JP3062109B2 - ストロボ装置および該ストロボ装置を内蔵した画像記録装置 - Google Patents

ストロボ装置および該ストロボ装置を内蔵した画像記録装置

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JP3062109B2
JP3062109B2 JP9009905A JP990597A JP3062109B2 JP 3062109 B2 JP3062109 B2 JP 3062109B2 JP 9009905 A JP9009905 A JP 9009905A JP 990597 A JP990597 A JP 990597A JP 3062109 B2 JP3062109 B2 JP 3062109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口に連なる略放
物面反射面を有する反射傘と棒状光源とからなる発光部
の上記反射傘前方に配置される光学部材を備えたストロ
ボ装置および該ストロボ装置を内蔵した画像記録装置に
関し、特に上記棒状光源の長手方向と直交する方向での
配光特性を殆ど変化させることなく、上記長手方向に一
致する方向の配光特性を拡大できる光学部材を備えたス
トロボ装置および該ストロボ装置を内蔵した画像記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感剤として銀塩フィルムを用
いる写真用カメラや、あるいは感剤として電気的な素子
を用いるいわゆる電子カメラなどの画像記録装置により
被写体を撮影する場合における上記被写体の照明用人工
光源としては、例えば矩形開口に連なる略放物反射面お
よび側方反射面を有する反射傘、上記略放物反射面の底
部と接してもしくは離間して位置せしめられた棒状光源
とからなる発光部、および上記発光部の反射傘前方に配
置される光学部材等を備えたストロボ装置が、付属装置
として単体で、もしくは内蔵されることにより有用され
ている。
【0003】また、ストロボ装置の中には、画像記録装
置において使用する撮影レンズの撮影画角に応じて発光
照射角度を可変することにより上記撮影画角に対応した
配光特性を設定できるストロボ装置も周知である。具体
的な発光照射角度可変構成についても、反射傘に対する
棒状光源の位置を可変する構成、あるいは発光部と光学
部材の位置関係を可変する構成等、種々の構成が提案あ
るいは実用化されている。
【0004】例えば特開昭55−129326号公報に
は、図12(a)の略断面図に示すように、矩形開口に
連なる略放物反射面1aおよび図示していない側方反射
面を備えた周知形状を有する周知の反射傘1の光軸L上
において、該反射傘1の底部、すなわち上記略放物反射
面1aの底部から距離Laに位置する例えば棒状の閃光
放電管である棒状光源2を、使用する撮影レンズの撮影
画角に応じて同図(b)の略断面図に示すように、光軸
L上において反射傘1の底部から距離Lbである位置ま
での間で移動させることにより棒状光源2と反射傘1と
の位置関係を変化させて発光照射角度を制御するストロ
ボ装置が開示されている。
【0005】また、特開平2−291538号公報に
は、図13の略斜視図に示すように、広角撮影を行うい
わゆるワイド時には反射傘1の光軸L上において当該反
射傘1の底部から距離Lcに位置する例えば棒状の閃光
放電管である棒状光源2と反射傘1の開口面に位置する
フレネルレンズ3とを、望遠撮影を行ういわゆるテレ時
においては、棒状光源2を光軸L上において反射傘1か
ら距離Ldの位置に、またフレネルレンズ3を反射傘1
の開口面から距離Leの位置に、夫々移動させることに
より、上記棒状光源2と反射傘1とフレネルレンズ3と
の位置関係を変化させて発光照射角度を制御するストロ
ボ装置が開示されている。
【0006】なお、図示はしないが、閃光発光管と反射
傘とが一体的に配設される発光ユニット(発光部)を集
光レンズ(光学部材)の光軸方向に進退移動可能に設
け、上記発光ユニットの移動により発光照射角度を可変
する構成を備えたストロボ装置も周知であり(特開昭6
0−83921号公報,実開昭63−19834号公報
等)、さらにかかるストロボ装置を内蔵し、上記のよう
な発光照射角度の可変制御を画像記録装置、例えば写真
用カメラの撮影レンズの焦点距離に応答して行うように
なしたカメラも周知である。(特開昭62−26403
4号公報等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、被写
体の照明用人工光源としてストロボ装置が有用され、ま
た反射傘に対する棒状光源の位置可変等により発光照射
角度を可変制御し、適宜の配光特性を設定するストロボ
装置、さらにそのようなストロボ装置を内蔵した画像記
録装置も周知である。
【0008】しかしながら、ここで、ストロボ装置の配
光特性自体について見てみると、この配光特性は、通
常、画像記録装置での記録画像が普通は矩形であること
から、上記矩形画像に対応できる略矩形特性となるよう
に反射傘の形状と光学部材の光学特性を適宜設計するこ
とにより設定され、もちろん該配光特性の設定は、記録
画像にムラを生じないように使用する撮影レンズの撮影
画角よりも広く設定されており、このことは上記棒状光
源の光の利用効率という観点からみると、決して効率が
良いとはいえなかった。
【0009】また、近年、画像記録装置、特に銀塩フィ
ルムを感剤として用いる写真用カメラの分野では、記録
画像の縦方向寸法に比して横方向寸法が従前のそれに比
して大きい、いわゆるパノラマサイズ,ハイビジョンサ
イズと称される従前の記録サイズに比して横長の画像記
録を行う構成が急速に広まってきている。このため、上
記ストロボ装置の配光特性についても、先に述べた棒状
光源の光の利用効率の向上と共に、従前より横長の画像
記録に十分に対処できるように、棒状光源の長手方向に
一致する方向の配光特性の拡大が望まれてきている。
【0010】さらに、発光照射角度を可変する型式のス
トロボ装置としても、図12に図示した提案装置は、反
射傘1の光軸L上での棒状光源2と反射傘1との位置関
係を距離Laから距離Lbまで単に変化させているだけ
であるため、上記位置関係の可変という条件変化による
水平方向、すなわち棒状光源2の長手方向の発光照射角
度の変化度合が垂直方向、すなわち棒状光源2の長手方
向に直交する方向における発光照射角度の変化度合に比
して少なく、よって、どうしても広角側における上記水
平方向に対する棒状光源2からの射出光の拡散制御状態
に限界が存在し、発光照射角度を可変する型式のストロ
ボ装置として見れば、棒状光源2からの発光の利用効率
が良いとはいえない不都合点を有していた。
【0011】さらに、図13に図示した提案装置は、反
射傘1の光軸L上での棒状光源2と反射傘1との距離を
縮める方向に棒状光源2と反射傘1のいずれか一方を移
動させると共にフレネルレンズ3を前方へ移動させるこ
とにより発光照射角度を変化させていることから、広角
側における上記水平方向に対する棒状光源2からの射出
光の拡散制御状態については前者の装置に比して多少有
利になると思われるが、装置の全体形状が少なくとも上
記フレネルレンズ3の移動距離Le分による体積分は大
きくなり、よって発光照射角度を可変する型式のストロ
ボ装置としてその全体形状を大型化させてしまうことに
なるという不都合点を有している。
【0012】なお、本願出願人は、図示はしないが、先
に上記のような発光照射角度を可変する型式のストロボ
装置としての不都合点を考慮してなした照射角可変スト
ロボ装置を特願平7−237957号等にて提案してい
る。この提案による照射角可変ストロボ装置は、棒状光
源の反射傘に対する位置可変に連動して棒状光源の長手
方向における反射傘の開口寸法をも可変することを特徴
とする装置であり、具体的には広角側の撮影に対応でき
るように発光照射角度を拡げる場合には、棒状光源を反
射傘の光軸上において反射傘の底部から離れる方向に移
動させると共に上記反射傘の側方反射部材を上記棒状光
源の長手方向における反射傘の開口寸法が狭くなるよう
に移動させ、逆に望遠側の撮影に対応できるように発光
照射角度を狭める場合には、棒状光源を反射傘の光軸上
において反射傘の底部方向に移動させると共に上記側方
反射部材を上記反射傘の開口寸法が拡がるように移動さ
せる照射角可変ストロボ装置であり、よって棒状光源か
らの発光の利用効率を向上させることができると共に、
フレネルレンズを移動させないので装置の全体形状を小
型化できる効果を期待できる。
【0013】しかしながら、上記のような照射角可変ス
トロボ装置においても、当該ストロボ装置を実際に製作
し、かつ棒状光源から射出される射出光の拡散制御状態
を詳細に検討してみると、先に述べた従来装置と同様
に、依然として広角側における水平方向、すなわち棒状
光源の長手方向における棒状光源からの射出光に対する
拡散制御状態に限界が存在し、この結果、ある焦点距離
より短かい焦点距離を有する撮影レンズに対しては、そ
の撮影画角に十分に対応できる発光照射角度を有する配
光特性を設定することが極めて困難となっていた。
【0014】本発明は上記のような諸点を考慮してなし
たもので、棒状光源からの射出光を特に棒状光源の長手
方向に対して拡散することにより、例えば横長の画像記
録や短焦点距離の撮影レンズの撮影画角にも十分に対応
できる広い発光照射角度を有する配光特性を設定できた
光学部材を備えたストロボ装置および該ストロボ装置を
内蔵した画像記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、開口に連なる略放物面反射面を有する反射
傘と上記反射傘の底部と接してもしくは離間して位置せ
しめられた棒状光源とからなる発光部と、上記反射傘の
前方に配置され上記発光部から射出される射出光の配光
特性を制御する光学部材とを備えたストロボ装置を、
記光学部材が、上記棒状光源の長手方向に直交した第1
基準線を挟み、その両側に形成される第1集光レンズ部
と第2集光レンズ部を備え、上記第1集光レンズ部と第
2集光レンズ部は、各々、1個の頂点およびそれに連な
るレンズ曲面を有し、かつ上記第1集光レンズ部の頂点
と第2集光レンズ部の頂点を上記棒状光源の長手方向に
一致する方向における上記反射傘の開口寸法の1/2以
下の離間距離を有して配置され、上記棒状光源からの射
出光を、上記棒状光源の長手方向に直交する方向に対し
ては殆ど拡散せず、上記棒状光源の長手方向に一致した
方向に対しては大きく拡散させる光学特性を有するよう
に構成し、また上記ストロボ装置を内蔵して画像記録装
置を構成したものである。
【0016】これにより、第1あるいは第2集光レンズ
部のどちらか一方と同一集光特性を有した集光レンズ部
が形成された同一寸法の光学部品に比して、棒状光源か
らの射出光を、棒状光源の長手方向および該長手方向に
直交する方向に対して良好に制御でき、特に棒状光源の
長手方向に一致する方向に対して有効に拡散することが
でき、よって、横長の画像記録はもちろん短焦点距離の
撮影レンズにも十分に対応できる広い配光特性を設定で
きるストロボ装置および該ストロボ装置を内蔵した画像
記録装置を得られることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、開口に連なる略放物面反射面を有する反射傘と上記
反射傘の底部と接してもしくは離間して位置せしめられ
た棒状光源とからなる発光部と、上記反射傘の前方に配
置され上記発光部から射出される射出光の配光特性を制
御する光学部材とを備えたストロボ装置を、上記光学部
材が、上記棒状光源の長手方向に直交した第1基準線を
挟み、その両側に形成される第1 集光レンズ部と第2集
光レンズ部を備え、上記第1集光レンズ部と第2集光レ
ンズ部は、各々、1個の頂点およびそれに連なるレンズ
曲面を有し、かつ上記第1集光レンズ部の頂点と第2集
光レンズ部の頂点を上記棒状光源の長手方向に一致する
方向における上記反射傘の開口寸法の1/2以下の離間
距離を有して配置され、上記棒状光源からの射出光を、
上記棒状光源の長手方向に直交する方向に対しては殆ど
拡散せず、上記棒状光源の長手方向に一致した方向に対
しては大きく拡散させる光学特性を有するように構成し
たものであり、上記棒状光源からの射出光を、上記棒状
光源の長手方向および同方向の直交方向に対して良好に
制御でき、特に上記棒状光源の長手方向に対して有効に
拡散することができ、よって横長の画像記録にも十分に
対応できる広い配光特性を設定できることになる作用を
有する。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のストロボ装置における光学部材を、第1基準
棒状光源の長手方向における反射傘の開口中心を横
切るように上記反射傘の前方に配置し、第1集光レンズ
部と第2集光レンズ部を、上記第1基準線を中心として
対称構造を有して形成したものであり、上記請求項1に
記載の発明と同様の作用を有する。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は請求項2に記載のストロボ装置における第1集光
レンズ部と第2集光レンズ部を、夫々、少なくとも、第
1集光特性を有すると共に頂点を含む第1光学部と、こ
の第1光学部に連接して設けられると共に上記第1集光
特性とは異なる第2集光特性を有する第2光学部とを備
えて構成したものであり、上記請求項1又は請求項2に
記載の発明と同様の作用を有する。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1又は請求項3のいずれかに記載のストロボ装置におけ
光学部材を、第1集光レンズ部と第2集光レンズ部
夫々の頂点が、反射傘の開口における棒状光源の長手方
向に直交する方向の中心を、前記長手方向に横切る第2
基準線の上に位置するように前記反射傘の前方に配置
構成したものであり、上記請求項1又は請求項3のい
ずれかに記載の発明と同様の作用を有する。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1、3又は請求項4のいずれかに記載のストロボ装置に
おける光学部材の頂点の離間距離を、棒状光源の長手方
向に一致する方向における反射傘の開口寸法を1として
0.2〜0.4の範囲に設定したものであり、請求項
1、3又は請求項4のいずれかに記載の発明と同様の作
用を有する。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1、3、4又は請求項5のいずれかに記載のストロボ装
置における光学部材を、第1集光レンズ部と第2集光レ
ンズ部における夫々のレンズ曲面を、複数の同心円状の
壁面により複数のレンズ曲面に分割することによりフレ
ネルレンズとして構成したものであり、請求項1、3、
4又は請求項5のいずれかに記載の発明と同様の作用お
よび光学部材を薄型化できるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1、3、4、5又は請求項6のいずれかに記載のストロ
ボ装置におけるレンズ曲面を、非球面レンズ曲面にて形
成したものであり、請求項1、3、4、5又は請求項6
のいずれかに記載の発明と同様の作用を有する。
【0024】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1ないし7のいずれかに記載のストロボ装置を、発光部
と光学部材との位置関係を可変する少なくとも上記発光
部の移動機構を備え、上記発光部と上記光学部材との離
間距離を可変することにより発光照射角度を可変するよ
うに構成したものであり、上記請求項1ないし7のいず
れかに記載の発明と同様の作用を有すると共に、発光照
射角度を可変できるという作用を有する。
【0025】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1ないし7のいずれかに記載のストロボ装置を、棒状光
源の光学部材もしくは反射傘に対する位置関係を可変す
る少なくとも上記棒状光源の移動機構を備え、上記棒状
光源と上記光学部材もしくは上記反射傘との離間距離を
可変することにより発光照射角度を可変するように構成
したものであり、上記請求項1ないし7のいずれかに記
載の発明と同様の作用を有すると共に、発光照射角度を
可変できるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1ないし7のいずれかに記載のストロボ装置を、棒状
光源の光学部材もしくは反射傘に対する位置関係を可変
すると同時に上記棒状光源の長手方向における上記反射
傘の開口寸法を可変する少なくとも上記棒状光源および
上記反射傘の移動機構を備え、上記棒状光源と上記光学
部材もしくは上記反射傘との離間距離と上記開口寸法の
両者を可変することにより発光照射角度を可変するよう
に構成したものであり、上記請求項1ないし7のいずれ
かに記載の発明と同様の作用を有すると共に、発光照射
角度を可変できるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項11に記載の発明は、開口
に連なる略放物面反射面を有する反射傘と、上記反射傘
の底部と接してもしくは離間して位置せしめられた棒状
光源とからなる発光部と、上記反射傘の前方に配置され
上記発光部から射出される射出光の配光特性を制御する
光学部材とを有するストロボ装置を備えた画像記録装置
を、上記ストロボ装置が有する光学部材が、上記棒状光
源の長手方向に直交した第1基準線を挟み、その両側に
形成される第1集光レンズ部と第2集光レンズ部を備
え、上記第1集光レンズ部と第2集光レンズ部は、各
々、1個の頂点およびそれに連なるレンズ曲面を有し、
かつ上記第1集光レンズ部の頂点と第2集光レンズ部の
頂点を上記棒状光源の長手方向に一致する方向における
上記反射傘の開口寸法の1/2以下の離間距離を有して
配置され、上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源
の長手方向に直交する方向に対しては殆ど拡散せず、上
記棒状光源の長手方向に一致した方向に対しては大きく
拡散させる光学特性を有するように構成したものであ
り、上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源の長手
方向および同方向の直交方向に対して良好に制御でき、
特に上記棒状光源の長手方向に対して有効に拡散するこ
とができ、よって横長の画像記録にも十分に対応できる
広い配光特性で画像記録を行えることになる作用を有す
る。
【0028】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11に記載の画像記録装置におけるストロボ装置が有
する光学部材の第1集光レンズ部と第2集光レンズ部
を、夫々、少なくとも、第1集光特性を有すると共に頂
