送り端側に隣接して第1 破砕部20が設置されている。第1破砕部は例えば公知のおが粉製造機からなり 、多数の丸鋸の刃を斜めに向けて一本の軸に固設して切削回転ロータを構成し、 この回転ロータに被処理木材を縦長に供給して木材を破砕し、破砕チップとして のおが粉を製造するものである。丸鋸の刃は例えば超硬合金からなり、建築廃材 等に混入されあるいは打ちつけられている釘やビス等も切削し得るようになって いる。したがって、第1、第2分別投入部12、18から投入され供給される長 尺板材や小型角材等が釘等の金属片を含んでいても稼働停止することなく、連続 的におが粉を製造することができる。
【0016】 第1破砕部20としてのおが粉製造機には操作盤50が取りつけられており、 作業者M2がベルトコンベヤ48や第2投入部の駆動部をオン、オフ動作させつ つ適宜に第1分別等入部12や第2分別投入部18からの木製被処理材料を第1 破砕部20に供給する。さらに、このおが粉製造機には送風ファン52が付設さ れており、処理後のおが粉をおが粉製造機に一端を連結させた第1供給管54を 介して次工程に送給させる。
【0017】 第1供給管54の他端側はサイクロン装置22に接続されており、これによっ て、第1破砕部20とサイクロン装置22は連通している。サイクロン装置22 は、公知のサイクロン機構からなり、上面に閉鎖チャンバ室55を有する円筒部 56と円錐部57からなる収集筒58と、円錐部57の下端側に連設された収集 室59と、を備えている。そして、閉鎖チャンバ室55に対して略接線状に接続 されるように第1供給管54の他端側が連通接続されている。また、サイクロン 装置22の収集室59には出口管60が隣接しかつ連通して設けられ、出口管内 には交換用のパックフィルタ61が設けられている。これによって第1破砕部2 0としてのおが粉製造機から送給されるおが粉は閉鎖チャンバ室55内で回転運 動を与えられ、おが粉の中で比較的に重力のあるものが収集室59内に収束され るとともに、微粒子状の微細片は出口管60から出てパックフィルタにより補足 され、分離除去される。
【0018】 また、サイクロン装置22には送風ファン付き第2破砕部24が連通接続され ている。第2破砕部24は、第1破砕部のおが粉製造機と同様に多数の丸鋸を軸 装した回転ロータや各種のフライスを組み合わせた破砕ミルからなり、送風ファ ン62を内蔵している。そして、この送風ファン62の吹き出し部に第2供給管 64の一端が接続されるとともに第1供給管54の中間位置であってサイクロン 装置22の閉鎖チャンバ室55寄り位置に同第1供給管54の他端側が連通接続 されている。この第2破砕部24には木製端切れ、かんな屑、スライス木片等の 比較的小さな木片状の木製片が供給され、破砕されておが粉としてサイクロン装 置22側にファンにより送給される。
【0019】 さらに、この第2破砕部24には第3分別投入部26としての第3搬送体34 が隣接配置されている。実施例において第3搬送体34は図示しない駆動モータ を有するベルトコンベヤからなっている。第3分別投入部から木製端切れ、かん な屑、スライス木片等の木製片が投入され、第3搬送体34により第2破砕部2 4に送られるものである。
【0020】 一方 サイクロン装置22の収集室59の下面側にはホッパ66が設けられて おり、サイクロン機構により収集されたおが粉を下方に集めて収束させる。この ホッパ66の下面側には複数の転動輪68を配置させこれらの外周を周回させた ベルト体70と、金属を磁力により吸着させ得る磁選装置72を含む金属片除去 部28が設置されている。
【0021】 複数の転動輪68とベルト体70によりコンベヤ機構が構成されており、実施 例において送り元、送り端及び中間の3個の転動輪68a、68b、68cが配 置され、これらの転動輪にベルト体70が調帯されている。実施例においてベル ト体70は合成樹脂製のコンベヤベルトから構成されている。そして、送り端側 の転動輪68aの周面側には例えば永久磁石等の磁石機構が組み込まれている。 これによって、ベルト体70に載置されて送られてくるおが粉内に釘等の金属片 が混入されている場合に、磁石によりベルト体70面に金属片を吸着させた状態 とし、転動輪68a近傍に配置された樋74から金属片を除いたおが粉のみを排 出させるとともに転動輪68a回りに周回してベルト体70が転動輪68aの周 面密着状態から離れるときに受け箱76に金属片のみを落下させるようにしてい る。
【0022】 さらに、図2においてベルト体70に近接して配置されたフレーム78にはベ ルト体70の上動面70aに下方に向けて支持枠80が取りつけられており、こ の支持枠に支持されてベルト体70の上動面に近接して同ベルト体70の移動方 向と直交方向にベルト送りするベルト機構を有する引き上げ磁選機82が設けら れている。実施例において磁選装置72は転動輪68aに設けられた磁石機構と この引き上げ磁選機82を含む。これによって、サイクロン装置22で収集され たおが粉を搬送しつつおが粉内に混入した金属片を分別除去するものである。そ して樋74の下方に設けられて送りコンベヤ84によりおが粉のみが袋詰め工程 等の次工程へ送られることとなる。
【0023】 次に、本考案のおが粉製造装置の作用について説明すると、第1分別投入部1 2としてのチェーンコンベヤ42上に図1鎖線示のようにチェーンコンベヤの送 り方向と直交方向に梁丸田等の長尺木材を載置させコンベヤ駆動させて図3のよ うに長尺木材処理部14の案内レール38上に移乗させる。長尺木材Wは長手方 向を案内レールに一致されるように案内レール上に供給され、案内レール38に 案内されて図1上左方へ送られる。そして、長尺木材はバンドソーに対して縦方 向に供給され切り開かれて長板状に分割され長尺板材が成形される。成形された 長尺板材はバンドソー40から排出されたときに受けコンベヤ44上に移乗され 、チェーン駆動により主搬送部16のベルトコンベヤ48上に送られる。一方、 長尺木材から分割された残りの長尺木材は横送りチェーンコンベヤ37により横 方向に送られ、復帰用復帰用コンベヤ装置36上に載置される。そして、復帰用 復帰用コンベヤ装置36上で分割の残りの木材を列機構25の始端S側に戻し、 隣接して平行に配置された案内レール38上に移乗させ、再びバンドソー40に 供給し、この作業を繰り返すこととなる。
【0024】 さらに、主搬送部16のベルトコンベヤ48の中間位置において第1投入部の チェーンコンベヤと列機構25に対して同じ側に配置された第2分別投入部18 のチェーンコンベヤ(第2搬送体32)に小型角材、建築端材等の比較的小型の 木製材が投入され主搬送部16に対して供給される。このように主搬送部16は 長尺木材処理部14により処理されて成形される長尺板材と小型角材や建築端材 等の比較的小型の木製材をともに搬送する。
【0025】 主搬送部16により長尺板材や小型角材等が第1破砕部20としてのおが粉製 造機に縦方向に供給され丸鋸刃を固設させた回転ロータによりおが粉を製造させ 、製造されたおが粉は送風ファン52を介して第1供給管54によりサイクロン 装置22の閉鎖チャンバ室55内に送給される。さらに、第3分別投入部26と してのベルトコンベヤからなる第3搬送体34により第2分別投入部から投入さ れる小型角材よりもより小さな木製端切れ、かんな屑、スライス木片等の木製片 が投入され、第2破砕部24内に送られる。そして、この第2破砕部内で製造さ れたおが粉は送風ファン62により第2供給管64を介して第1供給管内に送ら れ、同第1供給管54内で第1破砕部20により製造されたおが粉と合流するよ うにしてサイクロン装置22内に送り込まれる。
【0026】 サイクロン装置22内で微細粉を除去させて選別されたおが粉はホッパ66に より収束されて金属片除去部28のベルト体70上に落下する。そして、ベルト 体を送り駆動させながら、送り端転動輪68a及び磁選機82を含む磁選装置7 2により金属片を分離除去しつつ樋74から金属片等を含まない純粋なおが粉の みを取り出すものである。ここにおいて、建築廃材等のサイズがまちまちの木製 材を第1、第2、第3分別投入部から選別して投入するだけで純粋なおが粉を連 続的に製造することができ、そのまま家畜敷き料や肥料、飼料その他の用途にお いて直接に用いることが可能となる。
【0027】 本考案に係るおが粉製造装置は前記した実施例構成にのみ限定されるものでは なく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の本質を逸脱しない範囲におい て任意の改変を行っても良い。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した様に、本考案に係るおが粉製造装置によれば、搬送体からなる第 1分別投入部と、第1分別投入部に隣接配置された案内レールに平行に復帰用コ ンベヤ装置を配置させ、復帰用コンベヤ装置の長手方向中間位置となる案内レー ルの終端に隣接してバンドソーを設置して建築物の解体長尺木製廃材その他の長 尺木材を縦に分割して長尺板材に成形する長尺木材処理部と、長尺木材処理部に より成形された長尺板材を搬送するコンベヤ体からなる主搬送部と、主搬送部に 対し小型角材、建築端材等を供給すべく主搬送部に隣接配置された搬送体からな る第2分別投入部と、主搬送部により搬送される木材を破砕する送風ファン付き 第1破砕部と、第1破砕部に連通され破砕された破砕チップを受け入れて微細片 を分離除去しておが粉を収集させるサイクロン装置と、サイクロン装置に連通さ れ木製端切れ、かんな屑、スライス木片等の木製片を破砕してサイクロン装置に 供給する送風ファン付き第2破砕部と、第2破砕部に隣接配置され木製端切れ、 かんな屑、スライス木片等の木製片を第2破砕部に供給する搬送体からなる第3 分別投入部と、サイクロン装置で収集されたおが粉を搬送しつつおが粉内に混入 した金属片を分別除去する金属片除去部と、を備えることにより、建築廃材等の サイズがまちまちの木製材を第1、第2、第3分別投入部から選別して投入する だけで純粋なおが粉を連続的に製造することができ、そのまま家畜敷き料や肥料 、飼料その他の用途において直接に用いることが可能である。
【0029】 また、長尺木材処理部と、主搬送部と、第1破砕部と、サイクロン装置と、第 2破砕部は列状に長く形成され、第1、第2、第3分別投入部の各搬送体はおの おのこれらの長手方向に対して同じ側面側に略直交方向となるように配置されて いるので、木材の主な加工工程が始端側から終端側にかけて略列状に配置され、 細長い面積で装置が設置できるとともに、第1、第2、第3分別投入部はこれら の装置の長手方向に対していずれかの側面にのみ設けられるから装置全体のスペ ース効率が良好である。
【0030】 また、バンドソーの排出側にはバンドソーにより分割された残りの長尺木材を 復帰用コンベヤ装置側に横送り移送する横送りコンベヤが設けられているので、 バンドソーによる分割切削、横送りコンベヤによる復帰用コンベヤ装置への送り 、及び復帰用コンベヤ装置による同コンベヤの始端側への復帰の作業工程が循環 サイクルとして連続的に行なえ、長尺木材処理部での処理効率を大幅に向上させ ることが可能である。
【0031】 さらに、バンドソーの排出側であってバンドソーにより分割された長尺木材を 上面に受け、復帰用コンベヤ装置とは逆方向に横送り駆動させる受けコンベヤが 設けられているので、バンドソーにより切り開かれて分割された長尺板材を材の 配置変え等を行なうことなく円滑に主搬送部側に送り移乗させることができると 同時に、分割された残りの木材の復帰用コンベヤ装置の始端側への復帰操作も円 滑に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るおが粉製造装置の全体平
面構成説明図である。
【図2】第1破砕部とサイクロン装置と金属片除去部の
正面説明図である。
【図3】図1のA−A線矢示説明図である。
【図4】図1のB−B線矢示説明図である。
【図5】図1のCーC線矢示説明図である。
【符号の説明】
10 おが粉製造装置 12 第1分別投入部 14 長尺木材処理部 16 主搬送部 18 第2分別投入部 20 第1破砕部 22 サイクロン装置 24 第2破砕部 26 第3分別投入部 28 金属片除去部 30 第1搬送体 32 第2搬送体 34 第3搬送体 36 復帰用コンベヤ装置 37 横送りチェーンコンベヤ 38 案内レール 40 バンドソー 44 受けコンベヤ 46 移送コンベヤ 72 磁選装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送体からなる第1分別投入部と、 第1分別投入部に隣接配置された案内レールに平行に復
    帰用コンベヤ装置を配置させ、復帰用コンベヤ装置の長
    手方向中間位置となる案内レールの終端に隣接してバン
    ドソーを設置して建築物の解体長尺木製廃材その他の長
    尺木材を縦に分割して長尺板材に成形する長尺木材処理
    部と、 長尺木材処理部により成形された長尺板材を搬送するコ
    ンベヤ体からなる主搬送部と、 主搬送部に対し小型角材、建築端材等を供給すべく主搬
    送部に隣接配置された搬送体からなる第2分別投入部
    と、 主搬送部により搬送される木材を破砕する送風ファン付
    き第1破砕部と、 第1破砕部に連通され破砕された破砕チップを受け入れ
    て微細片を分離除去しておが粉を収集させるサイクロン
    装置と、 サイクロン装置に連通され木製端切れ、かんな屑、スラ
    イス木片等の木製片を破砕してサイクロン装置に供給す
    る送風ファン付き第2破砕部と、 第2破砕部に隣接配置され木製端切れ、かんな屑、スラ
    イス木片等の木製片を第2破砕部に供給する搬送体から
    なる第3分別投入部と、 サイクロン装置で収集されたおが粉を搬送しつつおが粉
    内に混入した金属片を分別除去する金属片除去部と、を
    備えたことを特徴とするおが粉製造装置。
  2. 【請求項2】 長尺木材処理部と、主搬送部と、第1破
    砕部と、サイクロン装置と、第2破砕部は列状に長く形
    成され、第1、第2、第3分別投入部の各搬送体はおの
    おのこれらの長手方向に対して同じ側面側に略直交方向
    となるように配置されてなる請求項1記載のおが粉製造
    装置。
  3. 【請求項3】 バンドソーの排出側にはバンドソーによ
    り分割された残りの長尺木材を復帰用コンベヤ装置側に
    横送り移送する横送りコンベヤが設けられてなる請求項
    1または2記載のおが粉製造装置。
  4. 【請求項4】 バンドソーの排出側であってバンドソー
    により分割された長尺木材を上面に受け、復帰用コンベ
    ヤ装置とは逆方向に横送り駆動させる受けコンベヤが設
    けられてなる請求項3記載のおが粉製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012236154A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Earth Technica:Kk バイオマス原料の異物除去装置および粉砕装置
JP2021041390A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 王磊 廃ガラス回収設備

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