JP3063007B2 - 内燃機関の失火診断装置 - Google Patents

内燃機関の失火診断装置

Info

Publication number
JP3063007B2
JP3063007B2 JP2071919A JP7191990A JP3063007B2 JP 3063007 B2 JP3063007 B2 JP 3063007B2 JP 2071919 A JP2071919 A JP 2071919A JP 7191990 A JP7191990 A JP 7191990A JP 3063007 B2 JP3063007 B2 JP 3063007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank angle
signal
pulse signal
crankshaft
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2071919A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03275962A (ja
Inventor
尚己 冨澤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP2071919A priority Critical patent/JP3063007B2/ja
Publication of JPH03275962A publication Critical patent/JPH03275962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063007B2 publication Critical patent/JP3063007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の失火診断装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関が失火すると、未燃ガスが排出され、これが
後燃えを起こして、排気通路に設けられた触媒が焼損さ
れる。
もって、失火の検出が必要で、その方法として、従来
より、クランク角センサからの基準パルス信号等に基づ
いて定められる爆発行程における所定クランク角区間の
時間周期を計時し、他気筒のそれと比較することによ
り、失火を診断するようにしている。
つまり、何れかの気筒に失火が生じると、回転が落ち
るので、周期が長くなることを監視するようにしてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、クランク角センサの設置箇所としては、ク
ランクシャフト側では、気筒判別が不可能なことから、
クランクシャフトからタイミングベルト(チェーン)を
介してその回転が伝達され、クランクシャフト2回転に
つき1回転するカムシャフト側にあてられている。
従って、かかるクランク角センサからの信号に基づい
て、時間周期計時用のクランク角区間を定めるようにす
ると、加減速時に、タイミングベルトのガタや伸び縮み
等で、クランク角センサから出力される信号(基準パル
ス信号や単位パルス信号)の発生時刻と実際のクランク
角との間にズレを生じ、またそのズレが変動し、失火診
断の基準にしている所定クランク角区間に狂いが生じ
て、時間周期の計時が不正確になり、失火有無の誤診断
をしてしまうという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、正確な診断ができる
内燃機関の失火診断装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、本発明は、機関のクラ
ンクシャフトにより駆動されてクランクシャフト2回転
につき1回転するシャフトの回転に同期して少なくとも
クランク角で720゜/n(nは気筒数)毎の基準パルス信
号を出力するクランク角センサとは別に、クランクシャ
フトの回転に直接同期して微小クランク角毎の補助パル
ス信号を出力するピックアップ式センサを設けると共
に、前記クランク角センサからの基準パルス信号の発生
毎に前記ピックアップ式センサからの補助パルス信号の
計数を開始して第1の所定数の計数終了時に第1の信号
を出力する第1の計数手段と、前記第1の信号の発生毎
に前記ピックアップ式センサからの補助パルス信号の計
数を開始して第2の所定数の計数終了時に第2の信号を
出力する第2の計数手段と、各気筒の燃焼状態に対応さ
せて前記各第1の信号の発生から前記各第2の信号の発
生までの時間をそれぞれ計時する計時手段と、各気筒の
燃焼状態に対応する前記計時した時間の気筒間での変化
状態より失火気筒の有無を判定する失火判定装置とを設
ける構成とする。
〈作用〉 上記の構成によると、クランク角センサからの基準パ
ルス信号の発生時を基準として、クランクシャフトな直
接同期して出力される補助パルス信号の計数を行って、
第1の所定数計数後に、第1の信号を出力して、計時開
始タイミングを定める。
次に、第1の信号の発生から更に補助パルス信号の計
数を行って、第2の所定数の計数後に、第2の信号を出
力して、計時終了タイミングを定める。
このようにして、計時開始タイミングと計時終了タイ
ミングとを定め、この間の時間を計時し、この各気筒の
燃焼状態に対応した時間の気筒間での変化状態に基づい
て失火気筒の有無を判定する。
つまり、クランクシャフトの回転に直接同期して出力
される信号に基づいて、失火気筒の有無の判定を実施す
ることができる。
更に、クランク角センサからの基準パルス信号の発生
時を基準として、第1の所定数の計数を実行して、計時
タイミングを定めることにより、失火気筒の有無の判定
に使用するクランク角区間を、判定に最適なように、即
ち、失火の影響が最も現れやすい区間に設定することが
できる。
尚、クランク角センサからの基準パルス信号の発生時
は、クランク角に対しズレを生じることがあるが、クラ
ンク角区間が一定であれば、問題はない。
〈実施例〉 以下に、本発明に係る一実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。
先ず、第1図を参照して、システムを説明する。
機関1は、主に、シリンダ2、ピストン3、コンロッ
ド4、クランクシャフト5、吸気バルブ6、排気バルブ
7、カムシャフト8により構成されている。
クランクシャフト5の回転は、その一端に設けられた
タイミングプーリ9、タイミングベルト10、タイミング
プーリ11を介して、クランクシャフト5の2回転につ
き、1回転の割合でカムシャフト8に伝達される。
カムシャフト8には、光電式等のクランク角センサ12