点を含む第1光学部と、この第1光学部に連接して設け
られると共に第1集光特性とは異なる第2集光特性を有
する第2光学部とを備えて構成したものであり、上記請
求項11に記載の発明と同様の作用および棒状光源から
の射出光の拡散制御自由度を大きくできるという作用を
有する。
【0029】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項11又は請求項12に記載の画像記録装置におけるス
トロボ装置を、発光部と光学部材との位置関係を可変す
る少なくとも上記発光部の移動機構を備え、上記発光部
と上記光学部材との離間距離を可変することにより発光
照射角度を可変するように構成したものであり、上記請
求項11又は請求項17に記載の発明と同様の作用を有
すると共に、備えたストロボ装置の発光照射角度を可変
できるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項11又は請求項12に記載の画像記録装置におけるス
トロボ装置を、棒状光源の光学部材もしくは反射傘に対
する位置関係を可変する少なくとも上記棒状光源の移動
機構を備え、上記棒状光源と上記光学部材もしくは上記
反射傘との離間距離を可変することにより発光照射角度
を可変するように構成したものであり、上記請求項11
又は請求項12に記載の発明と同様の作用を有すると共
に、備えたストロボ装置の発光照射角度を可変できると
いう作用を有する。
【0031】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項11又は請求項12に記載の画像記録装置におけるス
トロボ装置を、棒状光源の光学部材もしくは反射傘に対
する位置関係を可変すると同時に上記棒状光源の長手方
向における上記反射傘の開口寸法を可変する少なくとも
上記棒状光源および上記反射傘の移動機構を備え、上記
棒状光源と上記光学部材もしくは上記反射傘との離間距
離と上記開口寸法の両者を可変することにより発光照射
角度を可変するように構成したものであり、上記請求項
11又は請求項12に記載の発明と同様の作用を有する
と共に、備えたストロボ装置の発光照射角度を可変でき
るという作用を有する。
【0032】(実施の形態1) 図1、図2は、本発明によるストロボ装置の実施の形態
1が備える光学部材を模式的に示した図であり、図1は
略正面図、図2は図1に示した略正面図中のA−A線断
面における中央部分の拡大略断面図を夫々示している。
図1、図2からも明らかなように、本実施の形態1のス
トロボ装置における光学部材4は、図示はしていない
が、先に図13等で述べたような周知の発光部、すなわ
ち矩形開口に連なる略放物面反射面および側方反射面を
有する反射傘と、上記略放物面反射面の底部と接しても
しくは離間して上記反射傘の矩形開口の長手方向に沿っ
て位置せしめられた棒状光源とからなる発光部の前方
に、例えば装置外装を形成する図示していない外部筐体
に固定されて配置されるものであり、上記矩形開口を完
全に覆うことができる略矩形形状を呈すると共に、上記
棒状光源の長手方向に直交した第1基準線K1の両側
に、夫々が上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源
の長手方向に直交する方向に対しては殆ど拡散せず、上
記棒状光源の長手方向に一致した方向に対しては大きく
拡散させる光学特性を有する第1集光レンズ部5と第2
集光レンズ部6が形成されて構成されている。
【0033】すなわち、自身の長手方向でもある棒状光
源の長手方向に直交した第1基準線K1を挟み、その両
側に、適宜の離間距離、具体的には反射傘が有する矩形
開口の長手方向寸法の1/2以下の離間距離を有して配
置される頂点5a,6aおよびそれに連なるレンズ曲面
5b,6bを有する第1集光レンズ部5と第2集光レン
ズ部6とを、夫々のレンズ曲面を複数の同心円状の壁面
により複数のレンズ曲面に分割することによりいわゆる
フレネルレンズとして形成することにより構成され、そ
の形状が小型・薄型化されて構成されている。
【0034】また、上記第1基準線K1は、発光部の前
方への配置時に棒状光源の長手方向における反射傘の開
口中心、すなわち反射傘が有する矩形開口の長手方向の
中心を横切る直線と一致させて配置しやすいように、光
学部材4自身の長手方向の中心を直交して横切るように
設計されており、このため先の第1集光レンズ部5と第
2集光レンズ部6とは、かかる第1基準線K1を中心と
して対称構造を有して構成されている。
【0035】さらに、本実施の形態1のストロボ装置に
おける光学部材4の第1、第2集光レンズ部5,6は、
夫々等しい集光特性を有した非球面レンズから形成され
ていると共に、夫々における頂点5a,6a、反射傘
が有する矩形開口の短手方向の中心を同方向に直交して
横切る第2基準線K2の上に位置するように上記反射傘
の前方に配置されている。加えて、本実施の形態1の
トロボ装置における光学部材4は、発光部の前方への配
置時、第1基準線K1が、反射傘が有する矩形開口の長
手方向の中心を直交して横切る直線と一致するように
置されている
【0036】これにより、本実施の形態1のストロボ装
置における光学部材4は、第1、第2集光レンズ部5,
6と同一集光特性を有し、かつ一つの頂点、同一寸法・
構造を有する集光レンズ部が形成された、いわゆる従来
周知の構造を有するフレネルレンズ(以下、周知構造品
と記す。)において形成されることになるレンズ曲面構
成に比して、棒状光源の長手方向に直交する方向の端部
においてはやや急峻な傾きを有するレンズ曲面が形成さ
れ、また棒状光源の長手方向端部においてはより緩やか
な傾きを有するレンズ曲面が形成されることになる。
【0037】このため、棒状光源からの射出光を、棒状
光源の長手方向およびこの方向に直交する方向に対して
良好に制御でき、特に棒状光源の長手方向に対し上記周
知構造品に比して大きく、すなわち有効に拡散できるこ
とになり、この結果、横長の画像記録はもちろん短焦点
距離を有する撮影レンズの撮影画角にも十分に対応でき
る広い配光特性を設定できることになる。
【0038】換言すると、本実施の形態1において本発
明によるストロボ装置に使用する光学部材は、反射傘の
矩形開口の短手方向には殆ど拡散せず、長手方向には大
きく拡散させる光学特性を有する第1集光レンズ部5と
第2集光レンズ部6が形成されて構成されていることに
他ならない。以下、上述したような光学部材の使用によ
り本実施の形態1のストロボ装置において得られる配光
特性について、以下に述べるような具体的構造の発光装
置を実際に製作して発光させた場合に得られる配光特性
を示した図である図3(a),(b)を参照して述べ
る。
【0039】すなわち、図3(a),(b)は、棒状光
源として、放電長28.5mm、外径3.5φの閃光放
電管を用い、光学部材4として、第1集光レンズ部5と
第2集光レンズ部6の有するレンズ曲面を夫々焦点距離
28mmの集光レンズと同等の集光特性を示す非球面レ
ンズ曲面で形成してあると共に、厚みが4.2mm、長
手方向寸法が75.4mm、短手方向寸法が35.5m
m、夫々の頂点5a,6a間の距離が10mm、上記非
球面レンズ曲面を複数の同心円状の壁面により複数の非
球面レンズ曲面に分割するピッチが0.5mmのフレネ
ルレンズを用い、反射傘として、厚みが0.3mm、奥
行が7mm、その固定中央板の底部における長手方向寸
法が29mm、その矩形開口の短手側寸法が12.1m
m、同長手側開口寸法が33.5mmの反射傘を用い、
さらに上記閃光放電管を固定中央板の表面から1.6m
m離間させて配置した構成の発光装置を発光させた場合
に得られる配光特性図であり、同図(a)は棒状光源の
長手方向に直交する方向の配光特性図、同図(b)は棒
状光源の長手方向の配光特性図を示し、さらに夫々の図
において破線で示した特性は、本実施の形態1における
上記のような構造の光学部材4に替えて、一つの頂点を
有し、かつ当該光学部材4と同等の構造を有する前述の
周知構造品を用いたストロボ装置(以下、単に周知スト
ロボ装置と記す)により得られた配光特性を示してい
る。
【0040】また、一般に、発光照射角度として認識さ
れる角度は、上述したような特性における正対方向光強
度の50%の光強度が得られる角度であり、ここで当該
50%の光強度が得られる角度だけをまとめてみると、
表1のようになる。
【0041】
【表1】
【0042】さて、ここで図3(a),(b)および表
1を見てみると、まず図3(a)と表1からも明らかな
ように、棒状光源の長手方向に直交する方向の配光特性
については、本実施の形態1と周知ストロボ装置におい
得られる配光特性は殆ど違いがなく、すなわち本実施
の形態1における上記棒状光源の長手方向に直交する方
向の配光特性は正対位置に対して上側が30.1度、下
側が33.7度で合計63.8度であるのに対し、同方
向の周知ストロボ装置の望遠側特性は上側が28.3
度、下側が34.5度で合計62.8度であり、大きな
差異はなく、いずれも棒状光源からの射出光を良好に制
御できていることは明らかである。
【0043】棒状光源の長手方向の配光特性について
は、図3(b)と表1から明らかなように、先の棒状光
源の長手方向に直交する方向の特性とは異なり大きな差
異が発生しており、すなわち本実施の形態1の特性は正
対位置に対して左側が46.3度、右側が45.1度で
合計91.4度であるのに対し、周知ストロボ装置の特
性は左側が41.0度、右側が40.7度で合計81.
7度であり、本実施の形態1が周知ストロボ装置に比し
て左右両側に大きく拡散できた配光特性となっている。
【0044】このため、本実施の形態1のストロボ装置
は、周知ストロボ装置に比して、横長の画像記録はもち
ろんのこと、より短焦点距離を有する撮影レンズの撮影
画角に十分に対応できる配光特性を設定できる特徴を期
待できることになる。具体的に見てみると、例えば焦点
距離が24mmの撮影レンズの場合、その水平方向の撮
影画角は約74度であり、よって上記約74度の撮影画
角に十分に対応できる照射角可変ストロボ装置の配光特
性としては同方向に少し広い、例えば±2.5度程度広
い約79度の発光照射角度を有する配光特性が要求さ
れ、さらに、かかる要求配光特性を製品設計の観点から
検討してみると、製造時のばらつき等を考慮して同様に
少し広い約84度の発光照射角度を有する配光特性が設
定できるような製品設計が要求されるわけであるが、こ
こで、先の図3(b)に示した棒状光源の長手方向に対
する配光特性について見てみると、周知構造品を用いた
場合は上記約84度よりも狭い81.7度の発光照射角
度を有する配光特性しか設定できず上述の焦点距離24
mmの撮影レンズの撮影画角に対応できないのに対し、
本実施の形態1は上記約84度よりも広い91.4度の
発光照射角度を有する配光特性を設定でき、よって上述
の焦点距離24mmの撮影レンズの撮影画角にも十分に
対応できることになる。
【0045】なお、見方を変えると、例えば本実施の形
態1によるストロボ装置周知ストロボ装置とで同一配
光特性を設定すると仮定した場合、本実施の形態1によ
ストロボ装置の方がその射出光量を多くできる特徴を
期待できることも、先の図3(a),(b)に示した配
光特性図から明らかである。ところで、本実施の形態1
におけるストロボ装置における光学部材4の第1、第2
集光レンズ部5,6の夫々の頂点5a,6a間の距離と
配光特性の関係、特に棒状光源の長手方向の配光特性と
の関係について見てみると、とにかく上記頂点5a,6
aを有するレンズ曲面が形成されると、すなわち本実施
の形態1の具体構造で述べると上記頂点5a,6a間の
距離が2ピッチ分である1mm離れると、頂点が一つの
周知ストロボ装置に比して上記棒状光源の長手方向の配
光特性が広くなっていることが確認できた。
【0046】また、発光装置として見た場合、上記頂点
5a,6a間の距離を大きくすると棒状光源の長手方向
の発光照射角度は広くなるが、上記頂点5a,6a間距
離がある距離以上となると上記発光照射角度とは異なる
要件に関して新たに不都合点が生じることも確認できて
いる。すなわち、上記頂点5a,6a間の距離を拡大す
ると、棒状光源の長手方向の発光照射角度だけを見れば
徐々に広くなり好ましい配光特性が得られるが、その特
性曲線が、なだらかに、かつ連続して下降する特性曲線
から、その一部に特に緩やかとなる部分を有する特性曲
線となる。
【0047】かかる特性曲線は、上記頂点5a,6a間
の距離をさらに拡大すると、上述した緩やかな部分が正
対位置に対してより外側の光強度が強くなる部分を備え
た、すなわち第2のピークを備えた特性曲線に変化し、
一方、かかる第2のピークを含む配光特性は、当該第2
のピークが実際の撮影時、特に棒状光源2の長手方向に
発光部を回動させて撮影するいわゆるバウンス撮影時
に、明るさのむらを生じる原因となることから、好まし
い配光特性でないことは詳述するまでもない。
【0048】加えて、先の説明では触れなかったが、発
光装置としての明るさも上述した頂点5a,6a間の距
離が拡大するに連れて僅かではあるが下降する方向に変
化することが確認できている。さらに、棒状光源、反射
傘の大きさを種々変化させた場合であっても、先に図3
(a),(b)で述べた配光特性とほぼ同様の傾向を有
する配光特性が得られることも確認できている。
【0049】以上の確認結果から、棒状光源からの射出
光を、特に棒状光源の長手方向に対して拡散する作用を
期待するには、先の頂点5a,6a間距離を、棒状光源
の長手方向に一致する方向における反射傘の開口寸法、
すなわち反射傘の長手方向開口寸法の1/2以下とする
ことが望ましく、また望まれることになる。なお、特に
一例として焦点距離が24mmの撮影レンズの撮影画角
に対応できるような配光特性の設定を、発光照射角度お
よび明るさの面をも考慮して考える場合、先の頂点5
a,6a間の距離は、棒状光源の長手方向に一致する方
向における反射傘の開口寸法を「1」として「0.2〜
0.4」の範囲において設定すれば良いことも確認でき
ており、換言すれば、かかる範囲においては、発光照射
角度はもちろん、特性曲線自体の曲線形状および明るさ
の面でも特に好ましい配光特性を得られることが確認で
きている。
【0050】以上述べたように、本発明の実施の形態1
ストロボ装置によれば、棒状光源の長手方向に一致す
る方向を直交して横切る第1基準線を中心として両側
に、棒状光源の長手方向に対する当該棒状光源からの射
出光を、棒状光源の長手方向に直交する方向においては
殆ど拡散せず、棒状光源の長手方向においては大きく拡
散させる光学特性を有する第1集光レンズ部と第2集光
レンズ部が形成された光学部材を備えており、したがっ
て、横長画像はもちろん、焦点距離が短く、撮影画角が
拡い撮影レンズにも十分に対応できる広い発光照射角度
を有する配光特性を設定できることになる。
【0051】なお、本実施の形態1では光学部材4を、
第1集光レンズ部5と第2集光レンズ部6の夫々の頂点
5a,6a先に述べた第2基準線K2上に位置するよ
うに反射傘の前方に配置したが、かかる構成に限定され
ることなく、所望する配光特性を考慮して、上記頂点5
a,6aを例えばこの第2基準線K2より下方あるいは
上方に移動させて配置しても良いことはいうまでもな
い。
【0052】また、本実施の形態1では、光学部材4
を、発光部の前方への配置時に第1基準線K1を反射傘
が有する矩形開口の長手方向の中心を横切る直線と一致
させやすいように、第1基準線K1を光学部材4自身の
長手方向の中心を直交して横切るように設計して第1集
光レンズ部5と第2集光レンズ部6を対称構造を有する
ように構成していたが、かかる構成に限定されることは
なく、所望する配光特性を考慮して、例えば上記第1基
準線K1を光学部材4自身の長手方向の中心から同方向
に適宜の距離だけ離れた位置を直交して横切るように設
計したり、あるいは上記第1集光レンズ部5と第2集光
レンズ部6とが対称構造を有さないように、換言すれば
異なる光学特性を有するように設計できることもいうま
でもない。
【0053】さらに、本実施の形態1では光学部材4を
フレネルレンズとして構成しているが、実際に光学部材
4をフレネルレンズとして構成・製造することが極めて
困難になったり、光学部材4自身の薄型化にあまり利点
がないような場合、例えば極めて小型の写真用カメラの
発光装置部に適用するため反射傘の開口寸法が大幅に抑
制されて絶対値的に極めて小さくなってしまうような場
合、光学部材4をフレネルレンズとして形成することな
く、その第1集光レンズ部5と第2集光レンズ部6を連
続したレンズ曲面にて構成しても良いことはいうまでも
ない。
【0054】(実施の形態2) 図4は本発明によるストロボ装置の実施の形態2が備え
る光学部材を模式的に示した略正面図であり、図中図1
と同図番を付した構成要件は、同一機能構成要件を示し
ている。本実施の形態2は、先の実施の形態1とは、
えている光学部材4の第1集光レンズ部5と第2集光レ
ンズ部6の構成が多少異なる例であり、本実施の形態2
が備えている光学部材4は、図4に示したように、第1
集光レンズ部5と第2集光レンズ部6が、夫々、少なく
とも、頂点5a,6aを有すると共に第1集光特性を有
する、同図中に右上がりの破斜線を施して示した第1光
学部5A,6Aと、この第1光学部5A,6Aに連接し
て設けられると共に第1集光特性とは異なる第2集光特
性を有する、同図中に右下がりの破斜線を施して示した
第2光学部5B,6Bとを備えて構成されている。
【0055】したがって、先に述べた実施の形態1にお
けるストロボ装置と同様の作用を得られることはもちろ
ん、上述した第1光学部5A,6Aと第2光学部5B,
6Bにおいて設定する集光特性を種々選択・設定するこ
