JP3062349U - 伝達情報表示テ―プ - Google Patents
伝達情報表示テ―プInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】進入禁止区域、立ち入り禁止区域などの仕切り
ラインに沿って張り巡らして用いる伝達情報表示テープ
を提供すること。 【解決手段】布帛生地を幅寸法Wに仕上げた布帛製テー
プからなり、前記布帛製テープの少なくとも一方の面
に、文字、記号、マーク、絵、模様等およびそれらの組
み合わせにより構成される伝達情報構成要素3を表示し
てなり、該表示をテープの長さ方向に所望のピッチ毎に
繰り返し設け、前記伝達情報構成要素が、少なくとも進
入禁止あるいは立ち入り禁止の文字表示4と該文字表示
に対応するマーク表示5とを含むものからなる伝達情報
表示テープ1の構造。
ラインに沿って張り巡らして用いる伝達情報表示テープ
を提供すること。 【解決手段】布帛生地を幅寸法Wに仕上げた布帛製テー
プからなり、前記布帛製テープの少なくとも一方の面
に、文字、記号、マーク、絵、模様等およびそれらの組
み合わせにより構成される伝達情報構成要素3を表示し
てなり、該表示をテープの長さ方向に所望のピッチ毎に
繰り返し設け、前記伝達情報構成要素が、少なくとも進
入禁止あるいは立ち入り禁止の文字表示4と該文字表示
に対応するマーク表示5とを含むものからなる伝達情報
表示テープ1の構造。
Description
【0001】
この考案は、例えば、進入禁止区域などの仕切りラインに沿って張り巡らして用 いる伝達情報表示テープに関するものである。
【0002】
周知のように、例えば、工事現場への立ち入り禁止区域、危険な場所への立ち入 り禁止区域、無人化する工場あるいは所有地への立ち入り禁止区域、コンサート あるいはイベント会場などにおける立ち入り禁止区域などへの一般者の進入を規 制しようとする場合、あるいは、通行止め、回り道などのように一般者を案内し 、誘導する場合などに際して、これらの区域を仕切るためのものとして、従来一 般的には、ロープ材が用いられていた。
【0003】
従来、上記する目的に用いられていたロープ材は、比較的重量があること、単位 長さ当たりの嵩が比較的大きいこと、結び部における作業性並びに取り扱い性に 欠けること、使用後における廃棄処理に際して公害が発生すること、さらには上 記目的での使用に際し別途表示部材を準備しなければならないことなど、多くの 問題点を有していた。
【0004】 そこで、この考案は、上記する目的に用いられていたロープ材を布帛製テープに し、該布帛製テープの面に伝達情報構成要素を表示することによって、比較的軽 量であり、単位長さ当たりの嵩を低減し、上記目的での使用に際し別途表示部材 を準備する必要がなく、結び部における作業性並びに取り扱い性の向上を図り、 さらには、使用後における廃棄処理性の向上を図って、上記する従来のロープ材 による問題点を一挙に解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、布帛生地を幅寸 法Wに仕上げた布帛製テープからなり、前記布帛製テープの少なくとも一方の面 に、文字、記号、マーク、絵、模様など、およびそれらの組み合わせにより構成 される伝達情報構成要素を表示してなる伝達情報表示テープを構成するものであ る。
【0006】 さらに、この考案は、前記布帛製テープが、廃棄処理性にすぐれたポリエステル 素材からなる伝達情報表示テープを構成するものである。
【0007】 さらに、この考案は、前記布帛製テープの幅寸法Wが、約20mm〜500mm 程度のものからなる伝達情報表示テープを構成するものである。
【0008】 さらに、この考案は、前記伝達情報構成要素が、前記布帛製テープの長さ方向に 所望のピッチ毎に繰り返し表示されている伝達情報表示テープを構成するもので もある。
【0009】 さらに、この考案は、前記伝達情報構成要素が、少なくとも進入禁止あるいは立 ち入り禁止の文字を含むものからなり、必要に応じて前記文字とこれに対応する マークとの組み合わせを含むものからなる伝達情報表示テープを構成するもので もある。
【0010】 さらに、この考案は、前記伝達情報構成要素の表示色と地色とが、注意を喚起す る色の組み合わせによって構成されている伝達情報表示テープを構成するもので もある。
【0011】 さらに、この考案は、前記伝達情報構成要素の表示色と地色との少なくともいず れか一方が、蛍光色あるいは再帰反射構造などである伝達情報表示テープを構成 するものでもある。
【0012】
以下、この考案になる伝達情報表示テープについて図面に示す具体的な実施例に もとづいて詳細に説明する。 図1は、この考案にかかる伝達情報表示テープについての具体的な実施例を示す ものであって、図1Aは、紙製ボビンに巻き付けた提供状態の伝達情報表示テー プを示す概略的な斜視図であり、図1Bは、これを巻き出してその一部を破断し て示す概略的な斜視図である。一方、図2は、この考案になる伝達情報表示テー プの一例になる使用例を示す概略的な斜視図である。
【0013】 この考案は、進入禁止区域、立ち入り禁止区域などの仕切りラインに沿って張り 巡らして用いられていた従来のロープに代わるものであって、布帛生地からなる テープであり、該テープの表面に使用目的に適合する伝達情報を直接的に表示し た伝達情報表示テープ1として構成される。
【0014】 この考案になる伝達情報表示テープ1は、素材として、例えば、ポリエステル1 00%の布帛生地が用いられる。この考案における伝達情報表示テープ1を、ポ リエステル100%の布帛生地によって構成することにより、当該伝達情報表示 テープ1は、その使用後、無公害的に廃棄処理が可能である。
【0015】 この考案において、前記伝達情報表示テープ1は、以下に示す加工手順にしたが って形成される。まず、ポリエステル100%の布帛生地が、例えば、原反生地 (幅寸法が1200mm、長さ寸法が180m程度であり、通常は、長さ寸法が 46m程度の生地)として準備される。この考案では、上記原反生地に対し、液 流染色マッシンプリントにより地染部2並びに所望の伝達情報構成要素部3とが プリント処理される。
【0016】 この考案になる伝達情報表示テープ1は、使用後における廃棄処理を考慮してそ の素材として上記するポリエステル繊維素材を適用するものであり、廃棄処理に 際して公害問題が生じない、例えば、塩素系を含まない繊維素材であれば、上記 素材にのみ限定されるものではない。
【0017】 この考案では、プリント処理の後、前記原反生地は、前記伝達情報構成要素部3 に沿って、所望の幅寸法W毎にヒートカット加工処理され、幅寸法Wで、原反の 長さ寸法に匹敵する長さ寸法でなる伝達情報表示テープ1を得る。
【0018】 この考案において、前記伝達情報表示テープ1の幅寸法Wは比較的に重要な要素 である。即ち、この考案になる伝達情報表示テープ1の幅寸法Wは、伝達情報構 成要素部3の情報伝達機能を充分に確保しつつ、軽量であり、嵩張らないものと して低コストでの提供ができるように設計しておかなければならない。
【0019】 上記する理由から、この考案になる伝達情報表示テープ1の幅寸法Wは、約20 mm〜500mm程度のものからなっており、より好ましくは、約30mm〜2 00mm程度の範囲のものとして設計されている。
【0020】 前記伝達情報表示テープ1は、例えば、図1Aに示すように、紙製ボビンPBに 巻き取られたものとして製品化される。このように、当該伝達情報表示テープ1 を紙製ボビンPBに巻き取って製品化することによって、単位長さ当たりの嵩を 可及的に低減でき、取り扱い性並びに作業性に便利なものとなる。
【0021】 この考案になる伝達情報表示テープ1において、伝達情報構成要素部3は、 目的とする表示内容にしたがって、文字、記号、マーク、絵、模様などおよびそ れらの組み合わせによって構成されるものであって、例えば、布帛製テープの長 さ方向に所望のピッチ毎に繰り返し表示される。
【0022】 さらに、この考案になる伝達情報表示テープ1において、目的とする表示内容と しては、注意喚起、誘導、案内、宣伝、メッセージなどであり、具体的には、「 進入禁止」の表示4、「立ち入り禁止」の表示、あるいは誘導、案内、宣伝、メ ッセージなどの文あるいは文句などによって構成される。
【0023】 さらにまた、この考案になる伝達情報表示テープ1において、目的とする表示内 容としての記号、マークなどは、具体的には、図1に示すような進入禁止マーク 5、立ち入り禁止のマーク、矢印、その他のマークなどによって構成されるもの である。
【0024】 さらに、この考案では、図1Aおよび図1Bに示すように、上記する「進入禁止 」の表示4と進入禁止マーク5とを所望のピッチ間隔をおいて交互に繰り返し状 に組み合わせて構成したものであってもよい。
【0025】 一方、この考案において、前記伝達情報構成要素3の表示色および地色は、注意 を喚起する色の組み合わせ、例えば、図1Aおよび図1Bに示す実施例のものの 場合にあっては、前記伝達情報構成要素3のうち、「進入禁止」の表示4の表示 色を黒色とし、地色を黄色にしたものが極めて効果的である。尚、前記伝達情報 構成要素3のうち、進入禁止マーク5の表示色は赤色が効果的である。
【0026】 さらに、この考案では、前記伝達情報構成要素3の表示色および地色との少なく ともいずれか一方を、蛍光色あるいは再帰反射構造などとして構成することもで き、これらの場合にあっては、夜間における効果的な情報伝達が可能なものとし て提供することができる。
【0027】 この考案になる伝達情報表示テープ1は、例えば、図2に示すように、適当な間 隔をおいて配置されるポール部材Pに対し、張り渡しにより、あるいは、巻き付 けにより装着して用いられる。図2に示すような使用態様の場合にあっては、前 記ポール部材Pと伝達情報表示テープ1との接触部を適当な固定手段により固定 しておけばよい。
【0028】 さらに、この考案になる伝達情報表示テープ1は、上記する使用態様例にのみ限 定されるものではなく、例えば、建造物や適宜のイベント会場などの側壁面に対 し、あるいは総合病院などにおける廊下面に対して適宜貼り合わせて用いること もでき、これらの場合にあっては、一般者を案内し、あるいは誘導するための簡 易的な表示部材として効果的である。
【0029】
以上の構成になるこの考案の伝達情報表示テープは、構造が簡単であり、製造が 容易であって、工場サイドにおける多量生産に適合し得るなどの点において、経 済的に極めて有利に作用し得るものであり、さらに、構成部材が少ないものであ るという点においても極めて実効性の高いものであるといえる。
【0030】 さらに、この考案になる伝達情報表示テープは、例えば、進入禁止区域などの仕 切りラインに沿って張り巡らして用いるものであり、その他、工事現場への立ち 入り禁止区域、危険な場所への立ち入り禁止区域、夜間等に無人化する工場ある いは所有地への立ち入り禁止区域、コンサートあるいはイベント会場などにおけ る立ち入り禁止区域などへの一般者の進入を規制しようとする場合、さらに、通 行止め、回り道などのように一般者を案内し、誘導する場合などに際して、これ らの区域を仕切るためのものとして多目的的に用いられる点においても極めて有 効に作用するものといえる。
