JP3063293U - 照明つき水準器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、暗い場所での水準器を使った水平・
鉛直確認作業を容易にすることを最も主要な特徴とす
る。 【解決手段】水準器内部に光源を設け、気泡が入った湾
曲透明管を水準器内部から照明する。図１はこの方法に
よる照明つき水準器の実装形態を示すための説明図であ
って、本体内部の部品構成を表す図である。図１で、２
は湾曲透明管、３は気泡、４は光源、５はスイッチ、６
は電源である。湾曲透明管と内部液体のレンズ効果によ
り、小物探しのライト代りにも利用でき、全体の構成が
簡単で取扱い簡便であることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、建築や機器据付けでの水平確認作業などにおける、照明つき水準器 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般の水準器は、水準器本体を対象物に密着させた後、目視により、液体を入 れ両端を封止した湾曲透明管内の気泡の位置が管中央の目印に合うことで、水平 または鉛直を確認できる。

【０００３】 しかし、十分な照明が得られない場所では目視確認が困難になる、という欠点 があった。

【０００４】 また、水準器として使用する以外は何の役にも立たない、などの問題があった 。

【０００５】 この改善策として、水準器の内部に光源を設け、水準器の湾曲透明管を照明し て暗い場所でも気泡の位置がわかるようにする方法がある。図１はこの方法によ る照明つき水準器の実装形態を示すための説明図であって、水準器内部の構成を 表している。図１で、２は湾曲透明管、３は気泡、４は光源、５はスイッチ、６ は電源である。スイッチ５は電源６の消耗を避けるために必要なときだけ照明す るように設ける。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、薄暗い所で水準器を使用した場合、透明管内気泡 の位置確認が困難なことである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 本考案は、水準器の内部に光源を設け、その光線が水準器の構成部品である気 泡入り液体が入った湾曲透明管を通過して水準器の外側に出るようにしたことを 最も主要な特徴とする。

【０００８】

【考案の実施の形態】

光源にはＬＥＤ（発光ダイオード）または米粒球を使用して点光源とし、電源 には乾電池またはボタン電池を使用することで実現した。

【０００９】

【実施例】

図１は、本考案装置の１実施例の内部構成を示した図である。

【００１０】 光源４は電力消費が小さく寿命が長いＬＥＤが適しており、電源６としては一 般に入手しやすい乾電池あるいはボタン電池を交換が容易なように電池ホルダー に入れて使用する。通常はスイッチ５により電気回路は絶たれており、電池を消 耗しない。作業時に暗いなど必要なときのみスイッチ５を入りにし、光源４を点 灯する。

【００１１】 光源４の光は湾曲透明管２を通過しながら該管内の気泡３を明るく浮び上がら せる。

【００１２】 また、前記のように光線は通過するから、湾曲透明管２と中の液体のレンズ効 果により、近傍の狭い範囲であれば照明することができる。

【００１３】 湾曲透明管２は水平用（図１中央）と鉛直用（図１右側）の２個所あるから、 光源４も２個となる。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の照明つき水準器は、照明が十分でない建築現場や 天井裏での機器据付け作業などで水平または鉛直合せが容易に行えるとともに、 小物探しのライト代りとしても使用可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構成を示した図である。

【符号の説明】

１ 水準器本体 ２ 湾曲透明管 ３ 気泡 ４ 光源 ５ スイッチ ６ 電源

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水準器の内部に光源を設け、その光線が
   水準器の構成部品である気泡入り液体が入った湾曲透明
   管を通過して水準器の外側に出るようにした、照明つき
   水準器。