が設けられており、クランク角センサ12は、クランク角
で180゜(4気筒の場合)毎の基準パルス信号REF(気筒
判別信号を含む)と、例えば、2゜毎の単位パルス信号
POSをコントロールユニット13に出力する。
また、クランクシャフト5の他端に設けられたフライ
ホイール14の外周の歯付き面に相対させて、ピックアッ
プ式センサ15が設けられており、クランク角で微小角
(例えば3゜)毎の補助パルス信号SUBをコントロール
ユニット13に出力する。
次に、第2図〜第4図を参照して、コントロールユニ
ット13にて実行される失火診断を説明する。
第2図及び第3図を参照して、ピックアップ式センサ
(第1図の15)から出力される補助パルス信号SUBは、
第1の計数手段としての第1のカウンタ16及び第2の計
数手段としての第2のカウンタ17に入力される。
第1のカウンタ16は、クランク角センサ(第1図の1
2)から出力される基準パルス信号REFをトリガとして補
助パルス信号SUBの計数を開始する。
そして、その計数値が予め設定してある第1の所定数
に達すると、第1の信号を第2のカウンタ17に出力す
る。
尚、第1の所定数は、基準パルス信号REFの発生時か
らほぼ上死点までのクランク角に相当する数として設定
する。
第2のカウンタ17は、この第1の信号をトリガとして
補助パルス信号SUBの計数を開始すると共に、クロック
パルスカウンタ18への出力を立上げる。これは、実質的
に第1の信号と同じである。
そして、第2のカウンタ17の計数値が予め設定してあ
る第2の所定数に達すると、クロックパルスカウンタ18
への出力を立下げる。これは、第2の信号となる。
尚、第2の所定数は、上死点から下死点に至るまでの
クランク角区間に相当する数として設定する。
第1の所定数及び第2の所定数をこのように設定する
ことで、失火の影響を最も受けやすいクランク角区間
(爆発行程)を、失火気筒の有無の判定に利用すること
ができる。
第2のカウンタ17の出力は、クロックパルスカウンタ
18及びマイクロコンピュータ19に送られる。
クロックパルスカウンタ18には、クロック(図示せ
ず)からクロックパルス信号CLKがゲートを介して入力
されており、第2のカウンタ17から出力される信号の立
上がり(第1の信号)から立下がり(第2の信号)まで
の時間を、その間、ゲートを開いてクロックパルス信号
CLKを計数することにより計時する。
そして、マイクロコンピュータ19にて、クロックパル
スカウンタ18のカウンタ値を、第2のカウンタ17から出
力される信号に同期して読込み、ソフトウェア的に、後
述する方法で処理する。
つまり、第4図のフローチャートに示すように、ステ
ップ1(図中S1と記す。以下同様。)では、第2のカウ
ンタ17から出力される信号の判定を行い、立上がりのと
き、つまり第1の信号のとき、ステップ2に進んで、ク
ロックパルスカウンタ18の現在のカウンタ値C1を読み込
んで、これを一時記憶し、このルーチンを終了する。
また、ステップ1の判定で、立下がりのとき、つまり
第2の信号のとき、ステップ3に進んで、クロックパル
スカウンタ18の現在のカウンタ値C2を読み込んで、ステ
ップ4で、カウンタ値C2から、ステップ2で一時記憶し
たカウンタ値C1を減算して、第1の信号発生時と第2の
信号発生時の時間Tを求める。
そして、ステップ5に進み、前回の時間T-1と時間T
との差|T−T-1|を、予め設定してある所定値Aと比較し
て、|T−T-1|>Aのときは、失火気筒ありと判定して、
ステップ6で、警報ランプを点灯する等の警報出力をす
る。
尚、この際、失火気筒の特定は、基準パルス信号に含
まれる気筒判別信号により可能であるので、警報は、気
筒別の表示が可能である。
また、所定値Aは、失火が発生しない正常な燃焼のと
きに生じうる時間差の変動の限界値に相当する。
そして、|T−T-1|≦Aのときは、失火気筒なしと判定
して、このままこのルーチンを終了する。
ここで、クロックパルスカウンタ18と共に、ステップ
1〜4が計時手段に相当し、ステップ5,6が失火判定手
段に相当する。
尚、本実施例では、時間Tと前回の時間T-1との差を
所定値Aと比較することによって、失火気筒の有無を判
定したが、その他に、時間Tと前回の時間T-1との比T/T
-1を所定値Bと比較するようにしてもよく、更に、気筒
数分の時間(例えばT1,T2,T3,T4;4気筒の場合)を求め
て、判定する気筒の爆発行程に相当する時間(例えば、
T1)をそれ以外の気筒の爆発行程に相当する時間の平均
値(例えば、(T2+T3+T4)/3)と比較することによ
り、失火気筒の有無の判定を行う等、種々の方法が利用
できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、クランクシャ
フトの回転をタイミングベルト等を介して伝達されるシ
ャフトから検出するクランク角センサからの信号ではな
く、クランクシャフトの回転に直接同期した信号を、ピ
ックアップ式センサから、微小クランク角毎の補助パル
ス信号として出力させるようにしたので、診断に用いる
時間を正確に計時でき、確実な失火診断を行うことがで
きる。
また、第2の所定数の計数を開始する前に、第1の所
定数の計数を実施することで、失火気筒の有無の診断に
最も有効なクランク角区間(具体的には、爆発行程に相
当するクランク角区間)を設定することができ、更に、
第1及び第2の所定数を設定するだけで、様々に対応可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例のシステム図、第2図は
コントロールユニット内のハードウェア構成図、第3図
は信号波形図、第4図は診断内容を示すフローチャート
である。 1……機関、5……クランクシャフト、8……カムシャ
フト、10……タイミングベルト、11……タイミングプー
リ、12……クランク角センサ、13……コントロールユニ
ット、14……フライホイール、15……ピックアップ式セ
ンサ、16……第1のカウンタ、17……第2のカウンタ、
18……クロックパルスカウンタ、19……マイクロコンピ
ュータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 F02P 17/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関のクランクシャフトにより駆動されて
    クランクシャフトの2回転につき1回転するシャフトの
    回転に同期して少なくともクランク角で720゜/n(nは
    気筒数)毎の基準パルス信号を出力するクランク角セン
    サとは別に、クランクシャフトの回転に直接同期して微
    小クランク角毎の補助パルス信号を出力するピックアッ