とにより、棒状光源からの射出光の拡散制御の制御自由
度を大きくできることになる。
【0056】なお、本実施の形態2に用いた光学部材4
は2種の集光特性を設定したが、必要に応じてそれ以上
の集光特性を設定しても良いことはもちろんである。ま
た、先の実施の形態1に用いた光学部材4と同様、所望
する配光特性を考慮して、頂点5a,6aを第2基準線
K2より下方あるいは上方に位置せしめても良いと共
に、第1基準線K1を光学部材4自身の長手方向の中心
を直交して横切るように設計しなくても良く、さらに光
学部材4をフレネルレンズとして構成・製造することが
極めて困難になるような場合には、光学部材4を連続し
たレンズ曲面を有する構成とすることができることもい
うまでもない。
【0057】(実施の形態3) 図5、図6、図7は、夫々本発明によるストロボ装置の
実施の形態3の要部である発光装置部を模式的に示した
図であり、図5は略正面図、図6は図5に示した略正面
図中のA−A線断面を示す略断面図、図7は図5に示し
た略正面図中のB−B線断面を示す略断面図を夫々示し
ている。
【0058】本発明によるストロボ装置は、基本的には
先に実施の形態1あるいは2として図1等で述べたスト
ロボ装置であり、図5等に図示した本実施の形態3のス
トロボ装置は、後述するが、光源である棒状光源7を移
動させると共に反射傘8の側方反射板10をも移動させ
て発光照射角度を可変できるようになした型式のストロ
ボ装置として構成した例である
【0059】具体的な構造については、図6に示したよ
うに、例えば周知の棒形状を有する閃光放電管が採用さ
れる本実施の形態3における棒状光源7は、その大部分
が、弧状断面を有する固定中央板9とその両側端部に対
向して配される一対の側方反射板10,10およびこの
一対の側方反射板10,10に連接されている固定側方
反射部10a,10aとからなる反射傘8内に収納せし
められ、該反射傘8と発光部を構成し、さらにこの反射
傘8の光軸L上において、図6,図7中に実線および破
線で示したように、望遠側の配光特性を設定する位置、
すなわち反射傘8の一部を構成する固定中央板9の底部
から距離L1だけ離間した位置から、広角側の配光特性
を設定する位置である反射傘8の底部から距離L2だけ
離間した位置までの間で移動できるように設けられてい
る。
【0060】固定中央板9等と共に反射傘8を構成する
一対の側方反射板10,10は、棒状光源2の移動溝1
0b,10bが反射傘8の光軸Lに沿って形成されてい
ると共に、反射傘8における棒状光源7の長手方向の開
口寸法を、固定中央板9の底部側の適宜位置を回動支点
Oとして回動することにより図6中に実線で示したよう
な広い開口寸法H1から同図中に破線で示したような狭
い開口寸法H2までの間で可変できるように構成されて
いる。
【0061】この一対の側方反射板10,10の回動支
点Oを中心とした回動動作は上述した棒状光源7の反射
傘8に対する位置可変に連動して行われ、したがって本
実施の形態3のストロボ装置も冒頭に述べた本願出願人
が先に提案している装置と同様の照射角可変動作を行う
ことになる。実際には、図6,図7中に実線と破線で示
したように、広角側の撮影に対応できるように発光照射
角度を広くする場合には、棒状光源7を破線で示した反
射傘8の底部から距離L2を有する位置に近づく方向に
移動させると共に上記側方反射板10,10を同じく破
線で示した開口寸法H2を設定する方向に移動させ、逆
に望遠側の撮影に対応できるように発光照射角度を狭め
る場合には、棒状光源2を実線で示した反射傘8の底部
から距離L1を有する位置に近づく方向に移動させると
共に上記側方反射部材10,10を同じく固定側方反射
部10a,10aと協働して実線で示した開口寸法H1
を設定する方向に移動させる。
【0062】固定中央板9と一対の側方反射板10,1
0あるいは固定側方反射部10a,10aによって形成
される反射傘8の矩形開口の前方には、例えば装置外装
を形成する図示していない外部筐体に固定され、棒状光
源7の長手方向に対する当該棒状光源からの射出光を、
望遠側においては殆ど拡散せず、広角側においては大き
く拡散させる光学特性を有する第1集光レンズ部12と
第2集光レンズ部13が形成された光学部材11が設け
られている。
【0063】本実施の形態3のストロボ装置における光
学部材11は、基本的には先に図1等で説明した光学部
材4と同様の構成を有している。すなわち、光学部材1
1は、自身の長手方向、換言すれば反射傘開口あるいは
棒状光源7の長手方向に直交した第1基準線K1の両側
に、夫々が棒状光源7からの射出光を、棒状光源7の長
手方向に直交する方向に対しては殆ど拡散せず、同長手
方向に一致した方向に対しては大きく拡散させる光学特
性を有する第1集光レンズ部12と第2集光レンズ部1
3が形成されて構成されている。
【0064】具体的には、上記第1基準線K1を挟み、
その両側に、適宜の離間距離を有して配置される頂点1
2a、13aおよびそれに連なるレンズ曲面12b、1
3bを有する第1集光レンズ部12と第2集光レンズ部
13が、夫々のレンズ曲面を複数の同心円状の壁面によ
り複数のレンズ曲面に分割することにより形成された、
いわゆるフレネルレンズとして構成され、その形状が小
型・薄型化されている。
【0065】但し、本実施の形態3において用いた光学
部材11は、本実施の形態3のストロボ装置が、棒状光
源7の長手方向に一致する方向の反射傘8の開口寸法を
設定したい発光照射角度に応じて変化させるストロボ装
置であることから、先の第1基準線K1を挟んで設けら
れる第1集光レンズ部12と第2集光レンズ部13の夫
々の頂点12a、13aは、その離間距離が広角撮影時
における反射傘8の矩形開口の長手方向寸法を基準にし
て設定されており、すなわち前述した開口寸法H2の1
/2以下の距離に設定されている。
【0066】なお、第1基準線K1は、先の実施の形態
において用いた光学部材4と同様に、発光部の前方へ
の配置時に棒状光源7の長手方向における反射傘8の開
口中心を横切る直線と一致させやすいように光学部材1
1自身の長手方向の中心を直交して横切るように設計さ
れ、よって第1集光レンズ部12と第2集光レンズ部1
3は、第1基準線K1を中心とした対称構造を有して形
成され、換言すれば夫々等しい集光特性を有した非球面
レンズから形成されているまた、第1集光レンズ部12
と第2集光レンズ部13の頂点12a、13aに連なる
レンズ曲面12b、13bは、夫々非球面レンズ曲面か
ら形成され、また光学部材11は、上記頂点12a,1
3a、反射傘8の矩形開口の短手方向の中心を、同方
向に直交して横切る第2基準線K2の上に位置するよう
に配置されている。
【0067】これにより、本実施の形態3に用いた光学
部材11には、当該光学部材11における第1、第2集
光レンズ部12,13と同一集光特性を有し、かつ一つ
の頂点、同一寸法・構造を有する集光レンズ部が形成さ
れた、いわゆる従来周知の構造を有する周知部材におい
て形成されることになるレンズ曲面構成に比して、棒状
光源の長手方向に直交する方向の端部においては、やや
急峻な傾きを有するレンズ曲面が形成され、また棒状光
源の長手方向端部においては、より緩やかな傾きを有す
るレンズ曲面12b、13bを備えた第1集光レンズ部
12と第2集光レンズ部13が形成されることになる。
【0068】この結果、本実施の形態3のストロボ装置
は、棒状光源7の長手方向に対する当該棒状光源7から
の射出光を、望遠側においては上記周知部材を使用して
形成したストロボ装置とほぼ同様の状態で制御し、広角
側においては上記周知部材を使用して形成したストロボ
装置に比して大きく拡散する、短焦点距離を有する撮影
レンズの撮影画角にも十分に対応できる配光特性を設定
できることになる。
【0069】以下、本実施の形態3のストロボ装置にお
いて得られる配光特性について、以下に述べるような具
体的構造を備えストロボ装置を実際に製作して発光させ
た場合に得られる配光特性を示した図である図8
(a),(b)および図9(a),(b)を参照して述
べる。すなわち、図8(a),(b)、図9(a),
(b)は、棒状光源7として、全長27.5mm、外径
2φの閃光放電管を用い、光学部材11として、第1集
光レンズ部12と第2集光レンズ部13の有するレンズ
曲面を夫々焦点距離25mmの集光レンズと同等の集光
特性を示す非球面レンズ曲面で形成してあると共に、厚
みが2mm、長手方向寸法が42mm、短手方向寸法が
16mm、夫々の頂点12a,13a間の距離が5m
m、上記非球面レンズ曲面を複数の同心円状の壁面によ
り複数の非球面レンズ曲面に分割するピッチが0.5m
mのフレネルレンズを用い、反射傘8として、厚みが
0.3mm、奥行が10mm、その固定中央板9の底部
における長手方向寸法が17mm、その矩形開口の短手
側寸法が15mm、同望遠時の長手方向開口寸法H1が
40mm、同広角時の長手方向開口寸法H2が20mm
の反射傘を用い、さらに上記閃光放電管を、前述した距
離L1が1.6mm、距離L2が3.15mmの間で移
動させるように構成した本実施の形態3のストロボ装置
を発光させた場合に得られる配光特性図であり、図8は
棒状光源7の長手方向における配光特性、図9は棒状光
源7の長手方向に直交する方向の配光特性を示し、さら
に夫々の図における(a)は、図6において各構成要件
を実線で示した望遠側に対応する配光特性、同(b)は
逆に、図6において各構成要件を破線で示した広角側に
対応する配光特性を示している。
【0070】なお、図8(a),(b)、図9(a),
(b)中に破線で示した特性は、先の図3の場合と同様
に比較のために示した特性であり、すなわち本実施の形
態3における上記のような構造を有する光学部材11に
替えて、該光学部材11の構造に対応した構造を備える
周知部材を用いて構成した周知ストロボ装置を発光させ
た場合に得られた配光特性を示し、また表2は、先の表
1でも説明したように、通常、発光照射角度として認識
される角度が正対方向光強度の50%の光強度が得られ
る角度であることから、該50%の光強度が得られる角
度だけを光照射角度としてまとめたものである。
【0071】
【表2】
【0072】さて、ここで図8(a),(b)、図9
(a),(b)および表2を見てみると、まず図9
(a),(b)と表2からも明らかなように、棒状光源
7の長手方向に直交する方向の配光特性については、本
実施の形態3と周知ストロボ装置によって得られる配光
特性は、その望遠側、広角側にかかわらず殆ど違いがな
く、すなわち本実施の形態3の上記棒状光源7の長手方
向に直交する方向の望遠側特性は正対位置に対して上側
が14.0度、下側が15.1度で合計29.1度、広
角側特性は上側が32.3度、下側が33.8度で合計
66.1度であるのに対し、同方向の周知ストロボ装置
の望遠側特性は上側が14.3度、下側が14.9度で
合計29.2度、広角側特性は上側が32.3度、下側
が33.4度で合計65.7度であり、望遠側、広角側
共大きな差異はなく、いずれも棒状光源7からの射出光
を良好に制御できていることは明らかである。
【0073】また、棒状光源7の長手方向の配光特性に
ついては、図8(a)と表2からも明らかなように、そ
の望遠側においては上述した棒状光源7の長手方向に直
交する方向の特性と同様に大きな差異はなく、すなわち
本実施の形態3の特性は正対位置に対して左側が34.
4度、右側が32.5度で合計66.9度であるのに対
し、周知ストロボ装置の特性は左側が32.7度、右側
が30.2度で合計62.9度であり、本実施の形態3
が周知ストロボ装置に比してやや拡散されているだけ
で、実質的には殆ど同様の制御状態であることが明らか
である。
【0074】しかしながら、図8(b)と表2から明ら
かなように、棒状光源7の長手方向の広角側における配
光特性については、本実施の形態3と周知ストロボ装置
で大きな差異を生じており、すなわち本実施の形態3の
特性は正対位置に対して左側が43.5度、右側が4
5.1度で合計88.6度であるのに対し、周知ストロ
ボ装置の特性は左側が34.4度、右側が32.3度で
合計66.7度であり、本実施の形態3が大きく拡散で
きた配光特性となっている。
【0075】このため、本実施の形態3のストロボ装置
は、周知ストロボ装置に比して、より短焦点距離を有す
る撮影レンズの撮影画角に十分に対応できる配光特性を
設定できる特徴を期待できることになる。例えば、先の
実施の形態1でも説明したように、その水平方向の撮影
画角が約74度であり、よって製造時のばらつき等を考
慮して約84度の発光照射角度を有する配光特性が設定
できるような製品設計が要求される焦点距離が24mm
の撮影レンズに対応しようとする場合、周知ストロボ装
置は66.7度の発光照射角度を有する配光特性しか設
定できず上述の焦点距離24mmの撮影レンズの撮影画
角に対応できないのに対し、本実施の形態3は88.6
度の発光照射角度を有する配光特性を設定でき、よって
上述の焦点距離24mmの撮影レンズの撮影画角にも十
分に対応できることになる。
【0076】なお、本実施の形態3においても、先に述
べた本実施の形態1において用いた光学部材4と同様
に、その光学部材11にとにかく上記頂点12a,13
aを有するレンズ曲面が形成されると、換言すれば上記
頂点12a,13a間の距離が2ピッチ分、具体的には
1mm離れると、頂点が一つの光学部材を用いた周知ス
トロボ装置に比して、上記棒状光源7の長手方向におけ
る広角側の配光特性が広くなること、棒状光源7、反射
傘8の大きさを種々替えてもほぼ同様の傾向を有する配
光特性が得られること、上記頂点12a,13a間の距
離を大きくした場合、配光特性を発光照射角度だけで見
ると有利となるが、上記距離が拡大するに連れて僅かで
はあるが装置の明るさが下降し、かつある距離以上とな
るとその特性曲線自体が一部に不都合部分を有する特性
となることも確認できている。
【0077】参考までに例えば図10は、先の頂点12
a,13a間の距離を10mmとした場合の棒状光源7
の長手方向における広角側の配光特性図であり、発光照
射角度だけを見れば前述した上記距離が5mmである本
実施の形態3の場合よりも広い配光特性が得られている
ものの、その特性曲線の一部に特に緩やかとなる部分が
現れた特性曲線となっている。
【0078】かかる特性曲線は、上記頂点12a,13
a間の距離をさらに拡大すると、正対位置に対してより
外側の光強度が強くなる部分、いわゆる第2のピークを
備えた特性曲線に変化し、該第2のピークを含む配光特
性は、当該第2のピークが実際の撮影時に明るさのむら
を生じる原因となることが考えられ、好ましい配光特性
でないことは詳述するまでもない。
【0079】すなわち、棒状光源7からの射出光を、特
にその広角側において棒状光源7の長手方向に大きく拡
散させる作用を期待するには、上記頂点12a,13a
間の距離を広角撮影時における反射傘8の長手方向開口
寸法H2が20mmである時は10mm以下に、換言す
ると広角撮影時における反射傘8の長手方向開口寸法の
1/2以下とすることが望ましく、また望まれ、さらに
焦点距離が24mmの撮影レンズに対応できる配光特性
の設定を考える場合には、先の頂点12a,13a間の
距離は、広角撮影時における反射傘8の長手方向開口寸
法を「1」として「0.2〜0.4」の範囲において設
定すれば良いことも確認できている。
【0080】以上述べたように、本発明の実施の形態3
によれば、反射傘の矩形開口の前方に、棒状光源の長手
方向に直交した第1基準線を挟み、その両側に形成され
る第1集光レンズ部と第2集光レンズ部を備え、上記第
1集光レンズ部と第2集光レンズ部は、各々、1個の頂
点およびそれに連なるレンズ曲面を有し、かつ上記第1
集光レンズ部の頂点と第2集光レンズ部の頂点を上記棒
状光源の長手方向に一致する方向における上記反射傘の
開口寸法の1/2以下の離間距離を有して配置され、上
記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源の長手方向に
直交する方向に 対しては殆ど拡散せず、上記棒状光源の
長手方向に一致した方向に対しては大きく拡散させる光
学特性を有する光学部材を備えており、これにより棒状
光源からの射出光を、棒状光源の長手方向に対し、望遠
側では大きく拡散させることがなく、広角側では十分に
拡散できることになり、この結果、焦点距離が短く、撮
影画角が拡い撮影レンズにも十分に対応できる広い発光
照射角度を有する配光特性を設定できるストロボ装置を
得られることになる。