【0031】 さらにまた、この考案になる伝達情報表示テープは、テープ状に構成したこと並 びに該テープの面に伝達情報構成要素を表示することにより、テープ状であるの で、従来のロープによるものに比較して、比較的軽量であり、単位長さ当たりの 嵩を低減することができ、伝達情報を表示できるので、各種目的での使用に際し 別途表示部材を準備する必要がなく、結び部における作業性並びに取り扱い性の 向上を図り得る点において極めて有効に作用するものといえる。
【0032】 さらにまた、この考案になる伝達情報表示テープは、素材としてポリエステル繊 維生地を適用することにより、使用後における廃棄処理に際して、公害発生の問 題をも解消し得る点においても極めて有効に作用するものといえる。
【図1】図1は、この考案にかかる伝達情報表示テープ
についての具体的な実施例を示すものであって、図1A
は、紙製ボビンに巻き付けた提供状態の伝達情報表示テ
ープを示す概略的な斜視図であり、図1Bは、これを巻
き出してその一部を破断して示す概略的な斜視図であ
る。
についての具体的な実施例を示すものであって、図1A
は、紙製ボビンに巻き付けた提供状態の伝達情報表示テ
ープを示す概略的な斜視図であり、図1Bは、これを巻
き出してその一部を破断して示す概略的な斜視図であ
る。
【図2】図2は、この考案になる伝達情報表示テープの
一例になる使用例を示す概略的な斜視図である。
一例になる使用例を示す概略的な斜視図である。
1 伝達情報表示テープ 2 地染部 3 伝達情報構成要素部 4 「進入禁止」の表示 5 進入禁止マーク P ポール部材 PB 紙製ボビン
Claims (7)
- 【請求項1】 布帛生地を幅寸法Wに仕上げた布帛製テ
ープからなり、前記布帛製テープの少なくとも一方の面
に、文字、記号、マーク、絵、模様等およびそれらの組
み合わせにより構成される伝達情報構成要素を表示して
なることを特徴とする伝達情報表示テープ。 - 【請求項2】 前記布帛製テープが、廃棄処理性にすぐ
れたポリエステル素材からなることを特徴とする請求項
1に記載の伝達情報表示テープ。 - 【請求項3】 前記布帛製テープの幅寸法Wが、約20
mm〜500mm程度のものからなることを特徴とする
請求項1および請求項2のいずれかに記載の伝達情報表
示テープ。 - 【請求項4】 前記伝達情報構成要素が、前記布帛製テ
ープの長さ方向に所望のピッチ毎に繰り返し表示されて
いることを特徴とする請求項1ないしは請求項3のいず
れかに記載の伝達情報表示テープ。 - 【請求項5】 前記伝達情報構成要素が、少なくとも進
入禁止あるいは立ち入り禁止の文字を含むものからな
り、必要に応じて前記文字とこれに対応するマークとの
組み合わせを含むものからなることを特徴とする請求項
1ないしは請求項4のいずれかに記載の伝達情報表示テ
ープ。 - 【請求項6】 前記伝達情報構成要素の表示色と地色と
が、注意を喚起する色の組み合わせによって構成されて
いることを特徴とする請求項1ないしは請求項5のいず
れかに記載の伝達情報表示テープ。 - 【請求項7】 前記伝達情報構成要素の表示色と地色と
の少なくともいずれか一方が、蛍光色あるいは再帰反射
構造などであることを特徴とする請求項1ないしは請求
項6のいずれかに記載の伝達情報表示テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001715U JP3062349U (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 伝達情報表示テ―プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001715U JP3062349U (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 伝達情報表示テ―プ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062349U true JP3062349U (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=43196096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001715U Expired - Fee Related JP3062349U (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 伝達情報表示テ―プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062349U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013007991A (ja) * | 2011-05-24 | 2013-01-10 | Chuhatsu Hanbai Kk | シートリール |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP1999001715U patent/JP3062349U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013007991A (ja) * | 2011-05-24 | 2013-01-10 | Chuhatsu Hanbai Kk | シートリール |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |