JP3062739U - 早送り/速締めバイス - Google Patents

早送り/速締めバイス

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JP3062739U
JP3062739U JP1999002166U JP216699U JP3062739U JP 3062739 U JP3062739 U JP 3062739U JP 1999002166 U JP1999002166 U JP 1999002166U JP 216699 U JP216699 U JP 216699U JP 3062739 U JP3062739 U JP 3062739U
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JP
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fast
screw
seat
fixed seat
kit
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JP1999002166U
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English (en)
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游炎徴
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游炎徴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリューの解放/早送り、速締め/前進作
動、更に解放/早戻し等が極めて簡単に行えるととも
に、構造が堅牢且つ単純なため、組立も容易、快速に行
える早送り/早締めバイスを提供する。 【解決手段】 固定座内腹のU状ナットボディーは、半
円状のほぼ180度範囲に及ぶねじ山を形成して固定座
の前後方向に胴体を貫通するスクリューと密接に噛合
し、噛込キット上方の板上押しボタンを押すと、その真
下のスプリングが圧縮され噛込キットは瞬時に脱離し、
噛合が解放されスクリューは暫時遊動状となり、板状押
しボタンを放すと噛込キットは即弾発して再び噛合状に
戻り、これらの動作により、早送り、速締め、解放、速
戻しのバイス作業が行えるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、早送り/速締めバイス関し、特にU状ナットボディーの内側底部に 仰向けに設けたほぼ180度の範囲に渡る半円状のねじ山が、スクリューとの密 接堅固な噛合、瞬時の脱離、といった作動過程における早送り/速締めバイスで ある。
【0002】
【従来の技術】
バイスは、工作物を挟んで安定させて作業を行うための工具として用いられて きた。従来のバイスはスクリューを回しながらスクリューのねじ山を徐々に回転 、あるいはバイスを駆動させる方式により締結、弛緩を行っており、こうした方 式は緩慢で非常に不便であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の問題点を解決するため、本考案の目的は、スクリューの噛合及び解放の 操作が極めて簡便、正確に行え、また、構造が堅固で素早くセットアップでき、 且つ各部品は全て二次加工の手間を要せず、低コストでできる早送り/速締めバ イス提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、本考案の早送り/速締めバイスは、主に固定座、受 け座と遊動座からなる主体部、及びU状ナットボディー、スプリング、板状押し ボタンからなる噛込キット、並びに一本のスクリューと数本のガイドバーで構成 される。噛込キットは、固定座の上端面ほぼ中央の位置に方形立て孔を形成し、 固定座の胴体内に設置する。さらに固定座の後端面から前面まで胴体を貫通して スクリューを数本のガイドバーを導入させる通孔を設ける。受け座は固定座に向 き合わせて設置し、遊動座は両者の中間に設ける。スクリューを固定座の後端通 孔から導入し、U状ナットボディー上方を通過して固定座の胴体を貫通し、前端 通孔から導出して遊動座の背面の孔に嵌入させ、ねじで適度に締結し、さらに数 本のガイドバーも固定座の胴体を貫通して遊動座の背面の孔に嵌入して固着する 、そのため、スクリューとガイドバーは、その進退動座が遊動座と一致し、さら に、ガイドバーは遊動座の進退動座の安定を制御する役割を果たす事となる。U 状ナットボディーの断面にはU字型を呈し、その上部は板状押しボタンを被嵌し 、両者を固定ピンで連結して一体化させると矩型の噛込キットが成り立つ。噛込 キット内側底部は仰向けに半円状を呈するほぼ180度の範囲に渡るねじ山を形 成し、そのピッチはスクリューと吻合し、固定座の通孔から導入されるスクリュ ーのねじ山と密接に噛合する態勢を備え、底部外側のセンター位置には下向きに 凹孔を設け、スプリングの上端面は凹孔に嵌入して当接するため、噛込キットは スプリングに押圧され常にスクリューを密接堅固な噛合状態を維持する。板状押 しボタンを押すと、噛込キットは落下し、スクリューとU状ナットボディーの噛 合が瞬時に脱離し、スクリューは完全に解放されて遊動状態となるが、板状押し ボタンを放すと瞬時に元の噛合状態に戻る。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1及び図2が示すように、本考案は主に主体部10、噛込キット20、スク リュー30及び二本のガイドバー41、42から構成される。 主体部10は、固定座11、受け座12及び遊動座13を具え、噛込キット2 0はU状ナットボディー21、スプリング22及び板状押しボタン23等からな り、固定座11およそ中央の位置に仰向けの方形立て孔111を開設し、噛込キ ット20とスプリング23を収納させる。 固定座11前後端面に、その胴体を貫通する三個の通孔112、113、11 4がピラミッド状に設けられ、前方の遊動座13背面の同等位置にも三個の孔を 対置して設置する。スクリュー30は固定座11後端面山頂の通孔112から導 入してU状ナットボディー21を通過して前端面より導出し、さらに遊動座13 の孔に挿入し、ねじ14で適度に締結し、スクリュー30が作動中に遊動座13 から脱離しないようにする。また、二本のガイドバー41、42は、固定座11 の胴体を貫通して遊動座13背面の孔に嵌挿して堅牢に固着し、遊動座13の進 退動作に連動しながら安定性を保ちつつ、その制御を行う役割を果たす。さらに 、遊動座13と受け座12の対応面はそれぞれ井然たる並列の粗目状を形成し、 並びに工作物50を堅牢に挟扼するため十字の溝を有している。
【0006】 U状ナットボディー21の断面はU字型を呈し、上部は固定ピン24で板状押 しボタン23と連結して一体とすると、矩型の噛込キット20が形成される。噛 込キット20内側底部は仰向けに半円状を呈する180度範囲ねじ山211を設 け、この時当然スクリュー30とピッチは噛合し、スクリュー30とねじ山21 1は咬合の態勢に構成されてある。また、その底部外側のセンター位置には下向 きに凹孔212設け、スプリング22の上端面を当接、定置させる。噛込キット 20はスプリング22の弾性により、スクリュー30とU状ナットボディー21 のねじ山211が常に堅牢に噛合させ、板状押しボタン23を押すと噛込キット 20は圧下して噛合が解放され、スクリュー30とねじ山211は瞬時に脱離し 、スクリュー30は暫時遊動状態となり、板状押しボタン23を放すと、即元の 噛合状態に戻る。また、スクリュー30の自由端には、握持し易いようにハンド ル31を延設し、スクリュー30の回転操作を便利にする。
【0007】 図3から図6が示すように、使用の際は先ず工作物50を受け座12と遊動座 13間の、受け座12側に寄せて置き、板状押しボタン23を押すと、噛込キッ ト20は圧下しスクリュー30とU状ナットボディー21上のねじ山211との 噛合は瞬時に脱離し、スクリュー30は遊動状態となり、ハンドル31を握持し 前方に推すと遊動座13は滑動して工作物50に着接する。板状押しボタン23 を放すと、噛込キット20は弾発して上方に押上し、U状ナットボディー21と スクリュー30は、瞬時に再び噛合する。この時ハンドル31を数回回転させる と、工作物50が堅牢に挟持される。工作物50を外す時は、再び板状押しボタ ン23を押し、同時にハンドル31を後方に引けば、遊動座13が後退して工作 物50が取り出せる。
【0008】 図5及び図6が示すように、180度範囲に及ぶのねじ山211が、最大限の 噛合端面において垂直にスクリュー30との瞬間的噛合及び脱離を行うことによ り、両者の噛合効果は著しく堅牢となる。
【0009】 本考案は、多数の孔を並列に設けた作業台60において、その台面を基盤とす る使用法と、本考案自体に固定座11と受け座12両者を向かい合わせにして基 盤に固着する方法とがある。後者は、スクリュー30とガイドバー41、42の 伸縮範囲内にて基盤の長さが決定されるため、これに伴い被挟持物の大きさも制 限される点では、従来のバイスに類似する。後者の使用状況については、図7が 示すように、作業台60の台面に並設の多数の孔に、工作物50の条件(長さ、 幅、作業し易い場所など)に基づき、固定座11と受け座12の固定部15、1 6を、台面上の最適な位置を任意に選んで固定し使用できるのが、本考案の最大 の特徴である。工作物50が大きい場合、固定座11と受け座12の間隔をやや 広げ、反対に工作物50が小さい場合は両者の間隔を縮め、この際スクリュー3 0とガイドバー41、42の長さなどの制限は一切受けず、融通性に富み、便利 な上効率的に作業が行え、さらに、複数のバイスを併用すると、不規則状の工作 物50(図8〜図13)も効果的に挟持することができる。
【0010】
【考案の効果】
半円形状のほぼ180度範囲に及ぶねじ山211を具える噛込キット20とス クリュー30は、密接且つ瞬時噛合と脱離の動作を行い、これによりバイスの作 業が効果的に行えるようになり、産業上の利用価値を具する早送り/速締めバイ スが提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立体外観図である。
【図2】本考案の立体分解図である。
【図3】本考案のスクリューとU状ナットボディーねじ
山が噛合した状態を説明する側面断面図である。
【図4】本考案のスクリューとU状ナットボディーねじ
山が脱離した状態を説明する側面断面図である。
【図5】本考案のスクリューとU状ナットボディーねじ
山が噛合した状態を説明する正面断面図である。
【図6】本考案のスクリューとU状ナットボディーねじ
山が脱離した状態を説明する正面断面図である。
【図7】本考案の応用実施例外観説明図である。
【図8】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説明
図である。
【図9】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説明
図である。
【図10】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説
明図である。
【図11】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説
明図である。
【図12】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説
明図である。
【図13】本考案の各種工作物の挟持状態を説明する説
明図である。
【符号の説明】
10 主体部 11 固定座 12 受け座 13 遊動座 111 方形立て孔 112 通孔 113 通孔 114 通孔 131 螺孔 14 ねじ 15 固定部 16 固定部 20 噛込キット 21 U状ナットボディー 22 スプリング 23 板状押しボタン 24 固定ピン 211 ねじ山 212 凹孔 30 スクリュー 31 ハンドル 41 ガイドバー 42 ガイドバー 50 工作物 60 作業台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定座はその上端面およそ中央の位置に仰
    向けに方形立て孔を設け、その後端面から前端面までの
    胴体を貫通してスクリューと数本のガイドバーを導入す
    る通孔を設け、受け座は固定座に向き合せに設置し、遊
    動座は固定座と受け座の中間に設け、受け座と遊動座両
    者の前端面には井然たる粗目状と十字の溝を形成し、遊
    動座の背面には固定座と同位位置に複数の孔を設置し、
    噛込キットは固定座上端面に設置の方形立て孔に収装さ
    れ、該噛込キットの断面はU字型を呈し、その内側底部
    は、仰向けにほぼ180度の範囲に渡る半円状のねじ山
    を形成し、ピッチはスクリューを吻合して、下端面のセ
    ンター位置にはスプリングの端面を嵌入させる凹孔を設
    け、該スプリングは噛込キットの真下に定置してあるた
    め、噛込キットを上方に押すとスクリューを常に密接な
    噛合態勢にせしめ、U状ナットボディー上方から板状押
    しボタンを被嵌し、固定ピンを貫挿して両者を連結し一
    体化した前記噛込キットは、該上部の板状押しボタンを
    押圧するとスプリングにかかっていた圧力が瞬時に解消
    され、放すと元の圧下状態に戻り、前記スクリューは固
    定座の後端面から前端面へ前記U状ナットボディー上方
    を通過して固定座の胴体を貫通し前記遊動座背面の孔に
    導入されてねじで適度に締結されることにより、スクリ
    ューと遊動座の進退動作が一致の状態となり、前記数本
    のガイドバーも固定座の胴体を通して同様に該遊動座背
    面の孔に嵌入して固着することにより、遊動座が移動時
    にその安定性を制御しながら、伸縮などの機能により、
    スクリューの解放/早送り、速締め/前進作動、解放/
    早戻しの操作が極めて簡単、迅速且つ正確に行えること
    を特徴とする、早送り/速締めバイス。
JP1999002166U 1999-04-05 1999-04-05 早送り/速締めバイス Expired - Lifetime JP3062739U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615943U (ja) * 1992-07-31 1994-03-01 博章 林 建物外装用コ−ナ−部材製造用治具
KR20180016393A (ko) 2015-06-08 2018-02-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 연마조성물 및 그 제조방법 그리고 연마방법
CN113770757A (zh) * 2020-06-09 2021-12-10 长春设备工艺研究所 一种快速进退螺杆的顶紧装置

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