JP3062121U - カバン、バック等におけるベビ―カ―用掛け止め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、ベビーカーに簡易に掛け止め、
一体化して安定し、しかも乳幼児の乗車の邪魔になら
ず、また、ベビーカーを折り畳み、一緒に引き移動もで
きる等、カバン、バック等の携行を容易、安全にするカ
バン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置の提
供。 【解決手段】 背負いバンドを配備したカバン、バック
等の本体における背面部に伸張性のホルダーバンドと、
それを収容するポケットを設け、背負いバンドをベビー
カーのハンドル部および背もたれ部に外側から掛合する
と共に、前記伸張性のホルダーバンドをベビーカーの背
もたれ部に緊締して巻き付け、カバン、バック等をベビ
ーカーに掛け止めるカバン、バック等におけるベビーカ
ー用掛け止め装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

この考案は、カバン、バック等をベビーカーのハンドルに掛け止めるベビーカ ー用掛け止め装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、乳幼児を連れて外出する場合に、移動労力を軽減するため、ベビーカー を利用するが、携帯品には乳幼児の生活用品が加わるため、多くなり、それらを 比較的大きなカバン、バック等に収容している。そして、その大きくなったカバ ン、バック等を肩掛け、背負い掛け、手下げと種々の手段で携行するが、ベビー カーを押す時には、ベビーカーのハンドルにＳ型フックを掛け、これにカバン、 バック等を吊り下げて身体に掛かる負担を軽減することが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般に重量が大きくなると、手下げはつらくなり、肩掛け、背負い掛けはある 程度耐えられるで、この種のカバン、バックを利用する。そして、Ｓ型フック等 によりベビーカーに吊り下げるが、ベビーカーは、乳幼児を乗せている時は、安 定しているが、最近のベビーカーは軽量化されているので、乳幼児を降ろすと、 カバン、バックの重みでバランスを失い、転倒する危険がある。また車輪を転回 して移動する時、カバン、バックが動揺し、安定を欠くものである。

【０００４】 この考案は、かかる欠点を改善しようとなされたものであって、ベビーカーに 簡易に掛け止め、一体化して安定し、しかも乳幼児の乗車の邪魔にならず、また 、ベビーカーを折り畳み、一緒に引き移動もできる等カバン、バック等の携行を 容易、安全にする目的でなされたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

背負いバンドを配備したカバン、バック等の本体における背面部に伸張性のホ ルダーバンドと、それを収容するポケットを設け、背負いバンドをベビーカーの ハンドル部および背もたれ部に外側から掛合すると共に、前記伸張性のホルダー バンドをベビーカーの背もたれ部に緊締して巻き付け、カバン、バック等をベビ ーカーに掛け止めることを特徴とするカバン、バック等におけるベビーカー用掛 け止め装置にある。

【０００６】 伸張性のホルダーバンドを背負いバンドが接続するカバン、バック等の本体に おける背面部上下の中間位置で、かつベビーカーの背もたれ部に巻き付け、カバ ン、バック等をベビーカーに掛け止めるようにしてもよいものである。

【０００７】 ポケットは、カバン、バック等の本体の背面部に方形布片の上下縁を縫着して 配備し、その左右側縁口からカバン、バック等の本体との間の内側に差し込み、 内方の下縁をポケットの底部として収容可能に設けてもよいものである。

【０００８】 背負いバンドは、カバン、バック等の本体の背面部上縁の中央に装備された通 しリングに、その上部中央を通し、左右の両端に設けたフックをカバン、バック 等の本体の背面下部両側に接続する左右ウエストバンドに装備された連結用リン グと掛合するようにしてもよいものである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

背負いバンドは、バックの本体の背面部上縁の中央に装備された通しリングに 、その上部中央を通し、左右の両端に設けたフックをバックに本体の背面下部両 側に接続する左右ウエストバンドに装備された連結用リングと掛合し、ポケット は、バックの本体の背面部に方形布片の上下縁を縫着して配備した、左右側縁口 からバックの本体との間の内側に差し込み、内方の下縁をポケットの底部として 収容可能に設け、左右ホルダーバンドは適宜の力で緊締可能な部材によりバック の本体の背面部両側に基端を縫着して設け、各先端の対面位置にベルベット式係 合連結具を配備し、ベビーカーの背もたれ部の幅に調整適合して連結できるよう に設けてなる、カバン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案のカバン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置につい て、図面に示す実施例から説明すると、１はベビーカー用掛け止め装置を装備し たバックである。

【００１１】 ２は背負いバンドで、バック１の本体１ａの背面部上縁の中央に装備された通 しリング３に、その上部中央を通し、左右の両端に設けたフック４ａ、４ｂを、 バック１の本体１ａの背面下部両側に接続する左右ウエストバンド５ａ、５ｂに 装備された連結用リング６ａ、６ｂと掛合している。

【００１２】 ７は、バック１の本体１ａの背面部に方形布片の上下縁を縫着して配備したポ ケットで、左右側縁口７ａ、７ｂからバック１の本体１ａとの間の内側に差し込 み、内方の下縁をポケットの底部として収容可能に設けている。

【００１３】 ８ａ、８ｂはバック１の本体１ａの背面部両側に基端を縫着して配備した左右 ホルダーバンドで、適宜の力で伸張可能な部材により構成し、各先端の対面位置 にベルベット式係合連結具９ａ、９ｂを配備し、例えばベビーカー１０の背もた れ部１０ａの幅に調整適合して連結できるように設けている。

【００１４】 この考案のカバン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置の実施例は、 上記のように構成されるから、ポケット７に差込み収容していた左右ホルダーバ ンド８ａ、８ｂを引き出し、左右ウエストバンド５ａ、５ｂは先端からポケット ７に差込み収容する。そして外部に配備している背負いバンド２を、その上部中 央を中心に左右に分割される部分をベビーカー１０のハンドル部１０ｂの差渡部 １０ｂ１に左右から掛合して掛け吊りし、さらにバック１の背面部の上部から左 右ホルダーバンド８ａ、８ｂをベビーカー１０の背もたれ部１０ａの正面側に伸 張して巻き付け、夫々の先端のベルベット式係合連結具９ａ、９ｂを結合し、バ ック１をベビーカー１０の背もたれ部１０ａの背面に緊締保持してなるものであ る。図示のように、ベビーカー１０の背もたれ部１０ａの背もたれシート１１に クッションカバー１２があるときには、左右ホルダーバンド８ａ、８ｂをその内 側に配置する。

【００１５】 かくして、バック１はベビーカー１０と一体化し、ウエストバンド５ａ、５ｂ を外方に垂れ下げることなく、またバックを揺動させることなく、安定してスマ ートに乳幼児を乗せて移動することができる。そして、図８に示すように、バッ ク１をベビーカー１０に掛け止めた状態で折り畳むことも可能で、コンパクトに 立置くこともできるものである。なお、ベビーカー１０からバック１を外す場合 は、前記の逆の順序で簡単に行うことができる。

【００１６】 図示のバック１は、背負いバンド２を取り外してその連結する位置を適宜変更 し、前記背負い掛け式、肩掛け式または手下げ式に変えることができるようにな っている。実施例としては、背負いバンド２は、バック１の本体１ａに固定的に 接続するものでも勿論よいものである。すなわち、ウエストバンド５ａ、５ｂの ない実施例も可能である。また、左右ホルダーバンド８ａ、８ｂは、緊締バンド であることを特徴とし、その先端を連結する実施例を示したが、これに限定され るものではなく、バック１の本体１ａのいずれか一方の側縁で連結するものであ ってもよいものである。そして調整連結手段についても、前記ベルベット式係合 連結具９ａ、９ｂに限定されるものではなく、バックル式、ボタン式、その他の 公知手段によってもよいものである。上記実施例は、バックで説明したが、カバ ンについても同様である。

【００１７】

【考案の効果】

この考案のカバン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置は、以上のよ うになるから、ベビーカーに簡易に掛け止め、一体化して安定し、しかも乳幼児 の乗車の邪魔にならず、また、ベビーカーを折り畳み、一緒に引き移動もできる 等、カバン、バック等の携行を容易、安全に行えるのである。

【００１８】 よって、乳幼児を連れてカバン、バック等を携行してベビーカーの利用を極め て容易にする等、実用的効果の多いものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のカバン、バック等におけるベビーカ
ー用掛け止め装置において、実施例の背負い型バックの
正面図である。

【図２】同じく、側面図である。

【図３】同じく、その背負いバンドとウエストバンドを
ポケット部に収容した状態を示す正面図である。

【図４】同じく、その状態の側面図である。

【図５】同じく、実施例の背負い型バックをベビーカー
のハンドルに掛け、ホルダーバンドで止めた状態を示す
正面図である。

【図６】同じく、その正面側からの斜視図である。

【図７】同じく、その背面側からの斜視図である。

【図８】同じく、実施例の背負い型バックをベビーカー
のハンドルに掛け、ホルダーバンドで止めた状態で、ベ
ビーカーを折り畳んだ状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ バック １ａ 本体 ２ 背負いバンド ３ 通しリング ４ａ フック ４ｂ フック ５ａ 左ウエストバンド ５ｂ 右ウエストバンド ６ａ 連結用リング ６ｂ 連結用リング ７ ポケット ７ａ 左側縁口 ７ｂ 右側縁口 ８ａ 左ホルダーバンド ８ｂ 右ホルダーバンド ９ａ ベルベット式係合連結具 ９ｂ ベルベット式係合連結具 １０ ベビーカー １０ａ 背もたれ部 １０ｂ ハンドル部 １０ｂ１ 差渡部 １１ 背もたれシート １２ クッションカバー

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 背負いバンドを配備したカバン、バック
   等の本体における背面部に伸張性のホルダーバンドと、
   それを収容するポケットを設け、背負いバンドをベビー
   カーのハンドル部および背もたれ部に外側から掛合する
   と共に、前記伸張性のホルダーバンドをベビーカーの背
   もたれ部に緊締して巻き付け、カバン、バック等をベビ
   ーカーに掛け止めることを特徴とするカバン、バック等
   におけるベビーカー用掛け止め装置。
2. 【請求項２】 伸張性のホルダーバンドを背負いバンド
   が接続するカバン、バック等の本体における背面部上下
   の中間位置で、かつベビーカーの背もたれ部に巻き付
   け、カバン、バック等をベビーカーに掛け止めることを
   特徴とする請求項１のカバン、バック等におけるベビー
   カー用掛け止め装置。
3. 【請求項３】 ポケットは、カバン、バック等の本体の
   背面部に方形布片の上下縁を縫着して配備し、その左右
   側縁口からカバン、バック等の本体との間の内側に差し
   込み、内方の下縁をポケットの底部として収容可能に設
   けていることを特徴とする請求項１または請求項２のカ
   バン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置。
4. 【請求項４】 背負いバンドは、カバン、バック等の本
   体の背面部上縁の中央に装備された通しリングに、その
   上部中央を通し、左右の両端に設けたフックをカバン、
   バック等の本体の背面下部両側に接続する左右ウエスト
   バンドに装備された連結用リングと掛合していることを
   特徴とする請求項１、請求項２または請求項３のカバ
   ン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装置。
5. 【請求項５】 背負いバンドは、バックの本体の背面部
   上縁の中央に装備された通しリングに、その上部中央を
   通し、左右の両端に設けたフックをバックの本体の背面
   下部両側に接続する左右ウエストバンドの装備された連
   結用リングと掛合し、ポケットは、バックの本体の背面
   部に方形布片の上下縁を縫着して配備した、左右側縁口
   からバックの本体との間の内側に差し込み、内方の下縁
   をポケットの底部として収容可能に設け、左右ホルダー
   バンドは適宜の力で緊締可能な部材によりバックの本体
   の背面部両側に基端を縫着して設け、各先端の対面位置
   にベルベット式係合連結具を配備し、ベビーカーの背も
   たれ部の幅に調整適合して連結できるように設けてな
   る、カバン、バック等におけるベビーカー用掛け止め装
   置。