【0081】また、本実施の形態3においても、光学部
材11の頂点12a,13aを先に述べた第2基準線K
2上に必ず位置させる必要はなく、得たい配光特性に応
じて上記頂点12a,13aを上記第2基準線K2より
下方あるいは上方に移動しても良く、さらに、光学部材
11をフレネルレンズとして構成することが極めて困難
な場合、光学部材11における第1集光レンズ部12と
第2集光レンズ部13を連続したレンズ曲面を有する構
成としても良いことはいうまでもない。
【0082】加えて、本実施の形態3のストロボ装置
は、棒状光源7の移動と同時に反射傘8の開口寸法を可
変する手段により発光照射角度を可変する形式のストロ
ボ装置に先に図1等で説明した本発明による光学部材を
適用したストロボ装置として述べたが、上記本発明によ
る光学部材が適用されるストロボ装置は上記のようなス
トロボ装置に限定されることはなく、例えば棒状光源と
反射傘からなる発光部を移動させることにより発光照射
角度を可変するストロボ装置、棒状光源のみ移動させる
ことにより発光照射角度を可変するストロボ装置、ある
いは棒状光源、反射傘共移動させず、発光照射角度を可
変できない通常のストロボ装置等、種々のストロボ装置
を考えることができることも明らかである。
【0083】(実施の形態4) 図11は本発明による画像記録装置の実施の形態4を模
式的に示した略正面図であり、図中図1等と同符号の構
成要件は同一機能構成要件を示している。本発明による
画像記録装置は、基本的には先の実施の形態3で説明し
た種々のストロボ装置を内蔵したものであり、その一例
である図11に示した本実施の形態4の画像記録装置1
4は、銀塩フィルムを感剤として用いる周知の写真用カ
メラを示し、正面から見て例えば焦点距離を可変できる
ズームレンズである撮影レンズ15の上方に位置してい
るファインダ部16の右側、すなわち本体略中央に位置
している撮影レンズ15から見てその右上に、先に実施
の形態3で説明したストロボ装置の光学部材11を含む
発光装置部を配置して構成されている。
【0084】したがって、本実施の形態4の画像記録装
置14は、撮影レンズ15における焦点距離の可変動作
に応答して棒状光源の光学部材11に対する位置および
反射傘の開口寸法を可変することにより、棒状光源から
の射出光を、棒状光源の長手方向に対し、望遠側では大
きく拡散させることがなく、広角側では十分に拡散でき
た配光特性に基づく画像記録動作、いわゆる撮影動作を
行えることになる。
【0085】この結果、本実施の形態4の画像記録装置
14は、横長の画像記録はもちろん、撮影画角が拡い焦
点距離が短いレンズ状況での画像記録にも十分に対応で
きる広い配光特性に基づいた画像記録を行えることにな
る。なお、本実施の形態4の画像記録装置14における
ストロボ装置の発光照射角度を可変する手段について
は、例えば棒状光源と反射傘とからなる発光部を先に実
施の形態1、2、3で述べたような光学部材4、11に
対して移動させて発光照射角度を可変する手段等を、棒
状光源の移動と反射傘の開口寸法可変を同時に行う先の
可変手段に替えて採用しても良いことはいうまでもな
く、また撮影レンズ15がズームレンズではない場合に
は、発光照射角度を可変する必要がないことから上記の
ような手段を設ける必要はなく、棒状光源等は固定され
た構成で良いこともいうまでもない。
【0086】また、先に実施の形態3で説明したストロ
ボ装置の光学部材11を含む発光装置部の撮影レンズ1
5に対する配置位置については図示したような右上に限
定されることはなく、例えば真上でも左上でも良いこと
は言うまでもなく、さらに先の実施の形態1、3でも述
べたように、上記光学部材11における第1基準線K1
を自身の長手方向の中心を直交して横切るように設計す
る必要や棒状光源の長手方向における反射傘の開口中心
を横切る直線に一致させる必要、あるいは光学部材11
の頂点12a,13aを先に述べた第2基準線K2上に
必ず位置させる必要もなく、上述した撮影レンズ15に
対する光学部材11の配置位置や、あるいは得たい配光
特性を考慮して、例えば上記第1基準線K1を、光学部
材11自身の長手方向の中心とは異なる位置を直交して
横切るように設計したり棒状光源の長手方向における反
射傘の開口中心を横切る直線に一致させないようにして
も良く、あるいは上記頂点12a,13aを上記第2基
準線K2より下方もしくは上方に移動させて設計しても
良いこともいうまでもない。
【0087】また、本発明による画像記録装置として
は、冒頭にも述べたように、他に感剤として電気的な素
子を用いるいわゆる電子カメラに先の実施の形態3で述
べたようなストロボ装置を内蔵して構成しても良いこと
はいうまでもない。
【0088】
【発明の効果】本発明によるストロボ装置は、反射傘と
棒状光源とからなる発光部における上記反射傘の前方に
配置され、上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源
の長手方向に直交する方向に対して殆ど拡散せず、上記
棒状光源の長手方向に一致した方向に対しては大きく拡
散させる光学特性を有する光学部材を備えていることか
ら、上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源の長手
方向および同方向の直交方向に対して良好に制御でき、
特に上記棒状光源の長手方向に対して有効に拡散できる
ことになる。
【0089】したがって、横長の画像記録はもちろん、
短焦点距離を有する撮影レンズの撮影画角にも十分に対
応できる広い発光照射角度を有する配光特性を設定でき
るストロボ装置を提供できることになる効果を有してい
る。本発明による画像記録装置は、反射傘と棒状光源と
からなる発光部における上記反射傘の前方に配置され、
上記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源の長手方向
に直交する方向に対して殆ど拡散せず、上記棒状光源の
長手方向に一致した方向に対しては大きく拡散させる光
学部材を有したストロボ装置を備えていることから、上
記棒状光源からの射出光を、上記棒状光源の長手方向お
よび同方向の直交方向に対して良好に制御でき、特に上
記棒状光源の長手方向に対して有効に拡散できることに
なる。
【0090】したがって、横長の画像記録はもちろん、
撮影画角が拡い焦点距離が短いレンズ状況での画像記録
にも十分に対応できる広い配光特性に基づいた画像記録
を行える画像記録装置を提供できることになる効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストロボ装置の実施の形態1が備
える光学部材を模式的に示した略正面図
【図2】図1に示した略正面図中のA−A線断面におけ
る中央部の拡大略断面図
【図3】(a)同実施の形態1により得られた棒状光源
の長手方向に直交する方向の配光特性図 (b)同実施の形態1により得られた棒状光源の長手方
向の配光特性図
【図4】本発明によるストロボ装置の実施の形態1が備
える光学部材を模式的に示した略正面図
【図5】本発明によるストロボ装置の実施の形態3の要
部である発光装置部を模式的に示した正面図
【図6】図5に示した略正面図中のA−A線断面を示す
略断面図
【図7】図5に示した略正面図中のB−B線断面を示す
略断面図
【図8】(a)同実施の形態3により得られた棒状光源
の長手方向における望遠側の配光特性図 (b)同実施の形態3により得られた棒状光源の長手方
向における広角側の配光特性図
【図9】(a)同実施の形態3により得られた棒状光源
の長手方向に直交した方向における望遠側の配光特性図 (b)同実施の形態3により得られた棒状光源の長手方
向に直交した方向における広角側の配光特性図
【図10】図8(b)を得た光学部材よりその頂点間の
距離を大きくした光学部材を用いた実施の形態3にて得
られた棒状光源の長手方向における広角側の配光特性図
【図11】本発明による画像記録装置の実施の形態4を
模式的に示した略正面
【図12】(a)従来の照射角可変ストロボ装置を説明
するための略断面図 (b)従来の照射角可変ストロボ装置を説明するための
略断面図
【図13】従来の照射角可変ストロボ装置を説明するた
めの略斜視図
【符号の説明】
4 光学部材 5 第1集光レンズ部 5a 頂点 5b レンズ曲面 5A 第1光学部 5B 第2光学部 6 第2集光レンズ部 6a 頂点 6b レンズ曲面 6A 第1光学部 6B 第2光学部 7 棒状光源 8 反射傘 9 固定中央板 10 側方反射板 11 光学部材 12 第1集光レンズ部 12a 頂点 12b レンズ曲面 13 第2集光レンズ部 13a 頂点 13b レンズ曲面 14 画像記録装置 15 撮影レンズ 16 ファインダ部 K1 第1基準線 K2 第2基準線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/02 - 15/05 G02B 3/08 G02B 5/02

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口に連なる略放物面反射面を有する反射
    傘と前記反射傘の底部と接してもしくは離間して位置せ
    しめられた棒状光源とからなる発光部と、前記反射傘の
    前方に配置され前記発光部から射出される射出光の配光
    特性を制御する光学部材とを備えたストロボ装置であっ
    て、前記光学部材は、前記棒状光源の長手方向に直交し
    た第1基準線を挟み、その両側に形成される第1集光レ
    ンズ部と第2集光レンズ部を備え、前記第1集光レンズ
    部と第2集光レンズ部は、各々、1個の頂点およびそれ
    に連なるレンズ曲面を有し、かつ前記第1集光レンズ部
    の頂点と第2集光レンズ部の頂点を前記棒状光源の長手
    方向に一致する方向における前記反射傘の開口寸法の1
    /2以下の離間距離を有して配置され、前記棒状光源か
    らの射出光を、前記棒状光源の長手方向に直交する方向
    に対しては殆ど拡散せず、前記棒状光源の長手方向に一
    致した方向に対しては大きく拡散させる光学特性を有す
    ストロボ装置。
  2. 【請求項2】光学部材は、第1基準線が棒状光源の長手
    方向における反射傘の開口中心を横切るように前記反射
    傘の前方に配置され、第1集光レンズ部と第2集光レン
    ズ部は、前記第1基準線を中心として対称構造を有して
    いる請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】第1集光レンズ部と第2集光レンズ部は、
    夫々、少なくとも、第1集光特性を有すると共に頂点を
    含む第1光学部と、この第1光学部に連接して設けられ
    ると共に前記第1集光特性とは異なる第2集光特性を有
    する第2光学部とを備えている請求項1又は請求項2に
    記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】光学部材は、第1集光レンズ部と第2集光
    レンズ部の夫々の頂点が、反射傘の開口における棒状光
    源の長手方向に直交する方向の中心を、前記長手方向に
    横切る第2基準線の上に位置するように前記反射傘の前
    方に配置されている請求項1又は請求項3のいずれかに
    記載のストロボ装置。
  5. 【請求項5】光学部材における頂点の離間距離は、棒状
    光源の長手方向に一致する方向における反射傘の開口寸
    法を1として0.2〜0.4の範囲に設定される請求項
    1、3又は請求項4のいずれかに記載のストロボ装置。
  6. 【請求項6】光学部材は、第1集光レンズ部と第2集光
    レンズ部における夫々のレンズ曲面を、複数の同心円状
    の壁面により複数のレンズ曲面に分割することによりフ
    レネルレンズとして構成されている請求項1、3、4又
    は請求項5のいずれかに記載のストロボ装置。
  7. 【請求項7】レンズ曲面は、非球面レンズ曲面にて形成
    されている請求項1、3、4、5又は請求項6のいずれ
    かに記載のストロボ装置。
  8. 【請求項8】発光部と光学部材との位置関係を可変する
    少なくとも前記発光部の移動機構を備え、前記発光部と
    前記光学部材との離間距離を可変することにより発光照
    射角度を可変できる請求項1ないし7のいずれかに記載
    のストロボ装置。
  9. 【請求項9】棒状光源の光学部材もしくは反射傘に対す
    る位置関係を可変する少なくとも前記棒状光源の移動機
    構を備え、前記棒状光源と前記光学部材もしくは前記反
    射傘との離間距離を可変することにより発光照射角度を
    可変できる請求項1ないし7のいずれかに記載のストロ
    ボ装置。
  10. 【請求項10】棒状光源の光学部材もしくは反射傘に対
    する位置関係を可変すると同時に前記棒状光源の長手方
    向における前記反射傘の開口寸法を可変する少なくとも
    前記棒状光源および前記反射傘の移動機構を備え、前記
    棒状光源と前記光学部材もしくは前記反射傘との離間距
    離と前記開口寸法の両者を可変することにより発光照射
    角度を可変できる請求項1ないし7のいずれかに記載の
    ストロボ装置。
  11. 【請求項11】開口に連なる略放物面反射面を有する反
    射傘と、前記反射傘の底部と接してもしくは離間して位
    置せしめられた棒状光源とからなる発光部と、前記反射
    傘の前方に配置され前記発光部から射出される射出光の
    配光特性を制御する光学部材とを有するストロボ装置を
    備えた画像記録装置であって、前記ストロボ装置が有す
    る光学部材は、前記棒状光源の長手方向に直交した第1
    基準線を挟み、その両側に形成される第1集光レンズ部
    と第2集光レンズ部を備え、前記第1集光レンズ部と第
    2集光レンズ部は、各々、1個の頂点およびそれに連な
    るレンズ曲面を有し、かつ前記第1集光レンズ部の頂点
    と第2集光レンズ部の頂点 を前記棒状光源の長手方向に
    一致する方向における前記反射傘の開口寸法の1/2以
    下の離間距離を有して配置され、前記棒状光源からの射
    出光を、前記棒状光源の長手方向に直交する方向に対し
    ては殆ど拡散せず、前記棒状光源の長手方向に一致した
    方向に対しては大きく拡散させる光学特性を有している
    画像記録装置。
  12. 【請求項12】ストロボ装置が有する光学部材の第1集
    光レンズ部と第2集光レンズ部は、夫々、少なくとも、
    第1集光特性を有すると共に頂点を含む第1光学部と、
    この第1光学部に連接して設けられると共に第1集光特
    性とは異なる第2集光特性を有する第2光学部とを備え
    ている請求項11記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】ストロボ装置は、発光部と光学部材との
    位置関係を可変する少なくとも前記発光部の移動機構を
    備え、前記発光部と前記光学部材との離間距離を可変す
    ることにより発光照射角度を可変できる請求項11又は
    請求項12に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】ストロボ装置は、棒状光源の光学部材も
    しくは反射傘に対する位置関係を可変する少なくとも前
    記棒状光源の移動機構を備え、前記棒状光源と前記光学
    部材もしくは前記反射傘との離間距離を可変することに
    より発光照射角度を可変できる請求項11又は請求項1
    2に記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】ストロボ装置は、棒状光源の光学部材も
    しくは反射傘に対する位置関係を可変すると同時に前記
    棒状光源の長手方向における前記反射傘の開口寸法を可
    変する少なくとも前記棒状光源および前記反射傘の移動
    機構を備え、前記棒状光源と前記光学部材もしくは前記
    反射傘との離間距離と前記開口寸法の両者を可変するこ
    とにより発光照射角度を可変できる請求項11又は請求
    項12に記載の画像記録装置。
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