JP3062950U

JP3062950U - ジキパワ―

Info

Publication number: JP3062950U
Application number: JP1999002328U
Authority: JP
Inventors: 久義笹島; タカ笹島; 則康笹島
Original assignee: 久義笹島; タカ笹島; 則康笹島; 大滝哲夫
Priority date: 1999-04-09
Filing date: 1999-04-09
Publication date: 1999-10-15
Anticipated expiration: 2005-04-09

Abstract

(57)【要約】【課題】磁石の磁界が効果的に水に作用して良好に水
質を改善することができる水用磁化器を提供する。【解決手段】水は、蛇口３０から取り付け部１０の円
柱体１２，角柱体１４を順に通過し、更に磁石部２０を
通過する。このとき、水は、永久磁石２２，２４に直接
触れるようになり、その磁力の影響を直接的に受けるよ
うになる。このため、永久磁石２２，２４の磁界が効果
的に水に作用して、良好に水質を改善することが可能と
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、水を磁化するための水用磁化器に関するものである。

【０００２】

【背景技術】

水に磁気を作用させて水質を改善する背景技術としては、例えば実開平６１− １４６５６９号公報に開示されたものがある。図５にはその概略が示されており、蛇口の流路１００の外周に、永久磁石１０２を配備した構成となっている。水が矢印Ｆで示すように流路１００を流れると、永久磁石１０２の磁界中を通過する。これにより、永久磁石１０２の磁気の影響を受け、水質を瞬時に調整する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、以上のような背景技術では、水と磁石との間に水道管が存在するため、磁気が水に良好に作用せず、水質改善を必ずしも効率的に行うことができない可能性がある。この考案は、以上の点に着目したもので、磁石の磁界が効果的に水に作用して良好に水質を改善することができる水用磁化器を提供することを、その目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案は、蛇口先端において水に直接接触する磁石；この磁石を蛇口先端に取り付けるための取り付け具；を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つによれば、前記取り付け具は、前記蛇口の外形状に対応する内形状を備えたことを特徴とする。他の形態によれば、前記取り付け具は、少なくとも３方向から前記蛇口を締め付ける結合構造を備えたことを特徴とする。本考案の前記及び他の目的，特徴，利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になる。

【０００５】

【考案の実施の形態】以下、本考案の一実施形態について詳細に説明する。図１には、本形態にかかる水用磁化器の外観が示されている。また、図１を矢印Ｆ2Aから見た図が図２（Ａ）であり、矢印Ｆ2Bから見た図が図２（Ｂ）である。これらの図において、磁化器は、取り付け部１０と、磁石部２０によって構成されている。取り付け部１０は、水道などの蛇口に磁石部２０を取り付けるためのもので、蛇口径に対応する内径を有する円柱体１２と、磁石部２０を取り付けるための角柱体１４を接合した構成となっている。円柱体１２には、ネジ１２Ａ〜１２Ｃによって三方向から蛇口を締め付けるためのネジ穴１２Ｄ〜１２Ｆが設けられている。すなわち、略水平方向から１２０度の角度でほぼ対称にネジ１２Ａ〜１２Ｃで蛇口を締め付けることで、円柱体１２を蛇口に固定することができる構成となっている。

【０００６】次に、角柱体１４には、その側面に角柱形状の永久磁石２２，２４が接着剤などによって取り付けられている。円柱体１２及び角柱体１４は、例えば鉄などの金属材料によって形成されており、表面は水によって腐食しないよう、適宜のメッキが施されている。また、円柱体１２及び角柱体１４は、例えば溶接によって結合している。

【０００７】次に、図３を参照しながら、本形態の使用状態を説明する。図３には、水道の蛇口３０に上記磁化器を取り付けた状態の縦断面が示されている。同図に矢印Ｆで示すように、水は、蛇口３０から取り付け部１０の円柱体１２，角柱体１４を順に通過し、更に磁石部２０を通過する。このとき、水は、永久磁石２２，２４に直接触れるようになり、その磁力の影響を直接的に受けるようになる。このため、本形態では、永久磁石２２，２４の磁界が効果的に水に作用して良好に水質を改善することが可能となる。

【０００８】次に、図４を参照して、他の実施形態を説明する。図４（Ａ）は外観であり、（Ｂ）は縦断面である。この例は、取り付け部５０が、全体として円柱状となっており、小径部５２と大径部５４によって構成されている。小径部５２は、水道の蛇口に取り付けるためのもので、蛇口径に対応する内径を有する。また、三方向から締め付けるためのネジも備えている（図示せず）。大径部５４は、その内側に円柱状の永久磁石６０が接着剤などによって取り付けられている。本形態によれば、永久磁石６０が円柱状となっており、更に小径部５２の内径と永久磁石６０の内径とが略同一となっているため、水に対する磁化作用が前記形態よりも更に直接的となる。また、磁石は、一般的に硬くてもろいが、本形態では、取り付け部５０によって保護されているため、永久磁石６０の破損が防止されるという利点もある。

【０００９】本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。前記形態では、円柱，角柱などの形状を示したが、形状は必要に応じて適宜変更してよい。例えば、蛇口形状が四角柱状の場合は、取り付け部の内側形状もそれに対応させて四角柱状とする。また、蛇口に対する磁化器の取り付け方法も、ゴムなどを利用した公知の各種の取り付け手段を適用してよい。取り付け部の材料も、金属に限らず樹脂材など各種のものを用いてよい。更に、前記形態は、本考案にかかる磁化器を水道の蛇口に取り付けた例であるが、給水器の蛇口など、各種のものに適用可能である。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、磁石が水に直接触れるようにしたので、水が磁力の影響を直接的に受け、効果的に水に磁界が作用して良好に水質を改善することが可能となるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態を示す斜視図である。

【図２】図１を矢印Ｆ２方向から見た図である。（Ａ）
は側面図、（Ｂ）は平面図である。

【図３】前記実施形態の使用状態を示す縦断面である。

【図４】本考案の他の実施形態を示す図である。（Ａ）
は斜視図、（Ｂ）は縦断面図である。

【図５】背景技術の概略を示す縦断面図である。

【符号の説明】

１０…取り付け部１２Ａ〜１２Ｃ…ネジ１２Ｄ〜１２Ｆ…ネジ穴１２…円柱体１４…角柱体２０…磁石部２２…永久磁石３０…蛇口５０…付け部５２…小径部５４…大径部６０…永久磁石１００…流路１０２…永久磁石

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者笹島久義埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号 (72)考案者笹島タカ埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号 (72)考案者笹島則康埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】蛇口先端において水に直接接触する磁
石；この磁石を蛇口先端に取り付けるための取り付け
具；を備えたことを特徴とする水用磁化器。
【請求項２】前記取り付け具は、前記蛇口の外形状に
対応する内形状を備えたことを特徴とする請求項１記載
の水用磁化器。
【請求項３】前記取り付け具は、少なくとも３方向か
ら前記蛇口を締め付ける結合構造を備えたことを特徴と
する請求項１又は２記載の水用磁化器。