JP3062903B2 - コンタクト - Google Patents

コンタクト

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JP3062903B2
JP3062903B2 JP4202236A JP20223692A JP3062903B2 JP 3062903 B2 JP3062903 B2 JP 3062903B2 JP 4202236 A JP4202236 A JP 4202236A JP 20223692 A JP20223692 A JP 20223692A JP 3062903 B2 JP3062903 B2 JP 3062903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタ用接点部材とし
て用いられるコンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコネクタにおいては、複数のソケ
ットコンタクトを備えるソケットコンタクト体と複数の
ピンコンタクトを備えるピンコンタクト体とを有してお
り、ソケットコンタクトはピンコンタクトと接触して電
気接触部を構成している。つまり、ソケットコンタクト
及びピンコンタクトの一部分が接点として用いられてい
る。そして、コンタクトの接点には一般にAuメッキ層
が形成されるが、Auメッキ層の形成にあたってはまず
ソケットコンタクト全体に下地としてNiメッキ層を形
成し、その後、Au、Ag等の貴金属メッキ液を用いた
湿式の電解又は無電解メッキ法を用いてコンタクトの一
部分にAuメッキ層を形成して接点としている。
【0003】このような接点を形成する際には、例え
ば、図5に示すように、まず、平板状のコンタクト用材
料11が準備される(このコンタクト用材料には例えば
バネ用りん青銅であり、全体にNiメッキ層12が施さ
れている)。そして、このコンタクト用材料の一部表面
にSn−Pbメッキ層10を施し、さらに、Niメッキ
層12上の特定部分にAuメッキ層13(接点として用
いられる部分)を施す。その後、このコンタクト用材料
を裁断して複数のソケットコンタクトを形成して、これ
らコンタクトを用いてコンタクト体を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来コン
タクト上の接点はメッキ法を用いて形成されており、通
常メッキ法を用いると、析出金属の組成が限定されるば
かりでなく、メッキ層が摩耗及び腐食等に弱いという問
題点がある。さらに、一般的にメッキ装置を用いてメッ
キ層を形成している関係上、所望の微小範囲のみにAu
メッキ層を形成することが難しい。その結果、Auメッ
キ層が形成される部分、つまり、接点面積が大きくなっ
てしまい、メッキ材料を多く使用してしまうという問題
点もある。つまり、製造コストが高くつくという問題点
がある。
【0005】本発明の目的は耐摩耗性及び耐蝕性に強い
コンタクトを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は製造コストが安価なコ
ンタクトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンタ
クトの接触部において、該接触部にはボールボンディン
グ法によって少なくとも一つのバンプ接点が形成されて
いることを特徴とするコンタクトが得られる。この際、
上記のバンプ接点の材料として金又は金合金を用いるこ
とが望ましい。
【0008】
【作用】本発明では、ボールボンディング法を用いてバ
ンプ接点を形成するようにしたから、必要に応じて適確
に接点を形成することができ、その結果、接点材料を必
要最小限に押さえることができる。さらに、メッキ処理
のようにメッキ設備及び排水処理設備等の大規模な設備
を必要とすることがなく、製造コストを最小限に押さえ
ることができる。また、金又は金合金等を用いてバンプ
接点を形成することによって、耐摩耗性及び耐蝕性が向
上でき、しかも安定してコンタクト間の接続状態を維持
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0010】図1を参照して、図5を用いて説明したコ
ンタクト用材料11を準備する(このコンタクト用材料
11の所定の部分には薄付Auメッキ(0.03μm程
度)層が施されている)。そして、薄付Auメッキ層1
3上の所定の領域に沿って所定の間隔で所謂ボールボン
ディング法を用いてバンプ接点を形成する。つまり、ま
ず金又は金合金(以下単に金という)ワイヤーを用いて
キャピラリー14の先端に金球14aを形成する(ボー
ルアップ)。上記の所定領域上にキャピラリー14を降
下させる。キャピラリー14の先端を所定領域上に押圧
する(ボンディング)。その後、キャピラリー14の先
端においてクランプして所定領域上にバンプ接点15を
形成する(ネック切断)。次に、キャピラリー14を上
昇させる。その後、バンプ接点15上にレベリングツー
ル16を降下させて、バンプ接点15の高さを予め設定
された高さにレベリングする。
【0011】このようにして、コンタクト用材料11の
所定の領域に沿って所定の間隔をおいて複数のバンプ接
点15を形成した後、少なくとも一つのバンプ接点15
を含むようにして上記の所定領域を横断する方向にコン
タクト用材料11を切断して複数のコンタクト材料を得
る。なお、この実施例では、上記のバンプ接点15を直
径約100μmで高さ約10μmとした。
【0012】ここで、図2を参照して、上述のようにし
て得られたコンタクト材料に折曲げ加工等を施してコン
タクト17を得る。図示のようにコンタクト17は先端
に円弧状部17aを備えており、この円弧状部17a上
にバンプ接点15が位置している(この実施例では円弧
状部17a上に2個のバンプ接点15が並置されてい
る)。
【0013】図3及び図4を参照して、上述のようにし
て得られたコンタクト17はコンタクト筐体21内に配
置されてソケットコネクタ体20が構成される。このコ
ンタクト筐体21は予め定められた間隔で形成されたコ
ンタクト配置溝部21aを備えており、このコンタクト
配置溝部21aにコンタクト17を配設しソケットコネ
クタ20を構成する。なお、コンタクト17の接続部1
7bはプリント基板に接続するため図示のようにコンタ
クト筐体21から引き出される。
【0014】上記のコンタクト20にはピンコネクタ3
0が接続される。ピンコネクタ30は支持体31及び支
持体31に予め定められた間隔で取り付けられた複数の
ピン状コンタクト32を備えており、コンタクト32を
図4に実線矢印で示す方向に挿入することによってコン
タクト32とコンタクト17上のバンプ接点15が接触
することになり、ソケットコネクタ20とピンコネクタ
30とによってコネクタが構成される。
【0015】上述のようにして得られたコネクタにおい
て、ピンコネクタ30をソケットコネクタ20に数十回
挿入摺動させた後、バンプ接点15を観察したところ、
バンプ接点に摩耗が発生することはなく、しかも腐食等
もみられたかった。また安定してコンタクト17及び3
2間の接触状態を保つことができた。
【0016】なお、上述の実施例ではコンタクト17上
に2個のバンプ接点15を形成した例について説明した
が、バンプ接点15は少なくとも一つ形成すれば十分で
あり、これによって、コンタクト17及び32間の良好
な電気的接続関係を保つことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、金又
は金合金を用いてバンプボンディング法によってコンタ
クト上にバンプ接点を形成するようにしたから、耐摩耗
性及び耐蝕性に優れ、しかも相手コンタクトとの安定し
た接触状態を保つことができるという効果がある。
【0018】さらに、バンプボンディング法を用いるこ
とによって従来の湿式メッキ法のようにメッキ設備及び
排水設備等の大規模な設備を必要とせず、しかも接点を
形成しようとする部分のみに適確にバンプ材(金又は金
合金)を供給することができる。つまり、製造コストを
削減することができるという効果がある。加えて、必要
に応じてバンプ材の供給量を適宜調節することができる
から、所望の大きさの接点を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンタクトに用いられるバンプ接
点の形成工程を説明するための図である。
【図2】本発明によるコンタクトを単体で示す斜視図で
ある。
【図3】本発明によるコンタクトを用いたコネクタを概
略的に示す斜視図である。
【図4】本発明によるコンタクトを用いたコネクタを概
略的に示す断面図である。
【図5】従来のコンタクトを説明するための図である。
【符号の説明】
10 Sn−Pbメッキ層 11 コンタクト用材料 12 Niメッキ層 13 Auメッキ層 14 キャピラリー 15 バンプ接点 16 レベリングツール 17 コンタクト 20 ソケットコネクタ 21 コンタクト筐体 30 ピンコネクタ 31 支持体 32 コンタクト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−114295(JP,A) 特開 平1−267915(JP,A) 特開 昭57−178338(JP,A) 特開 昭63−304587(JP,A) 特開 平1−200583(JP,A) 特開 平2−215064(JP,A) 特開 平4−369227(JP,A) 特開 昭61−284075(JP,A) 実開 昭50−43882(JP,U) 実開 昭60−59532(JP,U) 実開 平4−101386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトの接触部において、該接触部
    にはボールボンディング法によって少なくとも一つのバ
    ンプ接点が形成されていることを特徴とするコンタク
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたコンタクトにおい
    て、前記バンプ接点に用いられ材料が金又は金合金であ
    ることを特徴とするコンタクト。
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