    プ式センサを設けると共に、 前記クランク角センサからの基準パルス信号の発生毎に
    前記ピックアップ式センサからの補助パルス信号の計数
    を開始して第1の所定数の計数終了時に第1の信号を出
    力する第1の計数手段と、 前記第1の信号の発生毎に前記ピックアップ式センサか
    らの補助パルス信号の計数を開始して第2の所定数の計
    数終了時に第2の信号を出力する第2の計数手段と、 各気筒の燃焼状態に対応させて前記各第1の信号の発生
    から前記各第2の信号の発生までの時間をそれぞれ計時
    する計時手段と、 各気筒の燃焼状態に対応する前記計時した時間の気筒間
    での変化状態より失火気筒の有無を判定する失火判定手
    段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の失火診断装置。
JP2071919A 1990-03-23 1990-03-23 内燃機関の失火診断装置 Expired - Fee Related JP3063007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2071919A JP3063007B2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 内燃機関の失火診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2071919A JP3063007B2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 内燃機関の失火診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03275962A JPH03275962A (ja) 1991-12-06
JP3063007B2 true JP3063007B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=13474422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2071919A Expired - Fee Related JP3063007B2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 内燃機関の失火診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063007B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5728941A (en) * 1995-10-09 1998-03-17 Denso Corporation Misfire detecting apparatus using difference in engine rotation speed variance
JP4626564B2 (ja) * 2006-05-10 2011-02-09 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置
KR102408522B1 (ko) * 2020-12-28 2022-06-14 주식회사 이온씨 비틀림진동 신호를 이용한 왕복동 내연기관의 착화실패 실린더 검출 방법 및 그 장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2559509B2 (ja) * 1990-01-08 1996-12-04 株式会社日立製作所 多気筒内燃機関の失火検出方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03275962A (ja) 1991-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5041980A (en) Method and apparatus for producing fault signals responsive to malfunctions in individual engine cylinders
KR0154985B1 (ko) 다기통 내연기관의 연료상태 검출방법 및 그 장치
JPH04262225A (ja) 内燃機関失火検出方法及び装置
JP2623921B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH04262039A (ja) 内燃機関の失火検出装置
JP2666232B2 (ja) 内燃エンジンの燃焼状態検出装置
JPH06129298A (ja) 内燃機関の失火検出装置
JP2807737B2 (ja) 内燃エンジンの燃焼状態検出装置
JP3063007B2 (ja) 内燃機関の失火診断装置
JP3186545B2 (ja) 4サイクル内燃機関制御装置
JPH03115759A (ja) 内燃機関用気筒識別装置
JPH0693919A (ja) 内燃エンジンの燃焼状態検出装置
US5562082A (en) Engine cycle identification from engine speed
JP2559509B2 (ja) 多気筒内燃機関の失火検出方法及びその装置
JP2757548B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH08165950A (ja) エンジンの燃焼状態検出装置
JPH06503167A (ja) 内燃機関のシリンダにおける燃焼異常状態検出方法
JPH0833142B2 (ja) 内燃機関の失火診断装置
EP0433690B1 (en) Apparatus and method for detecting misfire in a cylinder of an internal combustion engine
JP2675921B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH03145547A (ja) 内燃機関制御方法
JP2570024B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JP2658675B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JP2001248490A (ja) 内燃機関の同期化
JPS6229638Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees